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四季 秋



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【この小説が収録されている参考書籍】
四季 秋 (講談社ノベルス)
四季 秋 (講談社文庫)

四季 秋の評価: 4.18/5点 レビュー 28件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.18pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全28件 21~28 2/2ページ
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No.8:
(4pt)

ああ・・・こういうことだったのか・・・

S&Mシリーズ、Vシリーズ、この二つに張り巡らされていた伏線の回答がようやく明かされる巻です。逆にS&Mシリーズ、Vシリーズを読んでいなければ楽しさは半減どころか二割あるかどうか・・・。そういう意味での星四つ。私自身は星五つどころか七つくらいあげたい気分です。今までシリーズを読んできた人はぜひ読んでください。きっと驚くと思います。
四季 秋 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:四季 秋 (講談社ノベルス)より
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No.7:
(5pt)

続きが楽しみで仕方がない。

 四季シリーズ3作目。 メインの視点を久々に犀川助教授と西之園萌絵に戻して、「有限と微小のパン」以後の二人の関係の進展(…あるいは進展のなさ?)も描きつつ、犀川&萌絵とその他の登場人物たち──誰が出てくるかは内緒ってことで──の心に天才・真賀田四季が落とした影と彼女の残した謎が、彼らを突き動かし、物語を収束/終息へ導く予感を感じさせる物語となっている。 …と真面目に書いてみたものの、単純に犀川先生と西之園君の物語の続きが読めて嬉しい、というのが正直なところかな。萌絵の仕掛けを犀川が伝家の宝刀「意味なしジョーク」でかわすやりとりとか。他にも過去の2シリーズの間は、暗に示唆されてはいたものの伏在していた人間関係が顕在化して、ちょっと楽しいことになったり。相変わらず暗躍してる人もいるし。 そういう訳で、過去のシリーズからの読者を裏切らない出来となっております。ただし、読んでいて含み笑いを漏らす可能性がありますので、周りをよく確認してから読んで下さい。そして、四季シリーズから新しく出会った人は、過去の作品を読んでみると更に(3倍くらい)楽しめるので、是非読むことをおすすめします。
四季 秋 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:四季 秋 (講談社ノベルス)より
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No.6:
(5pt)

S&MシリーズとVシリーズの完全なる結合

「全てがFになる」の真賀田四季の事件から始まった犀川&萌絵、通称S&Mシリーズと、瀬在丸紅子らによる通称Vシリーズ、その完全なる結合が示されたのが本書「四季 秋」です。本作はタイトル通り、真賀田四季を巡る物語の一部が語られるわけですが、「すべてがFになる」の謎の再提示と共に、これまでおぼろげに示されながらも、断言されていなかった幾つかの関係について、はっきりした提示がなされているため、これまでシリーズを読み継いできた人はかなり面白い内容になっているのではないかと思います。それだけに「四季」シリーズからはじめて読んでいる場合には、これまでのシリーズを読んでおいたほうが、楽しめる空間が指数的に増大するかと思われます。S&Mシリーズの終了後、短編などでその続きは少しだけ語られてきたりはしていましたが、今回は恐らくこれまでシリーズを読んできた多くの人が気になっている、S&Mシリーズの最も時間軸の進んだ世界、つまり犀川と萌絵のその後がたっぷりと語られています。ずっとこれまでリアルタイムでシリーズを読んできた私としては、もう一気に読んでしまい、幾つかの作品を読み返したくなったりしました。「四季」シリーズは当然この後、「四季 冬」が出るわけですが、S&MシリーズとVシリーズによる全体像が示されたこの後に、一体何が語られるのかを想像するのと非常に楽しく、今からもうワクワクです。
四季 秋 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:四季 秋 (講談社ノベルス)より
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No.5:
(5pt)

衝撃

 「S&M」シリーズ、「V」シリーズ、そして「四季」を通読している読者ならば――「えっ」という驚きと共に、頁を繰る手が何度も止まる筈。 お奨め。
四季 秋 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:四季 秋 (講談社ノベルス)より
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No.4:
(4pt)

サスペンス仕立ての恋愛小説

「すべてがFになる」から延々と続く物語も、多分、もう終盤。本書はサスペンス仕立ての恋愛小説であると、私は理解している。おとぎ話のようなラブストーリーは今更読む気になれないし、かといって自分と近い境遇の主人公が登場するラブストーリーを読んで世界に浸りたいわけでもない。恋愛を扱う小説に期待することは一つ。描かれている恋愛の始まりから終焉までを、ただただ納得したいだけだ。その点、痺れを切らせつつもさんざん彼らの人生に付き合ってきたおかげか、四季シリーズにおいて登場人物たちが恋人と向き合う時の心の軌跡は、その頭でっかちさも含めて、私の納得できるものだった。じれったかった犀川と萌絵の関係も、「有限と微小のパン」以降を描く本書で、少しは進展する。森さんの作品は、想像の余地を残しておいてくれるのが良いのだから、これ以上サービスして欲しくないと個人的には思う。
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No.3:
(5pt)

読み進めるうちに「をいをいをいをい!」と思わずにはいられないのでありました。

 っつうか、ここまでS&MシリーズとVシリーズとがクロスオーバーするとは思わなかったもんで、ちょっと意表を突かれたというか。両シリーズの主役格の「あの人」と「あの人」の関係が「アア」であるとは!(正直、ネタバレ承知でぶちまけたいという気持ちはいっぱいあるのだが、これから読む人のために、ここではやはり伏せたママにしておきましょう)「四季」シリーズの三冊目ということですが、肝心の真賀田四季自身は登場しません。かわりに、真賀田四季に少なからぬ関心を持ち続ける人々の動向や心理を描いています。「不在のままの中心人物に撹拌される周辺の人々」といった感じで、たぶん、次の巻の「冬」で完結すると予想できる「四季」シリーズのなかで、最終巻前の箸休め的というかインターミッションというか、今までの関連シリーズでずーっと敷いてきた伏線とか情報とかを丁寧に整理するようなおもむきもあります。 S&MシリーズとVシリーズ、どちらかしか読んでいない方も、これを機会に全巻読破して予習しておくと、「四季」シリーズの完結が、よりいっそう楽しめるかと思います。
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No.2:
(3pt)

最新作

森博嗣の四季シリーズで今回は秋です。犀川と萌絵また現れます。
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No.1:
(5pt)

やっと犀川の出番ですよ!

お待たせしました。V シリーズも「四季」春夏も、正直、いま一つでしたよね?あれは、前フリだったんです。たぶん、やっとここで始まる、というのがこの「秋」なんでしょう。作者が、[全作品を一つの作品のようにしたい]というようなことを書いていた覚えがありますが、本書はまさにその結合部となる一作です。ネットで調べたり自力で推理したりして林や秋野などのナゾを知ってた人以外は、本作品で V シリーズの意味について理解することになります。というわけで、これだけ読んで面白いかどうかは保証できませんが、森博嗣の小説を読んできた人は、大興奮まちがいなしです。そして、「冬」には何があるんだろう、とまた待ち遠しい日々を送ることになるのです。
四季 秋 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:四季 秋 (講談社ノベルス)より
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