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少女
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少女の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.38pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全137件 81~100 5/7ページ
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二日後に卒業を控えた、進学校に通う高三の男子です。 この本のようなまさに血の通った青春を送ってみたっかな、と三年間を振り返っているところです。 確かにこの本を読むにあたり、始めは視点描写主を追うのに一苦労しますが、物語が進展するにつれて自然と 把握できるようになります。そして、そこからぐいぐいと引き込まれていきます。 “相手より優位に立ちたい”その思いから‘死’を追い求める高校二年の少女二人。 互いに相手を思いやるも、不器用なことからすれ違い、相手を排除し、自らの殻に閉じこもる二人。 そして悲しくもそれこそが現代にあふれている、以前とは異なる、ともすれば気づきもしない暴力、 好き嫌いで排除する暴力ではないでしょうか。 この本のテーマは表向きは‘死’です。ですが、裏の、というより真のテーマは‘生’‘生きること’の ように思われます。ちょうど卒業式がはじまりであるのと同様に‘死’こそが‘生’への、少し大げさかも しれませんが、生者が死者よりなにかを受け取り、自分や環境のことを深く見つめなおすきっかけ、明日に つながる道なのかなと思います。(入試問題の現代文で似たようなことを学びました。今になってこういうこと だったのかなと考えさせられます) 共に相手を恨み、嫉妬し、親友でありながらも距離を置いていた二人。 そんな青かった二人がひと夏をこえて友情を分かち合った。これぞ青春!いいな。 この物語を高校生のうちに読むことができたことをうれしく思います。 | ||||
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女子高生2人が「死」を目にしたいという動機で病院や老人ホームでボランティアをする中で、多くの偶然が重なって巻き起こる数々の悪い出来事。 前半部分は各少女の話が独立して交互に進むが後半は視点が入り乱れて繋がっていく感じはフィクションならではの魅力と言っていい。 特に終盤にはこれまでの出来事が見事に繋がり、「普通は絶対にあり得ないストーリーだ」という感じはするものの、強い衝撃を受けた。 小説の魅力はこうした日常あり得ないストーリーを楽しむという面もあり、良く出来た作品だというのが全体的な印象。 また、女子高生の友人に対して揺れ動く感情も見事に表現していたと思う。 著者の作品を読んだのは初めてであるが、他の作品も読みたくなった。 | ||||
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ライトノベルテイストで、若い子にも読みやすく書かれてるんじゃないでしょうか。 視点がころころ変わるので読みにくいですが それも、若者向けのノベル特有の感じがしますし、 視点が変わらないと無理な内容なので(ひとつの視点では書けない内容) まあいいかなという感じ。 少女の幼稚さや、自分勝手な残酷さがうまく書かれてるんじゃないかなと思います。 作家はすごく若い人だと思ってたんですが 意外とそうでもなくてビックリです。 エンターテイメント性が高いし、 全てが繋がっていて、全てが説明がつくってところが 読んだ後スッキリする感じ。 下手なミステリよりいいんじゃないですかね。 | ||||
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告白に比べると見劣りしますが決して悪くはないです。後半大急ぎで伏線を回収している感じはありますが、昨今伏線を全く回収しない作品も多々あるので(著者の作品ではないです)回収しているだけ好感が持てます。終わり方に賛否両論あるとは思いますが、少なくともすべてはすっきりとします。ミステリーというわけではないですが読んでがっかりする内容ではないと思いました。ただ私は最後まで由紀と敦子がどちらがどちらだかはっきり区別できませんでした。テンポが良い作品の弊害かもしれません。どちらか3文字の名前にしてくれればわかりやすかったです。 | ||||
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告白を先に読んでいたら感想変わっていたかもしれませんが、先に湊かなえさんの作品を手に取ったのはこちらです。 白夜行を読んだ時にも感じた、達意な文章がいいです。 伏線に気付け、思った通りの展開が来た時嬉しい(笑) 個人的には小沢さんのなにげない台詞が伏線になっていたのが凄いと感じました。…きっと息子さんは黎明館なのでしょう(共学かは知りませんが) いやぁでも少年たちには騙されました。 主役の二人が抱えている悩みは十代の頃、本当に感じてました。リアルです。 でも恐らく学生時代派手なグループに属していた人にはわからない感情でしょう(笑) 全部読んだ後に、敦子が冒頭で言った台詞を読むと皮肉で笑えます。 「紫織、そんなことがあったんだ。辛かったよね。だから転校したんでしょ。…で、自殺の原因は何だったの?」 | ||||
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告白に続き、この作品もただよう読後の重さ、、、 この人の作風なんだなと思いました。 人との繋がりが、他の方も言われているようにありすぎでしたが 上手に収束させています。 興味ある方は、読んで損はないと思います。 | ||||
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告白に続き、この作品もただよう読後の重さ、、、 この人の作風なんだなと思いました。 人との繋がりが、他の方も言われているようにありすぎでしたが 上手に収束させています。 興味ある方は、読んで損はないと思います。 | ||||
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最後にみんな繋がって、落ちがあり、楽しく読めました。偶然すぎると思う人もいるかもしれないけど、事実ではなく、小説なのだから、この結末は納得出来ます。また、頭のいい人が書いたというのが良くわかります。湊かなえさんは本当に頭がいいと思います。これからの作品も楽しみです。 少女も贖罪も内容は暗いものなのに、後味が悪くないのが不思議です。他の作品もそうですが、読み終わたっとき、スカッとします。出てくる人がみんな悪人(?)だからかも…、負の連鎖と言うけど、負X(かける)負=プラス(+)になるからでしょうか… | ||||
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最後にみんな繋がって、落ちがあり、楽しく読めました。偶然すぎると思う人もいるかもしれないけど、事実ではなく、小説なのだから、この結末は納得出来ます。また、頭のいい人が書いたというのが良くわかります。湊かなえさんは本当に頭がいいと思います。これからの作品も楽しみです。 少女も贖罪も内容は暗いものなのに、後味が悪くないのが不思議です。他の作品もそうですが、読み終わたっとき、スカッとします。出てくる人がみんな悪人(?)だからかも…、負の連鎖と言うけど、負X(かける)負=プラス(+)になるからでしょうか… | ||||
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この作家さんの作品を読むと「歪み」の概念を考えさせられます。少女という型ではなく、人間の中にある歪みは、自分の中にあるだけでなく、鏡に映った自分を見るように相手の中に自分の歪みがあったりするのかもしれません。鏡自体が歪んでいることもあるし。途中で、あ、最後が判っちゃったと思わせておいての、もう一展開には驚きました。歪み=愛かもなと思った一冊です。 | ||||
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この作家さんの作品を読むと「歪み」の概念を考えさせられます。 少女という型ではなく、人間の中にある歪みは、自分の中にあるだけでなく、鏡に映った自分を見るように相手の中に自分の歪みがあったりするのかもしれません。 鏡自体が歪んでいることもあるし。 途中で、あ、最後が判っちゃったと思わせておいての、もう一展開には驚きました。 歪み=愛かもなと思った一冊です。 | ||||
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こちらの本は、良く読んで行かないと何を言っているのかはじめつかめるまでに時間がかかりました。 でも、読み進めていくうちに、初めに言っていることが重要ではないことに気づくと楽しくなっていく感じ。 そこに行きつくまでに、少し時間がかかるかも? そして、ミステリーという感じではないような気がします。 | ||||
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こちらの本は、良く読んで行かないと何を言っているのかはじめつかめるまでに時間がかかりました。 でも、読み進めていくうちに、初めに言っていることが重要ではないことに気づくと楽しくなっていく感じ。 そこに行きつくまでに、少し時間がかかるかも? そして、ミステリーという感じではないような気がします。 | ||||
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毎年夏の宿題の読書感想文の時くらいにか本を読まない私に、久し振りに「本って面白いな」と感じさせてくれる作品であった。 自分が同じ女子高生であることもあり、二人の少女の細かい感情や行動にも理解できる部分が多かった。 ただ、二人の少女にさほど大きな性格の違いが見られず、視点が交互になっているという構成であったので、 読んでいる途中でどちらの視点なのかわからなくなるところがあった。 しかし視点が交互になってる構成でなければこの作品の面白さは引き立たなかったので、良かったと思う。 序盤から中盤にかけては、ストーリーがあまり大きく動かず退屈なところもあったが、 別々に進んでいた部分が繋がってきたあたりから、一気にサクサクと読むことができた。 伏線が全て繋がると、ちょっと出来すぎで、リアリティさに欠けるという感じは否めなかったが、 私は、これはこういう世界なんだ、と割り切ったので大きな不満は感じなかった。 というか、この登場人物たちの緻密な関係性がなければこの話の面白さは無くなってしまうと思うし。 序盤では、「この話って”死”がテーマなんだろうな」と思っていたが、 読み終わると意外とそうでもないように感じたことが不思議だった。 文章が口語であることには、読みやすい、とも感じると同時に、 ケータイ小説を読んでいるような気分にもなってしまった。 前作「告白」を読んでいない私にとっては、前作と比較すること無くとても満足できた。 これはあくまで個人的な意見だが、まだ両方とも読んでない人は、告白よりもこちらを先に読んだほうが、この作品に感じる不満は少なく楽しめるのではないかと思う。 | ||||
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毎年夏の宿題の読書感想文の時くらいにか本を読まない私に、久し振りに「本って面白いな」と感じさせてくれる作品であった。 自分が同じ女子高生であることもあり、二人の少女の細かい感情や行動にも理解できる部分が多かった。 ただ、二人の少女にさほど大きな性格の違いが見られず、視点が交互になっているという構成であったので、 読んでいる途中でどちらの視点なのかわからなくなるところがあった。 しかし視点が交互になってる構成でなければこの作品の面白さは引き立たなかったので、良かったと思う。 序盤から中盤にかけては、ストーリーがあまり大きく動かず退屈なところもあったが、 別々に進んでいた部分が繋がってきたあたりから、一気にサクサクと読むことができた。 伏線が全て繋がると、ちょっと出来すぎで、リアリティさに欠けるという感じは否めなかったが、 私は、これはこういう世界なんだ、と割り切ったので大きな不満は感じなかった。 というか、この登場人物たちの緻密な関係性がなければこの話の面白さは無くなってしまうと思うし。 序盤では、「この話って”死”がテーマなんだろうな」と思っていたが、 読み終わると意外とそうでもないように感じたことが不思議だった。 文章が口語であることには、読みやすい、とも感じると同時に、 ケータイ小説を読んでいるような気分にもなってしまった。 前作「告白」を読んでいない私にとっては、前作と比較すること無くとても満足できた。 これはあくまで個人的な意見だが、まだ両方とも読んでない人は、告白よりもこちらを先に読んだほうが、この作品に感じる不満は少なく楽しめるのではないかと思う。 | ||||
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独白形式の限界か、それとも筆者のテクニカルな問題か「告白」でも問題だった、「情景や登場人物の顔がサッパリ浮かんでこない」という小説としては決定的な致命傷があったので 「かなえたんもうだめぽ」 かと思いきや中盤以降、物語の加速と共にグンと文章の印象が変わる。 それまで顔の想像すら出来なかったふたりの少女の疾走する姿が確かにそこには存在した。これは小説として明らかな進歩だと思う。 洗練されたというには程遠いが大きな可能性は確信に変わった。あと3作はこのスタイルを保って頂いて、何処まで行けるか挑戦していただきたい。 追記: あれ?評判悪いなぁ^^; 個人的には湊かなえ作品の中では「告白」に次ぐ佳作だと思うのですけれど。 | ||||
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独白形式の限界か、それとも筆者のテクニカルな問題か「告白」でも問題だった、「情景や登場人物の顔がサッパリ浮かんでこない」という小説としては決定的な致命傷があったので 「かなえたんもうだめぽ」 かと思いきや中盤以降、物語の加速と共にグンと文章の印象が変わる。 それまで顔の想像すら出来なかったふたりの少女の疾走する姿が確かにそこには存在した。これは小説として明らかな進歩だと思う。 洗練されたというには程遠いが大きな可能性は確信に変わった。あと3作はこのスタイルを保って頂いて、何処まで行けるか挑戦していただきたい。 追記: あれ?評判悪いなぁ^^; 個人的には湊かなえ作品の中では「告白」に次ぐ佳作だと思うのですけれど。 | ||||
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「人が死ぬ瞬間を見たい」という想いを抱く少女達2人が主人公 これと良く似た想いを抱く人物を主人公にした作品に 乙一著「GOTH」 三雲岳斗著「少女ノイズ」 がある。この2作はマニアックな趣味・嗜好の持ち主という描き方がされていたように感じた。 本作の主人公たちは、そういったマニアックな嗜好というわけでは無い 単なる思春期特有の頭でっかちといった感じだった いかにも、今風の「少女」といった感じだ 「作中作」「入れ替わりトリック」等、小技が冴え渡る佳作だった 恩田陸著「ドミノ」は大きな駅構内周辺の雑踏の中の人々が、どんどん繋がり合い、ひとつの事件に収斂していく、凄い作品だった。 雑踏という舞台と、疾走感溢れる展開で、偶然が作為的に見えなかった 本作も各登場人物が偶然にも密接にリンクしていく しかし、それが少々ご都合主義的に感じてしまった 作品世界が小さいというか・・・ | ||||
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「人が死ぬ瞬間を見たい」という想いを抱く少女達2人が主人公 これと良く似た想いを抱く人物を主人公にした作品に 乙一著「GOTH」 三雲岳斗著「少女ノイズ」 がある。この2作はマニアックな趣味・嗜好の持ち主という描き方がされていたように感じた。 本作の主人公たちは、そういったマニアックな嗜好というわけでは無い 単なる思春期特有の頭でっかちといった感じだった いかにも、今風の「少女」といった感じだ 「作中作」「入れ替わりトリック」等、小技が冴え渡る佳作だった 恩田陸著「ドミノ」は大きな駅構内周辺の雑踏の中の人々が、どんどん繋がり合い、ひとつの事件に収斂していく、凄い作品だった。 雑踏という舞台と、疾走感溢れる展開で、偶然が作為的に見えなかった 本作も各登場人物が偶然にも密接にリンクしていく しかし、それが少々ご都合主義的に感じてしまった 作品世界が小さいというか・・・ | ||||
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とても面白かったです。告白もそうでしたが、最後まで読まないと眠れませんでした。 もう30代後半ですが、10代ってこんな気持ちになることあるよなーって、すごく共感できました。 独りよがりで、じぶんばっかりで、周りからどう思われてるか気になって・・ 二人の少女の友情の物語として、ものすごく感動もしてしまい、涙してしまいました・・・・ 「告白」の少年たちの行動は、理解不能な部分がかなりあったのですが、 そういう意味では、今回の「少女」のほうが、よっぽどリアルだと感じました。 ほかの方がおっしゃっているような、二人の少女の読み分けの難しさもまったく感じませんでした。 ただ、最初と最後の部分・・・ここさえなければ・・・ そこだけで、「告白」と同じような後味の悪さが炸裂しています。。 せっかく、ひと夏の体験で、人の痛みがわかるようになったのに。 軽い気持ちで、加害者になりえてしまう、10代の怖さ・・というのは確かにあると思いますが ここまで因果応報!な展開はちょっとやりすぎ。と思います。 過剰に、読者を煽っているようでやっぱり好きになれません。 でも、やっぱり新しいのが出たら、また読んでしまうだろうな。 | ||||
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