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ひまわりの祝祭



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ひまわりの祝祭の評価: 3.56/5点 レビュー 43件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.56pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全8件 1~8 1/1ページ
No.8:
(2pt)

詰め込み過ぎと理解できないトリック

普通のミステリーと思わないで読まなくてはいけません。たーくさん天才推理小説家と良くわからない天才探偵が何人か出てきます。登場人物はとても多いけれど、名前はとても憶えやすい。これはミステリーというよりファンタジー?次々と殺人が起きて、図入りでトリックの解明が行われるけれど、私にはまったく理解できず。なんとか理解できたトリックも、そんなこと実際にやったとしても、絶対に成功しないよね・・・と、途中で読むのが辛くなりました。もう読むのをやめようかなと思ったけれど、でもせっかくだから犯人は知りたい。なんとか最後までこぎつけました。
ひまわりの祝祭 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:ひまわりの祝祭 (角川文庫)より
4043847025
No.7:
(2pt)

むぅ、だったっ!

○○は「むぅ」と唸り
○○だったっ!
など、読んでいて違和感を感じる
独特な表現が目立つ
ひまわりの祝祭 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:ひまわりの祝祭 (角川文庫)より
4043847025
No.6:
(1pt)

雑・大味

・豪快すぎるトリック,謎解きが行われますが「笑えない馬鹿馬鹿しさ」なので
 読めば読むほど白けてきます
・相変わらず「最初の密室」に関する謎(どのようなことが起きたか,
 なぜ一審のみで判決が確定したのか)は伏せられています
・作者の大好きな「液体窒素」が又も使われますが、入手・運搬の手法は不明です
(「気密性の高い建物」なら単純窒息性ガスとして使用できるのに、回りくどい方法なのも変わらず)
・サブキャラである王城帝夏(と朝比奈夜月の会話)は割と気に入ったので
 彼女をメインとした外伝が出れば読みたいですが、本編としてはサヨナラですね・・・・・・
ひまわりの祝祭 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:ひまわりの祝祭 (角川文庫)より
4043847025
No.5:
(2pt)

このミステリーがひどい

鴨崎暖炉の密室時代シリーズ3作目。一作目の『黄金時代』は見立てやカルト信仰、エキセントリックな登場人物との推理合戦(ただし少し間の抜けた)、特有の世界観における密室講義など、密室の荒唐無稽さを気にならないくらいには面白い箇所があった。
 二作目の『狂乱時代』ではトンデモ空間で、とんでもないトリックがつぎつぎに炸裂するという前作の骨格を引き継ぎ、今度は金網島という場所を舞台に新たな密室トリックがいくつも披露された。文章は1作目よりも良くなっていて、軽い文体は作者が敬愛するという米沢穂信といった作家を真似しているのかもしれない。ただしトリックは前作よりも杜撰で、もうちょっと練られる余地があったのではないかと思わせるところがいくつかあった。登場人物はこれまたエキセントリックな名前にエキセントリックな行動様式をもつ、リアリティーの欠片もないような者ばかりだが、前作ほどには、そのエキセントリックさを生かしきれずに死体になった感がある(総じて速やかに退場するに値する者ではあるが)。
 そして本作は、やはり前作までの骨格を踏襲した、クローズドサークルミステリである。今回の舞台は八つ箱村という、これまたおかしな村で、なんと鍾乳洞の内部に作られている。村のなかには自堕落的に暮らす村民たちと、密室ミステリを書きまくるおかしな富豪一家が暮らしている。
 八つ箱村という明らかに横溝の村をパクった村が舞台なので、おどろおどろしい因習があるのかと思った読者は、この作者の力量について甚だしい計算違いをしている。というのも、この作者はとにかくリアリティは蔑ろにすることに決めているようで、因習というのも、伝奇要素は微レ存すらない、昭和密室八傑とかいうエキセントリック集団を祀るという莫迦みたいなしきたりのことだからだ。
 しかし、そうしたアホみたいな設定は今作に始まったわけではないから目を瞑るとして――、(ちなみに今作でも、この傍線にカンマという謎めいた原稿用紙の使い方が多用されている。あまり見ない使い方ではあるが、多分間違いではないので、若干鼻につくが、これにも目を瞑ろう)、さて肝心の中身はどうだろうか。探偵小説興味を満たす箇所が存在するだろうか。あるいは、もっと単純に読書の楽しみはあるだろうか。
 一考の余地くらいはあるかもしれない。物柿家の三姉妹を巡る推理が、断崖を挟んだ村の東西で交互に進んでいく場面などは、有栖川有栖の『双頭の悪魔』の亜種みたいでわくわくさせられる。夜月が王城帝夏を捜査に誘うくだりは、ちょっとくすりとさせられる。第2章では事件現場のふすまが開閉可能であるにもかかわらず、大量に飛び散った血液の論理により、現場が密室にならざるを得ないという謎が提出されるが、それなりに興趣をそそられる謎である。
 ところが本来の探偵役、蜜村漆璃が登場してから、雲行きが怪しくなる。前作と同様に彼女は密室の謎を次々に解いていく。そしてひとつ謎が解かれる、そのたびに読む者の興趣は失われていく。第一の別荘の密室と第三の蜘蛛の巣の密室には、かろうじて及第点を与えてもいいだろう。第二の蔵の密室にも目を瞑ろう。しかしそれ以外については、あまりにもひどすぎる。第五の人体発火の密室では、想像上の道具を案出することについては寛容になるにしても、その使い方については、あまりにもお粗末すぎる。こんなので解決してはいけない。血染め和室の密室についても、人体の構造をあまりにも舐めすぎてる。これが仮に実行可能だとしても、人体を図画工作するみたいに扱うのには感心しない。
 四色木箱の密室と最後に明かされる開かずの扉の謎は、物理現象を扱うものだが、理工学部だという作者の経歴を鑑みても、それまでのお粗末さを加味すると、なんだかてきとうなことを言っているんじゃないかと思えてくる。この2つの謎については、あまりにも説明がくどすぎる。もう少し明瞭簡潔にならなかったのか。原稿料のためにわざと長ったらしく書いているのだろうか? そうでなかったら、作者は完全に分裂症患者だろう。
 八つ墓村から村の名前を借りているのだから、少しくらい真面目にやるべきじゃないだろうか? 密室トリックを案出することに熱を上げるのはいいが、こんなのはミステリーに対する敬意でもなければ、愛でもない。こんなのは推理小説ではない。ミステリーを軽蔑している。千円払ったことと時間を費やしたことが忌々しくさえ思える。
 補遺ー―作者は相当ドライアイスと氷がお好きなようで、今作でもドライアイスと氷を使ったトリックが炸裂する(ドライアイスと氷については自家薬籠中のものにしていると過言ではないだろう)。合理的思考に愛想を尽かした、ドライアイス好きの読者にとっては、前作以上の満足を得られるだろう。
ひまわりの祝祭 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:ひまわりの祝祭 (角川文庫)より
4043847025
No.4:
(1pt)

読むのがしんどく必然性に欠けるだめ物語

いま読み終えた。しんどかった。苦痛をこらえながら読み終えた。
これは僕の誠実のたまものだ。一言で言えばこんな気障や自己愛に満ち溢れた作品。
要らん文章が多すぎて説明しているうちに元を忘れてしまいそう。
すべての会話はいらんこといいで満ちていて鬱陶しい。皆同じ性分の人物かと思えてくる。

ようある外国映画の見過ぎとちゃうか。もっと簡潔にわかりやすく書いて欲しい。こう書かないとハードボイルドにならないとでも思っているかのような書き方にげんなりした。

話がややこしい。人も多すぎ。これはたくさんのプロットを入れているから。
この過去のつながりを説明する場面またが変。
銃撃戦のさなかに過去の物語をながながと説明されては読者はかなわない。
映画でそうしたらどうなるやろう。一度見てみたいもの。

展開が変。なんで主人公が京都で村松と偶然あうのか。道草するな。
なんで埠頭に井上がでてくるのか。なんで村松が慌てて新幹線に乗らなければいけないのか。わからない。

新聞の男と宏の口調がまったく同じ。同じキャラクターは白ける。

真理が死んでも可哀そうとも何とも思わなかった。いくら悲しげに書かれても心情移入ができなかった。
この手にでてくる女は決まってこんなタイプというのもうざったい。
こうしなければいけないのか。

妻の自殺の原因が上司による暴行妊娠という設定自身がすんなり受け入れられない。そんなので自殺しませんよ。愛する人がいるのに。

妻の自殺原因を追う男とゴッホのひまわりを追う連中を絡めて描いているが
目的が別なら秋山がひまわりを追う理由が理解できない。
かれはなぜ倉庫へいくのか。
物語を華々しく終わらせるためにだろう。違和感ありあり。
ひまわりの祝祭 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:ひまわりの祝祭 (角川文庫)より
4043847025
No.3:
(2pt)

スタートから無理が!

初めの500万から、終わりの妊娠まで無理があった。ゴッホとか絵画の説明も長い。人間構成にもこじつけみたいでどうだか。半分から後は飛ばし読みになった。
ひまわりの祝祭 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:ひまわりの祝祭 (角川文庫)より
4043847025
No.2:
(2pt)

つまらない作品ではないんだけど。。。

つまんなくはないんだけど、なんというか全てが中途半端に感じる。細かいことが色々気になって全体としてはチグハグな印象。作品として成り立つように取り繕いましたよ、的な。
覚えてることを箇条書きしてみる。※ネタバレあり。

・2本の主軸が最後まで交わらない上に話が一本調子。
・主人公のギャンブルの天才設定はなんだったんだ。
・結構長い割りに前半はほとんど無意味。無理やり膨らませてるとしか思えない。
・登場人物の動きがやたら不自然。一応の理屈はつけてるけど、理に落ちない。
数千億の負債を抱えてる人間が数十億のために命賭けで動くか、とか。
絵を持って逃げたんなら倉庫で待ち伏せされることくらい想像して回避できるんじゃね、とか。
たまたま顔が似てただけ、の女をあんなに無理して雇うか、とか、雇われた女があんなに好奇心発動させて動き回るか、とか果てには命までかけてロクに知らない主人公を助けにくるか、とか。言い出したらキリがない。

あと細かいところでは
・ハードボイルドの会話が寒い。なんていうか、下手、としか言いようが無い。
これは好みの問題かもしれないけど、なんというのか、「ハードボイルドってこんな感じでしょ?」みたいなハードボイルドのパロディーを読んでるような気分だった。
・唐突に無意味に文学的。
会話が突然やたら文学的になったり理屈っぽくなったり。これがホントに唐突かつ、本筋に関係なくて浮く。なんか深いこと言ってるでしょ、みたいな。

さらについでに言うと、必然性なくゲイを出すのが嫌。文中で擁護してるけど、「見世物の一つ」として侮辱的に描いてるのは
何より作者本人だろう、という感想を持った。大体老年にさしかかってから男色に転向って、どんだけ例があるの?あまり考えられないんだけど。そういう「奇抜」な設定を、ただ「奇抜でしょ?」ってだけで本筋と関係なく置く、っていう無神経がとっても嫌。

ラストもいかにも「お話畳みまーす」って感じ。
無意味に人殺すな。
無意味に美術品を焼くな。

大体こんな感じです。どうにもがっかりだけが残った作品でした。。。
ひまわりの祝祭 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:ひまわりの祝祭 (角川文庫)より
4043847025
No.1:
(1pt)

全共闘ナルシシズム

本作品においては、「テロリストのパラソル」にはまだ多少はあった技巧が、完全に著者自身の全共闘ナルシシズムに埋め尽くされて、とても付き合いきれない内容になっている。展開も登場人物も安易の一言に尽きる。ただでさえ嫌味なだけのフェティシズムやナルシシズムの掃き溜めになりがちな日本のハードボイルドの中にあって、その悪い所をまるで冗談のようにかき集めたとしか思えないできばえ。
ひまわりの祝祭 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:ひまわりの祝祭 (角川文庫)より
4043847025

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