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聯愁殺
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聯愁殺の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.88pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全10件 1~10 1/1ページ
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バークリーの『毒入りチョコレート事件』もの、という事で興味を惹かれながら読み始めた。 ちなみに「毒入りもの」とは、複数の探偵役が複数の推理を披露する事を言う。 だが、率直に言って自分には合わなかったと言わざるをえない。 ジャンル自体は好きなのだが、合わないということはよっぽどこの作者との相性が悪いのだろう。 その理由をポイント別にまとめると、 1登場人物が定型的で低俗である 2文章センスが合わない 3「本格」ミステリではない。後だしジャンケン的な情報が多い。 たとえば、1と2。冒頭で不審なビニール袋を自宅前で見つけたヒロインの梢絵の内省。 ()は心内語である。 (やだ。誰よ、こんなことをするのは)不燃物の収集日は一週間以上も先だし、第一そこはゴミ集積所でもない。(独り暮らしの若い男とかね、きっと公共マナーってものを知らないんだから。ほんとにもう) こういう文章に耐えられるならあなたは本書の良い読者になれる可能性がある。 正直、動機も意味不明だった。すべてがとってつけたようなまるで言葉だけが張り付けられたかのような低俗さ。 こんなしゃべり方する女いねー、とかそう言いたいわけではない。 古来より、女言葉は文から派生したものであり、「~わ」「~よ」で女を表現するのは確立した表現手法ではある。 しかし、あまりに無自覚に使われると辟易もし、また、フィクショナブルな雰囲気がより濃くなってしまう。 本書の題材である「連続無差別殺人事件」と合わせるにはどうなのか? いささか、食えぬ取り合わせではなかろうか。 ポジティブな面を最後にあげておくと、全編推理議論であるというところだ。 好きならたっぷり愉しめる。 これだけの厚みを議論で埋め尽くすのも中々たいへんだろう。 ただ、これも諸刃の剣であり、展開が単調で面白みに欠けるというネガもある。 非常に読み手を選ぶ作品だろう。 | ||||
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暴漢に殺されそうになった主人公が, その行方不明の犯人の動機を知りたいと, 恋謎会なる会に参加するが・・・. 事件の真相に関して,恋謎会会員たちの推理合戦でほぼ8割が占められるが, 「虚無への供物」でのそれを思わせるグダグダ感である. アンチミステリーの作品と思って読み進めるが,終盤で意外な真相が明かされる. この真相は(多少の無理は感じられるにしても)けっこう衝撃もので, 率直にいって,普通の叙述ミステリーとしてこの真相を書いてくれた方がよかった. 長々と愚にも付かない推理合戦(意図的な演出なのだろうが)を読まされて なんだか損した気分. | ||||
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この手の作品でありがちなネタを思い浮かべてくれればそれでいい おそらくそれがこの作品の真相だろうといえるほどありがちな恐るべし凡作 読者に提示されていない情報を元にひたすら推理を続けるという内容なので、 読んでいても何も面白くなくひたすら苦痛 作者のファンであっても決して開いてはならない一冊だろう | ||||
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本屋でブースの宣伝が気になったので買いました。 大失敗でした。800円金返せって感じです。 文章がメチャクチャで読み辛かったし、著者は頭良いよアピール的に普段絶対つかわない様な言葉を必要以上に使っていて途中意味が解らなくなってしまうという有り様だ。 小説家はユーザーの事も考えないとダメですよ!?西澤何とかさん。物語の面白さ以前に東野圭吾の本の読み易さを勉強しなさい。 | ||||
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私の性格のせいかと思いますが、あたってるかどうかわからない推理の話がずっと続くのが苦痛でした。登場人物の名前も読みにくいし覚えにくい。そんなこんなで後半は読むのが苦痛になってきました。でも、どうしても犯人を知りたかったので最後まで読みましたが、結末もいまいちですっきりしませんでした。表紙のデザインに魅かれてかっちゃったな〜とちょっと私にとっては残念な一冊でした。残念! | ||||
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なんかグダグダな内容だなあという印象。 最初から登場人物の名前があって、 しかも人物の名前が妙に変わってる。 という、なんか古いミステリの読みすぎじゃないかという嫌な予感はあった。 しかし内容云々よりひとつ、度肝を抜かれた事がある。 奥付の前のページ 「装幀に使用したレメディオス・バロ氏の著作権所有者と連絡がつきませんでした。連絡先をご存知の方がいらっしゃいましたらお手数ですが原書房まで…」 連絡がつかなければ無断で使用して良い物なのか? 本当にこれには驚いた。 | ||||
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【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[?] ネタバレを表示する | ||||
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何人かが集まって馬鹿げた推理をひたすら披露しあうストーリーなのだが全く面白くない。最後に期待して一応最後まで読んでみるが、リアリティのかけらもない無茶苦茶な最後だった。 | ||||
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高い評価も有るので、きっと好みなのだと思いますが、個人 的な感想は、淡々と読書の時間が流れ、エピローグのもやも や感が少しだけ残る、という静かな作品でした。 大手書店の平積みコーナーに「完璧な論理で構築された本格 ミステリー」といった類のPOPが付けられていたのがこの作 品を手にとったきっかけなのですが、あくまで表面上、正直 首の皮一枚レベルでは目立った隙の無い多重多層感の無い論 理展開で、淡々と進んでいく。ただそれだけ、という印象を 受けました。 メディアが本である事も残念感に拍車をかけてくれます。 本という媒体である以上、読み進めていくと残りページ数は 手に取るように分かります。それなのに恋謎会の面々は、リ アリティの薄い推理を延々と披露してくれます。 その二つの事実により、途中ムダな文章を読まされているな ぁ、と強い虚無感を感じさせられてしまうのです。 そう意味で、予測を裏切らない素直な展開が続くため、後半 の唐突などんでん返しも、無理やり感のあふれるエピローグ も、うーん、まぁそういう感じなのね… と静かに読み流す 事ができてしまいました。期待して衝動買いしただけに残念 です。 | ||||
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投書マニアの一礼比(いちろい)梢絵は、自宅アパートで男に襲われ、殺されそうになる。九死に一生を得た彼女は、犯人が高校生だったことを知り、なぜ彼が自分をターゲットに選んだのかを知りたく思うのだった。事件担当の刑事・双侶(なるとも)から恋謎会に誘われた彼女は、会のメンバーが事件の謎を解いてくれることを期待するのだが。 いまいち物語にのりきれなかった。個性ある登場人物たちの、安楽椅子探偵ぶりや、愉快な推理合戦はなかなかいいのだが、ヒロインの心の動きがどうも違和感があって。あんたそれは無いだろう?と。意外な真相を聞かされても、そうだったのか…とは思うものの、物語として面白いかというとどうかなあ。 あと、登場人物の名前が全部難読珍奇なのは、いかがなものか。それらは著者の創作なのか、ホントにあるのか。ハヤカワ文庫「珍姓奇名」読んでも載っていない名字なのだが…。 | ||||
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