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少女
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少女の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.38pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全137件 101~120 6/7ページ
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とても面白かったです。告白もそうでしたが、最後まで読まないと眠れませんでした。 もう30代後半ですが、10代ってこんな気持ちになることあるよなーって、すごく共感できました。 独りよがりで、じぶんばっかりで、周りからどう思われてるか気になって・・ 二人の少女の友情の物語として、ものすごく感動もしてしまい、涙してしまいました・・・・ 「告白」の少年たちの行動は、理解不能な部分がかなりあったのですが、 そういう意味では、今回の「少女」のほうが、よっぽどリアルだと感じました。 ほかの方がおっしゃっているような、二人の少女の読み分けの難しさもまったく感じませんでした。 ただ、最初と最後の部分・・・ここさえなければ・・・ そこだけで、「告白」と同じような後味の悪さが炸裂しています。。 せっかく、ひと夏の体験で、人の痛みがわかるようになったのに。 軽い気持ちで、加害者になりえてしまう、10代の怖さ・・というのは確かにあると思いますが ここまで因果応報!な展開はちょっとやりすぎ。と思います。 過剰に、読者を煽っているようでやっぱり好きになれません。 でも、やっぱり新しいのが出たら、また読んでしまうだろうな。 | ||||
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由紀と敦子。 2人の女子高生が 数ページずつ主役を交代していく形で ストーリーは進む。 読んでいていて思うのは、 感情表現がものすごく上手いということ。 リアルだなあ と思った。 自分が周りにどう思われているか不安になる。 親友なんだけど、なんだか信用できない。 そういうところ。 2つのストーリーが同時進行していく中で、 少しずつ繋がったり、重なったりするところが楽しい。 ちょっと偶然にしてはできすぎだろ? とも思うけれど、まあ気にしない。 告白からNのためにの4作の中では、 だんとつ爽やかだと感じた。 なかなか美しい場面もあるし。 | ||||
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由紀と敦子。 2人の女子高生が 数ページずつ主役を交代していく形で ストーリーは進む。 2つのストーリーが同時進行していく中で、 半分あたりから突然ものすごい展開をしていく。 バラバラだった話をここまで1つに繋げてしまうのってすごい! 「偶然にしては出来すぎ」 という意見多いけど、偶然が重なるのは楽しいですよね? だってフィクションだし。 そんなこと言い出だしてちゃ、ミステリは読めませんよ。 そして、二人の友情がすっごい美しい。 こんな素敵な「親友」がいる人ってなかなかいないんじゃないかな。 | ||||
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湊かなえさんの作品はこの作品がはじめてだった。 読みやすくあっという間に一冊読み切った。 登場人物がすべて何らかの人物と関連しており無駄な人は誰もいなかったように思う。 その意味で物語の構成力が素晴らしいと思った。 もう一度読んで一回目で気付けなかった、伏線や人物の繋がりをいくつか発見し、 まだ気づいていないこともあるんではないかと思い何回読んでもわくわくした。 その後「告白」を読んだらこの「少女」と全く違うテイストであり驚いた。 「告白」と比較したら「告白」の方が読み応えがあるし、読んでいる時のドキドキ感や続きが気になって止まらなくなる感じは「告白」の方が勝っているように感じる。きっと「告白」の後に「少女」を読んだら「少女」は物足りず拍子抜けしただろう。 でも、私は「少女」を先に読んだことでこの作品が心に残り満足な読後感を味わえた。 | ||||
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湊かなえさんの作品はこの作品がはじめてだった。 読みやすくあっという間に一冊読み切った。 登場人物がすべて何らかの人物と関連しており無駄な人は誰もいなかったように思う。 その意味で物語の構成力が素晴らしいと思った。 もう一度読んで一回目で気付けなかった、伏線や人物の繋がりをいくつか発見し、 まだ気づいていないこともあるんではないかと思い何回読んでもわくわくした。 その後「告白」を読んだらこの「少女」と全く違うテイストであり驚いた。 「告白」と比較したら「告白」の方が読み応えがあるし、読んでいる時のドキドキ感や続きが気になって止まらなくなる感じは「告白」の方が勝っているように感じる。きっと「告白」の後に「少女」を読んだら「少女」は物足りず拍子抜けしただろう。 でも、私は「少女」を先に読んだことでこの作品が心に残り満足な読後感を味わえた。 | ||||
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2人の少女の友情。これは、表のテーマです。でも底辺に流れる裏テーマがあります。始まりからインパクトがあります。前作「告白」ほどの派手さはないですが、終章まで読んで、それまでの登場人物(少女たちとおじさんたちと少年たち)が見事につながるのです。これには、鳥肌がたちます。そして裏テーマとして底辺に流れている「因果應報」。このテーマには前作同様重いです。でも考えさせられます。当然といえば当然の結末かも 贖罪 (ミステリ・フロンティア) 告白 | ||||
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2人の少女の友情。これは、表のテーマです。でも底辺に流れる裏テーマがあります。始まりからインパクトがあります。前作「告白」ほどの派手さはないですが、終章まで読んで、それまでの登場人物(少女たちとおじさんたちと少年たち)が見事につながるのです。これには、鳥肌がたちます。そして裏テーマとして底辺に流れている「因果應報」。このテーマには前作同様重いです。でも考えさせられます。当然といえば当然の結末かも 贖罪 (ミステリ・フロンティア) 告白 | ||||
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前作の「告白」が面白かったので、本作も読んでみました。 結構辛口な評価が多いけれど私は結構面白く読めました。 あまりにも偶然が多すぎる感もしましたが、そこかしこに伏線が引かれ、丁寧な作品だと思います。 ラストに向けての意外な真相には私もすっかり騙されてしまいました。 次の作品もぜひ読んでみたいです。 | ||||
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前作の「告白」が面白かったので、本作も読んでみました。 結構辛口な評価が多いけれど私は結構面白く読めました。 あまりにも偶然が多すぎる感もしましたが、そこかしこに伏線が引かれ、丁寧な作品だと思います。 ラストに向けての意外な真相には私もすっかり騙されてしまいました。 次の作品もぜひ読んでみたいです。 | ||||
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告白と比べるとという事はどうしても避けられないのはわかる。 幸か不幸か、告白に手を出しかねている間に先に読んだのでその時点の感想でいえば とても面白かった。 無垢(ともいいきれないが)な年頃の残酷なまでの好奇。 テーマとして非常に吸い込まれるところをうまくついている。 死体を見にいきたい、生き急ぎたい、そう言う不安定さが響く。 | ||||
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告白と比べるとという事はどうしても避けられないのはわかる。 幸か不幸か、告白に手を出しかねている間に先に読んだのでその時点の感想でいえば とても面白かった。 無垢(ともいいきれないが)な年頃の残酷なまでの好奇。 テーマとして非常に吸い込まれるところをうまくついている。 死体を見にいきたい、生き急ぎたい、そう言う不安定さが響く。 | ||||
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少女二人が短く交互に一人称で語っていくという形式で、「告白」でもそうでしたが、こういう設定だと、個性のある書き分けというのをしない方なので、その点はちょっと読みづらくもあり、最初から最後までということで、ちょっと飽きてくる感じはありました。少女二人も高校生という設定でしたが、中学生ぐらいの感じがしました。 しかし、そういう気になるところはありつつも、ストーリーは意外性のある展開が用意され、最後にはすべてがみごとに繋がって、やっぱりうまいな、この人、と思いました。あと何冊か、読みつづけたい作家さんです。 | ||||
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少女二人が短く交互に一人称で語っていくという形式で、「告白」でもそうでしたが、こういう設定だと、個性のある書き分けというのをしない方なので、その点はちょっと読みづらくもあり、最初から最後までということで、ちょっと飽きてくる感じはありました。少女二人も高校生という設定でしたが、中学生ぐらいの感じがしました。 しかし、そういう気になるところはありつつも、ストーリーは意外性のある展開が用意され、最後にはすべてがみごとに繋がって、やっぱりうまいな、この人、と思いました。あと何冊か、読みつづけたい作家さんです。 | ||||
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人の死ぬところを見たいという2人の女子高生が、 夏休みに病院と老人ホームにボランティアに行くという話。 思春期特有の心の歪みと親友同士の間に生じる誤解。 そういった心の闇の中にできた死に対する強い興味が少女達を突き動かし、 別々に展開していくそれぞれの想いと行動が物語の後半では次第に交わっていき、 クライマックスに昇華していく。 心の歪みと人の死というやや重苦しいテーマで包まれた前半は、 あまり心地よい気持ちで読み進められるわけではないけれど、 それほど苦しまずに面白く読める。 登場人物達の関係性が次々と明らかになり、 別々に展開していた少女達の想いや行動が交わり始める後半は、 非常にテンポの良い面白味に満ちた展開で、どんどん物語に引き込まれていく。 登場人物達の複雑な関係性と物語の展開は、ありえないほど緻密に構成されていて、 物凄くレベルが高いと思う。 ただ、どうしても登場人物達の関係性が出来すぎている感は否めない。 偶然的な関係性があまりにもありすぎてリアリティに欠けてしまっている気がする。 その登場人物達の関係がまさにこの物語の醍醐味ではあるけれど、 関係があまりにも複雑で密度が濃すぎるために、理解や記憶のしづらさも生まれてしまう。 人の死というテーマに関しては、答えがやや曖昧になってしまっている。 それは物語の展開上仕方のないことであるかもしれないし、 人の死を目撃した先にあるものを期待すると裏切られるかもしれない。 ただ、自分はこの物語の答えについては好意的に捉えていて、 死というテーマに対する答えとしては妥当な内容だと思っているし、 意外と心地よい読後感を与えてくれる。 構成、内容、読後感、いろいろな意味でかなりいい小説だと思うし、実際かなり面白い。 | ||||
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人の死ぬところを見たいという2人の女子高生が、 夏休みに病院と老人ホームにボランティアに行くという話。 思春期特有の心の歪みと親友同士の間に生じる誤解。 そういった心の闇の中にできた死に対する強い興味が少女達を突き動かし、 別々に展開していくそれぞれの想いと行動が物語の後半では次第に交わっていき、 クライマックスに昇華していく。 心の歪みと人の死というやや重苦しいテーマで包まれた前半は、 あまり心地よい気持ちで読み進められるわけではないけれど、 それほど苦しまずに面白く読める。 登場人物達の関係性が次々と明らかになり、 別々に展開していた少女達の想いや行動が交わり始める後半は、 非常にテンポの良い面白味に満ちた展開で、どんどん物語に引き込まれていく。 登場人物達の複雑な関係性と物語の展開は、ありえないほど緻密に構成されていて、 物凄くレベルが高いと思う。 ただ、どうしても登場人物達の関係性が出来すぎている感は否めない。 偶然的な関係性があまりにもありすぎてリアリティに欠けてしまっている気がする。 その登場人物達の関係がまさにこの物語の醍醐味ではあるけれど、 関係があまりにも複雑で密度が濃すぎるために、理解や記憶のしづらさも生まれてしまう。 人の死というテーマに関しては、答えがやや曖昧になってしまっている。 それは物語の展開上仕方のないことであるかもしれないし、 人の死を目撃した先にあるものを期待すると裏切られるかもしれない。 ただ、自分はこの物語の答えについては好意的に捉えていて、 死というテーマに対する答えとしては妥当な内容だと思っているし、 意外と心地よい読後感を与えてくれる。 構成、内容、読後感、いろいろな意味でかなりいい小説だと思うし、実際かなり面白い。 | ||||
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ほかのレビューでも書かれているとおり、『告白』に比べるとややスピード感やトリックの巧妙さに欠けるかも知れません。設定もちょっと説得力に薄いかも。 でも、私はとても面白く読みました。 「女子高生ってこうだよな〜」って感じで、面白かった。このくらいの年頃の女の子って、大人をなめてかかってたり、親をさめたまなざしで見てたり、男性に不信感を抱いてたり、同性の友達に強い嫉妬を覚えたりと忙しいんですよね。そういうごちゃまぜなところが、よく出ていた。女性が読めば「あーそうそう」っていう部分が多いんじゃないかな。逆に男性が読んでもピンと来ないかも。男性がイメージする「少女」とはかけ離れてるんで、あまりにも自己中心的で、殺風景に見えるかもしれない。 トリックも私は楽しんだけど、どちらかといえば「少女」を描くための作品だったんじゃないでしょうか。「少女」というジャンル、もしくは生き物自体が「ミステリー」というか。 いずれにせよ、次作も是非読みたいと思わせる書き手であることは確かです。 | ||||
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同著者の『告白』という著書が結構良かったので、同書も読んでみようかなと思いました。所々毒を聞かせたものもありましたが、『告白』ほどの衝撃はなかったし、印象に残るものもなかったですが、冒頭の遺書は誰の遺書だったのかというミステリーとしてそれなりに楽しめるし、読んでいくにつれて全てがつながっていくといったところは「ああ、そういうことだったか」という感じでした。本書のテーマは「因果応報」ですかね。 本書は、「この夏、絶対に人の死がみたい」ということで、敦子は、補習代わりの老人ホームに手伝いに行き、由紀は、病院の小児科に本の読み聞かせボランティアをしにいきます。具体的に2章から話が始まります。それぞれ人との出会いによって、お互い近すぎてすれ違っていたところがあったが、互いに分かり合っていきます。 最終的には、最後の遺書の続きを見たときは、最後はこういうつながり方だったんだといって、ぞっとしたなあという印象があります。それでも、友達でもお互い探っていたところがある、主人公の敦子と由紀の友情は深まったので、それでよかったのではないでしょうか。 最後に、著者が思ったとおりに、本書を読んで、死について考えるきっかけになるかといえば、そうはならないかなと思いますね。 | ||||
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同著者の『告白』という著書が結構良かったので、同書も読んでみようかなと思いました。所々毒を聞かせたものもありましたが、『告白』ほどの衝撃はなかったし、印象に残るものもなかったですが、冒頭の遺書は誰の遺書だったのかというミステリーとしてそれなりに楽しめるし、読んでいくにつれて全てがつながっていくといったところは「ああ、そういうことだったか」という感じでした。本書のテーマは「因果応報」ですかね。 本書は、「この夏、絶対に人の死がみたい」ということで、敦子は、補習代わりの老人ホームに手伝いに行き、由紀は、病院の小児科に本の読み聞かせボランティアをしにいきます。具体的に2章から話が始まります。それぞれ人との出会いによって、お互い近すぎてすれ違っていたところがあったが、互いに分かり合っていきます。 最終的には、最後の遺書の続きを見たときは、最後はこういうつながり方だったんだといって、ぞっとしたなあという印象があります。それでも、友達でもお互い探っていたところがある、主人公の敦子と由紀の友情は深まったので、それでよかったのではないでしょうか。 最後に、著者が思ったとおりに、本書を読んで、死について考えるきっかけになるかといえば、そうはならないかなと思いますね。 | ||||
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優しい部分もあるから。特に敦子と由紀のお互いを探りあいながらの友情は若い女の子の友情って、こんなものだと思う。相手のことを考えすぎてわけがわからなくなっているのもかわいくていい。 こんなふうに思いあっていても、道が分かたれたら話し合うことすらしないだろうと思えるのも切なくていい。 恋愛面での切り替えの早さとか、恋愛相手への冷静な評価が、すごくリアル。 ご都合主義的なところもあるけど、そんなこといったら、ありとあらゆるエンターテイメントが成り立たないし、それでも伏線とその回収の仕方はすごく見事だと思う。 それよりも読者を選ぶ点は冷静で手厳しい年若い女子高生の視点ですすんでいくところで、……女性にはああリアルだーわかる、と思えるところが多いけど、読者が男性だったら恋愛面での冷静さは嫌な気分になって、今一つ、のめりこめない人もいるかもしれません。 | ||||
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優しい部分もあるから。特に敦子と由紀のお互いを探りあいながらの友情は若い女の子の友情って、こんなものだと思う。相手のことを考えすぎてわけがわからなくなっているのもかわいくていい。 こんなふうに思いあっていても、道が分かたれたら話し合うことすらしないだろうと思えるのも切なくていい。 恋愛面での切り替えの早さとか、恋愛相手への冷静な評価が、すごくリアル。 ご都合主義的なところもあるけど、そんなこといったら、ありとあらゆるエンターテイメントが成り立たないし、それでも伏線とその回収の仕方はすごく見事だと思う。 それよりも読者を選ぶ点は冷静で手厳しい年若い女子高生の視点ですすんでいくところで、……女性にはああリアルだーわかる、と思えるところが多いけど、読者が男性だったら恋愛面での冷静さは嫌な気分になって、今一つ、のめりこめない人もいるかもしれません。 | ||||
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