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ヨギ ガンジーの妖術
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ヨギ ガンジーの妖術の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.50pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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「先生、ほんまもんの怪異を経験されたことは?」と問われたヨギの回答。 先日この次作にあたる、『しあわせの書』を読んだ時には迂闊にも気づかなかったが、本短篇集を読んで遅まきながらわかった。 ヨギ ガンジーというドイツ人とミクロネシア人と大阪人の混血(自称)だという、この特徴のあるキャラクターを若い貧乳美人の奇術師に変えたのが、ドラマがヒットして、何本かの映画まで作られた『トリック』シリーズである。 Wikipediaで確認しても、ヨギ ガンジーには何の言及もなく、横溝作品を踏襲した内容だとトンチンカンなコメントが書かれていたが、横溝作品から持ってきたのは、因習深い山村といった背景の借用であって、謎の構成や似非超能力者との対決は、完全に本作をネタ元にしている筈だ。 超常現象の嘘を奇術の立場から暴くという基本構成だけでなく、やり過ぎ感が強くてひいてしまうギャグ要素までが双方に共通している。赤染シリーズはなんだアレ? おそらく本書で使われたトリックの多くは、ドラマで使われていると思う。著者の了解を得ていれば良いのだが、その可能性は低いだろう。 確認はしていないものの、少なくとも「ヨギ ガンジーの予言<予言術>」の予言トリックの手順は、そのままパクられていたんじゃないかな。 | ||||
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