慟哭

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慟哭の評価:

3.58/5点 レビュー 261件。 A ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点3.58pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全521件 241〜260 13/27ページ
No.281
(3pt)

タイトル負け

デビュー作にしては文章は上手い。伏線の張り方も心得てる感じがする。
なんだけど、この作品、ちょっと冷静すぎ。
慟哭というタイトルが空回りしている。
デビュー作というのは、トリックが凝りすぎて変だろうと、文が稚拙だろうと、
作者のこだわりとか、ものすごく言いたい一言とか、
怒りとか、コンプレックスとか、そういうものが熱く伝わってくるから、
そういうものを拾うのが楽しい。
でも
この作品の場合、新興宗教に対しても特に作者が何かを思っている感じがないし、
子供を奪われるという設定も、やっぱりただの舞台設定で、
警察組織の不協和音も、あくまでそういう場面を書いてみた的で、
作者のこだわりがあまり見えなかった。
だからラストに至っても、未解決のまま放り出された不満もあって、
慟哭って、これだけ??! というガッカリ度が大きい。
そのへんがやっぱりデビュー作ということか。
むしろ文章が上手いだけに肩透かし感が強いのかもしれない。
慟哭 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 慟哭 (創元推理文庫)より
4488425011
No.280
(2pt)

正攻法で挑んだ方が......

何事かに挫折し無職となった男が新興宗教にのめり込んで行く様子と、幼女連続誘拐殺人事件を捜査する警官達の模様が章毎にカットバックで語られるという複数ストーリー並列進行型の物語。この型の物語では一般に、複数ストーリー間の接点が興味の焦点となる。しかし本作の場合、無職の男の正体は最初からバレバレなので、作者が何故この記述形式を採用したのか理解出来なかった。ミステリの古典に詳しい読者には御馴染みの叙述形式であり、作者が意図したであろう「意外性」はカケラも感じられない。
新興宗教に係わる記述が黒魔術に進んで行く辺りは噴飯物。作者が熱を入れて書けば書く程、読む側は鼻白むだけである。「慟哭」という題名には娘や家庭を失った男の憤り・悲哀が込められている筈だが、下手に小手先の手法を使ったために主題が曖昧になってしまった。古めかしいトリックに気を使うより、主人公を初めとする人物やそれを取り巻く人間模様を描く事に注力した方が作者の意匠が作品に反映されたと思う。選んだテーマは悪くは無いのだから、正攻法で挑んだ方が良かったのではないか。
慟哭 (黄金の13) Amazon書評・レビュー: 慟哭 (黄金の13)より
4488012515
No.279
(2pt)

正攻法で挑んだ方が......

何事かに挫折し無職となった男が新興宗教にのめり込んで行く様子と、幼女連続誘拐殺人事件を捜査する警官達の模様が章毎にカットバックで語られるという複数ストーリー並列進行型の物語。この型の物語では一般に、複数ストーリー間の接点が興味の焦点となる。しかし本作の場合、無職の男の正体は最初からバレバレなので、作者が何故この記述形式を採用したのか理解出来なかった。ミステリの古典に詳しい読者には御馴染みの叙述形式であり、作者が意図したであろう「意外性」はカケラも感じられない。
新興宗教に係わる記述が黒魔術に進んで行く辺りは噴飯物。作者が熱を入れて書けば書く程、読む側は鼻白むだけである。「慟哭」という題名には娘や家庭を失った男の憤り・悲哀が込められている筈だが、下手に小手先の手法を使ったために主題が曖昧になってしまった。古めかしいトリックに気を使うより、主人公を初めとする人物やそれを取り巻く人間模様を描く事に注力した方が作者の意匠が作品に反映されたと思う。選んだテーマは悪くは無いのだから、正攻法で挑んだ方が良かったのではないか。
慟哭 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 慟哭 (創元推理文庫)より
4488425011
No.278
(2pt)

言われてるほど凄くない

人の慟哭を描いているとは言いますが、ステレオタイプ的にストレートに狂ってるだけで、
まるで人の心の深みだとか、文字通りの慟哭といったものを感じませんでした。
驚きのラストも別に驚きません。分かりやすすぎです。
大した作品じゃないと思いました。
慟哭 (黄金の13) Amazon書評・レビュー: 慟哭 (黄金の13)より
4488012515
No.277
(2pt)

言われてるほど凄くない

人の慟哭を描いているとは言いますが、ステレオタイプ的にストレートに狂ってるだけで、
まるで人の心の深みだとか、文字通りの慟哭といったものを感じませんでした。
驚きのラストも別に驚きません。分かりやすすぎです。
大した作品じゃないと思いました。
慟哭 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 慟哭 (創元推理文庫)より
4488425011
No.276
(4pt)

傑作だが推理小説ではない

 この本の解説には「本格推理」とか書いてあるわけだが、私に言わせれば、これは「推理小説」ではない。なぜなら、最初に出てくる大きな謎(もしかするとこの本で最大の謎)が解けていないからである。
 この本は、人はなぜ犯罪者になるのか、人はどこまで転落するのか、といったことをテーマにした普通の小説と考えた方がずっと自然で(一種のサスペンスではあるが)、そこに本格ミステリーのトリックを応用した手法が使われている、と評するのがいいように思う。
 その観点で読めば、非常によくできた小説。確かに、登場人物の転落ぶりが極端すぎるとか、難点はあるかもしれないが、傑作なのは間違いない。トリックについても、単に読者を驚かせるためだけではなく、複線的に進んでいくストーリーが最後に収束するために効果的に用いられている。
 あえて注文をつければ、登場人物の転落の過程が、まわりまわって、未解決の謎を解き明かすことにつながっていれば、満点だったかもしれない(謎が未解決だからこそ、普通小説として傑作とも言えるので、矛盾した感想ではあるが)。
慟哭 (黄金の13) Amazon書評・レビュー: 慟哭 (黄金の13)より
4488012515
No.275
(4pt)

傑作だが推理小説ではない

 この本の解説には「本格推理」とか書いてあるわけだが、私に言わせれば、これは「推理小説」ではない。なぜなら、最初に出てくる大きな謎(もしかするとこの本で最大の謎)が解けていないからである。
 この本は、人はなぜ犯罪者になるのか、人はどこまで転落するのか、といったことをテーマにした普通の小説と考えた方がずっと自然で(一種のサスペンスではあるが)、そこに本格ミステリーのトリックを応用した手法が使われている、と評するのがいいように思う。
 その観点で読めば、非常によくできた小説。確かに、登場人物の転落ぶりが極端すぎるとか、難点はあるかもしれないが、傑作なのは間違いない。トリックについても、単に読者を驚かせるためだけではなく、複線的に進んでいくストーリーが最後に収束するために効果的に用いられている。
 あえて注文をつければ、登場人物の転落の過程が、まわりまわって、未解決の謎を解き明かすことにつながっていれば、満点だったかもしれない(謎が未解決だからこそ、普通小説として傑作とも言えるので、矛盾した感想ではあるが)。
慟哭 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 慟哭 (創元推理文庫)より
4488425011
No.274
(4pt)

人間に潜む心の闇と…

心が弱った時、己自身の葛藤に負けた時、宗教(でなくても)
に縋ってしまいたくなるのが、人の性。
筆者がそういった心の闇を、宗教や社会階級という形で
ヒューマニズムを抉り出したのは、さすが。
文章も安定したもので、好感が持てる。
ただもう少し、展開にひねりがほしかったかな…。
慟哭 (黄金の13) Amazon書評・レビュー: 慟哭 (黄金の13)より
4488012515
No.273
(4pt)

人間に潜む心の闇と…

心が弱った時、己自身の葛藤に負けた時、宗教(でなくても)
に縋ってしまいたくなるのが、人の性。
筆者がそういった心の闇を、宗教や社会階級という形で
ヒューマニズムを抉り出したのは、さすが。
文章も安定したもので、好感が持てる。
ただもう少し、展開にひねりがほしかったかな…。
慟哭 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 慟哭 (創元推理文庫)より
4488425011
No.272
(2pt)

許容できない読者への背信

アガサ・クリスティーの「アクロイド殺し」以来、劇中の捜査側・語り手が犯人そのひとだったというオチは、禁じ手ではないかと議論は呼ぶものの、必ずしも全面的に否定されるものではない、というのが一般的な見解だろう。
しかしこの作品では、その禁じ手のほかに、もうひとつ、読者に対して重大な背信行為をしている。
この作品は、二つのストーリーが、並行して交互に語られつつ進行する。この二つのストーリーは、最終的にはひとつに収束していくと予想されるのだが、当然時間的にも並行して起こっていると読者は感じる。ところが、この二つは実はまったく異なる時期の出来事を叙述したものなのだ。
この背信行為を、いっそう許せないものとしているのは、あたかも二つのストーリーを同時に起こっているもの、と読者に思わせる仕掛けを施してあるということ。まるで麻雀の、捨て牌で迷彩だ。
最後に種明かしの場面で、「同時に起こった出来事だなんて、だれも言ってないでしょ」と開き直るがごとし。
この読者へのだましのトリックがなければ、本作品は成立しえないと言ってよいくらいの、核心にかかわるトリックだ。
このトリックに、引っ掛かったことを楽しめる人は面白かったと思うだろうし、一方で引っ掛かって不愉快になる人もいるだろう。
おのおのの読者の、ミステリを読む際の姿勢が試されている。
とは言え、構成、伏線の張り方、心理描写は一級品。一度は読む価値はある。
慟哭 (黄金の13) Amazon書評・レビュー: 慟哭 (黄金の13)より
4488012515
No.271
(2pt)

許容できない読者への背信

アガサ・クリスティーの「アクロイド殺し」以来、劇中の捜査側・語り手が犯人そのひとだったというオチは、禁じ手ではないかと議論は呼ぶものの、必ずしも全面的に否定されるものではない、というのが一般的な見解だろう。
しかしこの作品では、その禁じ手のほかに、もうひとつ、読者に対して重大な背信行為をしている。
この作品は、二つのストーリーが、並行して交互に語られつつ進行する。この二つのストーリーは、最終的にはひとつに収束していくと予想されるのだが、当然時間的にも並行して起こっていると読者は感じる。ところが、この二つは実はまったく異なる時期の出来事を叙述したものなのだ。
この背信行為を、いっそう許せないものとしているのは、あたかも二つのストーリーを同時に起こっているもの、と読者に思わせる仕掛けを施してあるということ。まるで麻雀の、捨て牌で迷彩だ。
最後に種明かしの場面で、「同時に起こった出来事だなんて、だれも言ってないでしょ」と開き直るがごとし。
この読者へのだましのトリックがなければ、本作品は成立しえないと言ってよいくらいの、核心にかかわるトリックだ。
このトリックに、引っ掛かったことを楽しめる人は面白かったと思うだろうし、一方で引っ掛かって不愉快になる人もいるだろう。
おのおのの読者の、ミステリを読む際の姿勢が試されている。
とは言え、構成、伏線の張り方、心理描写は一級品。一度は読む価値はある。
慟哭 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 慟哭 (創元推理文庫)より
4488425011
No.270
(3pt)

この後味の悪さは

連続少女誘拐殺人事件と事件を追う捜査一課長を描く本格的なミステリーです。
まったく救いのない結末が評価の分かれるポイントだと思います。
非常に読みやすく、記憶に残るエンディングではありますが、なにも解決がなくすっきりしない
ところが個人的には今ひとつというところ。
慟哭 (黄金の13) Amazon書評・レビュー: 慟哭 (黄金の13)より
4488012515
No.269
(3pt)

この後味の悪さは

連続少女誘拐殺人事件と事件を追う捜査一課長を描く本格的なミステリーです。
まったく救いのない結末が評価の分かれるポイントだと思います。
非常に読みやすく、記憶に残るエンディングではありますが、なにも解決がなくすっきりしない
ところが個人的には今ひとつというところ。
慟哭 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 慟哭 (創元推理文庫)より
4488425011
No.268
(1pt)

慟哭?嘘泣きの間違いだろ...

素材選びは良い、調理する腕も確かだ、が如何せん味付けの概念だけ大きく乖離している。本書に限ったことではなく貫井作品のほとんどに
言えることかもしれないなぁ。体現の仕方が病的、絶望的なまでに主要人物に感情移入できないのさ。色んな意味で味も素っ気もない。
貫井の世界観に触れた後はいつも同じ場所に陥る。...終わり良ければすべて良しって言葉があるが、真実そう思うよ。。
慟哭 (黄金の13) Amazon書評・レビュー: 慟哭 (黄金の13)より
4488012515
No.267
(1pt)

慟哭?嘘泣きの間違いだろ...

素材選びは良い、調理する腕も確かだ、が如何せん味付けの概念だけ大きく乖離している。本書に限ったことではなく貫井作品のほとんどに
言えることかもしれないなぁ。体現の仕方が病的、絶望的なまでに主要人物に感情移入できないのさ。色んな意味で味も素っ気もない。
貫井の世界観に触れた後はいつも同じ場所に陥る。...終わり良ければすべて良しって言葉があるが、真実そう思うよ。。
慟哭 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 慟哭 (創元推理文庫)より
4488425011
No.266
(4pt)

貫井徳郎のデビュー作

本作は、連続幼女誘拐事件を捜査している警視庁捜査一課長・佐伯を主役とした
偶数章と、己の心に穿たれた“穴”を埋めるべく、新興宗教に入れあげていく「彼」
こと松本を主役とした奇数章によって構成されています。
ある程度ミステリを読み慣れた方なら、本作に施されたトリックの見当をつけることは
さほど難しくないと思いますが、そうした仕掛けだけが本作の美点ではありません。
人間はどんなに理性ではおかしいと判っていても、追い詰められれば容易く宗教に嵌り、
犯罪に手を染めてしまう弱い存在だという当たり前のことを、重厚かつ克明に描き切った
点こそ、まず評価されるべきだと思います。
慟哭 (黄金の13) Amazon書評・レビュー: 慟哭 (黄金の13)より
4488012515
No.265
(4pt)

貫井徳郎のデビュー作

本作は、連続幼女誘拐事件を捜査している警視庁捜査一課長・佐伯を主役とした
偶数章と、己の心に穿たれた“穴”を埋めるべく、新興宗教に入れあげていく「彼」
こと松本を主役とした奇数章によって構成されています。
ある程度ミステリを読み慣れた方なら、本作に施されたトリックの見当をつけることは
さほど難しくないと思いますが、そうした仕掛けだけが本作の美点ではありません。
人間はどんなに理性ではおかしいと判っていても、追い詰められれば容易く宗教に嵌り、
犯罪に手を染めてしまう弱い存在だという当たり前のことを、重厚かつ克明に描き切った
点こそ、まず評価されるべきだと思います。
慟哭 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 慟哭 (創元推理文庫)より
4488425011
No.264
(2pt)

肩透かし

複線が大分回収されていない。主人公を始め様々な人物設定が生かしきれていない気がした。なんだか色々な意味で消化不良でやるせない感情だけが残る本。
慟哭 (黄金の13) Amazon書評・レビュー: 慟哭 (黄金の13)より
4488012515
No.263
(2pt)

肩透かし

複線が大分回収されていない。主人公を始め様々な人物設定が生かしきれていない気がした。なんだか色々な意味で消化不良でやるせない感情だけが残る本。
慟哭 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 慟哭 (創元推理文庫)より
4488425011
No.262
(5pt)

baku-yama

本当に衝撃を受けた作品だ。
見事に裏切られた、そして感嘆させられた…悲しい…
まさに慟哭。
この本は刑事の視点と犯人の視点、それが交互に進んでいく。
あえて内容は伏せますがミステリーとかじゃなくストーリーを楽しんで読んでもらいたいです。
内容的に楽しむというのは間違った表現かもしれません…はっきり言って内容は暗いです。
僕は序盤からもう読むスピードが加速していき中盤〜最後には止まらなかった。
非常にオススメできる作品。
慟哭 (黄金の13) Amazon書評・レビュー: 慟哭 (黄金の13)より
4488012515