■スポンサードリンク
鉄の骨
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
鉄の骨の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.30pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全288件 221~240 12/15ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
書籍の状態がよく、とても満足しています。 今後もこの調子でよろしくお願いいたします。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
綺麗な状態で送っていただき、満足しています。 今後ともよろしくお願い致します。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
何せ2,500円になるように適当に選んで購入したが、題材が面白そうで楽しみにしています。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
さすがの池井戸作品で外れなし、今回は建設業を描いた作品ですが、池井戸ワールド全開!!!! 最後の一大どんでん返しには拍手すら。「小説は面白くないといけない」と百田尚樹氏が言っていたが まさに、その言葉を呈上したい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ページ数が多い…と思いながら読み出しましたが、その面白さにあっーという間に読破しましたf^_^;) 談合の話だということで、もっと読みにくい作品だと思っていたので、そういう面ではちょっと拍子抜けした感も無きにしも非ず。 でもこれくらいの方が一般読者には読みやすいと思いました。 池井戸作品は硬派な題材でも物語に読者が入り込めやすい(^_^) ただ読み応えを期待している人にはちょっと軽過ぎるかな〜。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
数年前から池井戸さんの本を読み始め (他の作家もよみつつ・・・) これですべての作品を読み終えました。 大ファンです。 購入はすべてAMAZON あらすじとタイトルで次はどれにしようかな・・・ 最後まで残ったのがこれ・・・。 池井戸さん タイトル悪すぎ・・・(笑) 「鉄の骨」すべてを読み終えた私の中での池井戸作品の上位に入ります。 それくらい面白くて良かったですよ。 末巻の他作家の記述に タイトルを悩んで変えたとありましたので、やっぱり(笑)と思いましたが 次の作品いつかなあ・・・ 待ち遠しいです★ | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
主人公、富島平太は大手ゼネコンの就職がかなわず、 中堅のゼネコン・一松組に入社する。 希望していた現場での仕事が3年を過ぎたころ、突然業務課へ異動となる。 現場で汗水垂らして働くのとは大きく異なり、 業務課での仕事は入札から受注、請けとの価格交渉など。 そして「調整」。それは談合のことだった。 談合について全く知識のない平太と読者の目線が重なり、 いけないことと解っていつつもどうしても抜けられない苦しさが伝わってくる。 平太の彼女、野村萌は一松組のメインバンクである白水銀行に勤めているが、 萌の目線からは極めてまっとうな理論で正されてしまう。 業界に勤めている人が読んだらリアルな小説なのでしょうか? 最近は『半沢直樹』、『七つの会議』と同一クールで同時に原作がドラマ化されるなど飛ぶ鳥を落とすような勢いの池井戸潤ですが、 本作も骨太な作品でした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
著者の小説」は、てんぽがよいので、物語にはいり込みやすい、この作品もそうで、いつのまにか読み終えていた。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
建設業界の談合に、やる気ある若手社員が巻き込まれる、という話。お仕事小説というより青春小説部分に重きを置いているようで、病気に倒れる田舎の母、心が離れていく恋人、尊敬する男の苦悩する姿などから、主人公が成長していく様が描かれている。逆に、事件のテーマである談合自体は、展開は興味深かったものの、結末がすっきりせず、カタルシスを感じられなかった。ところで、この著者の作品を読むとき、私の頭に浮かぶのは福本伸行の絵である。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ゼネコンの談合をテーマにした物語。現場から突然、別名談合課に異動になった平太。そこには、知ってか知らずかわからないけれど、平太と同郷で母幼馴染である談合界の天皇と平太を近づける思惑が。談合の是非、法律と会社のルールの間で揺れる平太。そんな平太を銀行員の目でみて距離を感じる恋人。恋人の前には超エリート銀行マンが現れてその二人の間で揺れ。。。池井戸ワールドを堪能しました。最後が、すかっと終わるところもさすが池井戸潤。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ものすごいおもしろい本。 談合がテーマになっているが、 単に建設業界の談合という話のみならず、 社畜として平然と社会に反する行為を受け入れる、 サラリーマン全員に向けられた警句の書だ。 フィクサー三橋の言葉。 「人間であることを忘れたサラリーマンはつまらない部品」。 さて今の日本のサラリーマンに、 人間であることを覚えている人がどれだけいるか。 生き方・働き方を考える良書です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
とても面白い。 著者の本は何冊か読んだが、その中でも特に面白かった。 建設業で働く以前にまだ社会人でもない私にとって、談合はいわば「悪」であったが、この本を呼んだことでその考えが変わった。 バブル崩壊後の日本経済の停滞の中で育った私は、テレビで多くの談合事件を知り、間と民の癒着に私利私欲のこもった純粋なる「悪」を感じていた。 本作でも議員に金が流れているという点では確かに私利私欲のもとで行われた「悪」たる談合ではある。 しかし一方で、マクロ的な視点に立ったとき、そこには共存共栄によって多くの雇用を守り、日本経済への大きな打撃を回避するという側面も隠れている。 確かに必死で働いた税金を官民の癒着によって無駄に使っていいとは限らないが、少しの税金を節約した反動が長期的な将来の大きな損失になることもまた避けなければならない。 長短の利益や官民の利害をどう調整するか、この線引きは非常に難しいものであり、そういった解決策を提示することもまた難しいだろう。 談合というテーマの下で、談合のよしあしだけでなく、談合そのものに対して考えさせられるとともに、間とミントの関係やマクロ経済的な考察など多くのことを考えさせられた。 また、本作の面白さは、サラリーマンにしっかり焦点をあてていることである。 主人公の平太に起こるのは仕事に絡んだものだけでなく、恋人との別れの危機や、親の病気など、プライベートにおいても多くのことが起こり、仕事だけでなくそういったことにも困惑するという設定のために、この談合事件をいちサラリーマンの視点から身近に感じさせられ、また会社の談合への参加という大きな出来事と恋人や親への心配という身近なことの二つの狭間に揺れるサラリーマンの立場の厳しさを感じさせられた。 総じてとても面白く、分厚い本だけれど一気に読み終えてしまった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
建設業界の談合の理想と現実の狭間でゆれるフィクサー、常連、駆け出しの 人たちの人間性がすごく魅力的。 単純に悪者といい者に色分けせず、清濁あわせる感じで進む話の展開は、 先が読み難く、ひさしぶりに読み応えのある一冊だった。 ページ数は多いがそれをまったく感じさせない、というよりむしろ足りない 印象だ。もっと読みたいと思わせてくれた。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
個人読書履歴。一般文学通算381作品目の読書完。2012/06/07 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
建設業界の談合が主題であるため、書店で手に取る際ややとっつきにくさを感じたのですが、 読み進むうちに、談合はある意味生きるものの真理に関わるテーマなのだと気づきました。 ダーウィンの言葉 「一番強いものが生き残るわけではない。一番賢いものが生き残るわけでもない。 変化に適応できるものが生き残るのだ。」 企業もある意味1つの生命体であり、業界は種であると考えるならば、 環境の変化に適応し、進化して行かなければ生き残れない、それが真理だと思います。 しかし、談合は強者、賢者の論理でその真理に抗っている。 環境の変化に適応するには痛みを伴うが、それを避け現状の秩序を保つことを優先する。 その様に考えながら読むと、なかなか味わい深いテーマであると感じました。 また、中堅ゼネコンに勤める主人公、富島平太の人間描写も秀逸だったと思います。 彼は、銀行に勤める恋人の前では、談合を必要悪とする建設業界の代弁者となり、 一方で、彼の会社にとって不利益な談合を進めようとする大手ゼネコンの役員の前では、 企業は自由競争の下で努力すべきだと正論を吐く。 この様に一人の青年の価値観が形成途上で不安定である様が巧く描かれています。 また、ある時は会社における自分の存在意義を見失い気弱になったり、 両親の前では心配させまいと気丈に振舞ったりする。 この様に一人の青年の内面と外面が立体的に描写されてもいます。 以上の様に、人間描写も面でも味わい深さがありました。 「経済もの」で「ミステリー的」という独自のポジションニグの著者の作品ですが、 それだけではない味わい深さがあり、 他のものも書店で手にとってみたい、そう感じさせるものがありました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
次何を読もうかな〜って人は、この本はスルーしていいい。 他の作品に比べて、上っ面をなでている感が否めない。 また、初めて池井戸作品に接する人なら、この本でないほうがよい。 池井戸さんの実力はこんなもんではないといいたいから。 「空飛ぶタイヤ」の途中でやめられない引き込まれ方や、「ルーズヴェルト・ゲーム 」のできすぎだけど、面白かった〜っていう読後感等々は、この本には無いと思ったほうがよい。 読み終えて、初めてがっかりした1冊である。 だが、それも池井戸さんだからであり、普通に一般的な小説としてはまぁ上級であるかなと思う。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「談合」についてすごく分かりやすく書かれていて、面白かった。 中堅ゼネコンの現場で働いていた平太が突然「通称談合課」に 異動を命じられたところからはじまる物語。 談合は必要悪なのか?という平太の葛藤があったり、 彼女との仲がうまくいかなくなり、警察にもマークされ、 ドキドキハラハラの連続です。 まさに社会派エンタメ小説ですね。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
人物の心境描写や、取材に基づく業界の問題点の表現。その他、建築建設業界の膿みを探るのは実にうまく表現されていて感動しました。僕も同じ業界ですが親しみを持って読めます。ていうかあまりの面白さに、読まないと損します。とさえ言いたくなる具合。是非一度読んでみて下さい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ゼネコンの談合をベースにした物語。 日頃ニュースで通り一遍に伝えられる「談合」の裏側を 丁寧に描き出している。 池井戸氏の作品はどれもそうだが、1つの事象を複数の 登場人物の視点から語り、それを終局に向けて組み合わせて 立体的に描き出しているが、本作もその特徴が遺憾なく 発揮されている。 談合を仕掛ける人、仕切る人、それによって利益を得る者。 犯罪行為を追う者、金を貸す者、その中を右往左往する彼氏 を想う者…どれも、一つの事象を見るものだが随分違うもの である。 良い談合・悪い談合、そして必要悪などという陳腐な言葉では 語り尽くせない重いテーマをぐいぐい読ませ、そして最後に あっと言わせる展開は、まさに池井戸ワールド。 多くの方が読み、この問題にを一考していただくと良いのでは ないだろうか。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
池井戸作品らしい安定感のある良い作品でした。 ゼネコンの談合や銀行の融資、政治家への資金還流等どれもがそれひとつだけ取っても 深い問題がありますが上手く1冊の本にまとめてあったと感じます。 ただしそれらの専門的な分野の方には少々物足りない部分もあるかも知れませんね。 これでも結構なページ数でしたけどまともに書き出したら超大作になっちゃいます。 私は寧ろ企業小説としてでなく池井戸作品に共通の人間愛のドラマとして読めば非常に 良く出来ていると思います。 主人公の富島平太の視点から眺めれば恋人との萌、会社の上司、先輩の尾形、永山、西田、 両親との関係、フィクサーの三橋に至るまですべて平太への愛情が凄く伝わってきます。 平太の母親と三橋が田舎の幼馴染だったというのはちょっと出来過ぎの感はありましたが、 それはご愛嬌レベルのものでしょう。 贔屓の引き倒しの感は自覚してますがこういうの大好きです。 登場人物すべてが誰の周りにもいるような等身大の人間で勿論嫌な部分や欠点も沢山持っているはずなのに、 彼の手に掛かると何故か憎めないどころか親近感さえ感じてしまうのは池井戸氏が人の 長所、良いところを見出す能力に長けているのだろうと思う次第です。 直木賞作家に才能云々を言うのも口憚りますけど単に文才があるという程度でないのは 間違いないでしょうね。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!