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ひまわりの祝祭
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ひまわりの祝祭の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.56pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全23件 1~20 1/2ページ
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主人公が食べているのはコンビニのホイップクリームドーナッツですけど。 この作品を最初に読んだころ、セブンにはホイップカスタードーナッツというのがあって、私ははまりました。 ベニヤ板をキャンバスにする描写もリアルで、これがあんな終わりになるなんて、 カタストロフィーが尋常ではありません。 藤原伊織全集が出たら、絶対買います。 | ||||
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読んだ直後(高校生)にハリウッドあたりで映画化しても良さそうなのに、と素直に思った記憶。 | ||||
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2作目を超えてここに辿り着いた方々は期待通りの作品です!w ちょwこれwできなくもないかな~???って感じの作品があってもいいでしょ!w トリックは大雑把に想像できて、私は好きです。 | ||||
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密室殺人も大量に登場するが現実離れしたキャラも大量に登場する これには映像化を狙ったあざとさがヒシヒシと感じられるが是非実現して貰いたい 設定とキャラ立とギャグがシリーズが進むにつれていい意味でエスカレートしている トリックは真面目に考えても解けるものじゃないので悩まずサクサクと読み進めるのが良いでしょう 次巻は王城帝夏主演の『八甲田山五連続密室殺人事件』でお願いします | ||||
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【密室づくめの八箱村、トリックのスケールはは文句なしで1番】 八箱村ということで金田一耕助シリーズの八つ墓村を連想しましたが、おどろおどろしさはなく、前巻までと雰囲気は同じです。 私は主役の二人の関係性が好きなので、二人の描写の濃厚さというか青春度では前巻に軍配が上がります。今回二人が合流するまで少し時間がかかったことも影響しているかもしれません。 密室トリックはさすがに豊富で、とりわけ第九のトリックのスケールは今まで読んだミステリでも最高レベルのものでした。流石にどうなの?と思わなくもないのですが、そのアイデアとスケール感が本シリーズらしく私としてはアリです。むしろこのトリックがなかったら、物足りなくなっていたと思います。 私としては2巻の「密室狂乱時代の殺人」がトリック、主役二人の青春度ともにシリーズで群を抜いて良かったので、それを超える4巻を期待しています。 次巻が出たら、必ず買います。 | ||||
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確かに人の描写がテキトーだったり、トリックが力技や偶然に頼っている部分もあるけれど、これほどの数の密室殺人を一冊で味わえるのはこの作者だけだと思うので、星を一つおまけしておく。 人体発火の密室は被害者がせめて腰をついていたら成り立ったのにおしい。腰をつかないと見えない触れないボタンが壁に付いていて、クローズドサークルを抜け出す鍵になるかもしれないと被害者に思わせられたら… 八箱村の作りが開かずの間のトリックにつながるとは、力業だけど豪快なトリックで割と好き…タイトル回収の意味もある 被害者の描き方がテキトーなのは、別にこの作品に始まったわけじゃなし…つまりは最初から…綾辻行人氏の十角館の殺人でも登場人物は本名じゃなかったはず…本格ミステリにとって被害者は記号なのか… 十角館の殺人と比べたけど、この作品にはクローズドサークルものに欠かせない張り詰めた危機感はない…そこを許せるかどうかかな? | ||||
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早い | ||||
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「テロリストのパラソル」からの2冊目です。前作同様、登場人物(特に女性)と文体がやっぱり魅力的でした!! 今作はファン・ゴッホの「ひまわり」が実は8枚あったのでは…? という西洋美術のロマンも味わえたので、絵画好きの私としては大満足でした。 | ||||
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遺作『名残り火』のラストもそうだったが、ここでも闇のなかに浮かびあがる紅蓮の炎が目に鮮やかだ。三島由紀夫の『暁の寺』での御殿場の別荘をつつむ凶暴な炎のように、それは目だけでなく、皮膚や鼻孔や耳朶や臓われた舌や脳髄や湿った心にまでしみわたってくる。それは単に業火であるだけでなく、焼却炉の容赦ない(差別のない)炎の舞いのように映る。『テロリストのパラソル』に続く長編であり、ここでも<信頼>や<誠実>が問題にされているが、その最深部にまで降りてゆくことの辛酸を、なぜこれほど執拗に描かなければならなかったのか、訝しく感じるほどだ。薄っぺらなハードボイルドにはしたくないという作者の<誠実>さということだろうか。生半可な<儀式>だとか、<異次元で起きた幻>だとかいった虚言に惑わされないだけではない。<成熟>という<誠実の反転>を許さないばかりか、己の<責任>回避癖という<未熟>と<無知>を断固として許そうとしないのだ。これは、実に手厳しい。読む方にも痛さが押し寄せてくる。誰も回避できないくらいに。 エンタテインメントでこれほど厳格な倫理が描かれるのもちょっと珍しい。それから、藤原伊織作品らしく、この物語にも、いたるところに警句めいた言葉が散りばめられている。やれ、“人間を動かす要素は、おおよそ三つ、カネ(”現代の神“だとか)、権力、それに加えて、美だ”とか、“ハイブリッドなんて、アイデンティティー放棄の言い訳”だとか、「ブラフ」だとか…。 もちろん世迷言ではない。そして、相変わらずキャラの立ち具合が目を瞠る。佐藤和也(新聞配達人だが異様に律儀)だとか、加納麻里(英子と酷似の極貧からヘルス嬢になった気丈だけどかいらしい娘)だとか、主人公・秋山秋二(いちばん不可解)だとか、その自殺した英子(“残酷な世界から秋二を護る”と宣言した妻)だとか、畑間宏(ヤクザな世界に憧れたが所詮姉の弟だった)だとか、原田(才覚あふれるゲイで機敏でクールな“誠実”漢)だとか。 物語りは、<五百万のカネを捨てたいという旧知の人物(村林晃)があらわれる。千五百万をギャンブルでごく短時間に失う老人がいる。そのふたりは無関係ではない。加えて一千万円を瞬時に失っても、なお冷静な表情を崩さない若い女まで登場する>という奇妙な発端だ。 秋山は、常に<ホットミルク>ではなく、<温めた牛乳>を所望し、甘い菓子を常食している、ハードボイルドな性格の人物だ。つまり、てめえのことはてめえで賄う念の入った自己完結の男として、或いは、<なにひとつ生産しない生活>を無為におくる<非生産的な敏感さ>を伴った人物としてわれわれの目の前にあらわれる。まるで小説の主人公としてはふさわしくないのだ。しかし、この<無>からはじまる物語のどこにそんなポテンシャルがあったのだろうと思えるくらいの複雑に絡み合った世界が膨張していく。これはいわば、ファン・ゴッホの世界を基調にした規格外の物語である。根暗な男の妄想でも何でもない、現実のダークなハラワタを開示してくれる稀有なファンタジーといっていいだろう。いつものヒューモアがちと足りない気もするが、これはこれで藤原伊織ワールドの貴重な一断面だろう。 | ||||
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とてもきれいで到着しました | ||||
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フォン・ゴッホの描いた“ひまわり“を材料にしたフィクションで、次から次えと想像力を膨らませながら読み進められるストーリー展開を楽しめました。 | ||||
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著者らしい文章、そして終わり方。他の作品同様に主人公のハードボイルド感がたまらない。 | ||||
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テーマがゴッホのひまわりであることや登場人物が魅力的でキャラが分かりやすいせいか、ストーリーが映像として記憶に残っている作品です。主人公の行動には共感できない部分もありますが、会話の切れ味がすごく登場人物ひとりひとりの個性や心情が文章としてここまで描けるのは驚きです。 題材のロマン性であったり人物設定はすごく好きなので、もう少し推理小説としての謎解きに比重があって銃撃戦などの暴力的な内容が抑えめであってくれれば自分としてはより楽しめたかもと思います。 | ||||
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前に読んだ、「テロリストのパラソル」と同じような感じで主人公が1人で事件に臨んでいくのかと思っていましたが、 今回の話は周りの人たちも‘いい味’を出してくれてました。 主人公に恋をする、元妻にそっくりの女性、本当は敵なんだけど、‘ゴッホの8枚目のひまわり’を守る為、 気付けばともに主人公と手を組み戦うホモ(表現が悪かったらすいません…。)の人…。 とにかく、そういった仲間関係の絡みが今回の話ではいい味を出してたと思いました。 最後の結末の場面に近づいていくと、小説なのに、なんだか映画を観ているような、そんな迫力も…。 そして、‘8枚目のひまわり’の運命を知り、「~ああ、それでこのタイトルなんだ…」と、感動してしまいました。 伊織さんのことを知っている人もそうでない人も、読む価値ありの、本だと思います。 | ||||
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この小説ほど読者を楽しませることを前提にハードボイルドであることに自覚的に、そしてマーケットにいかに訴えるかの効果を理知的に考慮して書かれた作品は珍しいのではないでしょうか? 登場人物は魅力的な個性を善玉、悪玉、主役脇役を問わず与えられており、洗練された文章を得て生き生きと描かれていますが、進行に合わせて物語に出入りし、ストーリー上の必要に合わせていろいろな個性を見せていく様子は、チェスの駒のようです。 ミステリーとしての謎解きもやたらと頭の切れる主人公にすべてお任せで、読者に推理させる負担を与えず、ひたすらカッコよい物語世界を見せてくれます。 面白く読めましたが、読了後却って、作者の手のひらの上で踊らされたような不思議な印象が残ります。 | ||||
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「テロリストのパラソル」に続き、この作品も日本から海外への「心の旅」を体感できました。今回も 文章の中に、「名文」をいくつも発見でき、1文で、心の琴線を震わせることのできる、すばらしい 表現力、描写力を感じます。クライマックスの場面は「川端康成」の「雪国」の最後の情景を思い浮かばせました。 本当に、悔しい気持ちです。この先藤原さんの、作品が 表れてこないことは。 | ||||
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「テロリストのパラソル」に続き、この作品も日本から海外への「心の旅」を体感できました。今回も 文章の中に、「名文」をいくつも発見でき、1文で、心の琴線を震わせることのできる、すばらしい 表現力、描写力を感じます。クライマックスの場面は「川端康成」の「雪国」の最後の情景を思い浮かばせました。 本当に、悔しい気持ちです。この先藤原さんの、作品が 表れてこないことは。 | ||||
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世捨て人となって生きる気力を亡くしていた男のもとに、昔の同僚が訪れるところから事件が始まっていく。ストーリはいつも通り読みやすくページ数が多かったにも関わらず引き込まれた。お金に執着がなく面倒なことを嫌う男だが、面倒に巻き込まれるのを受け入れたのは妻の自殺の真相を究明したかったからであり、妻への愛は本物だったと思う。妻の自殺の真相が意外と単純だったのはがっかりだったが、最後に絵を燃やしてしまうのはなくなった妻と妻に似た不幸な女性への送り火ということでよかったと思う。 | ||||
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世捨て人となって生きる気力を亡くしていた男のもとに、昔の同僚が訪れるところから事件が始まっていく。ストーリはいつも通り読みやすくページ数が多かったにも関わらず引き込まれた。お金に執着がなく面倒なことを嫌う男だが、面倒に巻き込まれるのを受け入れたのは妻の自殺の真相を究明したかったからであり、妻への愛は本物だったと思う。妻の自殺の真相が意外と単純だったのはがっかりだったが、最後に絵を燃やしてしまうのはなくなった妻と妻に似た不幸な女性への送り火ということでよかったと思う。 | ||||
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読み始めてから、主人公の周りに起こる展開がスピード感溢れ一気に読める作品です。 登場人物も個性的ですが、何より主人公のクールさに小生は惹かれました。 流石、伊織氏の作品です! | ||||
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