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むかしのはなし



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【この小説が収録されている参考書籍】
むかしのはなし
むかしのはなし (幻冬舎文庫)

むかしのはなしの評価: 3.74/5点 レビュー 46件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.74pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全28件 21~28 2/2ページ
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No.8:
(5pt)

分からない。

どの話も面白いと思うのですが、私は最後のお話が1番好きです。あの人が何を考えて、何を見て、何を聞いて。それを確実に知る事が出来るのは、その人自身なんだという当たり前の事に気付いた様な。分からない事があるから、その世界にリアルを感じるんだと思います。それからあとがきにあった、『言葉を媒体にだれかとつながっていたい』という言葉(かなり省略してます/汗)が好きです。このお話たちにも、所々にそんな気持ちが散りばめられてるなぁ、と感じました。とにかく、読んでみれば分かると思います。
むかしのはなしAmazon書評・レビュー:むかしのはなしより
4344007417
No.7:
(5pt)

上手いな

 誰でも知っている昔話をしをん風、そして現代風にアレンジした現代小説。 最後のももたろうの話が個人的には一番面白かったのだが、どの話も極めて秀逸。昔話の教訓めいたものを考えながら読むと、各々の短編がさらに輝きを見せる。 本当に力をつけてきている。直木賞取れればよかったのに。
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No.6:
(5pt)

あとから感動がわいて来る本

桃太郎や浦島太郎など、日本人にはおなじみの昔話をベースに小話が語られるという趣向。なにげなく、さりげない話の群集がいつしか「時」や「宇宙」のような壮大なリンクを描きはじめる絶妙な文章力。私たち自身のさりげない日常や何気ない人生も今日あったことも昨日あったことも時間や宇宙のリンクの一部なんだ。そんなことを考えて、「むかしのはなし」という言葉の意味を実感、そしてじわじわと感動。また読みたくなる本です。これは硬質で精密、シンプルで壮大なエンタテイメント。「完璧」という言葉を使ってもいいと思う。
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No.5:
(4pt)

再読せずにいられない

昔話に想を得た短編集です。その話のひとつひとつが絡まりあい,読み終えたときに全てが明かされます。でもその全てを一読ではたどれなくてどうだったんだっけと何度も読み返してしまうそんな楽しい本です。
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No.4:
(5pt)

三浦しをんが語る昔の話に耳をすます

各短篇の始めに、それぞれ「桃太郎」や「かぐや姫」などのエピソードが紹介されているのですが、それらの昔話の要素が微妙に絶妙に本編と絡みこませてあるのがミソ。現在書くとしたら昔話はこんな感じになるだろう、というような話が登場します(と、いってもあくまで先鋭的な現代小説なんだけれど)。全篇一人称で書かれているのですが、「俺」に「僕」に「私」に「あたし」・・・。三浦しをんは本当にたくさんの引き出しを持っていて、その多才ぶりを発揮しています。小説なるものの可能性、そしてその懐深さに改めて唸らされました。傑作短編小説です。
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No.3:
(5pt)

日常に非現実が入りこんだ時

三浦しをんさんの小説は(エッセイはもちろん爆笑ものだけれど)ハズレがないなあと今回の作品を読んで改めて思いました。設定はとてもワールドワイドなものだけど、それでもその設定に流されずに人の心の交流が書かれています。愛しい想い、愛しい人間。どの話も、登場人物のその先を想像したくなります。そしてとても愛しく、そして少し切ない気分になります。でも、あれこれ説明するよりただ「読め!」と言ったほうがいいようです。
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No.2:
(5pt)

昔話が生まれるとき

まず帯の「死ぬことは、生まれたときから決まってたじゃないか」という作中の会話から抜粋された一言にやられた。エッセイがめっぽう面白い三浦しをんさんだが、小説がまた書くたびにグングン上手くなっていると思う。様々な立場から愛や生命、生きるということについて語られているが、思わず自分だったら・・・?と考えずにはいられない。一つ一つを読んでも面白いし、通して読めばしばらく余韻にひたるだろう。
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No.1:
(4pt)

上手いなと思わせる。

昔話をモチーフにした、短編集。一つ一つの話が微妙にリンクしていて、最後に初めの話と終わりの話のつながりが見えてきます。文章がとてもきれいで、上手いなと感じさせられます!ただ、じっくり読まないとこの昔話のどういうところからモチーフを得ただろう?と、分からなかったです。私は。面白かったけど、期待していたような明るい話ではなかったので星4つです。私にとって三浦しをん先生は、おもしろおかしいエッセイのイメージがとても強いんです。
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