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ヴァンサンカンまでに



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ヴァンサンカンまでにの評価: 3.67/5点 レビュー 15件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.67pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全9件 1~9 1/1ページ
No.9:
(5pt)

登場人物全員が厭~なひとたち

乃南アサさんの中で一番好きな作品で
ちょっと小さめの単行本を大切に持っています
メランコリックラブロマン 
とありミステリーではありませんが
トレンディドラマの主人公みたいな外観の登場人物たちの
表の顔と裏の顔の落差がすごい読み応え
一例として
翠には、自分の気分次第で可愛がったり虐めたりしている
ペットの亀2匹がいるのだが
ストレスが高まったある日、蹴り飛ばした和菓子の空箱に密閉し
カサコソと音がするのを何日も聞きながら
音がしなくなるまでの長い日数放置して殺してしまい
それを気にするでもなくしれっとしている
亀殺しで大酒のみの翠さんをはじめ
登場人物は負けず劣らずのいやな人間ばかりで
こういう人たちは幸せにならなくていいと思わせ
そして幸せにはならないのでほっとする
読む側もいじわるで厭な人間になれるのもちょっと心地よいのかも。
ヴァンサンカンまでに (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ヴァンサンカンまでに (新潮文庫)より
4101425353
No.8:
(4pt)

主人公の心の動きが面白かったです。

物語の主人公の心の動きがわかり易く書かれており、心情も理解できた。
この本は是非年頃の女性には読んで頂きたいと思った。
ヴァンサンカンまでに (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ヴァンサンカンまでに (新潮文庫)より
4101425353
No.7:
(5pt)

女の怖さ

男にとっては、残念な結末。
女性から見たら「してやったり」。
不倫をしている上司の方が魅力があって、若い元気な新しい彼氏はしょぼい男。
彼氏がふたりもいるのになんだかとっても寂しい翠。
翠がアパートで飼っているミドリガメがまた可愛い。
乃南さんらしい作品でしたー。
ヴァンサンカンまでに (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ヴァンサンカンまでに (新潮文庫)より
4101425353
No.6:
(4pt)

バブルの香り満載

この作品、若い方にはぴんとこないかもしれません。
結婚のひとつの区切りが25歳だった、バブルの頃が舞台になっています。
仕事もきちんとこなし、女子社員の先輩たちともそつなくおつきあいができる主人公の翠。
でも、実際は上司と不倫の関係にありながら、その部下で同期のホープと目される男ともつきあっている。
その男を誘い込むところなんか、計算高い女そのもので、本当に嫌な女だな〜って思ったものです。
でも、作品を読み進めるうちに彼女の寂しさや孤独も見えてくるし、男たちの本性も見えてくる。
あの浮かれたようなバブルの時代にだけ許された恋愛というものが、確かにあったのだ。
今、アラフォーと呼ばれている人たちなら、楽しめる作品ではないかと思います。
ヴァンサンカンまでに (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ヴァンサンカンまでに (新潮文庫)より
4101425353
No.5:
(4pt)

ヴァンサンカンン(25歳)までにと思う事は?

ヴァンサンカンン(25歳)までにと思う事は人それぞれあるのではないだろうか。結婚であたり、仕事だったり。
23歳、入社1年目の翠はゲーム感覚だと言う不倫と計算高い恋愛をして二股をかけている。 最低だ.... しかし、嫉妬や他の女の子への妬みなど 久しぶりに本を読んでドキッとした。
同じように不倫をしていた同僚が相手を刺し殺す事件が起き、自分たちはそうならないと、出世間違いなしの恭一郎で手を打とうとするが、不倫相手とついつい比べてしまう翠。
人に言えない恋愛はしちゃだめヨ。
ヴァンサンカンまでに (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ヴァンサンカンまでに (新潮文庫)より
4101425353
No.4:
(4pt)

嫌な女、だけどどこかで共感出来てしまう話

主人公の翠は、何よりも自分が大切で、
だから、傷つくことに臆病。
だからこそ、自分の感情に素直に生きる事が出来ず、
社会的に羨ましいとされる恋愛の状況を創り出す事を第一と考えて自分を守ろうとする。
つまり、理性(打算)を優先して、本能(感情)を押し殺し、
したたかに立ち回り事を賢さだと自分に言い聞かせる。
しかし、本能(感情)を優先し、
理性(打算)を超えて人を好きになる同僚達が、
自分よりも遥かに、
幸せそうに、楽しそうに、
日々気持ちを揺さぶりながら生きている姿を見て、
翠は気付く。
本当は。
誰かを愛してみたい。
そして愛している人に愛されたい。
僻み、妬み、寂しさ、傲慢さ。
普段は蓋をしているそんな感情を、
直視させられる作品。
けれど、嫌な女が孤独に耐え、懸命に歯を食いしばり、
都会を生き抜こうとする作品。
狡いけれど、純粋だからこそ狡くなってしまうのもしれない、と感じた。
この作品の結末は、
ハッピーエンドとは言えないかもしれない。
ただ、目には見えない彼女の何かが成長したのだろうと思います。
女の嫌な部分を自分の中に感じる瞬間がある人は、
ぜひ読んでみて下さい。
……ていうか。
コンドーム代まで割り勘しようとする男は、
翠じゃなくてもさすがに無しだよねーー><
ヴァンサンカンまでに (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ヴァンサンカンまでに (新潮文庫)より
4101425353
No.3:
(4pt)

本当の恋とは・・・

タイトルに惹かれて手にした本で、結婚適齢期に差し掛かっている女性にはドキドキ感はリアルに伝わってくる作品です。恋愛にはいろんな形があって、自分の思いだけではどうにも出来ないこともあります。そんな中、自分のココロに素直になることの大切さを感じました。この本に出てくる女性たちの恋模様を通して、私も一つの恋愛をしたみたいに感じ、恋がしたいなぁとしみじみと思った作品でした。
ヴァンサンカンまでに (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ヴァンサンカンまでに (新潮文庫)より
4101425353
No.2:
(4pt)

一気に読みました。

社内不倫、同時進行の社内恋愛で満たされたようで満たされない気持ちがあるから、世に言うところの常識的な恋愛をしている人が、当り前のように幸せつかんでいくことに嫉妬する気持ち、よくわかります。そういう気持ちをもっている人が読むと少し、気が楽になると思います。やっぱり、本当の恋愛しようと思いました。
ヴァンサンカンまでに (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ヴァンサンカンまでに (新潮文庫)より
4101425353
No.1:
(4pt)

女の内面をわかった気にさせてくれる作品

アパレルメーカーのOL・仲江翠が主人公。一見ごく平凡な彼女であるが、実は上司と不倫しながら、同僚との恋愛も続けている。そして、したたかさや打算的なところ、陰湿で残酷な面も持ち合わせている。男の自分にとっては、仲江翠を通して描かれた女の内面がおもしろくて、読み出したら止まらなくなった作品である。もちろん、これが一般的な女の内面と思い込むべきでないのだが、仲江翠と言うキャラクターが、本当にどこにでも居るような感じに描かれているので、思わず納得してしまうのである。ストーリー展開などよりも、仲江翠の内面の描写を楽しむべき作品だと思う。
ヴァンサンカンまでに (Best Library)Amazon書評・レビュー:ヴァンサンカンまでに (Best Library)より
4584157049

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