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告白
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告白の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.62pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全149件 61~80 4/8ページ
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人生ってこうも簡単にねじ曲げられるんだなぁ… と、考えさせられた作品でした。 が 推理する小説でも無ければ、サスペンスの様にスリルを味わえるような作品でもなし。 独白形式で書かれていて、内容の程はライトノベル程度。 面白いから読むのではなく、本を閉じてしまえば、続きを読まぬまま放置して、次の小説に手を出しかねないから読む 的な? 購入ではなく、図書館で借りて読んでみるのが一番良い選択肢だと思います。 | ||||
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この本は、登場人物の表情、思っていることがとてもわかりやすいです。 ですが、表情と登場人物が喋っているとこが、めちゃくちゃな感じがします。 喋るとこは「」とかで覆うはずが、無いところに言葉が入っていると・・・ 内容は面白いです。 ↑のことが無ければ星5つは上げられたでしょうか。 買って損する本ではないと思います。 | ||||
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良い…のか、悪い…のかよく分かりません… 本屋に立ち寄ったときに、映画の宣伝が流れていて、これはおもしろそうだと思い購入してみました。 話じたいは、簡単にいうと、娘を生徒に殺された先生が、生徒に対して、復讐を行うという内容のもので、まぁ、テーマ的にも暗い。 しかし、思っていたよりも、ぐんぐん進んで読めるから不思議だ。 普段は小説を読まない母も、話題性があることもあり、私から借りて読んでいたが、一気に読み終えていた。 ただ、やはり読後感が良くない…暗い気持ちになってしまい、それを引きずる… 映画も観てみたが、映画を観終わった後、誰も感想が出てこなかった映画は、これが初めてだ。 みんな気持ちが沈んだままで、映画の話はせずに、いきなり違う話題となった。 読んでるときは、良作だと感じていたが、読み終わってみると、読まなければ良かったと感じた… 著者に関しては、もっと明るいテーマの作品を読んでみて、評価してみたいと思った。 | ||||
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予想外の展開で一気に読ませる。しかし、読後の後味は良くない。 内容の暗さに反して命が軽く扱われている感じがした。 | ||||
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映画化で話題の一冊を遅ればせながら読みました。全く前知識なしだったのですが、第一章を読み終わったとき、「告白」はこれで完結したのかと思うようなまとまり方。第二章は違う話かと思いきや、あれあれ、続いていたのか・・・という感じが。割と軽く、というか淡々と描かれていますが、話の内容は非常に重いテーマで、読みやすいけれど、どこか息苦しいような感じです。全体を通して、ゆがんだ親子愛が強調されているように感じましたが、あくまで極端な例でちょっと現実味には欠ける気がします。それでも、読み物としては面白く、最後まで一気に読める本でした。この本は読後感が悪いという方も多いようですが、私はあまり内容にリアリティを感じられなかった分、読後感の悪さはそれほど感じず、「そうきたか」と感じるラストでした。 | ||||
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陰湿な内容だがささっと読める。構成が面白かった。ヒッキ―が母親を殺すところはリアルすぎでぞっとする。 | ||||
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現代社会の問題、イジメ・離婚・暴力・ひきこもり・子供による犯罪…などを盛り込んだ、現代社会への訴え・問題提起をしている小説だと思う。各登場人物目線からの話の進め方も面白いと思うし、それによって、誰が、何が、一番悪いと言えるのか、各々の言い分から見ると、誰の気持ちにも同情できる気がして、考えさせるようにも構成されていると思う。だが、もう少し各々を突っ込んで書いてもよかったのではないか、と思ってしまい、深みが足りない感じが残る。ともかく、悠子先生が行った二つの報復は、陰湿で気持ち悪さが後を引いた。あそこまでするなら、あんな淡々とした口調で話を進めるでなく、もっと怒りの感情を露わにして表現してもいいのでは…とも思う。この人はこんな淡々としゃべってどういうつもりなの?と現実味がない。終わり方も、“衝撃的”と批評は言いつつも、なんでここで終わり…と思ってしまい、不完全燃焼さは拭えない。みんなが面白い!と絶賛するほどではなかった、というのが正直な感想。「ミステリ」とは言い難く、一日で読めてしまう長さなので、そのせいかな…。 | ||||
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サクッと読めたし、面白いとは思いました。ただ、複数人の視点から同じ事件を振り返る事で、真実が徐々に明らかになっていくから途中からは「それはもういいよ!」と言いたくなる記述も多く、それがなければもっといいのになぁ、と素人目線で感じました。ラストの救いようのなさは、今年読んだ本の中でNo.1でした。 | ||||
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登場人物がほぼみんな、楽な道を選んでいる気がする。現実を生きるのではなく、逃避したところで生きようとしてる。これを読んで、心の弱い部分に負けている人物ばかりが大半を占めていて、リアルはそんなものなのか、そうだとしたらどうしようもないくらい自分と戦えない自立のない人だらけになってしまう。そんな風に思ってしまった。問題提起をしているのかもしれないし、最近のニュースを見ていてこの本のようなことを自分なりに、考えたりもしたこともある。あえて読んで考えることでもないし、考えさせられるというほど深くもない。さらっと読めるのだけれど、なんとなく中途半端に思えたりするのは、多数の視点で書かれてあるからだろうか。(2010.10.16読) | ||||
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映画を観るのに先立って、文庫にもなっていたので手にしてみました。 陰惨で後味が悪い内容だと聞いていたので、ちょっと怖々読み始めましたが、そうでもなかったです。 悪意があって事件に巻き込まれていく人はともかく、悪意のないままに、偶然や魔が差した感じで加害者になってしまった人は、一歩間違えば自分の身にも降りかかることのように思えて、悲しい気分になりました。 こういう救いのない話が、何百万部も売れるのが、とても驚きです。 | ||||
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映画化もされ、賞も取った作品。 かなりの話題性があったが、賛否両論があり中々手が出なかった。 たまたま、手に入れて読んでみた。 成る程、文章が読みやすく すいすいと読める。 中学教師の「告白」から始まる冒頭。 彼女の冷静な、告白が怖い。 怒りをとうに通り越した、静かな心の猛毒が音もなく教室に撒き散らされる。 その毒を受けた生徒達の心に、静かに毒が忍び寄る。 加害者や級友、加害者の母。それぞれが1章を「告白」という形で 進められて行く。 13歳という、思春期に突入していく彼や彼女達の話には 自分もそういう時期を通ってきたというのに 肌寒さを感じる。 それぞれが、事件を通して自分なりの解釈で社会や人間関係、親子の絆を語る。 どれが正しいとか、間違ってるとかではなく。 結果的に、一言で言ってしまえば「救いようの無い話」で そこに賛否両論が集中するのかもしれない。 正直に言えば、エンタメ的には面白かった。 それだけなら、★は4つくらいかな…。 でも、あえて人には勧めようとまでは思えない。 後味の悪さが残るからだ。 「どんな本?」と聞かれたら 男や女や年齢の垣根を越えた「復讐」の話だとしか答えられない。 | ||||
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噂通りの衝撃作だったけど、個人的にはあまり賞賛出来ない。 おそろしく人間くさい現実的な面と、おそろしく作り物っぽいコミカルな面という両極端な二面性があって中途半端に感じた。どちらか一方に徹底した作品の方が好感が持てる。 でも、一つしかない事実も、立場や目線が変わればそれぞれの解釈が生まれ、何通りもの事実が存在することになるというのは面白い視点でした。 | ||||
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イッキにスラスラ読める、大変読みやすい小説です。 面白かったか、と聞かれると、それなりに面白かったのかなあと思いつつ、 ただ、他の方々も書かれているように、 大変陰湿で、後味の悪い小説ではあります。 結局のところ、おもしろかったのか、つまらなかったのか、 自分でもよく分からない感じです。 ただ、この作品が『本屋大賞』というのは、疑問です。 | ||||
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以前から注目していたのですが、なかなか読むきっかけが見つからず、最近になって読み終えました。 終業式に担任の教師から告白があり、それに継ぐ関係者達の告白により物語の全容が明らかになっていく。 全体的にドラマチックに仕立てられているため、途中で「これはあり得ない。」と、拒否反応を起こす人も あるかもしれません。しかし、話題となるだけの実力はあると思えます。 | ||||
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とても読みやすい文章でした。 日記のような文章スタイルは退屈するのではと思いましたが、物語にどんどん引き込まれて一気に読み終えました。 第一章だけで終わっておけばよかったという意見もあるようですが、私はその後どうなったかを単純に知りたかったので、続きがあって良かったと思います。 主人公の怖いくらいの冷静さと、己が手を汚さずに復讐を成し遂げる狡猾さはとても面白いキャラクターでした。 物語も人間の自己中心さと不条理で埋め尽くされていますが、一貫してダークな作品に徹しているのが逆に魅力的でした。実際、主人公はラストでも復讐に徹底しているのが良かった。 読後感は確かに悪いけど、必ずしもそれが評価には比例するわけではないと思いました。 ただ、少年Bの引きこもり生活の描写や、少年Aの発明品はリアルさに欠け、ちょっと安っぽいなと思っていまいました。 | ||||
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映画を先に見ていたため内容は知っていました。その割には面白い。スラスラ読めたのは筆力があるからだと思います。 章が変わると視点も変わっていきます。そのため事件の見方が章ごと変わり、登場人物が多面的に見える。 救いがないので、読後感は悪いです。 妙な気持ち悪さが残ってしまい、あまり他人に勧めようとは思わない作品。 | ||||
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映画(未見ですが)の評判を聞き、文庫本を購入した。引き込まれて一気に読んだ。主要な登場人物は少なく、構造がわかりやすく、一息で読むことができる。 教師と生徒、というよりは母子関係の物語だ。 事件を起こした二人の少年はいずれも、一見正反対の母親との間に問題を抱えている。 Aは、自分の存在によって母親がキャリアを中断したことに責任を感じるとともに、自分を虐待して出て行った母親に振り向いてもらいたい一心で事件を起こす。 Bの母親は、自分の狭い経験のなかで作り上げた「正しい母親」であることに固執し、Bは、その母親の「自慢の息子」ではなくなってしまうことへの恐れから事件を起こす。 それぞれの立場からの日記や手紙によって物語を構成するという手法は、珍しいものではないが、一見単純に終わりそうな物語の途中途中に新たな告白を登場させることで、私たち読者を物語の中に引き込むうえでは非常に効果的だ。上手い人だと思った。 しかし、リアルさに欠けるのだ。それぞれの手紙や手記も、作者(湊かなえさん)が全部一人で書いたものなのだという当たり前の事実を意識してしまう。文体や癖に、それぞれのキャラクターが生かされていない。さらに、もっと悪いことに、登場人物がみんなあまりに冷静で優秀すぎる。発明コンテストで入賞する少年が優秀で冷静なのはよいとしても、支離滅裂な告白を続けるBの母親でさえ、日記の文章には乱れがなく、さらには、娘を亡くした女教師の最後の行動も(これは誰への復讐なのか? 無関係の人が死んでいるとすればなおさら)、効率的すぎてリアりティを感じない。 ドラマや映画での映像にしたときの効果を最初から意識して書いているのではないかという気がした。 | ||||
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一気に読んでしまいました。 語り口、登場人物、展開、どれも面白く、 続きが気になって仕方がない。 けれども、読み終わって残るのは モヤっとした気持ち。 何を伝えるための物語なのか…。 たしかに読んで面白かった。でも、 もう二度と読まないと思う。 | ||||
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「娘はこのクラスの生徒に殺されました」という内容は1章で分かります。最後まで一気に読みたくなる本ですがラストは先生が怖いです。後味悪い。各章の登場人物に救いがありません。 | ||||
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良くも悪くも「話題作」ではある。ほとんどの方の書いている通り、読後感は良くないし、いや〜な気分になる。 でもなぜか頭から離れてくれない。早く忘れたいと思ったのに繰り返し繰り返し登場人物のことを考えてしまう・・・。 自分の子供より生徒を優先した「やんちゃ先生」こと桜宮・・・ 生徒より自分の子供を優先した森口・・・ 登場人物の全員がエゴイズムの塊であるように感じられる。 自分の正義(?)だけを優先して行動する。結果、ろくなことにならない。 各人物の「告白」も主観に満ちている。そこには大小の嘘が散りばめられて、自分の都合のいい事実しか、あるいは自分の都合のいいように事実を改竄して表現しているのではないだろうか。 そこで思ったのは、第三者的な「ウェルテル」だ。 彼は本当にただの単純な熱血先生なのだろうか。 本当に前任が森口だと知らなかったのだろうか。本当に生徒の調書を読んでいなかったのだろうか。 森口は彼を利用しているように書いているが、本当に踊らされていただけなのだろうか。 それだけにしてはウェルテルは様々な出来事のひきがねをひきすぎてはいないか。 ウェルテルの心に悪意があったら・・・・・ 考え始めたら怖くなってくる。 いろんなことを考えすぎてしまう小説かもしれない。 個人的には世の中そこまで悪くないと信じている。 | ||||
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