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聯愁殺
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聯愁殺の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.88pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全6件 1~6 1/1ページ
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今年の世相を反映した漢字は「輪」。 本作は11章で構成され、各章の内容を漢字一字で表現している。 登場人物も地名も特異な漢字を用いている。作者は漢字を自在に操るテクニックの持ち主のようだ。 一礼比梢絵(いちろいこずえ)は帰宅時に何者かに襲われ殺害されそうになる。 今だ、犯人の生死が不明のまま4年が経過。連続殺人覚書メモ、声明文、遺留品があるにも係わらず。 動機究明のため梢絵は、推理マニアの会「恋迷会」に当時の担当刑事の斡旋で参加する。 本作は「恋迷会」での考察に8割を裂いている。結果、動機と思しき成果が得られたが・・・ 本物の殺人鬼は生きていた。エンドレスキラーと化して・・・・ 筆者は読んだことがない。こういうスタイルの推理小説を。最後の2割は読みごたえはあった。ワクワク、ドキドキしながら読んだ。 よって、「恋迷会」のディベートが飛び交うシーンにページを裂きすぎたのが実にもったいない。 | ||||
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暴漢に襲われ殺されかけた理由が解らない主人公=被害者の襲われた理由を謎解きするために、推理作家や元刑事などが集まって知恵を出し合う形で物語が進みます。 実際本の中でも奇想天外だと言われるような意見や、まわりくどい意見が満載されていて、ちょっと読み疲れします。 しかし、さすがの西澤作品、最後にはへぇぇぇと思わせてくれます。 途中疲れるところも、その為に読まないとなりませんので、プラマイゼロで、★3つとします。 | ||||
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最初の300ページが30ページだったら大々傑作だったので残念だが、それが商業出版か? 真相と動機と真っ暗間な人間観が最高! | ||||
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見ず知らずの男に殺されそうになった女性が、謎好きの集まる会合・恋謎会の面々に、どうして自分が狙われたのか、推理してもらうというミステリ。 無差別に見える連続殺人、犯人はどこに消えてしまったのかなど、不可解な謎の提示はうまい。推理合戦のなかで次々と新事実が発見され、仮説が塗り替えられていく過程も面白い。 そして最後に、これしかないという結末が明らかになる。納得させられる。これまでのモヤモヤや矛盾、謎が一挙に明らかになる。カタルシスとしてはなかなかのもの。 ただ、これはこれでガッカリという気もする。裏切りというか、フェアでないというか。 途中の推理合戦がダラダラしすぎている点もマイナス。 | ||||
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無差別連続殺人事件で殺されそうになったヒロインが、迷宮入りした犯人の素性や動機を追い求めて推理を依頼し、推理マニアメンバーの集まる会が催された。 この著者らしい推理ロジック合戦とも言える部分が作品の大半を占める。珍推理・迷推理続出する中で、段々と真相のベールが剥がされてゆき・・・ 真相の裏の真実が明らかになった時、人間の業の深さというか、なんともやるせない無力感に襲われる。 賛否両論分かれる作品だろうが、緻密な組み立てと繰り返されるどんでん返しには素直に感嘆する。 こんなややこしく込み入った作品、書くの大変だろうなぁ・・・と。(ってそれがこの著者のウリなんだけどね) | ||||
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いや凄いです。推理につぐ推理、まさに全編推理合戦ですね。わずかな事実から、よくぞここまでロジックを展開できるものです。こじつけの推理ももちろんありますが、ここまでやれば感心するというか、あきれるというか、とにかく未体験のインパクトはあります。ですが、逆に言えばそれだけかもしれません。ラストは心胆寒からしめるものがあり、なかなか良かったのですが、推理しっ放しなだけに物語の起伏に欠ける感は否めませんし、どの推理も常識の域を出ていない為、残念ながら全体としては平凡な印象でした。それにしても、珍名奇名のオンパレードは何とかして欲しいですね。ミステリー的に何らかの効果は与えているかもしれませんが、読み辛いことこの上なしです。 | ||||
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