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生者と死者〜酩探偵ヨギ ガンジーの透視術
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生者と死者〜酩探偵ヨギ ガンジーの透視術の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.85pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全41件 21~40 2/3ページ
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袋とじのままで読んだ短編と各ページを切り開いて読んだ長編で、 登場人物の性別が変わっていたり、あとがきの文章が短篇の最後 の文章であったりと色々な仕掛けがあって楽しめます。 チョットした手品を見せられている気分になりました。 | ||||
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構造が面白い。 確かに短いほうの話は弱い。 だが、まるで違う話になる、人すら違うという小説形式は発明であり価値がある。 | ||||
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時期的には特別意味無いですが、フッと読みたくなったので。 トリックやガンジー一行のユルい絡みは楽しめたし、凄惨・悲惨な場面は殆ど無いので読み易かったです。 | ||||
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つまらなくて、全然読み進められなかったです。 袋とじを開ける前の短編すら読み終わらなかった。 つまらなすぎて読破は無理です。 | ||||
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泡坂妻夫は天才作家といって差し支えないと思う。 「亜愛一郎シリーズ」は古さを全く感じさせないほど素晴らしい発想に溢れている。 「しあわせの書」も紛うことなき名作。 ただこれはあまりよろしくない。 仕掛け本としてのアイデアに一定の評価は与えられるべきだろうが。 この本は宣伝がしやすい。 最初に読むなら上記の本の方が薦められる。 それで嵌まればこれに戻ってくれば良い。 | ||||
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短編を読んで、そのあと長編となる。 さらには登場人物にも秘密が… 素晴らしい作品でした。作者の苦労がうかがい知れます。 今後このような素晴らしい作品に巡り合えたらと思いました。 | ||||
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今までにない発想で面白いとは思いますが、短編を読んでから中の閉じた部分を切るのが 面倒で、読んでいると切り忘れあってまた切らなければならない。本が好きで取っておきたい人には 切った後のギザギザが一般の本らしくなく安っぽく見えてしまう。 | ||||
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この本は実物を見ないことには....一度手にしてください。きっと気に入ります。 | ||||
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この作者の本は初めてですから、その他の作品も読んでからお答えたえするべきなのでしょうが、封切りというものを初めて経験し、短編が消えるという構成にわくわく感を持てた. | ||||
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とりあえず封を開ける前の小説が小説になっていないんだが。。。 | ||||
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よくぞこんな作品を作った作者に敬意を表する。どなたでも、読んで損はないと思う。 | ||||
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短編小説が袋とじを外すと全く違う長編小説に…とその手品のような技法にはびっくりし、敬意を表しますが、そのために無理をしたであろう箇所がどうしても気になり、純粋に小説を楽しめませんでした。 小説を楽しみたいというよりは泡坂妻夫のワザにびっくりしたい人向けの本です。 | ||||
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マジシャンでもある、泡坂妻夫の代表作にはなり得ない、だけど、泡坂氏しか書けない、突拍子もないトリックで作られた楽しめる短編小説である。この作者の作品は全て読んでいるが。ギンジーシリーズはお気に入りだった。もう、この手の作品が読めなったのが、とても残念です。 | ||||
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以前、謎解き部分が袋とじになっている推理小説があったかと思います。しかし、この小説は、袋とじのまま読んで短編小説。袋とじを開けると別の長編小説という、まさに宣伝通りの驚愕の書でありました。正直短編小説の方は、私と波長の合わない芥川賞作品のような感じでしたけど、長編の方は、とても面白かった。 難を言えば、宣伝通り短編小説が消えてしまうこと。私は、袋とじを開ける前に、再現できるようにページに印をつけて開封いたしましたが、これが元通りになると面白いですよね。(ありえないけど) とはいえ、電子ブックに対抗する紙ならではの工夫であり、作者のご苦労に☆五つ!って感じです。 | ||||
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本の実物を手にした時、どんな内容だろうとわくわくさせてくれるものがありました。本の装丁そのものをトリックに使ったミステリといえば都筑道夫さんの作品を思い出しますが、あれとはまたちがった構成です。 一本の作品が読み方によって短編と長編の二本にわかれてしまうなんて得した気分にさせてくれます。(笑) わたしは泡坂ファンのひとりですが、小説の内容自体は若干小粒な印象。やはり泡坂さんにはもっと大胆不敵なものが似合いそうな気がします。それでも満足の一品でした。 | ||||
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ラジオで復刻版として紹介されて初めてこの本と作者を知りました。 はじめに「袋とじ」のまま「短編小説」として読み終える。(ひとつの物語〜または本編への布石:タイトルは「消える短編小説」) 次に「袋とじ」を全て切り離して、もう一度最初から、次は「長編小説」として読む。(タイトル「生者と死者」〜短編からの展開)という世にもトリッキーな『本』です。 正直なところ、全編を通じて作品そのもの(物語の中身)としては「まあまあ」という感じですが、はじめに短編で読んだ時のもやもやした感じが、本編になってひっくり返ったり、不思議とつながってくる感覚は「よくぞ、こんな仕掛けを思いついたものだ」と感心するばかりでした。 短編が消えて、長編が生まれるという転換にも驚きますが、短編の時には「男女の性別」がややあいまいであった登場人物が、 本編になって逆転したりと、そうした転換にも工夫がされており、とにかく思いも寄らない仕掛けと展開は、読書を趣味とする者 として、読んでおいて正解だと思いました。 ちなみにボクは、袋とじのままの「本」も持っていたくて、同じ本を2冊購入してしまいました。(笑) 短編だった体裁を確認するために付箋を貼っておくという手も考えましたが、本の形にこだわって2冊買ってしまいました。 | ||||
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待望の復刊。 とにかく人を驚かせようというマジシャンとしての茶目っ気あふれる才気と、紋章上絵師としての伝統を重んじるスタイリッシュさが幸福に合致した、名作揃いの泡坂作品中でも同じヨギ・ガンジー・シリーズの『しあわせの書』と双璧を成す超絶的技巧作品。 未読の方には有無を言わさずお勧めする。そして読後驚嘆したあとは亜愛一郎シリーズに代表されるチェスタトンに比すべき奇想天外な本格ミステリの傑作群や繊細で情緒あふれる恋愛小説や時代物の名品を是非。その全てに遊びの精神に満ちた愉悦が待ち受けているから。 | ||||
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著者のこの遊び心には、敬意を表する。 製本されたものをネタに使用するというのは、古くは都筑道夫「猫の舌〜」や「誘拐作戦」などがあった。 しかし、未裁断で短編、裁断すると長編というネタにはビックリした。 著者しかできないし、やろうとしなかったものである。 ただし、それが成功しているかというと、若干の疑問がある。 長編と短編の間の完成度に、著しい違いがあるからだ。 それは無理からぬことではある。 短編で示されていた言葉の意味が、長編になると反転する、ということまで含めて、本作のネタの仕込みには、並々ならぬ苦労があったはずである。 それを考えたら、少々の完成度が犠牲になっても、とは思わないこともない。 しかし、そこは泡坂マジックである。 そのあたりを軽くクリアしてみせる手練手管があったと思うが、いかがだろう。 本作執筆の頃の著者の健康状態は、まだまだ大丈夫だったと思う。 すると、時間的な制約があったのかもしれない。 本作もまた、「しあわせの書」と同様に、ハードカバー化が難しい。 いずれ著者の全集が編纂されるとき、どう処理されるのか、ひそかに楽しみにしている。 実に意地の悪い楽しみではあるのだが。 | ||||
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本そのものに工夫を凝らした、本事態がトリックと言えるものですね。ですが、その本のしかけだけがすごいというわけではありません。内容も面白い小説です。最近の再発行の流れを見ると、多分復刊されると思いますけど、今現在はちょっと高く売られていますね。そこは辛抱するしかないかも・・・ 私のように1冊しか持っていなくて、短編小説を消失させてしまった人にご提案を・・・ 文庫本は16枚折りで製本しますから、袋とじも16枚です。従って16p、32p、48p、64pと付箋をつけていけばそのページが消えたページです。 短編と長編をどの様に融合させているのか考えながら読むとまたさらなる面白さがあります。 | ||||
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袋とじの状態で短編小説を読んだ後、各ページを切り開くと、長編ミステリが現れ、 それまでの短編小説は長編ミステリの中に埋もれて消えてしまうという超絶技巧 の仕掛けが施された本作。 執筆の際には、並大抵でない苦労があったと思いますが、それをことさらに 言い立てない、作者の職人としての矜持や心意気にただただ頭が下ります。 さて、本作では、短編と長編、二つの物語が楽しめるのですが、 それらのクロスオーバーのさせ方が読みどころとなっています。 登場人物の属性や役割を巧みに組み替えていく 遊ぶ心あふれる作者のテクニックには脱帽です。 あと、謎の超能力者が行った予言を、複数の意味 に解釈可能な暗号に仕立てている点も素晴らしい。 | ||||
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