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光と影の誘惑



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光と影の誘惑の評価: 4.00/5点 レビュー 29件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全7件 1~7 1/1ページ
No.7:
(3pt)

タイトル作は騙された!

4作品からなるミステリ短編集。

ミスリードの効いたタイトル作が良いだろうか。その他は、お話しとしては面白いものの、途中から結末が分かってしまう。後味が良くないのは共通している。

息子の誘拐犯から他人の子を誘拐するよう脅迫された夫婦「長く孤独な誘拐」は着想がユニーク。

不可能な状況で銃殺された男「二十四羽の目撃者」は、凶器が拳銃ゆえにアメリカの探偵物となったのかな。

現金輸送車を襲う計画をたてた二人組「光と影の誘惑」は、まんまと騙された。

母の秘密を探り当ててしまった息子「我が母の教えたまいし歌」は、途中で真相に気づかなければ衝撃的だったかもしれない。
光と影の誘惑 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:光と影の誘惑 (集英社文庫)より
408747402X
No.6:
(3pt)

長く孤独な誘拐

もう後戻りはできない。その一線を越える瞬間。銀行マン西村は競馬場で顔見知りになった男と話すうち、自分がまともな職についていることが申し訳ないような気がしてきて…。
光と影の誘惑 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:光と影の誘惑 (集英社文庫)より
408747402X
No.5:
(3pt)

我が母が教えたまいし歌。

長く孤独な誘拐
誘拐犯が、誘拐をさせる。
犯人は、いったい誰か?
森脇は、誘拐犯になろうとする。
誘拐という犯罪は、なぜ検挙率が高いのか?
事件が、同時進行するから、痕跡を残しやすい。
24羽の目撃者。ペンギンがみていただけだった。
光と影の誘惑。子供と親の関係。
時間が、いつの間にか、進んでいってしまう。
小林と西村;西村は銀行員。
そして、ギャンブル好きなのだ。
こういう風に銀行員が、生活できるのかどうかが不思議なのである。
結局は、クライマックスに、何を用意するかである。
我が母が教えたまいし歌
お母さんは、誰だ?
光と影の誘惑 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:光と影の誘惑 (集英社文庫)より
408747402X
No.4:
(3pt)

期待しすぎたでしょうか。

中篇4作ですが、それぞれ趣向がこらしてあり、それなり楽しめました。
ただ、最後の「どんでん返し」が「え?それだけ」と思ってしまうのは、この作者の他の作品が傑出しているせいでしょうか。
光と影の誘惑 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:光と影の誘惑 (集英社文庫)より
408747402X
No.3:
(3pt)

個性的な4つの話

西村が競馬場で出会った男、小林が話したのは、現金輸送車襲撃計画だった。計画はうまくいき、ふたりの男は1億円を手にする。だが、思わぬ悲劇がふたりを待っていた・・・。表題作「光と影の誘惑」を含む4編を収録。 「光と影の誘惑」は、よく練られた作品だと思う。小林に誘われ、現金輸送車襲撃の片棒を担いだ西村。だが、完璧とも思えた計画に狂いが生じる。「仲間割れ」というありふれた題材だと思っていたら、とんでもない驚くべき結末が待っていた。話の展開、そして構成がよかったと思う。もうひとつ印象に残った作品は、「長く孤独な誘拐」だ。子供を誘拐された父親に犯人が突きつけた要求は、身代金ではなく、ある家の子供を誘拐するということだった。決して表に出ようとしない犯人。犯人の意のままに動かされる父親。緊迫した状況の描写に惹きつけられた。趣を異にした4編には、それぞれ違う面白さがある。楽しめる1冊だと思う。
光と影の誘惑 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:光と影の誘惑 (集英社文庫)より
408747402X
No.2:
(3pt)

期待を込めて

「慟哭」が大変面白かったので、続けて数冊読んでいます。最後のトリックに頼る作品が多く、一冊読めば、そのからくりも展開も途中で読めてしまい、「またか」と思ってしまいます。文体は好きなので、真正面からテーマに向き合い、トリックに頼らずに最後までストレートに書き上げて欲しいです。
光と影の誘惑 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:光と影の誘惑 (集英社文庫)より
408747402X
No.1:
(3pt)

あくまでも個人的な好みで星3つ

4つの短編集でどれも良くできている。構成力も文章も上手いので作品としては星4,5が妥当だが、個人的には面白くなかった。貫井氏の作品は、映画でいうとM.ナイト・シャマラン監督のように最後でネタばらしビックリ作風なので繰り返し読む気はしない。意外な展開は面白いが登場人物達に人間としての魅力がないので、ストーリーを追うだけで彼らへ感情移入が出来きず、読後もああ・・そうなんだといった感想しか残らなかった。何よりも根暗な犯罪がメインでラストはアンハッピーエンドなので嫌な気分になる。犯罪版ミステリーゾーンのような感じを受けた。しかし、あくまでも好みの問題なので、小説の良し悪しではない。ツボにはまる人には満足の内容だろう。貫井氏には1回勝負のドッキリサスペンスではなくもっと別の分野の小説を書いて欲しいと思う。
光と影の誘惑 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:光と影の誘惑 (集英社文庫)より
408747402X

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