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告白
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告白の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.62pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全149件 21~40 2/8ページ
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最初から展開が読めるような感じです。牛乳の美味しさでいうと★☆☆ 他人からすっごい面白いと勧められたのですが、私のようなミステリーを読まない人間がいい意味で裏切られる事のないまま、あれっ?終わっちゃった!?って感じでした。 | ||||
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本当に一気に読めてしまう作品だった。 しかしこの手の作品としては仕掛けだとか、どんでん返しが自分には弱く感じた。 起、承、まではいいが転と結に至ってもそこまで心情が揺さぶられなかった。 映画化や本屋大賞を取ったこの作品に今更ながら期待して読んだが ハードルを上げ過ぎたのか期待していたほどの痛烈な面白さは残念ながら・・・。 | ||||
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よくもまぁここまで救いようのない話を考えられるもんだなぁと、他人事を装って心に余裕を持ちながら途中まで読んでましたが、よくよく考えるとこの物語の世界に自分が入り込んでしまったら、同じようなことを自分も考えたり行動したのでは? と思える節がいくつかありました。 おそらく一番感情移入してしまったのはB君か。かくいう自分も、学校が面白いと思ったことがないぐらい色々ダメな奴だったからでしょう。 この小説は一人称の多人数でそれぞれの人物の視点から一つの物語を何層にも重ねて構成されています。 で、登場人物の生い立ちや性格があまりにも救いようがないので、まぁ今まで真面目にコツコツと頑張ってきた人が楽しめる内容ではない気がします。一人称小説は感情移入できなければつまらないでしょうし。 そんな訳でこれから先の人生まだまだ諦めてないって人は本当に読まなくていい本だと思います。 それと、これは個人的な体験なのですが、この小説を途中まで読んで寝たら金縛りにあうような夢を見ました。しかもその中で小説の登場人物の感情が頭に流れ込んでくるんですよね。とても怖かったです。文字をダラダラと読むだけじゃ感じなかった憎しみや苛立ち、嫉妬、後悔など雷に打たれるような衝撃で目を覚ましちゃいましたね。時計を見たら1時間しか寝ていなかったから絶望です。 まぁでも、夢にまで出てくるってことは自分の無意識はそれだけこの小説に刺激をもらったってことなんでしょうね。いや、本当に悪夢だったんでもう勘弁して欲しいですが。 | ||||
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と思いたって、これは絶対外せないだろうと思った作品。映画も評判だったみたいですし。 読前の予想として、ずっと告白してる作品なのか(色々カットインはあるとして)と思いきや ”告白の連作”みたいな構成でした。なーんだ。← ともあれ、語り手は章ごとに変わっているはずなのに、全員思考ロジックが同じような印象。 「Nのために」の方を先に読んでいましたが、こちらはキャラ差別化の工夫があったので、 その辺はキャリアなりの進化と言えましょうか。 全体的な質感というか、”手触り”が「殺戮にいたる病」の様な気がしてなりませんでした。 とにもかくにも一番やり過ぎているのは、森口悠子先生、貴女です。 | ||||
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古本買って、何を書くの? 書く事がない。 後、11文字クリア。 。 | ||||
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今更ですけど数年前に読んだ告白を再読 前読んだ時には何という暗い(つーか嫌な)話だと驚いたもんですが 今の感想は何つーか... ブラックギャグというかブラックユーモア的な作品に感じてしまいました ちょっと電車で数時間、都会の方に行けば母親に会えるのにそれをせず殺人行為をして逮捕される事で 母親に面会に来て会おうとする 他人の事をバカバカ言うわりにおめーが一番のバカとしか言えない少年A 少年Aに出来なかった事をやってやる、僕だって出来るんだと しょーもない理由で殺人をする少年B(つーかこの2人はどちらも母親を中心に動きすぎ) あまりにトチ狂った主人公の女教師といいメンヘラ美月ちゃんといい 全員、それぞれ真面目に考えて真面目に生きてるハズなのにあまりに全員クレイジィというかバカすぎて どうも滑稽というかマヌケというか..... ほら、今再ドラマ化してるデスノートの原作漫画でも Lが死んだ時の月のドヤ顔とかLが東大に来た時の狂ったように笑う月とか 全くおかしくないシリアスシーンなのに何だか笑っちゃうギャグみたいなシーンがあったでしょ? そういうのを感じました 数年前に読んだ時は本気で胸糞悪くなったもんですけど今では壮大なコントに見える..... 「人の人生は近くで見れば悲劇だが遠くから客観視すればただの喜劇」とは誰の言葉だったか(確かチャップリンだっけ?) まさにこの作品を象徴する言葉だと思います てかこれ読んで胸糞悪くなったって人が多いらしいですけど 個人的には登場人物が揃いも揃ってイカれすぎてて人間の闇だのそんなの一切感じませんでしたね..... まるでアニメデスノートの後期OPのような作品、というのが僕の感想(オタクネタスマン) | ||||
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人間が受けた憎しみの強さはどの程度で忘れられない憎悪へと移りゆくのか? | ||||
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湊さんの文庫本はいつもながらチェックしています。次回作楽しみ | ||||
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1章で終わっていたら味気ない読後感を感じることはなかったと思います どこかで読んだ・・・そんな印象を受けました | ||||
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人気作家の人気作品だそうですが、正直言って、まともな文学というよりは、Vシネマ的な作り物的な雰囲気がプンプン漂う作品です。娘を殺されたシングルマザーの復讐劇の体裁をとっていますが、登場人物のそれぞれの告白が、年齢も立場も生活背景も異なるにもかかわらず、皆一様の冷静さでも語られているのが作り物臭いです。だから、読後はあまりいい気分になりません。中高生の軽読書としては良いでしょうが、大人がまともに取り上げるべき作品だとは思えません。 | ||||
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2人の中学生が担任の娘を殺害してしまい、担任によって、その2人が持っていた幸せを失っていくのみならず、不幸のどん底に陥る過程を、複数の登場人物の告白によって展開する小説。 彼らには、家庭環境など同情するべき理由もある。しかし、娘を殺害された親の怒りや憎しみは決して消えることがない。どんな理由があれ、殺意を持って人を殺めた責任から逃れることはできない、という作者の主張を感じた。 ただ、同じ事件を違う登場人物になぞらせる過程がまどろっこしく、ストーリーはたいした驚きや新鮮さもなく、後半の展開はかなり短絡だと感じた。 | ||||
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ガラクタを投げつけて救済の可能性を一つ一つ潰していく。そうして、実は救済の可能性なるものが、最初から子宮回帰と同程度に凡庸な幻想であることを、戯画的な定型装置で剥き出しにしていく。それで、おしまい。 自分が、いつの間にか、その作り手の側から省かれてしまっているかもしれないといつも強迫してくる、それが「空気」というものだろうか、現代の我々が消費している「虚構」というものだろうか。結局みんな、内実の無い自己愛同士、適当なところで楽屋オチにしたいんだよ。 この処女作で、作家は、そのとき内部に圧していた何か全てを、その不定形を巧むより前に、全部吐き出そうとしたのだろうか。 | ||||
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本の状態が良く、特に若者が読んでみたらいい本だと思いました。 | ||||
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楽しくおもしろく読ませてもらいましたです。 これからも機会があればと思いますです。 | ||||
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本作には不愉快な人物ばかりが登場するため、まともに感情移入すれば不愉快な思いをするのではないかと思います。 あらすじを見て手に取ったのですが、実際は加害者達とそれを取り巻く人達が落ちぶれていく様にページの大半が割かれていて。 私が期待したものとはちょっと異なる内容でした。 動物園の猿を見るつもりで読めば、不愉快な人物たちの言動も楽しめるのではないかと思います。 | ||||
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湊かなえさんのデビュー作。 ある殺人事件(事故?の面もある)を複数の立場の人間からの証言で語るという型で 話しは進む。 正直言って読み進める内に人間の弱さ、醜さを痛感せざる得ない。 本作では救いのない話しが延々と続くのもなんとも・・・ ただどこか現実感に欠けるなあと思ってしまうのは下村くんがネット環境あるんだったら HIVの情報をいくらでも分析できたんじゃないの?と思う。 分からないことがあればすぐに調べることの出来る今の社会からすると どうも違和感がありました。 あと森口悠子先生の存在感・・・一番の怪物はこの先生だったんじゃないのと思えてならない。 | ||||
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この作品は数年前に松たか子さん主演で映画化され、その非情な台詞が話題になった。読み始めるまではそういった記憶は忘れていたのだが冒頭から主人公の女性教師の独白がびっしりと綴られる形で物語が始まる。改行、段落を出来るだけ廃して紙面に埋め込まれた文字は独特な一人称で綴られる。生徒の反応も自身の言葉で語る部分は落語っぽい、所謂、漫談を聴いているかのような軽快さで文字数の割に読み進める。女性教師の独白は母子家庭になった経緯から始まり数か月前に校内で愛娘が事故死した真相に迫っていく。そして告げられる報復の事実。報復の対象になったのは二人の男子生徒だが二章にはクラス委員の女生徒の手紙が織り込まれ、続いて助手役の生徒の実情、主犯の生徒の実情と綴られクライマックスへ。物語の構成も語り口も流石に売れっ子と頷ける素晴らしい作品に違いない。只、違和感というか現実味があるかと言われれば少し首を傾げたい。女教師が述べる「大人社会なら常識から逸脱しない分彼らの置かれる試練は想像がつく、しかし常識を解さない子供らの環境に置かれたら~」。子供=悪の図式を根幹に置いている作者の主張がどうも作品自体を希薄にしている気がする。母子愛の危うさを言いたいのだろうが一人の大人のとして、まさにその部分は腐したくないのだが。 | ||||
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長女が面白いというので借りて読んだ。長女は2012年12月段階で高校一年生である。 一読して、まずその「救いのなさ」に驚いた。読後感の悪さというような生易しいものではない。暗闇で 冷ややかな鋼鉄に頬が当たったというような感じである。寒々としたといえば印象が伝わるだろうか。 話の筋は面白いし、ミステリーとしての意外性もある。構成も良く出来ている。従い、人気になる点は 理解出来る。但し、登場人物の現実性が非常に薄い。もっというと登場人物自体がきわめて薄いと 言わざるを得ない。 但し、それで本書を読み捨てることは不毛である。今問わなくてはならないのは「なぜこの本が かように売れており、読まれているのか」という点だと僕は思う。 例えば僕にとって登場人物の現実性がないとしても、僕の娘の世代にとっては現実性があるのかも しれない。 若しくは、彼らにとっても登場人物の現実性はないものの、特殊な通路で感情移入が出来ている のかもしれない。 若しくは、現実性もなければ、感情移入も出来ないながらも、更に、もっと想像のつかない読み方 をしているのかもしれない。 このように考えていくと、generation gapというような言葉では簡単に済まされない深い溝が 僕らの世代と娘たちの世代にはあるのかもしれない。そう考えていくことが僕らの世代が本書を 読む際の「読み方」なのかもしれない。 | ||||
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遅ればせながら本屋大賞とのことで読みました。 事件のミステリー性とか特に考えに考えぬいたというような印象は無く、読み進むうちにワクワク感がつのるというものとは異質ですが、結末が気になり読み進みたくはなります。 登場人物各人が、信条・人格的に確立されている者はおらず、コンプレックス おごり 増長 ねたみ 虚栄 不安 疑心暗鬼 甘え 夢 等の不安定で確立していない人格の中、各人の告白で構成されていますが、事件に発展はしなくとも、若き中学生時代くらいには、こんな不安定な様々な想いを持ちながら 学業にもスポーツにも暴力的な不良にもなれず、孤独な自分を吐露できる環境も無く、自分を探し続けた自分の当時の心情をおもいだしました。一昔前の他作家でも衝撃の文学とかいって、ヒッピー文化やドラッグや奔放な性行為を描けば若者文化だみたいな作品には入り込めませんでしたが、本作は、ずっと現代ならではの等身大の人物描写で入り込みやすい内容だとは思いますが、いま現在のモラトリアムな中学生が本作品を読んだ後、明日への希望が見出せるような作品に本屋大賞は送ってほしいと思います。 | ||||
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衝撃の問題作と言う前提で読んだので、こんなものか、と思いつつ、読後はやはり重苦しい気持ちになりました。 本作を読んで感じたことは、登場人物の誰にも感情移入できないと言うことです。 批評のようなことを言わせてもらうと、文章や構成は上手くて、読ませる力はあると思います。 題材が題材だけに仕方ないとは思いますが、登場人物と言うか、作品自体に血が通ってない感じが好きになれません。 一人称の語り口のせいか、被害者の女教師があまりにも冷静(冷徹)すぎて、その人となりが見えなくてモヤモヤします。 説教臭くないし、復讐を肯定するほどでもない……。 この作品から学んだことと言えば“頭の切れる人を敵に回すな”でしょうか。 | ||||
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