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告白
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告白の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.62pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全149件 41~60 3/8ページ
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まずまずの佳作であるとは思う。 で、私の感想はここの多数派?と思われる方々とは反対のようだ。私の場合、第一章から第三章までは退屈 でした。最初からグイグイと惹きつけられるようなことはなかった。読むのを途中で止めようと思ったのも 事実。 そう、ここまでは女教師の復讐心などどこにも描写されていないからである。最初の牛乳に血液にしても、 実際やったとしても何の面白みもない復讐であり、社会問題の描写も語りすぎだし、登場人物のサイドス トーリーなどどうでも良いと思っていたからだ。 しかしさすがに4章以降は一気に最後まで通読した。それだけの力が篭っており、女教師の復讐心がかい ま見えてきたからである。また、その仕掛けがなかなか見えてこないもどかしさも相まって、活字に勢いが ついたように、私の欲求も高まった。 最後の電話でやっと気づいた私は、作者にやられたのである。 「してやったり」という作者の薄ら笑いが頭に浮かんだ。残り数ページである。 しかし、やはり前半は冗長で退屈であり、少年の行動や女教師の復讐も、小説だから不可能なことを書いて もいいが、もっと何とかなりそうに思えるように表現して欲しかった。つまり、諸々の登場人物の行動や考 え方に無理があったと、私は感じた。 この小説は、4章以降一気に読ませる筆力にポイントをつけた。 | ||||
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本屋大賞も受賞したり映画化されたりとこの本の存在は知っていましたが、これまで読む機会がありませんでした。 読み終えた感想としては「こういう本が本のプロから見ると非常に優れた作品なんだな」という事でした。 単に面白い面白くないではなく上手だなという印象を受けましたし、この作品が作者のデビュー作と 知り、その思いは強くなりました。 この作者の他の作品も読んでみたいと考えています。 | ||||
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第一章「聖職者」は秀逸でここでこの物語に引き込まれる方がほとんどでしょう。 ある事柄に関して複数の人の視点から語る手法は以前からありましたが この担任の人物描写が見事で語り口も絶妙です。 以後は面白いミステリーのように次はどうなるのか?というものではなく なにか混沌とした世界が続き面白いという印象はあまりないが読まざるを得ないという 感じで最後まで行きますが、ゆえにラストがどうなるかという期待感はあまりなく 最終章でとんでもないことが起きる訳ですが・・ 構成上どうしても内省的世界にならざるを得ないということが全体の雰囲気を出して いますが、それがこの物語の特徴でもあり狙いでもあるのでしょう。 なんともやるせない読後感で、作者の筆力は認めますが奇抜といえば奇抜でもあり 人に薦めたいとはあまり思えない本だと感じました。 | ||||
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読み出したら止まらなくて、一気に読みました。が、それがいいことなのかはよくわかりません。 おもしろいけど、深くグサッとささるようなものは無かった。こういう本があってもいいと思うけど、これが大賞をとってしまうということがちょっと恐ろしい。 作者がこの話を書く動機が主人公が恨みをはらすことな気がして、そして読んでる自分もそこに少しすっきりしているのが嫌だ。 | ||||
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読みだしたら一気に読めました。すっきりするラストではないけれど、読後感は悪くありませんでした。 推理小説は、事件と直接かかわりない第三者が、犯人像を語ったり、時には本筋を逸脱しすぎない程度に 的外れな推理をしたり、迷わせる怪しい人物や証言を出して読者を遠回りさせつつ気を持たせながら、 事件の全貌を明らかにしていく物だと思っていました。しかしこの「告白」には、読者を導いてくれる 「神の視点」の役割を担う人物(たいていは刑事役)が登場しません。 事件にかかわった当事者の独白が中心になっているので、だれもが少しずつ嘘をついていて、事件の全貌は 物語が終わっても明らかになっていない気がします。 普通は、事件のあいまいな部分や、犯人の動機など思惑は、逮捕後の供述で語られたりして、 それで小説全体の道筋が通るのですが。 「神の視点」が事件を再構築してくれていないので、不完全感が残ります。 女教師が娘を死に至らしめた人物に復讐した事件を追う「刑事」が主人公の小説であれば、 もっとありふれた感じの推理小説だったかなと思います。 | ||||
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既に評価は確立されていますが、ようやく読みました。 話は面白いです。 前評判で期待しすぎた嫌いがあります。 4章が読みづらかったですが、書き方も色々な工夫がされていて、あっという間に読めました。 しかし、善人不在というのは否定できませんが、こうも大人も子供も考え方が邪悪でナルシストな人ばかりなんですかね。。。これから、類似のことが普通に頻発しそうでそら恐ろしくなりました。 | ||||
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既に多くの方が語られているように、「後味はよくない」ことは誰でも感じることであるので無理な設定について語りたい。 中学生の少年の爆弾を作るという科学的な能力は許せても、普通の女の子が血液検査の試薬を作るというくだりはあり得ない。小説、映画は嘘の上に成り立つ世界であることは当然であるし、それだけに感動を与えてくれるのだ。しかし、SFではないのだから、実際には出来るわけがないものが、いとも簡単にできてしまうというご都合主義はいかがなものだろうか。倫理観なんてことはどうでもいいのだ。フィクションの中にもう少しリアリティをもたせるべきであったと思う。 | ||||
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独白だけの章構成、新鮮ではあるけど やはり読み進めていくうちに単調すぎて飽きてしまった。 目新しい、という点では本屋さん受けはするのかもしれない。 | ||||
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ただ、一人の気を引きたかった… 少年の動機は数文字で言い表せてしまう。 命の尊さとか、倫理とか、法律とかそんなのどうでもいい、 少年に足りなかったのはほんの少しの想像力だと思う。 実際にこういった事件が起きたら目をギラギラさせて面白がる輩がいる一方、 AやBを思って心を痛める人、救おうとする人、ショックで病んでしまう人も必ずいて、 ただ単に当事者達の起こした事だけじゃすまない。 敢えてなのか、読後感の悪さを狙ったのか、救いのない話にすることによって 「蚊に刺されたから叩いて殺しちゃった」 程度のやったらやり返すというシンプルなフィクションに仕上がっているのだと思う。 残念なのが森口も、少年も淡々としすぎて 読んでいて憎たらしくなるような毒や悪意があまり感じられなくスラスラ読めてしまった所だ。 | ||||
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書き出しのあの感じ(淡々と一息に書く)はアゴタ・クリストフですね。「悪童日記」の手法に似てますね。それだけですはい。 日頃から文学に触れてない人や普段読書をしない人は「こんな素晴らし小説を生まれて初めて読んだ」となるでしょうが読書家の人たちの目は誤魔化せません。 かと言ってこの本がダメと言っているわけではない。 ただ皆が皆、驚きすぎのような気がして | ||||
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だいぶ今更ながら読んでみました。 1章でぐっと引き込まれたました。でも、読み進めていくとちょっと後悔するぐらいリアルな描写とかがあって挫折しそうになりました。 そして最後に“ええええっ、怖っ、恐っ!”って。“そういうことしちゃう!?”って。衝撃でした。 寝る前に読むのはおすすめしません。救いようのない気持ちになりますから…… | ||||
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近年の「本屋大賞」や「ベストセラー」には「なぜこの作品が?」と首をかしげてしまうモノも多いが、これもその一つ。 星の数はギリギリ2,5。 たしかに一気に読めるしそれなりに面白いけれど、正直軽すぎて物足りない。 全編通して誰かしらによる客観性ゼロのモノローグで語られており、 そのために登場人物および物語のきっかけでもある事件、全てが非常に浅く感じられる。 せっかく小説として描いているのだから、もう少し特定の誰かを掘り下げてみたり、 客観的に一連の経緯を語る視点があっても良かったのではないか。 まあ、とてもスルスルと読めるし重たいテーマなのに全く疲れないので 普段本を読まないという人にはいいかも。 どこかマンガやライトノベルの雰囲気が漂う作品。 それらが悪いものだとは思わないが、この作品が分厚いハードカバーの単行本価格では高すぎる。 買うなら文庫がオススメ。 | ||||
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私個人の感想を一言で述べるならば「不思議な本」です。 一気に読めますし、面白いのは面白いです。 だけど読後感は悪いんです。 読後感が悪かったので、読んだ直後は「あぁ、この作家の本はもう(読まなくても)いいや」と思いました。 が、しばらく経つと、また読み返してしまいます。 なんなんでしょうか。よくわかりませんが、不思議な本です。 | ||||
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まずまず文章力はあるので、普通に読めました。 内容は可もなく不可もなくといった感じです。 どの登場人物にも奥深さがなかったと思います。 それほど怖さも感じませんでした。 こういう人間なら確かにいるだろうなって感じです。 いろんなミステリーやサスペンスもので 描かれている人物なので、新鮮みを感じませんでした。 まあ、それでもつまらなくはなかった。 でも騒がれるほどすごいとは思いませんでしたけどね。 | ||||
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映画化に興味を惹かれて読みました。 小説がきちんとエンタテイメントになってます。 イッキに読めて、まあまあ面白い。 電車やバスの中で読む通勤用としてもオススメです。 | ||||
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DVDのCMが流れてたので題名は知っていたが、やっと読めた。 第一章と最終章が秀逸。子供を持つ親なら、倫理観からは逸れるが主人公がとった行動は理解できる。(やってはだめだが) 短絡的で虚栄心の強い行動は中学生ならでは。少年AとCは実は何処にでもいると思う。 ただ、子供が殺されたり、母親が殺そうとしたり、教師が復讐するなんて、どれをとっても日常ではないから。あまり、センセーショナルに描き過ぎたがゆえ、後味わるい読後感になっている。 | ||||
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口コミでベストセラーになった湊かなえのミステリー。 終業式の日、教師は生徒に向かってある告白をはじめる。それは、最愛の娘を殺した二人の生徒に対する、恐ろしい復讐のはじまりだった……。 すべてが一人称、それも告白体で進められる作りはとても面白いなぁと思いました。また、それぞれの章が独立しつつも、全体としてひとつの作品となっているのも、実験的でとてもユニークです。 読み進めるごとに新たな事実が現れ、話は変わっていきます。読者の予想をひっくり返し、また別の物語が生まれ、それもまた変わっていく。この変わり具合を楽しめる人にはとても面白い作品でしょう。 ただ、それがベストセラーになるというのはちょっと疑問です。 面白いけど、すごいか? と皮肉屋な僕なんかは思ってしまいました。 でも、面白いことは面白いです。 あと、後味があまりよくないので、ご注意を。 ※作品としてはやはり一作目の「聖職者」がずば抜けてよかったです。これだけが短編として掲載されたのは納得できます。ほかはちょっと。やはり弱いです。 | ||||
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『本屋大賞』をとるくらいだからと興味を持って読み始めました。 間を入れずに一気に読み終えるほどの面白さはありました。 …ですが、なんとも救いようが無いと言うか、だからと言って「せめてこうなれば良かったのに…」とも思える部分が全くない、後味の悪さだけが残るようなお話。 どんな本からも、小さなことでも何かしら一つくらいは「学んだ」とか「感動した」って思えるものですが、この本からはそう言ったものがありませんでした。(「こんな読ませ方もあるのか」と気付かされた点では一つ学びましたが。) ただ、あまり良い感想を書いてませんが決して読んで損をしたとは思ってません。本当に読めば面白い(あまり面白いって表現を使いたくないのだけど)です。 | ||||
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斬新だ。ここまで書ける作家はある意味スゴいよ。 でも これおもしろいと思うのって普段本読まないヤツだな。 | ||||
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待合室に置いてあり、読み始めたら止まらなくなった本。 好奇心を刺激され読み進んでしまう。 誰もが悪いようで、悪くないような、 悪くないようで、凄く悪い話し。 物事は1方向から見ただけではわからない。 人が持っている身勝手さを暴き出しながら、事件の真相を描いていく。 読後の後味は良くないが、読む価値のある作品。 特に中学生には。 | ||||
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