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天使が開けた密室
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天使が開けた密室の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.64pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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最近ライトノベル・ミステリーも読み出して、本書は表紙カバーのイラストの可愛らしさに惹かれて手を伸ばしたが、読んでみると設定の杜撰さばかり目に付いて、作品にはまり切れなかった。 まず、主人公の友人の直海だが、陸上部所属のチャキチャキの江戸弁で話す美少女というマンガ的な設定で、例えば『こち亀』に纏(まとい)という両津勘吉のまたいとこがいてその短髪バージョンと想像すればいいのかも知れないが、作品中のH市はたぶん八王子市だろう、それで何でチャキチャキの江戸弁なのか。もう一人の友人のかのこにしても、法務大臣に口利きができるぐらい超顔が広いお嬢様という設定で、それが何でH市(八王子市)なんかに住んでて、しかも主人公たちと同じ普通の女子高に通っているのか。どちらも都合のいいマンガ設定にしか見えない。 また、作品中で主人公が後頭部を強打・出血し、翌日にレントゲン検査を受けているが、頭部レントゲンなど聞いたことがない(頭部の画像診断ならCTかMRIだろ)。病院を舞台にした作品でありながら、作者自身がそういう初歩的なことすら理解していないため、作品全体の描写に説得力が感じられない。極悪金融会社社長が妻のことをどう思っていたのか分からないのに、最後の展開(修矢の仮説)をすんなり受け入れろというのにもものすごく無理がある。 | ||||
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2001年に富士見ミステリー文庫から出た『激アルバイター・美波の事件簿 天使が開けた密室』の復刊。短篇「たった、二十九分の誘拐」が加えられている。 ライトノベルとミステリを融合させた富士見ミステリー文庫から出たこともあり、非常にソレっぽい本になっている。登場人物が定型的すぎる点、筋立て・雰囲気・エピソードのバランスが悪い点などは、読んでいて気になった。 トリックはそこそこ。大胆で面白い。しかし、真相があまりにもバレバレなので、少しでもミステリを読んでいる人なら、かなり早い段階で犯人が分かってしまうだろう。もう少し、真相を隠すような工夫が欲しい。 キャラクターに魅力がないのが、最大の欠点。 | ||||
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