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アルキメデスは手を汚さない



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アルキメデスは手を汚さないの評価: 5.75/10点 レビュー 4件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点5.75pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全4件 1~4 1/1ページ
No.4:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(5pt)

アルキメデスは手を汚さないの感想


「アルキメデス」という言葉を残して死んでいった女子高生・美雪。彼女の死の真相を握る級友たちは大人たちの追及を嘲笑うようにかわしていく。クラスメートの弁当に紛れた毒、ある男の失踪、いずれの事件にも柳生という生徒が関わっているようだが・・・。
昭和47年の学園を舞台に若者の未成熟な友情と世間への反抗を示した青春推理小説。


1972年の江戸川乱歩賞、高校を舞台に人の死の真相を扱った青春ミステリーの先駆けといえる作品ですね。とはいえその青春は現代とはとても似つかないような内容となっています。解説に「青春悪漢小説」と述べられている通り、この作品に出てくる高校生たちはアウトローで小生意気で大人への敬意を知らぬ未成熟な若者です。当時はSNSは勿論、携帯の普及もない時代なので若者たちのストレスや主張は直接的な言動や行動によって示すしかないのでしょう。それが正解なのか不正解なのはさて置き、おそろしく行動的で危なっかしい青年たちが事件の中心陣取っています。一方で追及する側の大人たちはというと極一部を除き、まともな大人たちなのでさらに青年たちの生意気さを際立たせています。
物語の謎が氷解した後に残る若者たちへの印象は「分からない」、「理解できない」という意見が多いと思います。それは作中の刑事もそう感じている通り作者も納得づくの計算、本作はそんな得体の知れぬような不安定な若者像をあえて表現していると感じます。



りーり
9EDFH0HC
No.3:
(5pt)

東野圭吾が初めて読んだミステリーらしい

なるほど「放課後」に通じるものがありますね。もう少し人物のキャラクターが表現されていればよかったのですが。特に柴本健次郎。

わたろう
0BCEGGR4
No.2:
(7pt)

アルキメデスは手を汚さないの感想

東野圭吾の作風に大きな影響を与えたことで有名な作品。雰囲気が東野圭吾の『同級生』に似ています。小峰元の作品の中で、本作だけはいまだに書店に売っています。

BOY
IM7XWAPW
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

アルキメデスは手を汚さないの感想

70年代の青春ミステリ。
40年近く前の小説なのにあまり古さを感じませんでした。
東野圭吾がこの本を読んで作家を志したという話をきいて、
雰囲気がなるほどって思いました。
謎解きは薄めでした。

ゆー
98N04ZLM

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