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アルキメデスは手を汚さない
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【この小説が収録されている参考書籍】
アルキメデスは手を汚さないの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.58pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全32件 1~20 1/2ページ
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読書した当時を思い出す作品です。 懐かしさと、なるほどと思わされるトリックに改めて感心しました。 良い作品です。 | ||||
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『アルキメデスは手を汚さない』は、いわば「今どきの若い者は」小説。1970年代の高校生(今どきの若い者)の生態を描いているのですが、半世紀を経た今となっては正直ピンときません。最後の「汚れた世間には、手を汚して立ち向かおうじゃないか」というのが、子供時代を卒業していく青年へのはなむけの言葉かな。 | ||||
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元祖推理系ライトノベルです。 小学生の頃に全シリーズ読破しました。 江戸川乱歩、コナンドイル、モーリスルブラン、アガサクリスティほぼ全部読破しました、図書館小僧でした。 それぞれの空気感が違っていてその中に浸るのが堪らなく気持ちよかった。 | ||||
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内容はほとんど忘れていましたが、たまには同じ本を読んで見るというのもいいもんだと思いました。ディオゲネスやヒポクラテスも読んでみようかな。 | ||||
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あれは50年位前、私が中学生くらいの頃だったでしょうか?母がテレビドラマ化されたこの物語を確か夜10時頃かな?1人で熱心に見ていました。私は女子高生が妊娠するドラマだとは知っていましたが、さほど興味を感じられず見ませんでした。 今、思うことは、もっと早くに読めば良かったなと。今読んだのでは遅すぎると感じました。 もっとも私が高校生のときに読んでも、分かったかな? 大人は狡い。大人は汚い。大人になりたくない。なんて考えは、よっぽど・・・なんでしょうか? | ||||
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登場人物の掘り下げが少ないと感じたが、エピローグが個人的に良かったし、すっきり終わってるので、読後感が良い。 | ||||
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とても面白くて一気に読めました。 | ||||
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僕が生まれる前に書かれた小説。 有名な作品なので名前は知っていたが、内容までは知らず先入観なしで読んでみたが結構面白かった。 解説では作者は悪漢小説を書きたかったと書かれている。 つまり、主人公の高校生たちは悪である。 この高校生たちの行動が理解できないとか、倫理観がおかしいとか、読後感が最悪とかの感想があるが、そもそも作者は爽やかな高校生を描こうとしていたわけでもないし、勧善懲悪のスカッとした小説を書こうとしてたわけでもない。 大人たちからすれば「何を考えてるのか理解できない」少年たちを描いているのである。 正義感あふれる人物のスカッとする勧善懲悪の小説が読みたければ池井戸潤の小説でも読んでおけばいい。 これから本書を読もうとしている人で、爽やかな青春物を期待しているなら本書はおすすめできない。 行動規範が理解できない若者という事に関しては、本書が書かれた時代背景が大きく関わっていると思う。 本書が書かれたのは1972年。連合赤軍によるあさま山荘事件が起こった年である。 連合赤軍による総括などは、当時「何を考えてるのかわからない若者」の象徴だっただろう。 本書の高校生たちの描かれ方にもその影響はあると思う。大人からすれば「一体何を考えてるのか理解できない」存在なのである。 世代の違いなどで、理解できない存在とのコンタクトこそ本書のテーマだと思う。 登場人物である男子高校生のとても印象に残ったセリフがある。 「もうお伽噺の年齢は過ぎたんだぜ。汚れた世間には、手を汚して立ち向かおうじゃないか」 というものだ。 正義感だけふりかざして世の中は渡っていけないという事であり、一面の真理でもある。 はっきり言って、主人公たち高校生はある意味クズである。 しかし、世の中や人生は、善悪や倫理観だけでは割り切れない事を本書は教えてくれる。 爽やかな読後感を期待している人には向いてない小説である。 | ||||
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今63才ですが40年以上まえに読んだ 本書を懐かしく久しぶりに読む事が出来感激です。有難う御座います。 | ||||
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■アルキメデスは手を汚さない 女子高校生の堕胎手術後の死に端を発し、彼女の同級生周辺に起きた殺人を含むいくつかの事件を解き明かすミステリ。 ストーリーの中心となるのは、男子高校生の姉とその愛人の死で、密室殺人やアリバイトリックを扱っている。一見無関係に見える出来事が、本質とのところでつながりをみせるわけだが、そこを良しとするかで本作品の評価が分かれてしまいそう。 大人になり切れない世代を描いている本作品。青臭い正義感や幼い恋愛表現、無謀ともいえる行動力、牙をむく反発心等、作品発表当時の高校生気質なのだろうか。 そのあたりのリアルさが気になって謎解きに集中できなかった。 ■暗黒告知 日本初の公害事件である、明治の足尾銅山鉱毒事件を背景とした社会派ミステリだ。 ときの権力者やその利権に群がる人々と、正義を貫こうと行動する人々との軋轢の中発生した密室殺人。第二、第三の殺人を追う地方紙のいち記者が見た真実とは。 田中正造の事績など歴史的事実を調べながら読み進め、背景そのものにいたく興味をそそられた。直木賞候補の作品だっただけに、文章が上手い。民衆に対する非情ともいうべきな圧力に、ふつふつとした憤りさえ覚える。 トリックが現実的かはあるが、顛末の意外性は堪能できるだろう。 *巻末エッセイは東野圭吾さん。 | ||||
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大学生の頃に読んだこの本を偶然見つけて、懐かしさのあまりもう一度読んでみました。 若い頃を思い出しながらとても面白く読むことが出来ました。 良い本です。 | ||||
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父が昔読んでとても面白かったというので読んでみました。 推理小説としてとても良く出来ていると思います。 | ||||
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東野圭吾氏が作家を志すきっかけになったと述べる江戸川乱歩賞のそれまでの一連の受賞作とは明らかに異なるタッチのミステリーで鮮烈に登場した学園青春ミステリーである。 昭和40年代の作品だが、今から読んでも共感できる部分や、時代性により違和感のある部分などもかえってその書かれた当時の雰囲気が際立ち興味深く読めるだろう。 推理小説としてはアリバイトリックがメインなのだが、特に本作ではメインのネタ扱いではなく、特段優れたトリックが使われている訳ではないが、本書は登場する高校生たちとそれの対比として位置する大人の刑事達による断絶の物語としてうまく成立している。 | ||||
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当時は高校でも学園紛争があった時代です。70年安保の後のどこかなげやりな世相をうつしているような気がします。 | ||||
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その当時中学生だったかな?本屋のアナウンスで繰り返し繰り返し「小峰元の『アルキメデスは手を汚さない』」の宣伝文句を聞かされた。小学生時代から、ませてたのか、推理小説が好きだったけど、これはパスしていた。「アルキメデス」が難しそうだったから。でも高校受験に失敗して、私立の男子校それも校則が厳しく、「頭は刈り上げか、丸坊主」「予習復習していないものは出席簿で頭を殴る」「暴力をふるったものは般若信経を書く」など、ある意味理不尽な目に合っていたので、まあ現実逃避に本を買って読んでいた。そこで文庫本の「アルキメデスは手を洗わない」を読んでみた。本の中の高校生はちょっと大人びてはいるが、現実に受験戦争をしてる私の琴線に触れた。今の子供が読んで、面白いと思うかと聞かれれば、ためらってしまうだろう。なぜなら、私たちが味わった「抑圧」「疎外感」「孤独」は当時とは比べようもないほど意味を持たなくなっているから。これは尾崎豊の「15の夜」や「卒業」を聴いても「ピンとこない」と言われてしまうのにも似ている。だが、本当は彼らの中にもこういう感覚は存在しているに違いない(気づいていないだけで)いじめというまた別の問題もあらわになっているからだ。ネクラからネアカになったからといってまだ若者は一人では立ち向かっていけないものだ。だいぶ脱線したが、小峰作品を読んで受験勉強をしていた時代を懐かしく思い出したので。最後に一言「若者の特権は悩むことにある」乱文失礼しました。 | ||||
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中学の頃、東野圭吾の「放課後」を初めて読んだときのような懐かしさがあった。と思ったら、東野氏もインスパイアされた元祖学園ミステリーを書いたのがこの人らしい。 文章に若干時代は感じるけど、良いものは良いと思った。ほかの作品も読みたい。 | ||||
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1970年代頃の高校を舞台に繰り広げられた、所謂、学園ミステリーで江戸川乱歩賞に輝いた快作。内容は大人目線で描かれていて、少し読み手によっては、違和観がありますが、当時の世相も上手く描いています。謎は小粒ですが、面白い作品でお勧め。むすびに、この作品以前にも、学園ものは確かにありましたが、この作者の様に世の中に長けた方が少なく、ブレークしませんでして、その意味で、ほん作品を元祖学園ミステリーと考えました。 | ||||
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書かれた時代が時代であったので、多少読みづらい点はありましたが・・・楽しく読む事が出来、また東野作品のベースになった様な作品ですので。随所にそれが鏤めてあり、読んでいて納得出来る部分が多かった様に感じています。 こんな比べ方は、いけませんが東野作品について感心のある方ならば???読んで「なるほど・・・」と感じる部分が多くて楽しいかもしれません(笑) | ||||
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ひと世代前に書かれた、学園ミステリーです。高校生の生態が生き生きと描かれています。推理としては、弱いですが、当時の世相までも、鮮やかに描いていて、懐かしい気持ちに至れます。また、今読み直ししも、色褪せたかんじのしない、良い味の優れた作品です。 | ||||
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アルキメデスのほうは他で書いていますので、小林久三氏の作品だけコメントします。足尾銅山の公害問題をテーマにした、極めて重い話です。このテーマを推理物にしていますが、推理はアバウトです。しかし、優れた筆力でこの大きなテーマを独自の感性で描き,燻りだした傑作です。 | ||||
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