誰彼

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評判

誰彼の評価:

3.64/5点 レビュー 25件。 B ランク

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平均点3.64pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全62件 21〜40 2/4ページ
No.42
(3pt)

なるほど

「長門有希の100冊」を、いまさらながら読んでいまして。

たしかに、面白い本だと思います。
綸太郎の誤った推理が、挟まる関係で、なんだか、よくわからなくなるところもありますが、ちょうど、人間の頭に収まる範囲で、上手に展開していくという感じで。

気持ちよく読めました。
誰彼(たそがれ) (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 誰彼(たそがれ) (講談社ノベルス)より
4061814427
No.41
(4pt)

懐かしの新本格!

1990年代半ばの新本格の輝き。
これをリアルタイムで経験しておきながら、ぼくが法月作品にほとんど手を付けなかったのは不明としか言いようがない。
そうそう!そうなんだよ!っていう、ど真ん中の新本格でした。
今読むと、あー、この後に続く京極夏彦や森博嗣、そして西尾維新の流れが良くわかる。
本格の後にくるのはこれだよね!っていうミステリでした。
このようにぼくは推理小説の歴史という文脈で読み、評価してしまうわけですが、全然わからないひとがどのように感じるかが気になるところ。
誰彼(たそがれ) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 誰彼(たそがれ) (講談社文庫)より
406185240X
No.40
(4pt)

懐かしの新本格!

1990年代半ばの新本格の輝き。
これをリアルタイムで経験しておきながら、ぼくが法月作品にほとんど手を付けなかったのは不明としか言いようがない。
そうそう!そうなんだよ!っていう、ど真ん中の新本格でした。
今読むと、あー、この後に続く京極夏彦や森博嗣、そして西尾維新の流れが良くわかる。
本格の後にくるのはこれだよね!っていうミステリでした。
このようにぼくは推理小説の歴史という文脈で読み、評価してしまうわけですが、全然わからないひとがどのように感じるかが気になるところ。
誰彼(たそがれ) (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 誰彼(たそがれ) (講談社ノベルス)より
4061814427
No.39
(2pt)

2転3転4転5転・・・

・・・するのは事件じゃなくて探偵役の推理( ̄〜 ̄)

推理を間違う探偵は珍しくないですが、
こうも間違えまくると本解答がかすんじゃって・・・
一応間違えたわけではなく可能性を話してるんだろうけど
普通名探偵は確実な根拠が出来るまで口を閉ざすのに、
たいした根拠もないのに親子そろって自信満々で語り過ぎ。

かといってそこまで自意識過剰キャラでもなく、至って普通の人格・・・。
私が個性派名探偵好きなので物足りないのかも。

続きのシリーズを読むか悩み中です・・・。
誰彼(たそがれ) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 誰彼(たそがれ) (講談社文庫)より
406185240X
No.38
(2pt)

2転3転4転5転・・・

・・・するのは事件じゃなくて探偵役の推理( ̄〜 ̄)

推理を間違う探偵は珍しくないですが、
こうも間違えまくると本解答がかすんじゃって・・・
一応間違えたわけではなく可能性を話してるんだろうけど
普通名探偵は確実な根拠が出来るまで口を閉ざすのに、
たいした根拠もないのに親子そろって自信満々で語り過ぎ。

かといってそこまで自意識過剰キャラでもなく、至って普通の人格・・・。
私が個性派名探偵好きなので物足りないのかも。

続きのシリーズを読むか悩み中です・・・。
誰彼(たそがれ) (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 誰彼(たそがれ) (講談社ノベルス)より
4061814427
No.37
(3pt)

設定は魅力的なのですが ……

「 雪密室 」 同様、約20年ぶりに読みました。
真相などはすっかり失念していたのですが、おそらく、当時も同じような印象を抱いたことでしょう。
個人的には、今まで読んだ法月作品 ( 10作くらい ? ) の中では一番好きかもしれません。
それは、 〔 首のない死体 〕 〔 3人兄弟 ( しかも下の2人は双子 ) 〕 〔 新興宗教 〕 という設定が、
割合と魅力的に感じるからです。

しかし読了してみると、やや肩すかしというか、期待以上のものを得られなかったという印象を受けました。
〔 3人兄弟 〕 とある以上、パターンは限られているのですから仕方ないかもしれません。
だからといっても、全部で428ページというのは長すぎます。
もう少し簡潔にしてほしかったですね。

革命家の登場で南アルプスまで出かけるのは分かりますが、展開がまだるっこしい。
探偵役の男のかつての知り合い 〔 枢機卿 〕 とか、必要でしょうか ?
この後の法月作品に出てくるのかもしれませんが ? ( そうでなければ余計につらい )
ライトノベルじゃあるまいし、キャラクターものは勘弁してほしかったです。
それでも魅力的な人物だったなら許容範囲にも思いますが、それがないので苦しい。

設定だけで最後まで一気に読むのは、少し苦痛で残念でした。
誰彼(たそがれ) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 誰彼(たそがれ) (講談社文庫)より
406185240X
No.36
(3pt)

設定は魅力的なのですが ……

「 雪密室 」 同様、約20年ぶりに読みました。
真相などはすっかり失念していたのですが、おそらく、当時も同じような印象を抱いたことでしょう。
個人的には、今まで読んだ法月作品 ( 10作くらい ? ) の中では一番好きかもしれません。
それは、 〔 首のない死体 〕 〔 3人兄弟 ( しかも下の2人は双子 ) 〕 〔 新興宗教 〕 という設定が、
割合と魅力的に感じるからです。

しかし読了してみると、やや肩すかしというか、期待以上のものを得られなかったという印象を受けました。
〔 3人兄弟 〕 とある以上、パターンは限られているのですから仕方ないかもしれません。
だからといっても、全部で428ページというのは長すぎます。
もう少し簡潔にしてほしかったですね。

革命家の登場で南アルプスまで出かけるのは分かりますが、展開がまだるっこしい。
探偵役の男のかつての知り合い 〔 枢機卿 〕 とか、必要でしょうか ?
この後の法月作品に出てくるのかもしれませんが ? ( そうでなければ余計につらい )
ライトノベルじゃあるまいし、キャラクターものは勘弁してほしかったです。
それでも魅力的な人物だったなら許容範囲にも思いますが、それがないので苦しい。

設定だけで最後まで一気に読むのは、少し苦痛で残念でした。
誰彼(たそがれ) (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 誰彼(たそがれ) (講談社ノベルス)より
4061814427
No.35
(4pt)

デクスターより先にこれを読みました

そもそもこの作品を読んで、コリン・デクスターを読み始めたが、あちらのモース警部が狂言回しに終始しているのに対し、法月綸太郎は典型的なヒーロー型の名探偵であるため、モース警部的役割を与えられた本作は、あとから読み返すと違和感がある。
私はこれが初めての法月作品であったため、違和感なく読めたけれども。

読み物としての面白さはデクスターの方が上だと思うので、興味があれば「ウッドストック行最終バス」や、「キドリントンから消えた娘」などを読んでみるべき。ただし、後期作品は作風が変わってしまうので、本作と近い作風なのはこの2作品位ですが。
誰彼(たそがれ) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 誰彼(たそがれ) (講談社文庫)より
406185240X
No.34
(4pt)

デクスターより先にこれを読みました

そもそもこの作品を読んで、コリン・デクスターを読み始めたが、あちらのモース警部が狂言回しに終始しているのに対し、法月綸太郎は典型的なヒーロー型の名探偵であるため、モース警部的役割を与えられた本作は、あとから読み返すと違和感がある。
私はこれが初めての法月作品であったため、違和感なく読めたけれども。

読み物としての面白さはデクスターの方が上だと思うので、興味があれば「ウッドストック行最終バス」や、「キドリントンから消えた娘」などを読んでみるべき。ただし、後期作品は作風が変わってしまうので、本作と近い作風なのはこの2作品位ですが。
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4061814427
No.33
(3pt)

しかしですな

薄弱な根拠の元で二転三転の推理が展開される。著者の持ち味なのだろうが、やはり私的には少しパーツを詰め込み過ぎているように思われる。法月探偵を初めて読むからか、あまりキャラクターに入れ込めず。
誰彼(たそがれ) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 誰彼(たそがれ) (講談社文庫)より
406185240X
No.32
(3pt)

しかしですな

薄弱な根拠の元で二転三転の推理が展開される。著者の持ち味なのだろうが、やはり私的には少しパーツを詰め込み過ぎているように思われる。法月探偵を初めて読むからか、あまりキャラクターに入れ込めず。
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4061814427
No.31
(5pt)

3作目の本作にて飛躍的に伸びた

思わせぶりな1作目の「密閉教室」、定型過ぎる「雪密室」と過去2作と比較すると3作目の本作にて法月氏のプロ推理作家としての実力が発揮されたと感じる。
変則3つ子もので、こうなると入れ替えトリックネタだなと読む前から予想が付くが、新興宗教ネタや70年代過激派ネタを織り交ぜたストーリーテリングでグイグイと読む者を引き付ける。前2作からすると格段の読み応えである。
次作の最高傑作と言われる「頼子のために」に繋がるステップ作として見逃せない一作と言える。
誰彼(たそがれ) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 誰彼(たそがれ) (講談社文庫)より
406185240X
No.30
(5pt)

3作目の本作にて飛躍的に伸びた

思わせぶりな1作目の「密閉教室」、定型過ぎる「雪密室」と過去2作と比較すると3作目の本作にて法月氏のプロ推理作家としての実力が発揮されたと感じる。
変則3つ子もので、こうなると入れ替えトリックネタだなと読む前から予想が付くが、新興宗教ネタや70年代過激派ネタを織り交ぜたストーリーテリングでグイグイと読む者を引き付ける。前2作からすると格段の読み応えである。
次作の最高傑作と言われる「頼子のために」に繋がるステップ作として見逃せない一作と言える。
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4061814427
No.29
(5pt)

ハードパズラーの奇蹟的な達成

新興宗教《汎エーテル教団》の教祖・メンターこと甲斐辰郎のもとに、
「異来邪」と名乗る脅迫者から、奇妙なメッセージが送られてくる。

綸太郎は犯人探しをはじめるが、瞑想のため、地上八十メートルにある塔
最上部の密室状態の部屋に籠った甲斐が、脅迫状通りに姿を消してしまう。

まもなくして、西落合のマンションから、甲斐と思われる首無し死体が発見される。

捜査線上には、甲斐と生き別れた顔が瓜二つの双子の
弟、安倍誓生と安倍兼等が浮上してくるのだが……。

果たして、首無し死体は甲斐なのか?
そして、犯人は何のために首を持ち去ったのか?

当初本作は、偏執的に推理の試行錯誤をするコリン・デクスターの手法を借用することで、
クイーンの《国名》シリーズの再活性を試みるという構想に基づいて書かれていましたが、
最終的には、誰もが臨めない、前人未踏の境地に到達したといえます。

三人の「同じ顔を持つ男」と、甲斐に施されていたという人工内耳の手術の跡。

繰り返される推理の過程で、容疑者たちは三兄弟を軸に「首無し
死体」、「犯人」といった役割を、目まぐるしく交換していきます。

膨張していく推理、酩酊感をもたらすどんでん返しのつるべ打ちに、
「誰が誰でもええわ」と思う人もいるかもしれませんが、本作における
複雑かつアクロバティックな論理展開は、パズラーとして奇跡的な達成
といえます。

著者と同じく、クイーンを信奉する作家・有栖川有栖氏をして、
「クイーンの傑作数本分に匹敵する凝集度」と言わしめたのは、
伊達ではありません。
誰彼(たそがれ) (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 誰彼(たそがれ) (講談社ノベルス)より
4061814427
No.28
(5pt)

ハードパズラーの奇蹟的な達成

新興宗教《汎エーテル教団》の教祖・メンターこと甲斐辰郎のもとに、
「異来邪」と名乗る脅迫者から、奇妙なメッセージが送られてくる。

綸太郎は犯人探しをはじめるが、瞑想のため、地上八十メートルにある塔
最上部の密室状態の部屋に籠った甲斐が、脅迫状通りに姿を消してしまう。

まもなくして、西落合のマンションから、甲斐と思われる首無し死体が発見される。

捜査線上には、甲斐と生き別れた顔が瓜二つの双子の
弟、安倍誓生と安倍兼等が浮上してくるのだが……。

果たして、首無し死体は甲斐なのか?
そして、犯人は何のために首を持ち去ったのか?

当初本作は、偏執的に推理の試行錯誤をするコリン・デクスターの手法を借用することで、
クイーンの《国名》シリーズの再活性を試みるという構想に基づいて書かれていましたが、
最終的には、誰もが臨めない、前人未踏の境地に到達したといえます。

三人の「同じ顔を持つ男」と、甲斐に施されていたという人工内耳の手術の跡。

繰り返される推理の過程で、容疑者たちは三兄弟を軸に「首無し
死体」、「犯人」といった役割を、目まぐるしく交換していきます。

膨張していく推理、酩酊感をもたらすどんでん返しのつるべ打ちに、
「誰が誰でもええわ」と思う人もいるかもしれませんが、本作における
複雑かつアクロバティックな論理展開は、パズラーとして奇跡的な達成
といえます。

著者と同じく、クイーンを信奉する作家・有栖川有栖氏をして、
「クイーンの傑作数本分に匹敵する凝集度」と言わしめたのは、
伊達ではありません。
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4061814427
No.27
(5pt)

ハードパズラーの奇蹟的な達成

新興宗教《汎エーテル教団》の教祖・メンターこと甲斐辰郎のもとに、
「異来邪」と名乗る脅迫者から、奇妙なメッセージが送られてくる。

綸太郎は犯人探しをはじめるが、瞑想のため、地上八十メートルにある塔
最上部の密室状態の部屋に籠った甲斐が、脅迫状通りに姿を消してしまう。

まもなくして、西落合のマンションから、甲斐と思われる首無し死体が発見される。

捜査線上には、甲斐と生き別れた顔が瓜二つの双子の
弟、安倍誓生と安倍兼等が浮上してくるのだが……。

果たして、首無し死体は甲斐なのか?
そして、犯人は何のために首を持ち去ったのか?

当初本作は、偏執的に推理の試行錯誤をするコリン・デクスターの手法を借用することで、
クイーンの《国名》シリーズの再活性を試みるという構想に基づいて書かれていましたが、
最終的には、誰もが臨めない、前人未踏の境地に到達したといえます。

三人の「同じ顔を持つ男」と、甲斐に施されていたという人工内耳の手術の跡。

繰り返される推理の過程で、容疑者たちは三兄弟を軸に「首無し
死体」、「犯人」といった役割を、目まぐるしく交換していきます。

膨張していく推理、酩酊感をもたらすどんでん返しのつるべ打ちに、
「誰が誰でもええわ」と思う人もいるかもしれませんが、本作における
複雑かつアクロバティックな論理展開は、パズラーとして奇跡的な達成
といえます。

著者と同じく、クイーンを信奉する作家・有栖川有栖氏をして、
「クイーンの傑作数本分に匹敵する凝集度」と言わしめたのは、
伊達ではありません。
誰彼(たそがれ) (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 誰彼(たそがれ) (講談社ノベルス)より
4061814427
No.26
(5pt)

ハードパズラーの奇蹟的な達成

新興宗教《汎エーテル教団》の教祖・メンターこと甲斐辰郎のもとに、
「異来邪」と名乗る脅迫者から、奇妙なメッセージが送られてくる。

綸太郎は犯人探しをはじめるが、瞑想のため、地上八十メートルにある塔
最上部の密室状態の部屋に籠った甲斐が、脅迫状通りに姿を消してしまう。

まもなくして、西落合のマンションから、甲斐と思われる首無し死体が発見される。

捜査線上には、甲斐と生き別れた顔が瓜二つの双子の
弟、安倍誓生と安倍兼等が浮上してくるのだが……。

果たして、首無し死体は甲斐なのか?
そして、犯人は何のために首を持ち去ったのか?

当初本作は、偏執的に推理の試行錯誤をするコリン・デクスターの手法を借用することで、
クイーンの《国名》シリーズの再活性を試みるという構想に基づいて書かれていましたが、
最終的には、誰もが臨めない、前人未踏の境地に到達したといえます。

三人の「同じ顔を持つ男」と、甲斐に施されていたという人工内耳の手術の跡。

繰り返される推理の過程で、容疑者たちは三兄弟を軸に「首無し
死体」、「犯人」といった役割を、目まぐるしく交換していきます。

膨張していく推理、酩酊感をもたらすどんでん返しのつるべ打ちに、
「誰が誰でもええわ」と思う人もいるかもしれませんが、本作における
複雑かつアクロバティックな論理展開は、パズラーとして奇跡的な達成
といえます。

著者と同じく、クイーンを信奉する作家・有栖川有栖氏をして、
「クイーンの傑作数本分に匹敵する凝集度」と言わしめたのは、
伊達ではありません。
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4061814427
No.25
(5pt)

ハードパズラーの奇蹟的な達成

新興宗教《汎エーテル教団》の教祖・メンターこと甲斐辰郎のもとに、
「異来邪」と名乗る脅迫者から、奇妙なメッセージが送られてくる。

綸太郎は犯人探しをはじめるが、瞑想のため、地上八十メートルにある塔
最上部の密室状態の部屋に籠った甲斐が、脅迫状通りに姿を消してしまう。

まもなくして、西落合のマンションから、甲斐と思われる首無し死体が発見される。

捜査線上には、甲斐と生き別れた顔が瓜二つの双子の
弟、安倍誓生と安倍兼等が浮上してくるのだが……。

果たして、首無し死体は甲斐なのか?
そして、犯人は何のために首を持ち去ったのか?

当初本作は、偏執的に推理の試行錯誤をするコリン・デクスターの手法を借用することで、
クイーンの《国名》シリーズの再活性を試みるという構想に基づいて書かれていましたが、
最終的には、誰もが臨めない、前人未踏の境地に到達したといえます。

三人の「同じ顔を持つ男」と、甲斐に施されていたという人工内耳の手術の跡。

繰り返される推理の過程で、容疑者たちは三兄弟を軸に「首無し
死体」、「犯人」といった役割を、目まぐるしく交換していきます。

膨張していく推理、酩酊感をもたらすどんでん返しのつるべ打ちに、
「誰が誰でもええわ」と思う人もいるかもしれませんが、本作における
複雑かつアクロバティックな論理展開は、パズラーとして奇跡的な達成
といえます。

著者と同じく、クイーンを信奉する作家・有栖川有栖氏をして、
「クイーンの傑作数本分に匹敵する凝集度」と言わしめたのは、
伊達ではありません。
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4061814427
No.24
(5pt)

ハードパズラーの奇蹟的な達成

新興宗教《汎エーテル教団》の教祖・メンターこと甲斐辰郎のもとに、
「異来邪」と名乗る脅迫者から、奇妙なメッセージが送られてくる。

綸太郎は犯人探しをはじめるが、瞑想のため、地上八十メートルにある塔
最上部の密室状態の部屋に籠った甲斐が、脅迫状通りに姿を消してしまう。

まもなくして、西落合のマンションから、甲斐と思われる首無し死体が発見される。

捜査線上には、甲斐と生き別れた顔が瓜二つの双子の
弟、安倍誓生と安倍兼等が浮上してくるのだが……。

果たして、首無し死体は甲斐なのか?
そして、犯人は何のために首を持ち去ったのか?

当初本作は、偏執的に推理の試行錯誤をするコリン・デクスターの手法を借用することで、
クイーンの《国名》シリーズの再活性を試みるという構想に基づいて書かれていましたが、
最終的には、誰もが臨めない、前人未踏の境地に到達したといえます。

三人の「同じ顔を持つ男」と、甲斐に施されていたという人工内耳の手術の跡。

繰り返される推理の過程で、容疑者たちは三兄弟を軸に「首無し
死体」、「犯人」といった役割を、目まぐるしく交換していきます。

膨張していく推理、酩酊感をもたらすどんでん返しのつるべ打ちに、
「誰が誰でもええわ」と思う人もいるかもしれませんが、本作における
複雑かつアクロバティックな論理展開は、パズラーとして奇跡的な達成
といえます。

著者と同じく、クイーンを信奉する作家・有栖川有栖氏をして、
「クイーンの傑作数本分に匹敵する凝集度」と言わしめたのは、
伊達ではありません。
誰彼(たそがれ) (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 誰彼(たそがれ) (講談社ノベルス)より
4061814427
No.23
(5pt)

ハードパズラーの奇蹟的な達成

新興宗教《汎エーテル教団》の教祖・メンターこと甲斐辰郎のもとに、
「異来邪」と名乗る脅迫者から、奇妙なメッセージが送られてくる。

綸太郎は犯人探しをはじめるが、瞑想のため、地上八十メートルにある塔
最上部の密室状態の部屋に籠った甲斐が、脅迫状通りに姿を消してしまう。

まもなくして、西落合のマンションから、甲斐と思われる首無し死体が発見される。

捜査線上には、甲斐と生き別れた顔が瓜二つの双子の
弟、安倍誓生と安倍兼等が浮上してくるのだが……。

果たして、首無し死体は甲斐なのか?
そして、犯人は何のために首を持ち去ったのか?

当初本作は、偏執的に推理の試行錯誤をするコリン・デクスターの手法を借用することで、
クイーンの《国名》シリーズの再活性を試みるという構想に基づいて書かれていましたが、
最終的には、誰もが臨めない、前人未踏の境地に到達したといえます。

三人の「同じ顔を持つ男」と、甲斐に施されていたという人工内耳の手術の跡。

繰り返される推理の過程で、容疑者たちは三兄弟を軸に「首無し
死体」、「犯人」といった役割を、目まぐるしく交換していきます。

膨張していく推理、酩酊感をもたらすどんでん返しのつるべ打ちに、
「誰が誰でもええわ」と思う人もいるかもしれませんが、本作における
複雑かつアクロバティックな論理展開は、パズラーとして奇跡的な達成
といえます。

著者と同じく、クイーンを信奉する作家・有栖川有栖氏をして、
「クイーンの傑作数本分に匹敵する凝集度」と言わしめたのは、
伊達ではありません。
誰彼(たそがれ) (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 誰彼(たそがれ) (講談社ノベルス)より
4061814427