■スポンサードリンク
鉄の骨
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
鉄の骨の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.31pt | ||||||||
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全300件 241~260 13/15ページ
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 建設業界の談合に、やる気ある若手社員が巻き込まれる、という話。お仕事小説というより青春小説部分に重きを置いているようで、病気に倒れる田舎の母、心が離れていく恋人、尊敬する男の苦悩する姿などから、主人公が成長していく様が描かれている。逆に、事件のテーマである談合自体は、展開は興味深かったものの、結末がすっきりせず、カタルシスを感じられなかった。ところで、この著者の作品を読むとき、私の頭に浮かぶのは福本伸行の絵である。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| ゼネコンの談合をテーマにした物語。現場から突然、別名談合課に異動になった平太。そこには、知ってか知らずかわからないけれど、平太と同郷で母幼馴染である談合界の天皇と平太を近づける思惑が。談合の是非、法律と会社のルールの間で揺れる平太。そんな平太を銀行員の目でみて距離を感じる恋人。恋人の前には超エリート銀行マンが現れてその二人の間で揺れ。。。池井戸ワールドを堪能しました。最後が、すかっと終わるところもさすが池井戸潤。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| ものすごいおもしろい本。 談合がテーマになっているが、 単に建設業界の談合という話のみならず、 社畜として平然と社会に反する行為を受け入れる、 サラリーマン全員に向けられた警句の書だ。 フィクサー三橋の言葉。 「人間であることを忘れたサラリーマンはつまらない部品」。 さて今の日本のサラリーマンに、 人間であることを覚えている人がどれだけいるか。 生き方・働き方を考える良書です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| とても面白い。 著者の本は何冊か読んだが、その中でも特に面白かった。 建設業で働く以前にまだ社会人でもない私にとって、談合はいわば「悪」であったが、この本を呼んだことでその考えが変わった。 バブル崩壊後の日本経済の停滞の中で育った私は、テレビで多くの談合事件を知り、間と民の癒着に私利私欲のこもった純粋なる「悪」を感じていた。 本作でも議員に金が流れているという点では確かに私利私欲のもとで行われた「悪」たる談合ではある。 しかし一方で、マクロ的な視点に立ったとき、そこには共存共栄によって多くの雇用を守り、日本経済への大きな打撃を回避するという側面も隠れている。 確かに必死で働いた税金を官民の癒着によって無駄に使っていいとは限らないが、少しの税金を節約した反動が長期的な将来の大きな損失になることもまた避けなければならない。 長短の利益や官民の利害をどう調整するか、この線引きは非常に難しいものであり、そういった解決策を提示することもまた難しいだろう。 談合というテーマの下で、談合のよしあしだけでなく、談合そのものに対して考えさせられるとともに、間とミントの関係やマクロ経済的な考察など多くのことを考えさせられた。 また、本作の面白さは、サラリーマンにしっかり焦点をあてていることである。 主人公の平太に起こるのは仕事に絡んだものだけでなく、恋人との別れの危機や、親の病気など、プライベートにおいても多くのことが起こり、仕事だけでなくそういったことにも困惑するという設定のために、この談合事件をいちサラリーマンの視点から身近に感じさせられ、また会社の談合への参加という大きな出来事と恋人や親への心配という身近なことの二つの狭間に揺れるサラリーマンの立場の厳しさを感じさせられた。 総じてとても面白く、分厚い本だけれど一気に読み終えてしまった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 建設業界の談合の理想と現実の狭間でゆれるフィクサー、常連、駆け出しの 人たちの人間性がすごく魅力的。 単純に悪者といい者に色分けせず、清濁あわせる感じで進む話の展開は、 先が読み難く、ひさしぶりに読み応えのある一冊だった。 ページ数は多いがそれをまったく感じさせない、というよりむしろ足りない 印象だ。もっと読みたいと思わせてくれた。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 個人読書履歴。一般文学通算381作品目の読書完。2012/06/07 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 建設業界の談合が主題であるため、書店で手に取る際ややとっつきにくさを感じたのですが、 読み進むうちに、談合はある意味生きるものの真理に関わるテーマなのだと気づきました。 ダーウィンの言葉 「一番強いものが生き残るわけではない。一番賢いものが生き残るわけでもない。 変化に適応できるものが生き残るのだ。」 企業もある意味1つの生命体であり、業界は種であると考えるならば、 環境の変化に適応し、進化して行かなければ生き残れない、それが真理だと思います。 しかし、談合は強者、賢者の論理でその真理に抗っている。 環境の変化に適応するには痛みを伴うが、それを避け現状の秩序を保つことを優先する。 その様に考えながら読むと、なかなか味わい深いテーマであると感じました。 また、中堅ゼネコンに勤める主人公、富島平太の人間描写も秀逸だったと思います。 彼は、銀行に勤める恋人の前では、談合を必要悪とする建設業界の代弁者となり、 一方で、彼の会社にとって不利益な談合を進めようとする大手ゼネコンの役員の前では、 企業は自由競争の下で努力すべきだと正論を吐く。 この様に一人の青年の価値観が形成途上で不安定である様が巧く描かれています。 また、ある時は会社における自分の存在意義を見失い気弱になったり、 両親の前では心配させまいと気丈に振舞ったりする。 この様に一人の青年の内面と外面が立体的に描写されてもいます。 以上の様に、人間描写も面でも味わい深さがありました。 「経済もの」で「ミステリー的」という独自のポジションニグの著者の作品ですが、 それだけではない味わい深さがあり、 他のものも書店で手にとってみたい、そう感じさせるものがありました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 次何を読もうかな〜って人は、この本はスルーしていいい。 他の作品に比べて、上っ面をなでている感が否めない。 また、初めて池井戸作品に接する人なら、この本でないほうがよい。 池井戸さんの実力はこんなもんではないといいたいから。 「空飛ぶタイヤ」の途中でやめられない引き込まれ方や、「ルーズヴェルト・ゲーム 」のできすぎだけど、面白かった〜っていう読後感等々は、この本には無いと思ったほうがよい。 読み終えて、初めてがっかりした1冊である。 だが、それも池井戸さんだからであり、普通に一般的な小説としてはまぁ上級であるかなと思う。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 「談合」についてすごく分かりやすく書かれていて、面白かった。 中堅ゼネコンの現場で働いていた平太が突然「通称談合課」に 異動を命じられたところからはじまる物語。 談合は必要悪なのか?という平太の葛藤があったり、 彼女との仲がうまくいかなくなり、警察にもマークされ、 ドキドキハラハラの連続です。 まさに社会派エンタメ小説ですね。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 人物の心境描写や、取材に基づく業界の問題点の表現。その他、建築建設業界の膿みを探るのは実にうまく表現されていて感動しました。僕も同じ業界ですが親しみを持って読めます。ていうかあまりの面白さに、読まないと損します。とさえ言いたくなる具合。是非一度読んでみて下さい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| ゼネコンの談合をベースにした物語。 日頃ニュースで通り一遍に伝えられる「談合」の裏側を 丁寧に描き出している。 池井戸氏の作品はどれもそうだが、1つの事象を複数の 登場人物の視点から語り、それを終局に向けて組み合わせて 立体的に描き出しているが、本作もその特徴が遺憾なく 発揮されている。 談合を仕掛ける人、仕切る人、それによって利益を得る者。 犯罪行為を追う者、金を貸す者、その中を右往左往する彼氏 を想う者…どれも、一つの事象を見るものだが随分違うもの である。 良い談合・悪い談合、そして必要悪などという陳腐な言葉では 語り尽くせない重いテーマをぐいぐい読ませ、そして最後に あっと言わせる展開は、まさに池井戸ワールド。 多くの方が読み、この問題にを一考していただくと良いのでは ないだろうか。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 池井戸作品らしい安定感のある良い作品でした。 ゼネコンの談合や銀行の融資、政治家への資金還流等どれもがそれひとつだけ取っても 深い問題がありますが上手く1冊の本にまとめてあったと感じます。 ただしそれらの専門的な分野の方には少々物足りない部分もあるかも知れませんね。 これでも結構なページ数でしたけどまともに書き出したら超大作になっちゃいます。 私は寧ろ企業小説としてでなく池井戸作品に共通の人間愛のドラマとして読めば非常に 良く出来ていると思います。 主人公の富島平太の視点から眺めれば恋人との萌、会社の上司、先輩の尾形、永山、西田、 両親との関係、フィクサーの三橋に至るまですべて平太への愛情が凄く伝わってきます。 平太の母親と三橋が田舎の幼馴染だったというのはちょっと出来過ぎの感はありましたが、 それはご愛嬌レベルのものでしょう。 贔屓の引き倒しの感は自覚してますがこういうの大好きです。 登場人物すべてが誰の周りにもいるような等身大の人間で勿論嫌な部分や欠点も沢山持っているはずなのに、 彼の手に掛かると何故か憎めないどころか親近感さえ感じてしまうのは池井戸氏が人の 長所、良いところを見出す能力に長けているのだろうと思う次第です。 直木賞作家に才能云々を言うのも口憚りますけど単に文才があるという程度でないのは 間違いないでしょうね。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 主人公は、一松組という中小の建設業の若手社員、彼女が大手銀行の為替係り。 建設業の若手社員が業務課といういわゆる談合(調整)を行う課に移動となり、公共案件を取りに行く話を骨格とし、 政治家を含めての談合の仕組、銀行に勤める彼女との心の溝、両親との関係などの要素をちりばめながら読者を引き付けている。 私は、業界がまったく異なるため、どの程度、真実に近いのかの判断ができませんが、談合についての知識が得られたと思っています。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 建設現場の現場監督から、突然の人事異動で業務課へ。 その業務課では、同業他社との談合を行っている課だった。 今回の工事は内に仕事をくれ、次はうちだ。 序盤は自治体の小さな案件だったのが、大型の地下鉄工事になり、大手が、そして政治家が・・・・。 と、どこかでニュースになってそうなネタでストーリーが展開していきます。 主人公の家族や職場の人間、下請けの業者、材料メーカとのコスト交渉、競合他社の動向に、 談合を追う検察の動き、、、。 工事を取り巻くいろいろな関係者の動きがうまく書かれていて楽しめました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 企業もの。 堅苦しくなりそうなテーマではあるけど、すごくエンタメ性があるし、 すこーし恋愛が絡んでることもあるからか、重たくなく楽しく読めました。 組織にいると考えとは違っても組織の考え通りに動く、それが会社人。 主人公の、最初は戸惑いながらも大きな渦にはまっていく感じ、 共感というか、納得。 後半のスピード感もとても良かったと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 銀行員だった経験を活かして銀行内部を舞台とした面白い小説を書く池井戸氏でしたが、最近は「空飛ぶタイヤ」など社会問題を題材とした小説を書いています。本書も650ページからなる文庫ですがあっという間に読めてしまう程、面白い本です。 ゼネコンと政治家と談合。これは公共事業がある限り切っても切れない関係なのかもしれません。その行為の必要性を説く旧態依然のゼネコン役員と政治家。それに対し談合に悩み、反対しながらもサラリーマンとして組織の中で生きていかなくてはならない若手社員。 彼らの関係のキーを握るのが若手社員の彼女。それぞれの人間関係や心情の変化もとても上手く描かれており、時間を忘れて読みふけってしまいます。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 中堅ゼネコンの若手社員が、建設業界の談合の実態を知り、どう対応していくか… 道徳に反している既成のルールに従うべきか否か。若手サラリーマンが悩み苦しみながらも解を見つけ成長していく様が痛快。 500ページ超の長編ですが、面白くて一気に読めます。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 主人公の平太は中堅ゼネコン一松組に入社して3年の若手である。平田は入社後ずっと現場で働いてきたが、今回なぜか業務課に異動となってしまう。 業務課は談合課とも揶揄されているが、コストを削減し予算を作成し、公共工事を落札してくる超優秀な課である。 しかし、仕事の性質上、役所で出向き、ライバル会社や下請け会社と交渉、調整する必要があり、憎まれ嫌われ役も演じなければならない。そして、調整と談合はどう違うのか、必要悪なのか。 640頁の大作だが、2−3日で一気に読めます。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 私が元銀行員(しかも作者が勤めていた銀行と同じです!)で、彼がゼネコンではないけど建設業界に勤めています。その設定が非常によく似ていたのでとても勉強になりました。 彼のいる世界が私には全く未知の世界なので彼のいる世界をちょっとだけ垣間見た気がしました。小説なので真実ばかりではないと思いますが談合の必要悪と、いけないものだとわかっていながら談合がなくならない理由などを分かった気になりました。 不正を嫌う主人公が会社の都合に飲み込まれ不正に足を突っ込んでいく姿に矛盾と苦悩を感じましたが、その悩む姿が繊細に描かれていてとても共感できました。 主人公の彼女が、知らなかった世界を見せてくれるエリート銀行員に魅かれていく様子や、主人公とそのエリート銀行員との間で悩む姿が自分と重なってしまいました。 周辺の人物も個性のあるキャラばかりで、その一人ひとりが魅力的で主人公が引き立っていました。 とても楽しく勉強になる小説でした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| この作品は主人公の仕事の話と恋愛の話を軸として展開するのですが、 話しの軸が二つあるため読んでいて焦点の定まらない作品でした。 途中までは二つのことに関する出来事を興味深く読み、 主人公にも感情移入できたのですが主人公の彼女が二股かけだしたあたりから主人公とその彼女と浮気相手の三角関係の恋愛の方に注意が惹かれて本筋であるゼネコンの談合についてはどうでもよくなり集中して読めなくなってしまいました。 私としては話の本筋であるゼネコンの談合の方に興味があったので本末転倒してしまい、 内容を消化不良して読んでしまい後悔の念に苛まれました。 また、本筋を読めないほど注目した恋愛話の方も先へ進めば進むほどくだらなさが増しがっかりさせられました。 さらに言うと恋愛話が本筋であるゼネコンの談合にさほど影響していないことにもがっかりです。 こんなことなら恋愛の話は書かずに談合の話のみを書いてくれた方が大分ましだったと思います。 どうせ恋愛もネタにするならそれで物語の本筋を盛り上げるような構成の話を作ってほしかったです。 そういう意味でこの作品は失敗作だと思います。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!





