■スポンサードリンク
愚行録
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
愚行録の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.60pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全66件 21~40 2/4ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
これぞ、いやミス!どんどん先が気になって一気に読んでしまいました。人間の醜いところが見えて複雑な気持ちになるけど楽しいです。映画も観ましたが、話が若干違うけどどちらも最高 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
わかりかにくい、犯人が。しまいまで。しかも記者の妹て?何の関係もないとこが面白いはずが、そうでもなく、手抜きぽくて伝わってこない | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
1つの事件をいろんな視点から探っていき、関係者の話で殺された人物像があぶり出され、最後に犯人が自白している点が面白かった。行き帰りの電車の中でサクサク読める本。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
映画を見てから読みました。タイトル通り愚かな人達が多く登場し、それぞれの掘り下げも映画よりも深いので、より内容を理解できました。が、基本的には登場人物の愚かな行動を延々聞かされ、最後を期待しながら何とか読みきったという印象。総合的には面白かったが、ストーリーのスピード感というか熱中度は並といったところです。映画だけでも充分かも。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
色々な人にインタビューしていっただけの内容。そんなにいうほど各登場人物が愚行な人達とは思えない。人間なんてこんなもので、これって普通なんじゃないかと思った。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
映画になる本は必ず原作を読みたくなるので買ってます。読み応えありました。最後のえーって感じ悲しいやらあーそういう事なんだって 満足しました | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
期待通りの内容、面白かったです。作者の他の作品も読んでみたいと思いました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ストーリーは凄く良かったです。が、後味が悪いなと思いますしheavyだなと思います | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
短編小説を読んでる感覚になります。 内容は、淡々としている話ですが、なんとも言えない、気持ち悪さです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
淡々と読めて、最後なるほどと思ったわ〜。 映画化も楽しみ(^_^) | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
悪人読んだ時と同じ感覚。価値観の違いで全てが違って見える。難しい問題です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
映画されることを知らずに読み始めました。読み終わって、まず最初に、これは映画化されてもおかしくない!ってくらい今までにない切り口でとても面白く読ませていただきました。今はこの物語をどんな風に映像として映してくれるのか楽しみです。 映画、必ず観に行きます。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
どこにも遣り場のない思いに襲われます。 著者の狙い通りなのかもしれませんが、救いのない苦い後味がします。 ただ一度読み始めると、引き込まれ最後までページをめくってしまう….。 30代の夫婦と子どもの一家殺人事件。 夫婦の大学時代の知人のインタビューを中心に、 当時を回想しながら事件の背景が徐々に、それぞれの目線を通じて見えてくる。 彼らは誰に、なぜ殺されたのか。 読み終わるとこのタイトルたる所以がしっくりきます。 デビュー作の「慟哭」を読んだ知人が、 「この人は現代犯罪を描かせたら天才」と褒めちぎっていたので気になっていて、やっと読めました。 来年の映画化が楽しみ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
一見非の打ちどころのない理想的な夫婦の実像が、関係者へのインタビューで少しずつ明らかになって行く。その展開はスリリングで読むのがやめられなくなった。 ただ、犯人の動機がちょっと弱い気がする。実際にひどい目にあわされた時は何もしないで、何年もたってから家族まで殺すかなぁ、と。 あと、桐野夏生の「グロテスク」もそうだったけど、慶応がずいぶんひどい書かれようで、これ読んだら大学から慶応受けるのが嫌になる人がいないかなぁ。 小生、大学から慶応に行った「外部生」だけど、確かに金持ちは多いし、入学当初はつるんでる内部生がめだったけど、ここまでひどくはなかった。これは自分が男だからで、女性には目に見えない階級制度があるのだろうか。あるいはそれを感じなかった自分が鈍かったのか。 いずれにしろ、世間から見た慶応のイメージはこんなものなのかとも言えるのだが。 学生時代を思い出して、ちょっとそんなことを考えたりした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
閑静な住宅で発生した一家四人の惨殺事件。本作品は、事件の背景を探るルポライターのインタビュー形式で物語が進行する。被害者の家族は、大企業に勤務する夫、美しい才媛の妻、二人の可愛い子供たち。高学歴夫婦の幸福を絵に描いたような家庭は、周囲の羨望と嫉妬を集めざるを得ない。 ルポは夫婦の現在から、学生時代の友人たちまで遡って、人となりを紐解いていく。インタビューが進むにつて、なんとも居心地の悪い気分にさせる。それは、インタビュイーたちのどす黒い心のうちが透けて見えるからなのだ。口では褒めそやし、哀悼を述べながら、やんわりと夫婦の人間的ないやさしさを漏らしていく。誰もが羨む理想のカップルに隠された、非人間的な冷徹さが語られるわけだ。澱のようにたまった憤懣がぶくぶくと表れてくる様が、巧みに描かれている。読み進める度に嫌な思いをさせられのだが、ここは、著者の筆力の高さを感じざるを得ない。 興味の中心は、インタビューの合間に挿入される謎のモノローグが、どのように事件と関わりを持つのかだ。一見、ハイソな一家とは無関係な、女性の悲惨な過去が縷々語られていく。僕は事件の真相には、残念ながらちょっと不満なのだがどうだろうか。もっとも見るべきはそこではないのだろうが。 本作品には、有名私大の学生間の格差が赤裸々に描かれているのだが、これが興味深い。こういう実情を見ると、僕もインタビュイーを同じ僻み根性がむくむくと湧きあがってきてしまうよ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
とてもおもしろかったので、貫井作品を購入しました。これは、かの「悪女について」を彷彿させるような展開で最後までおもしろかった! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
貫井さんの作品は、『崩れる』→『乱反射』→『慟哭』と読んで 未だに外れがない。ということで、今回は本作品を。 インタビュー的な感じで、どうなっていくのだろうと。 それにしても、この人は、本当に読ませる!! ストーリーの起伏は薄いのに、飽きずに読ませるのは本当にすごいな、と感心しています。 一番興味深く読んだのは、慶大内での内部生と外部生の話だったけど まさかそれがね……。w ああ、そう繋がっていくんだね、と途中でなんとなくわかってしまったけど それでも面白かったし、不気味な感じがありました。 評価は3.6位ですが、4にしておきました。ww | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
テレビで事故や事件に関する目撃者証言を視聴していると不快感を覚えることがあります。目撃者が神妙な表皮の下に何処か嬉しそうな表情を見せたり、冷静な声を取り繕いながらも何処か誇らしげな口調になったりするのが嫌なのですが、証言には客観的な事実などなく、分厚い色眼鏡を通してたっぷりに脚色された気持ち悪さばかりが目立つものも少なくないように思います。「人の知らないことを知っている自分を自慢したい。」「誰か他人について表現する際に、自分との比較を通して、他人を下に、自分を上に位置づけようとする。」そこまで酷くなくとも「他人のことを褒め、その上でその他人が自分を認めている、或いは自分に好意を持っていることを仄めかし、自分の位置づけを上げようとする。」 この小説の構成は、一家惨殺事件の被害者である田向夫妻の人となりを、複数の証言者が立体物の死角を無くして行く様に、徐々に明らかにして行くものです。これらの証言は、婦人の大学時代の友人からであったり、夫の会社の同僚からであったりするのですが、その証言がどれもが冒頭に似た不快感を感じさせます。 人間の自己承認願望は、私も含めて誰もが持ち合わせているものだと思いますが、本題にそれたところで(この場合被害者についての客観的事実の伝達が求められるシチュエーションにおいてでさえ)、自己主張しようとしている証言者の愚行を見るのが気持ち悪いのではないでしょうか。 地味ですが重みのあるなかなかに不愉快な読後感のある良作でした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
桐野夏生の「グロテスク」と同じ印象を受ける作品。 グロテスクは、Q女子高・Q大学(つまり、慶応)の人間関係。 もう一つ、グロテスクとの共通点(かな?)は、愚考録は、世田谷一家殺害事件をモデルにしていて、 グロテスクは、東電OL殺人事件という、実際にあった殺人事件をモデルにしてるってことかな。 (グロテスクの方が、かなり深く書き込んであるな、という印象ではありますが) 両作品とも、暗くて読後感は良くありませんが、私はけっこうこの手の本が好きです。 作者の文体も好きです。読みやすい。 私は、日本よりずっとずっとずーーーっと階級意識が高いイギリスにいたことがあるのですが、 それと比較したら、愚考録、グロテスクの階級意識なんて、「つまらない」ものだと思いますよ。 でもそれにこだわっちゃう人って、たくさんいるんですよね。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ある一家が惨殺された。 犯人はだれなのか・・・? 『告白』のような独白形式で展開されていく物語。 個々の独白がどのようにつながっていくのかが面白いところ。 コイツは怪しい。コイツは嘘を言っているんじゃ? と疑りながら、まんまと騙されてしまう。 次々と登場してくるキャラクター、 語られるエピソードに計算のうまさを感じる。 個々の人間から語られる夫婦の人間像、 そして登場人物それぞれの「愚行」の数々。 読み終わって本を閉じたとき、 タイトルを見て思わず「うむ・・・」とうなってしまう。 しかしこれら愚行を引き起こした感情は、 人間だれしもが抱き得る感情である。 それが余計に恐ろしい。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!