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光と影の誘惑



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光と影の誘惑の評価: 4.00/5点 レビュー 29件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全29件 21~29 2/2ページ
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No.9:
(3pt)

あくまでも個人的な好みで星3つ

4つの短編集でどれも良くできている。構成力も文章も上手いので作品としては星4,5が妥当だが、個人的には面白くなかった。貫井氏の作品は、映画でいうとM.ナイト・シャマラン監督のように最後でネタばらしビックリ作風なので繰り返し読む気はしない。意外な展開は面白いが登場人物達に人間としての魅力がないので、ストーリーを追うだけで彼らへ感情移入が出来きず、読後もああ・・そうなんだといった感想しか残らなかった。何よりも根暗な犯罪がメインでラストはアンハッピーエンドなので嫌な気分になる。犯罪版ミステリーゾーンのような感じを受けた。しかし、あくまでも好みの問題なので、小説の良し悪しではない。ツボにはまる人には満足の内容だろう。貫井氏には1回勝負のドッキリサスペンスではなくもっと別の分野の小説を書いて欲しいと思う。
光と影の誘惑 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:光と影の誘惑 (集英社文庫)より
408747402X
No.8:
(4pt)

サプライズエンドだけが魅力じゃない

貫井徳郎といえば、ミステリファンの中ではあっと驚くどんでん返しのサプライズエンドを仕掛ける作家として有名。
この本は誘拐や殺人、現金強奪など、犯罪をテーマにした4編の中篇からなる。もちろん今回もサプライズエンドが仕掛けられた話もあるが、ストレートな話も用意されている。
個人的には、どんでん返しは読めてしまったので、ストレートな落ちの話に惹かれた。
実は文章力も構成力も高いレベルの作家だから、トリックに凝らなくても、十分読ませられるのだ。
光と影の誘惑 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:光と影の誘惑 (集英社文庫)より
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No.7:
(4pt)

なるほどー。

初めて読んだ貫井作品がコレです。ミステリーというと、読むものがかなり限られてる私ですが、コレは素直に面白いと思いました。どの作品も緻密な文章と、丁寧なストーリー展開で最後までしっかり読ませてくれるし、ラストも「うわ~、やられた~」と思うものばかり。普段、ラスト部分を最初に目を通してしまう私ですが(笑)この人の作品はラストを見ないで、最初からきちんと読むことをオススメします。では、4作品それぞれの感想を一言。「長く孤独な誘拐」…あまりにやるせない。主人公、可哀相すぎ。ラストの子供の言葉が、強いて言えば救いというだけ。「二十四羽の目撃者」重苦しい内容が多い中、これは軽い雰囲気で楽しく読めました。とくに主人公がコワモテの刑事二人に苦し紛れに推理の説明をするシーンが笑えた。「光と影の誘惑」まるで映像を思わせるような、息詰まる描写が続き、ラストは本当にTVがプチっと切れるような終わり方に思わず「おぉ~」と声を上げてしまいました。でもこの二人のキャラはどっちもどっちって感じで好きではないですね(笑)「我が母の教えたまいし歌」出生の秘密はともかく、主人公の人生、これで良かったのか?と今でも疑問です。
光と影の誘惑 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:光と影の誘惑 (集英社文庫)より
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No.6:
(5pt)

地味な一冊だが・・・

貫井氏の著作の中では、地味な部類に入る中篇集だが、1つ1つの内容・完成度は極めて濃い。地味になってしまったのは、『崩れる』のようにテーマが統一されていないなどの事情だろう。息子を誘拐され、誘拐犯になることを要求された親の孤独を描いた「長く孤独な誘拐」、貫井氏のほかの作品とは明らかに色の異なる軽妙なタッチで描かれた「二十四羽の目撃者」、表題作で、完全に「やられた」と思わされた「光と影の誘惑」、青春物語の色を漂わせる「我が母の教えたまいし歌」とそれぞれが貫井氏のそれぞれ異なった側面を見せてくれる。貫井氏の作品は人を選ぶものも多いが、初めて読む。と言う人にはこの一冊を薦めたい。
光と影の誘惑 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:光と影の誘惑 (集英社文庫)より
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No.5:
(4pt)

やられた感

貫井さんの作品を読むといつも感じるのが、どれを読んでも貫井色がにじんでいるにも関わらず、本当に同一人物なのか?と疑わせるほどの作風の広さです。この中編4作は、そんな彼の作品の多様性が顕著に表れていると思います。僕は中でも表題作、『光と影の誘惑』が好きですね☆
光と影の誘惑 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:光と影の誘惑 (集英社文庫)より
408747402X
No.4:
(4pt)

うまい!

貫井は文章がうまい。虚構を楽しませる業がある。私は「我が母の教えたまいし歌」がもっとも心に残った。どんでん返しのプロットの面白さを古典的手法ながら堪能させてくれながら、「母」と「女」の距離感を後から子供が追跡する心情が妙に痛々しかった。
光と影の誘惑 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:光と影の誘惑 (集英社文庫)より
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No.3:
(4pt)

中篇集としては傑作では?

症候群シリーズでしか、貫井作品を知らない私にとっては、今までと違った作風で面白かった。私は三部作の中では最初の「長く孤独な誘拐」が好きです。実はこの作品、ドラマ化されているらしいのですが、このところ続く幼児事件の影響でまだ放送されていません。早く見たいものです。自分の子供が誘拐されて、返す条件として他の子供を誘拐しろというのが今までにない誘拐事件の本ですね。2作目、3作目は、読後、なぜか少し悲しい感じがします。長編小説が苦手な人にはもってこいの作品です。
光と影の誘惑 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:光と影の誘惑 (集英社文庫)より
408747402X
No.2:
(4pt)

貫井さんの魅力が集約された作品。

貫井さんの4編からなる中編集です。どれもまずまず良く出来ていますが、『崩れる』に比べると完成度ではやや落ちるような気がしました。ただ、『慟哭』には及ばないものの、4編ともかなりラストは驚かされますので、ミステリーとしてはかなり練られたプロットが楽しめます。個人的には、「二十四羽の目撃者」がベストだと思います。この作品は、舞台がアメリカという事もあり、少しハードボイルドタッチで貫井さんらしくない(?)文章です。いつも貫井さんの文体は少し文章が固く(難しい2字や4字の熟語を使いすぎ?)、それにより緊迫感はあるのですが、少し流暢さに欠けると思いますが、この「二十四~」に関しては本当に楽しく読めました。初めて貫井さんを読まれる方には彼の魅力が集約された作品かなあと思ってます。
光と影の誘惑 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:光と影の誘惑 (集英社文庫)より
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No.1:
(4pt)

サラッと恐い

犯罪がらみの短編小説集です。この本の人物は、平凡で、どこにでもいそうな隣に住んでいそうな人たちです。でもそんな人たちが犯罪を犯してしまうので恐くなります。話しは読みやすくてサッと読めますが内容は深いと思います。それからハードカバーなのに解説もついています。
光と影の誘惑 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:光と影の誘惑 (集英社文庫)より
408747402X

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