砂の城の殺人
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砂の城の殺人の総合評価:
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全1件 1~1 1/1ページ
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3作目ともなると頼りない美波の性格にも慣れてきて逆に応援したくなりました。ラブコメもミステリーもわかりやすくて読みやすいです。4作目も気になります。 | ||||
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非常にツッコミどころが多く、本筋が始まるまでに主人公の不自然なまでに他人に流されやすい性格が、性格描写というより単なるご都合主義にしか見えなくて困ります。例えば、友人が無理やりついてくるシーンは友人も主人公も雇用主も異常に不自然です。また次々に殺人が起こるなか、犯人が誰かの目星もだいたい付いているのに、戻って来ない人間を心配するでもなくのんびりしすぎなのでは…?と緊迫する要素がまったくないため、本来怖さを感じるべき嵐の山荘シチュイエーションのなかで怖さをまったく感じないのも残念な箇所でした。レギュラーの生命は絶対安全的な作者の安心が見え透いてる感じが透けて見えてがっかりです(状況は実はそうでもなかったのに、文章からその緊迫感が伝わりませんでした) 要所要所で細かい部分が非常に気になるため、謎周辺部分で「おや?」と思わせるべきことが埋もれて、これも作者の不注意な書き方なんだろうと思わせるのは、謎の隠し方としては拙いのではないかと思いました。 さてありきたりと酷評されてる殺人事件に関する謎とミスリードと真実、殺人に至るまでの人間関係の二点ですが、私はけっこう良かったと思います。フーダニットに関しては犯人・真相・目的は早い段階で割れますが、ハウダニット周辺はよく出来てたと思います。悪かったのは小説部分での不注意さで、ひとつふたつならまだしもツッコミの手が休む間もないのはやはり頂けません。非常にアンバランスな感じで、そこに大化けする可能性が見えるのですが、残念ながらそれは本作ではなかったようです。 気になる作家なので次作も読みます。 | ||||
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「美波の事件簿」シリーズの第3作。 休筆からの復帰であり、これまでのライトノベルという縛りからも解放され、期待の一冊であったが、間違った方向に進んでしまったという印象が強い。 相変わらず登場人物に魅力がない。特に主人公が馬鹿すぎるのがつらい。もう少し工夫できないものだろうか。 これまでの2作と比べて、本格ミステリ色がかなり強くなっている。大仕掛けのトリックはそこそこ面白い。しかし、全体のバランスが決定的に悪い。プロットが無駄に複雑化しているし、作品の雰囲気と事件の内容があまりにも不調和。作者の意気込みが空回りしてしまったのだろう。 | ||||
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▼あらすじ 行方不明になった父を捜すための資金稼ぎとして、 日々アルバイトに励む、高校1年生の倉西美波。 今回は「二日で五万円」で、廃墟専門カメラマン・阿賀野瑞姫の撮影助手をすることになる。 親友の直海と修矢の飼い猫であるケンゾウと共に、向かった先は、 今にも崩れ落ちそうな〈砂の城〉――瑞姫の実家である宇賀神邸。 そこで美波たちを待っていたのは、行方知れずになっていた瑞姫の母のミイラだった!! ▼感想 今回は、〈嵐の山荘〉もの。 密室殺人やアリバイトリック、意図せざる不可能状況といった正統派の道具立て に加え、移動する死体、夜中のプールから宙に浮かぶ人影、といった怪異により、 〈館〉ものとしてのサスペンスが高められています。 ただ、登場人物が少なく、犯人の動機もはっきりしているため、 “意外な結末(犯人)”を望む読者には、退屈かもしれません。 作者の施した伏線や手がかりから、不可能状況を 推理する=〈ハウダニット〉を楽しめる人向きでしょう。 なお、本作ではケンゾウの“三毛猫ホームズ”的活躍や、 直海とかのこ、それぞれの個性が発揮された“素人探偵” ぶりなど、レギュラーキャラに見せ場が用意されています。 (その煽りをくって、今回の修矢はやや影が薄いですが) 美波の“父親捜し”にも進展がみえた本作。 次回からは外国が舞台になるのか、これまで通り、バイト→ 事件というパターンが踏襲されるのか、気になるところです。 | ||||
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シリーズ3作目ということですが、それまでの作品を読んでいないので、 あくまでも本作だけの印象になりますが、登場人物に魅力を感じません。 主人公はただ慌てふためき、自分で物事を考えようとしない子供に見え、 何より探偵役である筈の修矢に好感を持てませんでした。 ぶっきらぼうなのは良いのですが、彼の内面などが書かれていないので、 本作だけでは感情移入がしにくいものでした。 この2人がタメ口なのも、どうも違和感を覚えます。 同じ高校に通う同級生とかなら納得もできますが、修矢が主人公より年上なのに このような関係になるのか、甚だ疑問です。 探偵役が男なので、どうしてもロマンスめいたものを期待してしまいますが、 修矢に好感を持てないのでは、作品の世界に入っていけません。 主人公の友人がべらんめえ調やお嬢様言葉を話すというのも、現実感がないように思いました。 ストーリーの方も、主人公の父親の行方不明話とミステリが結び付かないという印象を受け、 修矢が殺人現場に到着するのが最後の方でそれまで主人公の友人が探偵を務めるというのはちょっと回りくどいというか、 別に修矢が主人公と一緒に行くという展開でよかったのではないかという気がします。 全体的には、バランスが悪いという印象でした。 真相そのものも、もう少しシンプルにしてほしかったのと、 主人公がアルバイトをする展開も無理矢理に見え、仕事先にペットを独断で連れていくというのも問題があるように思えました。 あらすじだけ読むと魅力的に思えたのですが、設定などをうまく活かしきれなかったように感じて残念でした。 | ||||
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数年ぶりの書きおろしとなるシリーズの3作目です. 作中,ところどころで入る状況説明がまどろっこしくて, 話の腰を折っているような印象があるのが引っかかります. かといって,後半への伏線になっているところもあまりなく, ページが厚いぶん,もう少しすっきり読ませてほしかったです. また,普段はドジであまり役に立たない感じのする主人公が, その『説明役』にまわった途端,急に大人びたようになるのも, まるで棒読みのような言いまわしで,どうもしらけてしまいます. 事件も,これまでの2作より練られていたとは思うのですが, 早いうちに真犯人に気づいてしまい,トリックもかなり平凡. 何度もひっくり返る終盤の謎解きも,オーソドックスな事件を, 逆にややこしくているだけで,むしろ逆効果のように感じました. 残念ながら,ちょっと自分には合わない作品だったようです…. | ||||
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