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告白
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告白の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.62pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全149件 81~100 5/8ページ
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映画で話題でしたが、映画は残忍なシーンなどがあったらどうしようと、 本を購入しました。届いたその日に数時間で読み切りました。 どう思うとか、こうすれば良かった、などの感想はなく他人の「告白」をしてシレっと読めました。 ちょっと無理があるとこも気になりましたが全体的にスピード感があって楽しかったです。 映画も見てみようかな〜。 | ||||
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一昨日購入して、昨日読み終わりました!続きが気になって、一気に読んでしまった感じ。 同じ出来事が繰り返し語られるので、すこしくどいかな、もどかしいな、って感じてしまうところがありました。 バトルロワイヤルみたいな、どっちかっていうと、人の愛憎・善悪の憎・悪の部分を描いたような、作品。読みおわった後は、すごい読後感でした。 | ||||
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教師である母親が、わが子を殺した犯人がこの中にいる、と言うことから始まります。 また母親だけではなく、その加害者の少年、その友達、加害者の母親・・というように、多くの人たちが「告白」していきます。 現代版「藪の中」だと思いました。 ただ、芥川の「藪の中」は面白くて何度も読み返しましたが、この作品はただ二度と読み返したくないですね^^: ストーリーとして興味深いのですが、表現とか、そういうものについてはもう一度読むにはかなりの精神力が必要だと思います。その理由は中途半端にリアルだということです。 映画のほうが楽しめるかもしれません。 心が弱っているときに読んじゃいけない本だなと思いました。 | ||||
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辛口コメント続きのようですが、個人的に1〜5章はとても面白かったですでも、結末(6章)は腑に落ちませんでしたこれから無差別多数の人間を巻き添えに死んで復讐しようとしてる人が、替わりにその復讐相手を殺してしまったところで苦しんだりするのでしょうか復讐が愛情の裏返しだったとしても他の章は、共感したり、共感出来ないまでもある程度は気持ちを理解出来ましたが、結末は『で?』というだけの感想原作が面白かったら映画も観に行こうと思っていましたが、行くことはなさそうですでも、桐野夏生のグロテスクはかなり陰惨な印象を受け(夜中に読むのは自主規制し)ましたが、私はこの作品には他の方が書かれているような陰惨さは感じず、普通に読めました | ||||
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いろいろと話題になることが多いが、まず、文章の荒さが気になった。 主観が固定されるはずの構成なのに、度々、他人の心理描写が見られた。 また、教育現場に深くかかわる者の意見としては、この暗い学校の雰囲気、どうしょうもない教師・生徒たちの描写は、内容を強調させるためと はいえ、少々やりすぎで現実性に乏しく感じた。 ただ、一気に読破できたことから、内容は秀逸だったと思う。特に落ちのつけ方よかったと自分は思う。 | ||||
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第一章の「聖職者」だけにしておけば良かったという方の意見に賛成。この章だけなら、十分に面白いし、文学的価値もあると思う。ものすごく暗いが・・・。 教え子に娘を殺された女教師のやり場のない怒りと現実感を喪失して冷えきってしまった心の様相を上手く表現していて、何ともいえない恐ろしさを感じる。 それが、読み進めるに従って、どんどん現実離れしていくのが残念。せめて、少年Bの告白くらいまでにしておけば、長めの現代版「薮の中」という感じだったのでは? 思春期の子供たちの心理描写や、その母親の葛藤など、とてもよく描けていると思った。 しかし、最後の少年A、そして森口先生の告白は、この小説の核心部分となっているにもかかわらず、蛇足という印象。 いきなりこの小説をB級ミステリーに落としてしまった感がある。 ただ、その現実味の無さが、この小説の暗さを少し弱めているともいえる。 感情移入が出来ないので、読後感も、そう後を引かない。 まあ、文学作品としては?だが、映画やテレビドラマになれば面白いかも知れない。 | ||||
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『ミステリー入門書』であると私は思いました。 この作品自体、理解しやすい文体、テーマ、展開でありとても読みやすいです。 しかし、内容自体はミステリーとしては平凡であり特筆すべき表現もありません。 ですから私の評価は☆☆☆です。 また私の知人の評価を統合してみますと、 ミステリーをよく読む方は評価は低く、ミステリーを読まれない方は評価が高いように感じました。 以上のことからこの本は『ミステリー入門書』であると私は思いました。 | ||||
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まず読み進めるうちに「父親」がいないことに気づいた。いや、「父親」は出てくるのだが、その存在が消されているのだ。ということはこの作品は「母子もの」なのだろうが、最後まで読むと本筋に関わる登場人物に「まともな大人」がいないことに気づく。「まともな大人の出てこない母子もの」ってやっぱり異様で、読後感はそのまんま「異様」であった。 一種の「ホラー小説」として割りきって読んでしまえばいいんだろうが、あらためて映画を観なくてもいいかなというのが感想。 | ||||
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先に映画館で予告編を観てから本を読んだので、森口先生はしっかり松たか子サンでしたw 読もうか否か迷ったんですが、最初の1章目が秀逸だったので思わず購入。 ・・・う〜〜ん・・・。 自分的には3章目迄、でした。最終章も好きと言えば好きかな。 1章目は文句無しに面白くて、2章目もまぁまぁ、3章目は個人的に1章に次いで面白かった。 お母さんの日記なんですが。・・・こんなお母さん、本当に居るんだろうな〜〜wってw 4章目、5章目は特に・・・どうでも良かったかも。 最終章は再度、森口先生登場だったので其処ら辺は良かったですね、個人的にw あの先生の辛辣と言うか、きっぱりした物の言い方が好きw 「馬鹿ですか?」とかw 言われた時の頭の良さ自慢の彼の顔が見てみたいです。 ただ、先生が携帯で一方的に話しているあの間、周りの方々は「ざわ・・・ざわ・・・」とか しなかったんでしょうかね?w 直前の彼の行動も何気に変だったですしねw | ||||
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映画を観てから「面白い!」と思って本を読んだので、どうも期待はずれでした。 映画とあまりにも似ている。それに映画のほうが面白い。 なんで映画のほうが面白いのかなと思ったら、映画には花鳥風月がついてきているからかな、と。 普通は逆なんですよね。 小説のほうが情景描写、状況描写、自然描写が細かく、映画になると雑になるものかと思っていたのに、 これは違うな。 一人称で語られるかたちは、どうしてもこう、観念ばかりのものになる。 映画を観たときには、二人の犯人の母親に、猛烈な怒りが沸きあがったものだけど、小説ではあまりそういうのもなかった。 | ||||
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不思議と読めば読むほどに印象が薄れていく話だった。一章を読み終えた時には、全身に緊張感が走り、自分のつばを飲み込む音が大きく聞こえる程に感性が研ぎ澄まされていた。二章もその流れで読み進めた。少年AとBが第一章の後どのようになっていったか興味もあったし、クラスメートが集団でいじめを楽しみ始める様は怖かった。なぜ、怖かったかと言えばそうなってしまう気持ちがわかってしまったからだ。 三章以降は、週刊誌のゴシップが好きな人は楽しいのかもしれないけど、僕はそのチープさが気にいらなかった。それと登場人物に魅力的なキャラクターがいなかったので、頭の中で余韻が消えるのが早かった。 | ||||
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お勧めいただいて、今話題の『告白』読みました。 なかなか面白いですよ。 結構引き込まれる展開でした。 全体的に登場人物の心理や行動がちょっとチープかな、とは思います。 感情描写も、かなり部分的にグッとくるところはあるのですが、全体的にそのあたりの表現が甘めかなと思います。 が、それも計算に含めた構成なのかな、という感じでもあります。 こういった、気持ちの悪い作品は結構好きです。 かなり読みやすく、一日で十分読めます。 機会があったら手にとってみてもいいかも。 | ||||
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最近、書店に行く度に、映画の宣伝もかねた「告白」の映像が何度も流されています。正直、あの映像の音楽?は耳にする度に、不愉快で、本屋にいられなくなるほど… 本は興味があるけど、あの映像で買う気が削がれていました。が、たまたま帰省先の実家にこの本があったので、読んでみました。感想は、ハラハラ、ドキドキ、読み進めていてスリルはあります。でも、そんな自分自身に対して、段々「この本を楽しみながら読む私って、倫理的に間違い?」なんて、躊躇う気持ちが同時に涌き出てきます。登場人物それぞれの気持ちも分からなくはない。そんな自分自身を含む「人間」が怖くなる。日々のニュースを眺めながら、酷い世の中になったと胸を痛めるのに、一方で驚くような刺激が欲しいと思っている自分 その刺激に反応している自分が、この本の救いの無さを楽しみながら読み進んでいるような…。小説も、こんな刺激が無いと売れなくなってきたのかと、嘆く反面、それを心密かに求めている自分自身にふと気付き、落胆してしまった。予想外の形で、自分の心と向き合う事になった本でした。 | ||||
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多くはモノローグの形で語られ、一見読みやすい。 章ごとにその視点が変わる。主人公から見たAとB、Aから見たB、Bから見たA、母親から見たA、Aから見た母親…、一つの事件でも、当事者の視点が違うと、行動の思惑がまったく違うものになっていく様が、読んでいくうちにはっきりしてくる。 ただし、そう「見える」だけで、末尾にある映画化した監督のインタビューにもあるように、独白=書いてある内容に、嘘が含まれているかもしれない(いないかもしれない。)読み終わったら霧の中だった、という感覚で、そういう意味では、再読するとおもしろい本だろうし、そこが本当のミステリーになっている気がする。 牛乳のくだりは、体調の良いときに読んだほうが良さそうだ。ドストエフスキーの「罪と罰」へのオマージュと思われる内容だけれど、あれそういえば「罪と罰」はそもそもどんな物語だったか、、そちらも読んでみたくなった。 | ||||
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結論から言えば、読んでも読まなくてもよい本。 何かに没頭したければ、時間を忘れるほど引き込まれる文章力と構成力に圧倒されるであろう。 特に、冒頭から一気にたたみかけられるパワーは、およそ小説とはかけ離れる一方通行的構成に違和感を感じつつ、コーヒーの苦みがうまみに感じてしまようなスパイスとなり、それに加勢する文章力の高さが合い重なることにより生まれてくる。 後半、構成力に新鮮味が切れ始めるので、一気に読み干すことをお勧めする。 ただし、その文章力や構成力が圧倒的なため、読後に特に何も残らなく、結局読まなくてもよい本ということになる。 しかし、それをも計算済みであれば、大した構成力である。 | ||||
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結局出てくるみんな五十歩百歩の悪さだと思うけど、グラフとかで表すとするなら誰がいちばん悪いんだろうと思いました。 それでいて被害者でもあるんですよね。加害者でもありますけど。 読後感が最悪だとか言われてるようでしたが、私にとっては悪くはありませんでした。 あまり深く考えないで読むのにはいいと思います。 深く考えて読むと、設定に無理を感じるところが端々にあるのでしらけてしまいます。 | ||||
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救いのない本を読み続けたせいか、感覚が鈍っているようだ。常識とはとてもかけ離れているらしいレビューとなるかもしれない。第一章は誰もがいうように素晴らしい出来だった。森口の口から語られ、牛乳の話からアダルトビデオやポシェットの話、犯人を暗に告白していき、牛乳に戻り、AIDS。そして一年間ありがとう、という口語のまま終わる。その潔さに感服いたした。この時点では★5。ただ、それ以降が、たまにとってつけたようなものが出てくるため、★−2。読後感の悪さは何故か覚えなかった。ちなみに映画も見てみた。第一章の良さはほぼそのままに、松たか子が熱演。で、それ以降は少年少女某母親の告白が続くわけだが、小説よりか良くなっていた。なにより風景を差し込んだ演出が支えていた。「どっかーんって」の最後の最後に「なーんてね」といったのは、本当に爆発してあえて茶化したのか、爆発していないから(森口悠子が配線を切ったから)なのか映像的に考えられる。そこが唯一の救いかもしれない。ただ、森口悠子はそんな生温い憎悪を持ってはいないだろうが。起きたてにつきよくわからないものを書いてしまった。 | ||||
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第一章はまさに告白。女教師の流れのある告白にどんどんのめり込んで行きました。第二章もまぁまぁ。その後がわかって、なるほどって感じ。第三章からは、流し読みでした。さーっと読めばわかる感じ。だんだん読むのがめんどくさくなってきて、「とっとと結末教えてくれる?」って感じです。会話と語りで構成されてて、最後まで語り手達の「告白」を読んでる感じ。個性的だし、なかなか面白いと思ったけど、、、。飽きますね。 | ||||
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各章ごとに、視点を変えて書いている本です。 たとえば第一章は森口という女性の先生が生徒に向けて語る手法になっており、淡々と語りが続きます。難しい用語はあえて使わず、語り部(各章ごとの視点の主人公)に合わせているので、とても読みやすいです。 感想:面白い……けれども、サスペンスとしてはどうでしょうか? 途中どころか最初でネタバレ。犯人がすぐにわかってしまいます。これはわざとわかるように書いているのでしょうが、読む方にとっては「犯人捜し」以外のものを求めなくてはならない。それを補う意味で、この「各章ごとに視点を変えて書く」という展開は良い。それで(作品として)救われた、という感じです。 皆さんのレビューを読んでもっとどろっどろの読後感を想像していたのですが、私は全く大丈夫……というか、もの足りませんでした。やるならもっと徹底的に報復してほしかったです。これは書き方が一人称であるための限界…だからでしょうか? 違う気がしますね。 本屋大賞・エンターテイメント・映画化。ということで興味を持った方は読んでみるのもありかな。 もっと本格的なサスペンスや猟奇殺人を求めている人には物足りないと思います。 (横溝正史・江戸川乱歩・松本清張…が好きな私には、あっさりしすぎていました) 淡泊なサスペンスタッチのものが好きな方や、 サスペンスとしてではなく、エンターテイメントして読むのなら良本でしょう。 | ||||
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全編通してのテーマは母親の子供に対する愛とかかな、、 第一章では我が子を生徒に殺された女性教師がとんでもない復讐をするという全体の導入になる。 第一章だけで短編として非常に優秀な作品としても読める。ここでは我が子を殺された母親の狂気が よく描かれている。 続く少年Aの話では復讐を受け精神が不安定になっていく少年Aを心配する母親の 内面、そしてここでも子を思うがゆえの狂気が伺える。 最後、少年Bの話でも少年Bを歪ませたものが母親の愛情への飢えであったことが明かされている。 レビューの中には第一章だけで十分という声が多かったけど私自身の意見としては最終章まで書くことで 作者が本当に書きたかったテーマっていうのがはっきりと見えてきた気がする。まあ、最後はなげっぱなしな 感じはしたけど、、 あとは思春期の子供たちの精神がいかに不安定であるのかという描写もリアリティーあってよかった。 大体の中学生ってのはあんな感じだと思う。中二病ってやつだね。でも結局それも愛情が欲しいことへの 裏返しなんだってことが分かると思う。 ただ皆さん言われてるように救いがなさ過ぎるってのも事実。ハッピーエンドとまではいかなくても もう少し上手くまとめられてたらまた評価も違ってきたのかなぁ。 ただこれを読んで私は親に電話してやろうってぐらいの気持ちにはなったからまったく時間の無駄ってほど ひどい作品ではないと思うよ。是非思春期まっただなかの子供たちに読んでもらって親が自分のことを どれだけ愛してくれてるのか気づいてくれるといいなと思う。 | ||||
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