■スポンサードリンク
鉄の骨
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
鉄の骨の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.30pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全288件 201~220 11/15ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
談合が必要悪なのかどうか考えさせられる物語でした。大変参考になりました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
最近、ある自治体で公共事業を受注したら、入札業者が1社もなく、事案が棚上げになっていると報道されていました。 本書を読んでいたから、そういうこともありなんと理解。 池井戸氏の作品、巨大組織に立ち向かっていく一人の人間を描いていて、いつも心が洗われ勇気をもらいます。 組織を構成するのは、家庭があり、守るべきものを多く抱えた一人の人間でしかない。 時には清濁あわせのむことも処世術として必要なんだけど、本書の「平太」のようにまっすぐにいきられたら幸せですよね。 世の中に平太のような若者が増えると社会も変わるのかもしれない。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
主人公の富島平太が業務課に移動し、尾形常務に挨拶に行ったあたりからぐんぐん引き込まれてしまった。小説の面白さを思いっきり知らされた感じだ。池井戸潤の作品はいくつか読んだが、この作品はやはり最上位に位すると思う。とにかく面白かった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
池井戸氏の本は、半沢直樹シリーズ の「オレたちバブル入行組」から「ロスジェネの逆襲」までの3部作を読み大変おもしろかったです。 TVドラマは一度も見ていませんが情景を頭に思い浮かべ読みました。 今後も氏のものを読んでいこうと思い、本書を続けて購入しました。ゼネコン設計部にいたのでわくわくして徹夜で読みました。 この後「下町ロケット」を読もうと新幹線に持ち込み1ページも読まずに車内に忘れてきたので再購入を考えています。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
原作読んでから、ユーチューブでドラマを見ました・・・ これも、大手ゼネコンの談合事件をモデルにしていて、興味を持ちながら読みました・・・ | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
何となく読む前は中堅ゼネコンの若手社員富島平太が、厳しいゼネコン業界に揉まれながらも人間的に成長していく物語かと思いましたが、少し違いました。 エンタメ性は高いのですが、内容はかなりシビアです。談合は悪でしょうが、綺麗事だけでは済まない事があるのも事実。それによって成り立っていることもあるかと思うと、単純に正悪を判断できないような気がします。勿論、私利私欲のためは論外ですし、企業努力も求められるのでしょう。 平太の家族や恋人の話、大物政治家を追う検察等、盛り沢山の内容ですが、話は整理されていて読み易いです。特に終盤の「調整」のくだりは、臨場感たっぷりで窺い知ることのできないゼネコンの世界を垣間見た気がします。 それまでの流れのわりには、ラストは何だかあっさり終わっちゃう印象が残念ですが、さすが吉川英治文学新人賞受賞作品です、面白い。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
冗長である。かつ、なぜ、主要部署である 業務課に四人しか人物がいないのか。 また、工法にしてもインターネットから漁ってきた情報をもとにしたというから、(文庫版の下町ロケットあとがき参照) この人の言っていることが正しいかどうか わけがわからなくなってきた。 半沢で有名になった銀行小説にしてもそう。 あんなパワハラに満ちた上場企業、いまどきあるわけないっしょ。自分の時代のルサンチマンを何も知らない読者に、真実かのように教えるなよ。下町ロケットはよかったが、これはダメですね。なぜなら、勉強になるなあ、と思って読めないから。何が正しいか分からないから。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
鉄の骨はそのまま鉄骨のこと。 最後に今までのことのすべてかわかる気持ちよさ! 圧巻ですよね。 正義は勝、という社会であってほしいものですが。。ね。 厚い文庫本なのに、 あっという間に読み終わってしまいました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
池井戸さんは、面白いです・・ 銀行出身ということで、色々な業界に通じているのですね、 談合・・ このような駆け引きがあるのでしょうね。。 銀行のエリ−トは、企業をこんな風にみているのでしょうね・・ とにかく、スト−リ−が よく出来ています。。 まだまだ 色々と読んでみたいです。。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
私の父が「日本が昭和の上り坂の時代」に建設会社に勤めておりました。現場も営業も担当していたようです。 父は寡黙で家では仕事のことはあまり語りませんでした。まだ、父の勤めていた会社には社員・家族参加の運動会がありました。 その頃、「談合」は各所にあったと思います。 ただ、市場主義経済ばかりを追い求め「談合」を全否定とする姿勢は今の私にはなじめません。 大震災復興の「入札不調」も惹起されます。 もちろん、「談合」は法律違反ですし、やってはいけないことです。 「人間清濁あわせ持つ」、そんな姿勢で読むと違った楽しみ方ができるかもしれません。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
建設業界の裏の世界の仕組みとそれにいやおうなしに巻き込まれる人々の苦悩を見事に描き出している意欲作で、半沢シリーズの 銀行や空飛ぶタイヤなど各産業界の普段表に出ない、その業界では当たり前の様にに行われている「必要悪」とその業界の当事者が思い込んでいる世界を世に問う作品群であると思う。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
池井戸潤氏の作品は、(私自身が銀行員でもあるので)「俺たちバブル入行組」「俺たち花のバブル組」を最初に読み、「こんな風に、オレも熱く仕事をしたい!」と思った後、「下町ロケット」と「空飛ぶタイヤ」に感動し、その後、この「鉄の骨」を読みました。 正直、私があまり知らない世界(ゼネコンの癒着)だったので、読み終えた後も、上記の本ほどの「感動」「心を揺さぶられる感」はありませんでした。 が、その後じわじわと「面白かった!」と、何故か感じました。 主人公と、その会社の役員の、微妙なやり取り。 大物ゼネコンフィクサーとの関係。 母親の、とある出来事などなど。(この部分は、私にも十分起こりうることで、何故かとても熱くなりました) 上記の作品群とは一味違う読後感。 これはこれで、面白いですし、ゼネコンの裏側の世界が、よ〜く分かった気がしました。 上記を読み終えた方は、是非お読みください。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
最後の最後で尾形常務のどんでん返し! 結局、松田社長はじめ他の建設会社も尾形常務の手のひらの上で転がされていたのかなといった印象。単なる目先で私利私欲の金目当てではなく、会社の未来、士気を上げるために放蕩する様は談合は悪といえど考えさせられた。 萌は嫌い。 読み終わったあとでもわだかまりが残ってしまった。彼氏の平太は朝から晩まで、休みも取らず四方八方に尽力している最中、他の男とイチャつく様はなんなのか...こういう女性像は描いてほしくなかった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
中堅の土建業である一松組に就職した平太は,現場が好きで,作業服にヘルメットで働いていたが,突如本社の業務課に異動となる。 最初は理不尽な異動に納得がいかず,さらにやりたくもない談合に協力しなければならない状況になった平太も,業務課の仕事をしていくうえで, 「ここでの仕事は難しく厳しいが,やりがいのある何かがここには,ある」 と思うようになる。 この平太を中心とした成長物語として読んでも本書はとても面白い。 一見おちゃらけてやる気の感じられなかった先輩社員西田も,平太が,何のために業務課に配属されたのか,自分に対する自信を失いかけている姿を見て, 「肝心なのはこれからの時間,なにをするかじゃねえのか」 「いま,まるで仕事が分からないのは実力のせいじゃない。経験がないからだ。なんでここにいるのかなんて青臭いことを考える暇があるなら,このチャンスを生かすことを考えな。目の前に転がってきた運をつかむ資格があるとかないとか,そんなことを考えるやつは結局,なにやったってだめなんだ」 と,とてもいいことを言ったりする。 このあたりは,自分のあり方を見つめ直させる内容で,本書のとても良いところだと感じます。 本書は,平太の目線のほか,銀行で働く彼女萌の目線,談合捜査をする検察官の視点など,「空飛ぶタイヤ」同様多視点で物語が進行していき,読者の気持ちをわしづかみにしたら離さないという,相変わらず実に巧い構成をとっています。 社会人としての生き方,談合の是非についてまで考えさせられつつも,人間味のある脇役的登場人物の描写などで飽きがこず,最後まで一気に読まずにおれなくなる良質な作品です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ドラマにもなったということで期待して買った。 期待と違って、半沢直樹シリーズや空飛ぶタイヤのハラハラ ドキドキからのどんでん返しで最後にすっきりするという作品 とは、随分違う印象。 誠実だが未熟で葛藤し翻弄される主人公は魅力的ではないし 主人公の恋人はサバサバ系の良い娘かと思えば、ビッチで 物語の真ん中の裏切り行為で、一旦読む気が失せた。 この恋人には後半で後悔しながら不幸になってほしいかったので 最後まで読んでみたが、どうなったのか良くわからない。 主人公の恋敵はモテモテのエリートなのに、そんなに魅力的な風で ない主人公の恋人に、主人公の未熟さを上から目線でダメ出しして 口説くのも如何にも嫌味な感じ。 最後の方には、たいして付き合ってもないのに結婚とか言い出すし ホテルへの誘い方がスマートなので女性経験少ないまじめ君じゃ ないよな〜。キャラ設定が???と感じてしまった。 物語の本筋で、会社を守るために談合に手を染める偉そうな おっさん連中の中で、最後に良い目を見たのが一番ズル賢い 奴ってのも、読後感がすっきりしない。 この本はパスした方が良かったなと思った。 下町ロケットに期待しよう。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
空とぶタイヤが面白かったので、手に取りました。 池井戸さんは、銀行ものが多いというので、毛色の違うもの、 って言うことで選びました。 基本的に銀行ものがあまり得意ではないので。 期待にたがわぬ作品です。 タイトルから想像できるように、談合をテーマにしています。 そこに関わる富島平太。その彼女萌。若い二人は建設業界と 銀行に働く、そして成長期。 その初な気持ちには、あまりにも汚い世界が存在し、汚い世界を 汚くしている社会を描いています。 その汚さとは、談合。 サラリーマン金太郎を読んだことがある人には、あまりにも 筋が読めてしまうので、期待はずれなところもあるでしょう。 働いて、50も近くなれば、施設の建て替え、機器の買い替えの 際に、疑問が生じること、何回か経験するでしょう。そんな現実に 比較すると、むしろ拍子抜けと感じるかもしれません。 個人的に、お気に入りだったのは三橋さん。 何も肯定せず、何も否定せず、風流もアイディアも勝負運も持つ フィクサーの、優しさ。交渉力。 出来過ぎなストーリーとは言え、故郷の記憶をたぐる平太との やり取り。 常務の描いた終末と、特捜の描いた終末の行方とは。 98点。 空とぶタイヤを読んだ後では、ちょっとねえ。というところも ありますが、良好。 談合の末に、低予算で建てられた建築物は、本当に安全なのか。 そんなテーマで次回作があったりすればなあ。 どう見ても、おかしな入札で、手抜きの機器で仕事をしなければ いけなかった私としては、社会のひずみ。そんな方面からもお願い、 というところです。 それにしても某古本屋のあこぎなこと。半沢大ヒットの直後に 池井戸作品を全国的に一時引き上げてしまうのですから。怒怒怒。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
例の半沢効果で池井戸潤は今や本屋に平積みの山がいくつもできるほどの人気作家である。だからというわけではないが、初めて読んでみた。しかし600Pを超えるこの小説、建設業界の談合をめぐるかけひきや内幕を、主人公と主人公の勤める中堅ゼネコンのメインバンクに勤務する彼女の恋愛を交えながら描いている。 正直、最初の方はあまり面白くなく、人物の相関図もよくわからなかった。建設業界をよく知る人や実際に関わっている人には面白いのかもしれないが、かなり最初は間延びする。 この程度の話で600Pってどうなの?と思いながら読み進んでいくと、最初に面白いと思えたのは、平太の彼女の萌が、銀行の先輩であるエリートの彼に惹かれていき、平太との関係が危うなりはじめる、2人の関係が変化していくくだり。 揺れ動く萌の心情、行動が手にとるようにわかり、恋愛小説ではないのにかなり入り込んでしまった。 次の山は、やはり、地下鉄工事をめぐる熾烈な戦い。ここでポイントとなるのが、フィクサー的存在の三橋。映像化するならさしずめ 津川雅彦のようなちょい悪な雰囲気にどうしようもない孤独をまとったような、そんな印象だが 三橋をとりまく人間関係、とくにまだまだ青い、純粋な平太とのやりとりは、魑魅魍魎が跋扈し、とてもクリーンとはいえない業界の中では新鮮、鮮烈に感じられる。 そしてまさにクライマックスはさまざまな思惑に包まれながら挑んだ最終入札の場面。 思惑と調整に負けてしまうのか、はたまた真っ向勝負した平太の会社が勝利をおさめるのか。。 最後は何となくドタバタで出来すぎでしょ?と思わないこともなかったが、勧善懲悪的終わり方でよかったし、平田と萌の恋愛の展開も 落ち着くところに落ち着いてよかった。 期待をいい意味で裏切られ、途中で投げ出さないでよかった。 100Pがそんなに苦でもなくあっという間に進んでいったというのだからこの小説やはり面白かったのだと思った。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
あの倍返しの池井戸さんの作品。 この手の作品は、純粋に?下僕として日々会社人として生きている 自分にとって、共感できるできないはともかく、さくさくさくって 読めてしまう作品なのです。 ノンフィクションではないから、心の奥底まで染み渡る読後の気分は 味わえないけど、自分と同じ業界を経験されているだけに、池井戸さんの作品にはぐいぐいと自分の感性を引っ張ってくれる強さを感じることができて、しかも最後は全うな人間が勝利する筋書きが何とも現実との違いから、嬉しいのです。 サラリーマン生活に疲れ、一泡吹かせたいけどどうにもならないことで日々悶々としている「おっさん」にお勧め、、です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
談合は必要悪なのか、談合をやめることで一時的にたくさんの会社、人が路頭に迷ってもいいのか考えさせられました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
読んだあとに知りました。とても面白かったです。空飛ぶタイヤが受賞していないのが、不思議。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!