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殺す(猟死の果て)
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殺す(猟死の果て)の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.33pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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タイトルが強烈だったのでつい手に取ってしまった。 読み始めてミステリーか、と思っていると暴力だったり性的嗜好だったりの描写がなんだか生々しい。事件が起きて解決するまでの間にかなり濃い愛憎があってとても自分好み。セリフが多めでテンポよく進行するので臨場感があって楽しかった。 この方の他の作品も読んでみたい。 | ||||
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西澤氏の90年代後半に出された猟死の果ての文庫版である。 以前のSF設定ミステリーからこの作品出版くらいから様々な作風に広がりが出てきたが、本作は連続女子高校生の殺人事件とそれを捜査する警察官の姿を描いた警察小説的側面があり、出てくる人物ことごとく病んでいるなど、貫井徳郎の作品みたいな雰囲気だが、やはり事件のトリッキーな真相は(あまり現実味がないことも加えて)西澤氏ならではの趣向である。 スリリングな展開と、癖のある人物が入り乱れて一気に読ませる。 読後感の悪さも西澤シリアス作品ならではである。 | ||||
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心に闇を持つ登場人物たちの行動が折り重なって事件が形成されており、話が進むにつれ、彼らの歪んだ心理と状況が明らかになっていく。著者は「人の心の闇」にとても関心があるようで、この要素が見えないのは「怪獣」シリーズくらいだが、本作はこの関心がストレートに表現されている。また、誰か一人の精神を突き詰めるのではなく、登場人物たちの「闇」を次々と見せていくことにより、ある種客観的なスタンスも維持され、全体にクールな印象が漂う。ただし、それだけではなく、著者のもう一つの(おそらくは最大の)関心事である「パズラー」の要素もまたしっかりと用意されているので、ミステリー好きの期待は裏切らないものであると思う。 | ||||
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