雪に閉ざされた山荘に、UFO研究家、スターウォッチャー、売れっ子女性作家、癖の強い面々が集められた。

就職しアパートで一人暮らしを始めた清水真弓は、絶えず隣家からの視線に晒されている感じに悩まされる。

梵貝荘と呼ばれる法螺貝様の異形の館。

美少女を殺害し、研ぎあげたハサミを首に突き立てる猟奇殺人犯「ハサミ男」。

夏の終わり、郊外の瀟洒な洋館に将来を約束された青年たちと美貌の娘たちが集まった。

”原作者”と”盗作者”の緊迫する駆け引きに息を呑む。

オカルトスポット探険サークルの学生六人は京都山間部の黒いレンガ屋敷ファイアフライ館に肝試しに来た。

湖畔に佇む別荘に8人の男女が集まった。 車で転落死した婚約者を偲ぶ会だったはずが、 そこに逃亡中の銀行強盗が侵入する。

『招き寿司』チェーン社長・豪徳寺豊蔵が破格の金額で探偵・鵜飼杜夫に愛猫の捜索を依頼した。

烏賊川市警の失態で持ち逃げされた拳銃が、次々と事件を引き起こす。

永遠の愛をつかみたいと男は願った―。東京の繁華街で次々と猟奇的殺人を重ねるサイコ・キラーが出現した。

妹の春佳から突然かかってきた電話。それは殺人の告白だった。

しがない貧乏学生・戸村流平にとって、その日は厄日そのものだった。

突然の大地震で、ファーストフード店にいた6人が逃げ込んだ先は、人格を入れ替える実験施設だった。

人をイラつかせる無神経な言動と、いいかげんに展開する華麗な(?)推理。

高校生の久太郎は、同じ1日が繰り返し訪れる「反復落とし穴」に嵌まる特異体質を持つ。

弟・襾鈴の失踪と死の謎を追って地図にない異郷の村に潜入した兄・珂允。襲いかかる鴉の大群。

日本推理作家協会賞、本格ミステリ大賞ダブル受賞 寒村でおきた殺人事件の犯人と疑われた大学生・静馬を救った隻眼の少女探偵・みかげ。

瀬戸内海の兜離の浦沖に浮かぶ鳥坏島。鵺敷神社の祭壇“大鳥様の間”で巫女、朱音は神事“鳥人の儀”を執り行う。

首なし死体、密室、蘇る、死者、見立て殺人……。

六つの箱に分けられた男。七つの首が順繰りにすげ替えられた連続殺人。

忌み山で続発する無気味な謎の現象、正体不明の山魔、奇っ怪な一軒家からの人間消失。

奈良の山奥、波美地方の“水魑様”を祀る四つの村で、数年ぶりに風変わりな雨乞いの儀式が行われる。

旧家の猪丸家に現れた記憶のない謎の女・葦子は、開かずの間だった蔵座敷で“狐狗狸さん”を始める。

信州の山荘で、鍵の掛かった密室状態の部屋から会社社長の遺体が発見された。

奥多摩の山村、媛首村。淡首様や首無の化物など、古くから怪異の伝承が色濃き地である。

神々櫛村。谺呀治家と神櫛家、二つの旧家が微妙な関係で並び立ち、神隠しを始めとする無数の怪異に彩られた場所である。

神降市に勃発した連続猫殺し事件。芳雄憧れの同級生ミチルの愛猫も殺された。

連続する幼女誘拐事件の捜査は行きづまり、捜査一課長は世論と警察内部の批判をうけて懊悩する。

街中で知り合い、親しくなってゆく金持ちのオールドミスと青年レナード。ある夜そのオールドミスが撲殺された。

門限六時。家が厳しい女子大生ハコちゃんはやっとアメリカ行きの許しを得た。

富豪の一人娘が、別荘で不審な事故死を遂げる。

高校三年の冬、学園の女子寮に戻った高瀬千帆は、ルームメイトで同性の恋人・恵の惨死を知る。

男は22年前の友人たちに憑依する。迷宮入り殺人事件の真相を追って。

安槻大に通う千暁ら仲間七人は白井教授宅に招かれ、そこで初めて教授が最近、長年連れ添った妻と離婚し、再婚したことを知る。

“頭狂人”“044APD”“aXe(アクス)”“ザンギャ君”“伴道全教授”。

ここはどこ?何のために?世界中から集められ、謎の“学校”で奇妙な犯人当てクイズを課される〈ぼくら〉。

妻の殺害を企むヒモも同然の婿養子。妻はロスの別荘、夫は東京の自宅。

飲み屋でいつも見かける“白の貴婦人”と、絶品の限定・鯖寿司との不思議な関係を大学の仲間四人組が推理した表題作。

「レインマンが出没して、女のコの足首を切っちゃうんだ。でもね、ミリエルをつけてると狙われないんだって」。

ドライブの途中、四人が迷い込んだ山荘には、一台のベッドと冷蔵庫しかなかった。

建物の内部にある中庭が渡り廊下で結ばれた、通称“8の字屋敷”で起きたボウガンによる連続殺人。

“私の事を、父は「ガラスの人形」だと呼んでいた。脆い、脆い、透き通ったガラスの人形だと。

七月七日の午後七時、新進作家、坂井正夫が青酸カリによる服毒死を遂げた。

史上初！ 最終候補にダブルエントリーされ、「こっちを読みたい！」という声が続出した話題作。

大手広告代理店を辞め、「珠川食品」に再就職した佐倉凉平。

傲岸不遜で超人的推理力の探偵・メルカトル鮎。教師殺人の容疑者はメフィスト学園の一年生、二十人。

「恩師が跳び降り自殺しないように見張って ほしい」と大学OBの居酒屋店主から頼まれ た匠千暁は、現場で待機するも先生を死なせ てしまう。

神出鬼没な謎の公務員探偵―― 過去、現在、霊界!? 今度の推理は時空を超える! そのとき死んだのは、“わたし"? それとも―― 街のいたるところに突如現れ、市民の悩みを解きほぐす 「櫃洗市一般苦情係」の職員、通称・腕貫探偵。

推理作家の美袋三条は、知人の別荘で出会った佑美子に刹那的に恋をする。

人は、死んだらどうなるの?―いなくなって、それだけなの―。その会話から三年後、凰介の母は病死した。

「何でもやってやろう屋」を自称する元私立探偵・成瀬将虎は、同じフィットネスクラブに通う愛子から悪質な霊感商法の調査を依頼された。

“特殊設定”ミステリーの快作！ 死体×ビアマグ＝謎!? 「だから西澤保彦の小説がもたらす怖ろしさは、 じっと噛みしめる価値がある」 　　 --霜月 蒼氏　解説より なぜここに、ビールのロング缶と ビアマグが置いてあるんだ？ 世話になった先輩の 絞殺死

名だたるミステリ作家があなたを仰天させる! 物語の最終盤で読者の予想をひっくり返す、どんでん返し。

十角形の奇妙な館が建つ孤島・角島を大学ミステリ研の七人が訪れた。

「犯人は〇〇だよ」。鈴木の情報は絶対に正しい。