■スポンサードリンク
少女
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
少女の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.38pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全55件 41~55 3/3ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
由紀と敦子のような女子高生像は、「そんな理由のために病院や老人ホームに行く人間は常識的にありえない」という不謹慎さは感じますが、周囲の人物に対するドロドロした感情は、現実にありそうなリアルさは感じました。 ただ、ストーリー展開のほとんどがそんな2人のドロドロした感情をひたすら読まされている印象はあり、平易な文章ではありますが、裏表紙の「衝撃の結末」という言葉がなければ、読むのはちょっと苦心していたかもしれません。 ただそれよりも致命的なのは、由紀と敦子の2人の視点が交互に入れ替わりつつ話が進んでいくのですが、その2人の視点の入れ替わりが非常にわかりにくいことです。 突然視点を交代させ読者を驚かせようとしているのかはわかりませんが、話の中で固有名詞を拾いつつ読み進めないと、「ここは由紀の視点か?敦子の視点か?」が非常にわかりにくかったです。 読み進めるにつれて、著者がかなり作り込んでこのストーリーを書きあげたことがわかりますが、この視点の切り替えの混乱もあり、テンポが失われ驚きも半減していました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「告白」が良かったので、「少女」も期待していましたが、 出てくる女子高生が、今時っぽいわりにはちらほら「そんな言葉使わないでしょ〜?!」みたいな言葉(ずっこけた・・・とか)も出てくるので作者の若ぶって書いているのかな〜と いう事ばかり考えてしまって、女子高生がどんな感じの子かイメージしにくかったです。 でも最後のほうは勢いがあって良かったなと思います。 あまりにも登場人物が都合よくつながりすぎていますが・・・ | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「告白」が良かったので、「少女」も期待していましたが、 出てくる女子高生が、今時っぽいわりにはちらほら「そんな言葉使わないでしょ〜?!」みたいな言葉(ずっこけた・・・とか)も出てくるので作者の若ぶって書いているのかな〜と いう事ばかり考えてしまって、女子高生がどんな感じの子かイメージしにくかったです。 でも最後のほうは勢いがあって良かったなと思います。 あまりにも登場人物が都合よくつながりすぎていますが・・・ | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
個人的には「同時並行」のストーリーが読みにくいこともなく、読了しました。 ですが、中身は可もなく不可もなく・・・と言ったところでした。 1つは、やはり偶然の重なり過ぎです。多少の偶然の重なりは高揚感を生みますが、 ここまで重なると展開が読めてしまい、稚拙な印象を受けてしまいます。 もう1つはテーマ設定です。「死を見たい」は良いのですが、そこまで固執する理由が伝わってこない。 高校生の興味本位から始まったにしては信念が強すぎ、説明不足な印象が否めません。 それでも、途中の期待感や独特の作風に惹かれたことも考慮して☆3にしました。 次回作に期待しています。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
個人的には「同時並行」のストーリーが読みにくいこともなく、読了しました。 ですが、中身は可もなく不可もなく・・・と言ったところでした。 1つは、やはり偶然の重なり過ぎです。多少の偶然の重なりは高揚感を生みますが、 ここまで重なると展開が読めてしまい、稚拙な印象を受けてしまいます。 もう1つはテーマ設定です。「死を見たい」は良いのですが、そこまで固執する理由が伝わってこない。 高校生の興味本位から始まったにしては信念が強すぎ、説明不足な印象が否めません。 それでも、途中の期待感や独特の作風に惹かれたことも考慮して☆3にしました。 次回作に期待しています。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
物語が進んでいくうちに、点と点が意外なところでつながっていき、それなりにわくわくしながら読むことができたのは事実だ。しかし、由紀と敦子ははっきり言って幼い。大人ぶってはいるが、人間の死に対する考え方が軽すぎる。まぁ、自分も高校生の頃はこんなものだったのだろうが。 それにしても、ラストが暗すぎて後味が悪い。確かに全ての小説がハッピーエンドである必要は無い。しかし、あまりにも救いがなさ過ぎる。暗い小説が嫌いな人にはお勧めできない。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
物語が進んでいくうちに、点と点が意外なところでつながっていき、それなりにわくわくしながら読むことができたのは事実だ。しかし、由紀と敦子ははっきり言って幼い。大人ぶってはいるが、人間の死に対する考え方が軽すぎる。まぁ、自分も高校生の頃はこんなものだったのだろうが。 それにしても、ラストが暗すぎて後味が悪い。確かに全ての小説がハッピーエンドである必要は無い。しかし、あまりにも救いがなさ過ぎる。暗い小説が嫌いな人にはお勧めできない。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
告白が衝撃的で面白かったので、こちらの作品も読んでみました。 期待し過ぎた分、ちょっと微妙な感じでしたね。 告白よりは落ちると思います。 一回読んだだけじゃ分かりにくい部分が多かったです。 告白と同様、読んだ後に何とも言えない気分になるのは一緒なので、少し注意が必要です。 しかし終盤に畳み掛けるように伏線を回収していくのは、流石だと思いました。 相変わらず一人称で語っていくスタイルもハマっていました。 また次回作にも期待しています。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
告白が衝撃的で面白かったので、こちらの作品も読んでみました。 期待し過ぎた分、ちょっと微妙な感じでしたね。 告白よりは落ちると思います。 一回読んだだけじゃ分かりにくい部分が多かったです。 告白と同様、読んだ後に何とも言えない気分になるのは一緒なので、少し注意が必要です。 しかし終盤に畳み掛けるように伏線を回収していくのは、流石だと思いました。 相変わらず一人称で語っていくスタイルもハマっていました。 また次回作にも期待しています。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
『告白』の作者の書き下ろしということで、誰もが期待した新作。 私も期待の一冊でした。 「告白」を超えるものではありませんでしたが、新人の2作目としては、かなり良い出来ではないでしょうか。 少女たちの日常や、ものの考え方など、女子高出身の私には、かなり思い当たる場面がありました。 友達同士でありながら、妬みや嫉妬があったり、表と裏があったりする感じ、良く描かれていたと思います。 また、10代の若さ(自分勝手さや、思いこみ、背伸びをした感じなど)が、実に良く描きだされています。 ただ、作品のテーマ、「因果応報、地獄に堕ちろ!」に、ややこだわり過ぎた感じはあります。 ぐるぐると因果応報のらせんを描くために、無理やり作りすぎてしまったように思います。 病院・老人ホーム、元担任と女子高校生など、あまりにも都合のよい偶然。 世間は狭いといっても、ここまでいくとありえない感じがしてしまいました。 最後の遺書の続きに至っては、やややり過ぎかとも思えます。 が、あちこちに感じられる「毒」、後味の悪さは格別なのに、また次を読みたくなるこの作家さん、やはり期待の新人でしょう。 星は3.5です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
『告白』の作者の書き下ろしということで、誰もが期待した新作。 私も期待の一冊でした。 「告白」を超えるものではありませんでしたが、新人の2作目としては、かなり良い出来ではないでしょうか。 少女たちの日常や、ものの考え方など、女子高出身の私には、かなり思い当たる場面がありました。 友達同士でありながら、妬みや嫉妬があったり、表と裏があったりする感じ、良く描かれていたと思います。 また、10代の若さ(自分勝手さや、思いこみ、背伸びをした感じなど)が、実に良く描きだされています。 ただ、作品のテーマ、「因果応報、地獄に堕ちろ!」に、ややこだわり過ぎた感じはあります。 ぐるぐると因果応報のらせんを描くために、無理やり作りすぎてしまったように思います。 病院・老人ホーム、元担任と女子高校生など、あまりにも都合のよい偶然。 世間は狭いといっても、ここまでいくとありえない感じがしてしまいました。 最後の遺書の続きに至っては、やややり過ぎかとも思えます。 が、あちこちに感じられる「毒」、後味の悪さは格別なのに、また次を読みたくなるこの作家さん、やはり期待の新人でしょう。 星は3.5です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
全体的に言えば前作「告白」のほうが良い出来であると思う。 テイスト的には似たり寄ったり。 構成も、隋書にちりばめられた伏線も、悪くない。悪くないんだけど先が読めてしまう。 実はあれもあれもあれも繋がってましたなんてつまんない。 出来すぎた偶然は、時に白けさせる。 いっそ単なる友情物語として終わらせておけば良かったのでは。 因果応報を掲げるのならばとことんやって欲しかった。 こういったオチに少し反感を覚えるのは、前作で免疫が出来てしまったからでしょうか。 「告白」が気に入って今作を読む方はあまり期待しすぎないことを注意点にあげておきます。 私は期待しすぎてしまいました。 とはいえ、単純に一冊の本として読むならば楽しめるはず。 とても読みやすいのはやはり著者の力量のなせる技なのかな。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
全体的に言えば前作「告白」のほうが良い出来であると思う。 テイスト的には似たり寄ったり。 構成も、隋書にちりばめられた伏線も、悪くない。悪くないんだけど先が読めてしまう。 実はあれもあれもあれも繋がってましたなんてつまんない。 出来すぎた偶然は、時に白けさせる。 いっそ単なる友情物語として終わらせておけば良かったのでは。 因果応報を掲げるのならばとことんやって欲しかった。 こういったオチに少し反感を覚えるのは、前作で免疫が出来てしまったからでしょうか。 「告白」が気に入って今作を読む方はあまり期待しすぎないことを注意点にあげておきます。 私は期待しすぎてしまいました。 とはいえ、単純に一冊の本として読むならば楽しめるはず。 とても読みやすいのはやはり著者の力量のなせる技なのかな。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「告白」は良くかけていた。 と、この「少女」を読んで思った。 構成、物語の色、読みながら受け止める味の悪さ、苦さ、それが前作からそっくり受け継がれているものだから、そういう意味で微妙な読後感であった。 この人はこれ以外の書き方ができるのだろうか。 感性が鋭く、いい意味で厭味であり、優しいカミソリのようなところが独特で気に触りながらも嵌ってしまう。だが、これが2作続くと食傷するのだ。 「告白」は多少の乱れすら気にならない迫力を持ち、一気に読ませる力を備えた作品であった。同じ色合いなら、「少女」には「告白」をはるかに越えた完成度が必要であった。 しかも、どことなくご都合主義的なところや、先が読めてしまう展開など、設定が甘いところが気になった。 何かを乗り越えた作品と越えられなかったものの違いが顕著であり、それがこの作品の説得力のなさにつながってゆくような気がする。 次は、全くタイプの違う作品で読者を裏切って欲しい。 読み手のエゴなのかもしれないが、「告白」を楽しんだ読者としては、これが素直な感想である。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「告白」は良くかけていた。 と、この「少女」を読んで思った。 構成、物語の色、読みながら受け止める味の悪さ、苦さ、それが前作からそっくり受け継がれているものだから、そういう意味で微妙な読後感であった。 この人はこれ以外の書き方ができるのだろうか。 感性が鋭く、いい意味で厭味であり、優しいカミソリのようなところが独特で気に触りながらも嵌ってしまう。だが、これが2作続くと食傷するのだ。 「告白」は多少の乱れすら気にならない迫力を持ち、一気に読ませる力を備えた作品であった。同じ色合いなら、「少女」には「告白」をはるかに越えた完成度が必要であった。 しかも、どことなくご都合主義的なところや、先が読めてしまう展開など、設定が甘いところが気になった。 何かを乗り越えた作品と越えられなかったものの違いが顕著であり、それがこの作品の説得力のなさにつながってゆくような気がする。 次は、全くタイプの違う作品で読者を裏切って欲しい。 読み手のエゴなのかもしれないが、「告白」を楽しんだ読者としては、これが素直な感想である。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!