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さよならの次にくる <卒業式編>
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さよならの次にくる <卒業式編>の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.62pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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はじめ「卒業式編」を読み出したときは、なんとなくハズレかな、という感じがした。出だしの1編、2編辺りを読んでみて、話として連続していない、短編集的な者のようなきがしたからだ。前作、1作目を面白く読んだとは言っても、特にこのシリーズ、キャラクターに愛着がある訳でなし、何人かいる登場人物にスポットが当たる事自体、これと言って魅力と感じなかったからだ。印象が変わり出したのは、前編「卒業式編」の終わり頃、この頃から物語全体に通じる意図というか、ストーリーの用なものが見えだしてきた。最後まで読んでみると、全体を通じての整合性、あるいは途中に挟んである短い断章の効果なども目に見えて、ああなるほど、という感じになる。全体としては満足だが、エンジンがかかってくるまでのアイドリングの時間がもう少し短いといいと感じた。 | ||||
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『理由あって冬に出る』につづくシリーズ第2弾。 なお、『新学期編』と合わせて上下冊となっているが、特に順番に読む必要もないように思う。 本書には、4本の短編+αが収められている。いずれも学生生活にからんだちょっとした事件を扱ったもので、名探偵っぽい伊神さんという人物が活躍する。 しかし、いずれもがっかりするようなトリックというか結末であり、読み終えて脱力させられる。 最近流行のライトノベルっぽいミステリのひとつで、親しみやすい文章やキャラクターを重視するひとなら楽しめるのかも。 ここで『新学期編』についても書いておくことにする。 『理由あって冬に出る』シリーズの第3弾。 『卒業式編』と合わせて上下冊となっているが、特に合わせて読む必要もないだろう。無理矢理に関連性を付けて上下巻にしたような感じだ。 本書には、4本の短編+αが収められている。しかし、いずれもどうしようもないミステリであり、これでいいのかという疑問と不安を抱かされる。 また、名探偵たる「伊神さん」について、最後であっと言わされるような結末が待ち構えているのだが、あまりにも牽強付会だし強引だしで、ちょっとねえ。 キャラクターと雰囲気重視で読むような人にはいいのかも。 | ||||
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約20ヶ月ぶりとなった2作目は,デビュー作と舞台や人物と同じとするシリーズ作品. 4編の短編が収められた本作は文庫書き下ろしで,2ヶ月連続刊行の前編にあたります. 前作と同じで言い回しが冗長で回りくどく,スムーズに読み進めることができません. 行動や考えのたびにそれ以上の事をダラダラと,つまらないジョークもしらけるだけで, 後編を意識づけたいのか,「それを知るのは先の話…」的な表現が多いのも気になります. そのため,現場や状況の描写(説明)にしても,長く語られる割にはあまり伝わりません. 順に並んでいない四編の時系列も,回想と現在の境目が曖昧でこれまたわかりづらいですし, その中で「○ヶ月前の××が…」と語るため,なおさら時間の繋がりをややこしくしています. これ以外にも各話の間に3本,ちょっとした『仕掛け』らしきものが挟まれているのですが, 現時点ではこれの意味するところはよくわからず,本来ならば後編への楽しみとなるはずも, 『本編』の印象が今ひとつだっただけに,却って中途半端さが浮き出てしまっているようです. | ||||
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