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凍える牙
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凍える牙の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.84pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全75件 21~40 2/4ページ
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深夜のファミリーレストランで突如、男の身体が炎上した! 遺体には獣の咬傷が残されており、警視庁機動捜査隊の音道貴子は相棒の中年デカ・滝沢と捜査にあたる。やがて、同じ獣による咬殺事件が続発。この異常な事件を引き起こしている怨念は何なのか? 野獣との対決の時が次第に近づいていた――。女性刑事の孤独な闘いが読者の圧倒的共感を集めた直木賞受賞の超ベストセラー。 | ||||
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女刑事音道貴子シリーズの第一作です。 警察という超男社会の中に身を置く女性が主人公ですが、 変に意固地になったりせず自然に熱いです。 あとこのシリーズは発刊順に読んだ方がいいと思います。 これ以上は未読の人には何を書いても余計な事を言って しまいそうなので何も書きません。 しかし良い本だという事は伝えたい。 私は男性ですが、多くの女性に読んで欲しいと思いました。 くだらない事で悩んでいるのが、まさにくだらなくなるんじゃないかと... 少しだけ強くなれるんじゃないかと思います。 人生幸せだったかどうかなんて死ぬ前に分かる事。 ならば今を精一杯生きようと。 私は生まれ変わったら...セキセイインコになってリビングを飛び回りたい^^ | ||||
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人を襲うんだけど犬の心情が哀れで 最後は凛と身をしょし とても犬とは思えぬ立派さだと思いました 女性刑事の大変さが伝わりました | ||||
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ながら族の私は本を聞きながら色々するのが好きで、またそうでないとなかなか本も読めないという困った人間です。オーディブルは最高です!歩きながら読書ができます。米国でオーディブルが始まった頃から英語版を利用していましたが、なぜ日本ではないのだろうと長らく不満でした。Amazonさんで始まった時は本当に嬉しかったです。さて、「乃南アサ氏」の小説もオーディブルで初めて読むことになり、夢中になりました。中でもこの「凍える牙」は秀逸だと思います。意外な展開にわくわくしました。頭の中では配役をして映像が浮かびます。私は自分が女性のせいかどうかわかりませんが、気がつくと女性の作家のものばかりを好んで読んでいました。「乃南アサ氏」も私のお気に入りに入りました。ミステリー感がたまりません!オーディブルへの希望としては、「乃南アサ氏」の他の本も早くオーディブルで出版していただきたいのと、「湊かなえ氏」の本もお願いします。実用書も必要でしょうが、文学をどんどんオーディオ化してくださるようお願いします。 | ||||
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最近ハマっているオーディブルで、これまたドップリとハマっている乃南アサ先生の、これこれまたズボーンとハマっている音道貴子シリーズ、凍える牙を楽しみました。 著者の筆力に惹きこまれながら、人間性むき出しでぶつかり合う登場人物に感情移入しつつ、複雑に絡み合う事件に思いを馳せながら、あっという間に聴き終えることができました。 無論、長編ですから、短編のように、心の綾に直接張り付くようなことはなく、とりとめもなく続く捜査の徒労感の中に、人間の業がぶつかり合う、激しい作品に仕上がっていますので、一気に読み切ることは辛いのですが、大森 ゆきさんの優しい朗読が、声質が、グイグイと続く物語の進行を落ち着かせ、気がついてみると、一気に聴き終えていました。 素晴らしい作品、素晴らしい朗読、ありがとうございます。 | ||||
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そんじょそこらの本格ミステリーではないのだから、自明の犯人とか凡庸な動機などという論評は笑止である。 この小説家がいかにたぐいまれな筆力を有しているかが如実にわかる作品。 端的な例が、知性だけでなく惻隠の情念や自死をも厭わぬ矜恃さえも具えた獣の描写であり、いかにもむかつく貴子の母親のせりふである。 ここまで書ききることができてはじめて小説と呼べるのだ、ということをあらためて認識。 | ||||
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面白かったです。 変に飾ってなくて生々しい感じがリアルでした。 ほとんどの登場人物に一度はイラッとします(笑)でも、そこが逆に親近感持てたかな。 あ、ごめんなさい、母親だけは嫌いです(笑) | ||||
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作品中登場するウルフドッグの心の中の動きを覗き見るがごとく、 ストーリーは展開し、そこに引き込まれていきます。 好きな作品です。 乃南作品はこれ以外に読んだことはありません。 | ||||
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男性社会の中での女性の働きにくさがとてもリアルでした。 女性の敵は理解のない男性だけでなく、同じ女性同士の嫉妬だったり多種多様で。 分かり合えるという期待を浮かべさえしないのがきっぱりしてよかったです。 復讐の構図も過剰に描かないところが好きでした。 そして、人のつまらなさと対比するかのような疾風の存在が心に深く残りました。 一方で、つまらなくても泥臭く生きる人間もまた仕方ないけれどそう悪くもないものかと思いつつ読了。 | ||||
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音道と滝沢のコンビがなかなかよいです。 何作かある、音道シリーズに手を出してみようかと思います。 最初のつかみ以降、ストーリー展開は、想定通りに進んでいくので、謎解きという部分は物足りないです。 また、バイクが重要な要素になることが、半ば決まっているのも、 物足りなさの原因かもしれません。 | ||||
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女性刑事だからこその視点が良かったです。このシリーズは結構好きで読んでいます。 | ||||
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雑居ビルのレストランにふらりとあらわれた客が突然、炎を吹き上げて焼死、そしてビル火災へ。 衝撃的なオープニングにミステリー好きなら心をわしづかみにされます。やがて焼け死んだ男の脚には大型の動物に咬まれた跡が判明し、捜査は、両方の手がかりを基礎に始められます。 そこで登場するのが音道貴子刑事。男しかいない、男じゃなければいけないと思われている警察社会に飛び込んだ三十路の美人刑事は、パートナーを組むことになった中年オヤジ刑事、滝沢から小娘扱いされながらも、じょじょに頭角を現し、滝沢との関係が変わってくるところが見ものです。 ラストの150ページは、最初の展開からはとても考えられなかったような流れになりますが、ミステリーだけでなく感動をあたえてくれます。さすが直木賞受賞作品だけあって読み応えがあります。 15年前の作品なので携帯電話も普及していない時代、女性の社会進出がめざましかったころです。仕事をバリバリこなすデキる女がヒロインとして逆に輝いていた時代じゃないでしょうか。頭の中で音道刑事を浅野温子を演じているように想像していました(笑) | ||||
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女性刑事が主人公というのも新鮮だった。無理な恋愛どろどろはなく、でも過去になにかあったんだろうという感じがちょうどよかった。 | ||||
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直木賞受賞作だが、犬ものということで敬遠していた。韓国版映画を観て初めて読んだが、良作である。西村寿行の『犬笛』の失敗を糧にした作品という気がする。犬はあくまで添え物だが、刑事という男社会へ入り込んだ音道貴子の孤独感が、最後に狼犬と共鳴するという仕組み。『犬笛』ほどひどくはないがムリがある、とはいえ、それはいいだろう。天海祐希も韓国映画でもヒロインは超美人が演じたが、原作では容姿の描写はなかった気がする。が結婚しているから、そこそこということか。そのほうがリアルで、映画、ドラマは美人すぎて不自然な点があった。 さてしかし、安原顕の解説には驚いた。作品とはほとんど関係のない、森永グリコ事件やらオウム真理教事件やらの書籍を紹介し、たけり狂ったように日本は五流国で男どもはみなダメだと叫んでいる。いったいでは一流国とはどこのことであろうか。復讐是認は結構であるが、いったいこの男は小説を小説として論じることができないのか。しかも肩書が「スーパーライター」とあるのには恐れ入谷の鬼子母神だ。その以前はスーパーエディターだったが、全部「自称」。新潮文庫もいつまでもこんな、珠に傷がついているみたいな解説は載せておかないのがよかろう。 | ||||
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すごく考えさせられる復讐劇。 狼犬に生まれてしまった悲劇 日本でも ドラマにしてほしい | ||||
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本書は、第115回(1996年上半期)直木賞受賞作による警察サスペンス小説である。 過去に2度のドラマ化をされており(2001年:天海祐希主演、2010年:木村佳乃主演)、今回、韓国映画『凍える牙』〈2012年9月8日公開、監督:ユ・ハ、主演:ソン・ガンホ(チョ・サンギル=滝沢保)、イ・ナヨン(チャ・ウニョン=音道貴子)〉で3度目の映像化をされており、ソン・ガンホ氏(俳優の國村隼に微妙に似ている(^_^;))の主演作品(過去に『JSA』『殺人の追憶』近年では『青い塩』など韓国を代表する俳優)というのもあって拝見したが面白かった原作である本作にも興味を持った次第です(私は基本的に『観てから読む』タイプです)。 謎の人体発火事件を機に起きる、獣による咬殺事件の謎を追う男女の刑事コンビが奔走する――活躍を描いた作品なのですが…、 まず、冒頭でレストランの客が突然燃え始める展開に宮部みゆき著『クロスファイア』を思い起こさせるワケで何も知らずに読めばその手の作品だと勘違いしたかもしれない…(^_^;))、 本作の主役である男女の刑事コンビ――強行犯担当の叩き上げ古参の刑事・滝沢保(以下滝沢)、捜査本部紅一点のバツイチ独身の美人女刑事・音道貴子(以下貴子)―― そもそも警察組織自体がまだまだ男社会なワケでましてやむさ苦しいオヤジ刑事の集まる捜査会議に紅一点の美人女刑事である貴子が目立つ(もしくは際立ってしまう)んですよ。周囲の刑事たちが「(貴子と)コンビを組める刑事はイイよな」と冷やかしと皮肉まじりで言っているのを聞き流している滝沢もその時は対岸の火事だと思っていたら、まさかのコンビを組まされる事になって困惑してしまうところに本作の面白みがあるのです(それは貴子の方も同じ気持ちです)。 中年刑事が美人刑事と一緒に行動するだけで聞き込み先でも好奇の目で見られたり、滝沢としては貴子を美人なだけの役立たず、足手まといと何かとやりにくかったりするワケです。それでも変に発言すると女性蔑視、セクハラと受け取られかねないので余計に神経を使うワケです。また、貴子は貴子で女である事で舐められないよう肩肘(防御)を張りながら、職務を全うしようとするワケです。お互い親密になるワケでもなく、ビジネスライクな接し方しかしないんですよ(心の中ではお互い“青二才”“皇帝ペンギン”と思惑をぶつけているところも面白い)。そのギクシャクした関係(様子)が本作の面白みの一つだと思います。 物語自体は、冒頭の事件から野犬に襲われて死亡する事件が続発する事によって捜査するうちに事件の背景が見えてくるんですが、物語のキーが「疾風(はやて)」という名のオオカミ犬が活躍する展開でもあって、印象としては動物ミステリーモノの大御所・西村寿行(『黄金の犬』『犬笛』など)の作品を思わせるんですよ。捜査が進む中で滝沢と貴子の間にも信頼感のようなモノが少しずつ芽生えてくるのもイイんです。 直木賞受賞作という事もあって面白かったです。私的には、ドラマの方も機会があったら見てみたいと思います(読んでいて女刑事は天海祐希氏のイメージであっていると思うが、中年刑事が大地康雄〈2001年版〉、橋爪功〈2010年版〉両氏というのはどうでしょうか?本作を読んだ上では、それほど年配って感じでもなかったし、ソン・ガンホ氏の方があってるかな? | ||||
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主人公の音道貴子は、不器用な感じの女性で肩肘を張って男社会で頑張っている感じ。欠点もあるしかっこ良くないけど、それがなかなかいい。また、ウルフドッグという犬を飼ってみたくなりました。ミステリーとしてみると先が見えるのですが、人の描き方がうまく、登場人物がぶつかり、少しずつ近づいて行く、でも、簡単に壁がなくならない、そんな流れに強くひかれました。 ただ、なぜか変な解説がついていて、これは、好きではありませんでした。 | ||||
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小説好きとしては、何故今まで発売から何年もたっているのに読まなかっ他のか、直木賞受賞もうなずける。スリルとサスペンスあふれる、大変面白い作品にあがっている。 | ||||
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面白い! 一気に乃南アサさんのファンになりました! この後、鎖(上下)も続けて読みましたが、これも凍える牙を上回る面白さでした。 音道刑事のシリーズ、全巻読破するのも時間の問題です。 | ||||
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最初から最後まで飽きる事なく楽しめました。 男社会で尚且つ完全な階級社会の警察で働く女性の心情がリアルです。 でも滝沢にも少し共感を覚えてしまった。 滝沢と音道の絡みも良かったけど、 犬好きの自分としては疾風が一番。 カッコよかった! でも最後はかわいそうでしたが。 | ||||
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