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告白
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告白の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.62pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全562件 241~260 13/29ページ
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凄い数のレビューですね。それに反応しているレビュー読者の数はいったいどれ位でしょう。その世の中の反応の方がまたミステリアスな(笑)。 手記か手紙みたいな書き方が本だなんて、発明みたいですね。既にある手法なのかも知れませんが、私にはそこが面白かったです。「物語を書いてみたい」と思ったことはありますが、私には人物が言いそうな台詞が出てこないので、「こんなことがありました」報告を使って物語を進行させて行く方法に、やられました。 ちょっとインテリや、ずっとボタンを掛け違っているような女性の表現が上手いですね〜。代わりに、そんなに母親に頭を撫でてもらいたいのが動機の中学男子はいないかも、とも思いました。一気に読めた理由は、この居心地が悪い人物たちの顛末が終わらない内は寝にくい、からでした。 だから、私は、この本の映画監督さんが言うように、解決なく終わった感じはしません。それより、「あと数ページでどんな終わり方をするんだろう?」という疑問に、あっと解決してくれた感じがします。「ふぅ〜、やっと眠れる」と思いました! | ||||
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酷評のレビューの中で。 あなただったら誰を許せますか? 例えば、ベンツに乗っている給食費未納者。 死に際の汚いお坊さん。 出席を取ったら実習所からふけていく学生。 避難するときは、車を使わないようにと講義しながら、車で避難する教授。 再犯を繰り返す模範囚。 現在の法律が、どのように解釈されるか、どのように意図されているかによりますが。 基本的に犯罪者の人権を保護する方向でいる限り。義務を履行している人たちを守る方向でない限り。 全ての人を許しましょう。ってことですよね。 小説としては、斬新、と言うか、独白を告白として連ねていく。そんな手法を見事に成功させた。 こんな手法も、たまには成功もするかなあ、と驚きました。 テーマは、大小の差こそあれ、上と似たようなものです。 車が買えないのに給食費を支払っている人が馬鹿なんですよね。 出席したくなるような授業をしない先生が悪いんです。 車で避難せず死んだ人が馬鹿なのだ。 前科者の近くにいた人が悪いのだ。 子供を殺される親が悪いのだ。 子供を殺されても、殺した相手の幸せを願うべきだ。 どちらが正しいのか、擁護するほうを間違っていないのか。似たようなテーマのさまよう刃とか、 模倣犯も読まれてはいかがでしょうか。 お読みになられて、やっぱり他人事としか思えないのかもしれませんが。 叫んでいる方向は一つのような気がします。是非ご一読を。 | ||||
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とても疾走感のある小説です。 登場人物がそれぞれの視点で語る姿がとても面白い。 もう一冊読んでみたいな、と思う一冊です。 | ||||
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とある女性教師の復讐劇。 イヤミス一位に選ばれるくらいだから、 どれだけ後味が悪いのだろうと思って、恐る恐る読み進めていたのだが、いや、痛快痛快。 特に、最後のページは復讐者側からの見たカタルシスが爽快なことこの上ない。 今時の甘えた子供達に痛いめ見せたいと思ってる人間には、読んでて気持ちのいい話だった。 逆に子供達に肩入れしてしまう人には、この上なく残酷な話ではあると思う。 下手なホラー小説よりも展開にスリルがあって面白く、 女性教師の一人称で訥々と語られる「聖職者」と「伝道者」の章には鬼気迫るものがあった。 一言一言に主人公の静かな殺意が感じ取れて、書面からかなりの迫力が伝わってくる。 ラストは賛否両論あるだろうが、私は賛成に1票。 フィクションだからこそ、こういった思い上がりの激しい子供達に対して、 これくらいの「制裁」があってもいいはず。 そうでなければ、被害者の家族のやりきれない気持ちはいつまでも晴れることがないのだから。 | ||||
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ようやく湊の「告白」を読むことができた。かなり評判がよかったので、実際に作品を読み始めたが、一気に読むことができ、満足。評判がいいのもわかる。おもしろかった。 主人公の森口先生がクラスで告白を始めた時から、少年A・Bの運命が決まったのではないか?しかし、少年A・Bも本当に腹立つガキだよね。ひと思いに殺してやりたくなる。最近、誰かの批評の中で、この作品は、主人公だけでなく、少年たちも実は被害者なのだ。なんて書いてあったのを目にしたが、そうだろうか?多くの人間が生きているこの社会で、みんなが被害者であり、加害者である。朝のワイドショーみたいに、「結局、みんなが悪いんです。」みたいに言うつもりはないが、みんな、多かれ少なかれ、その許容範囲の中、折り合いをつけて生きていると思うのだが・・・ 作品中の少女の告白の中で、裁判ではなく、個人の復讐を優先させると、それはリンチ(私刑)であり、異常な方向に人々が流されていく。(集団ヒステリーと思うのだが。)だから、まったく関係のない第三者が裁くべきという考えには賛成。 いろいろと考えさせてくれる作品でした。お勧めです! | ||||
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何となく読み始めましたが,つい引き込まれて 読んでいってしまいます。気がついたら最後まで 読み終わっていました。読後は決してすっきり したとはいえないのですが,何か納得するところ があります。生徒の自分勝手さがとても不快 ですが,主人公もある意味では完全に被害者 とは言えない,そんな不安定さが作品を通して ただよっていて,読ませてしまうので,これは そういう意味ではよくできた小説なのだと思います。 | ||||
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自分の命より大切に思ってる存在が、悪戯に殺されてしまったらどうしますか? 「裁判」「法律」に委ねますか? 物語の「整合性」や「リアリティ」は昔よりもより正確さを求められてきているので、 みなさんのおっしゃるようにつっこみ所は結構あります。 しかし、非現実的な復讐の手段の描き方よりも、我が子を殺された復讐を 完璧になしとげようとする先生の、まっすぐすぎる負の感情の方が印象的でした。 教師であるなら、思春期まっただなかの世の中をなめきった少年を 公正させるべきだったかもしれません。 しかし、森口先生は教師よりも「ひとりの母親」である部分を優先させています。 特に母親にとって「我が子」は自分の命よりも大切です。 その子供が殺されてしまった。しかも未成年の自分の生徒に。 今の日本の犯罪は、裁判で判決を出すこと以外に決着をつける方法がありません。 私刑は許されていません。 だからこそ、このフィクションで爽快感を味わえました。 | ||||
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やっぱり絶対になくしたくないものが どんどんなくなっていくからだと思います。 そして、それが、あまりに周到すぎて読んでいて笑って しまうほどの復讐によって戻ってくる訳ではないから だと思います。 いやーな気分になりますが、最後まで読みたくなる本です。 | ||||
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映画化もされた話題作。 展開の面白さとそれに伴う登場人物の心情のすれ違い の描き方は見事で、リアリティがある。 人間の複雑さを見事に描いた作品だと思う。 | ||||
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ほほう、そういう復讐の仕方があるのかーて感心。 確かに自分が親だったら、この主人公のようにするかもしれない。 もちろん、この国の法律は主人公のした行動を裁くのでしょう。 しかし私はこの主人公のした行動は当然だと思うな。 ここまで次の章が気になる本はなかなかなかった。 少年法、学校の役割などこの本を通して周りと話す機会ができるのはいいのでは。 まぁ、実際、自分の職場で素直に「主人公である先生に感情移入しました」っていうのはやっぱりできませんが・・・。 自分の倫理観がこの国の法律と違ってるなと気付かされた本でもあります。 | ||||
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衝撃的、ですね。 すごい作品だと思います。 人間醜悪を徹底的に描き出す執拗さ。衝撃ですねえ〜。 全篇告白という体裁をとった文章力。衝撃ですねえ〜。 章ごとに人物視点を変えて異様さをあぶり出す構成力。衝撃ですねえ〜。 これは誰がなんと言おうと語りぐさになる作品です。 本屋大賞1位は当たり前だと思いますよ。 これに比べたら、他の年の1位はあまり記憶に残らない気がします。 最後、人間醜悪の矛先が、母であり教師である主人公に向けられ、 おぞましい読後感を残しますね。 つまり、彼女も犯人の子もみんな一緒、人間は誰もがこんなだよ、的な。 私はこのオチにこそ衝撃を感じました。 映画では「復讐ゲーム完了」みたいなオチで、そこがダメでしたねえ〜。 いずれにしろ、こんな作品は他にないので、未だに人に勧めてます。 もちろん、ほんわか人情ものが好きな人や お約束系が好きな人には勧められないかもです。 | ||||
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映画化されてから読みました。 買うつもりはなかったのですが、最近話題だなーと思い 思わずポチッ。 かぎかっこを使わず、語り部が次々切り替わる独特な文章ですが、 これが意外にも読みやすく一晩で読んでしまいました。 明るく楽しいお話、ではないですが、こういう鬱展開が好きな人は ぜひ読んでみてください。 | ||||
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加害者の少年のモデルがミスチルの桜井さんだと聞いて、興味が湧いたので読んでみた。 新世紀エヴァンゲリオン(母親)に虐待されつつも、愛されることを求める手紙(歌)を送りつづける桜井和寿。 アルバム「深海」から一貫している不気味さが克明に描かれていました。桜井さんの更生を心から願います。 しかし、ミスチルの桜井がエヴァの綾波レイに同化して、二次元キャラクターであるアスカのことを想って歌っていたなんて驚きです。一般の人たちを騙していたなんて憤慨です。 | ||||
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前々から気になっていたのですが,ちょっと怖そうなので躊躇していました.読んでみるとやっぱりとても怖いお話でした.しかし,決して楽しい話ではないにも関わらず不思議と読む手が止まりません. ある中学校の女性教師の娘が学校で殺され,その女性教師が犯人に復讐するというストーリなのですが,女性教師,犯人のクラスメート,犯人の母親,犯人の少年たちそれぞれの視点からこの事件を告白として語るというスタイルです.同じ事件であるにも関わらず,それぞれ少しずつ持っている情報が違ったり,解釈が違うというのが読みどころです. 犯人の少年たちの行動を通して物語が描かれますが,本質としては母親の物語という気がします.ちょっと怖いですが,是非どうぞ. | ||||
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面白かったです。 読むにつれて止まらなくなりました。 | ||||
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読み始めると、すぐに物語の中に引き込まれ読み続けてしまいました。 中学校教師の娘が、教え子に殺されてしまうことから始まる物語。 各章ごとに語り手が変わり、様々な『告白』から事件の真相が明らかになっていきます。 娘を殺されて復讐をする教師、犯人の本当の心理、犯人の親の心理… 章ごとに明らかになっていく様々な視点からの『告白』にどんどん引き込まれていきました。 心理描写、構想ともに素晴らしいと思いました。 様々な意見があるようですが、素直にいい作品に出会えたと思いました。 | ||||
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心理描写の奥が深いし、現実的な結末も好き。 現実的なところで意外感を感じさせる技術はすごい。文量も丁度いい。 ハッピーエンド好きのリベラルには受けないだろうね。 | ||||
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HIVについては不愉快に思った方もいることでしょう。資料の読み込みの甘さも作家として大幅な減点です。 ですが本屋大賞だからといって過度な期待をし、勝手に失望している読者はその憎悪を筆者ではなく審査員にぶつけるべきだと思います。 文章が稚拙? 何を言っているんです? これほど多面的に一つの物事を捉えた文章があなたに書けますか? 自分の発言をもう少し鑑みる努力をお願いします。 復讐に他人を巻き込むな? 復讐に捉われた人間にそんな余裕のある倫理を押し付けることができる方に私は疑問を抱きます。 彼女の復讐は、究極です。少年を殺すことが復讐としか捉えられない方には永久に理解できないでしょうが。敢えて多くは語りませんが、読解力さえあればこの作品のラストの意味を捉えることができると思います。 読解力が欠如した状態で駄作と決めつけるのは勿体ないです。 | ||||
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とても読みやすく、内容の割にサクサク頭に入ってきます。 さわりの復讐の方法は衝撃的で読者の心を惹きつけるし、犯罪に至る動機も理解する分にはきちんと納得がいくように設定されています。 ただ、先生の旦那さんの「先回り」はなんだかリアリティに欠けていて無駄な箇所かな、と思いました。 そう、終盤に近づくにつれていろいろリアリティに欠けるところは多く、少し冷めた目で読み進めてしまいますが、各々登場人物の心理描写は素晴らしいと思います。 | ||||
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娘を亡くした女性教師の娘の死についての 「告白」から始まり 生徒や、生徒の母など語り手が変わって行き それぞれの視点から、事件が描かれていきます。 最初から最後まで一気に読み終えました 決して心地の良いお話ではないけれど。 松たか子主演の映画も見てみたいです。 | ||||
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