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殺す(猟死の果て)
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殺す(猟死の果て)の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.33pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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女子高生の殺人事件と警察署内の警察による襲撃事件が同時に進行。 最近読んだ警察小説の中ではかなり大胆な内容だった。 推理的な要素も相応に含んでいるため、それなりに楽しめるものの、警察署内の事件がやや現実離れし過ぎている嫌いがある。 実はストーリー中盤がつまらなくて、2回ほど途中で挫折した作品であったが、読了してみたら意外にもまずまず面白かった。 | ||||
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女子高生の連続殺人事件の謎に迫る過程で、担当刑事が身勝手な理由で同僚を殺し始めるというストーリー。 基本的に、西澤氏お得意の「人間のエゴイズム」や「心の奥深くに持っている闇」に焦点を当てた内容で、その見せ方はドラスティックなまでに遠慮が無いもので、そこで描かれる人間の「身勝手さ」は読後に暗澹たる気分に陥るほど。 ただ、以前に読んでピンと来なかった部分があり、一年ぶりくらいに読み直してみたが、やはり以前に持った疑問は変わらず。※ 以下、真相に触れています ※ 今作の疑問点(?)は、やはり「女子高生の連続殺人事件」と「刑事による連続殺人事件」が基本的に無関係という事。前者の真相については過去の事件と現在の事件とが有機的に結びついていて、その結果齎される真相は(非常にエグいものの)意外性があった。しかし後者の「刑事による殺人事件」の方は完全にその刑事が狂って暴走しているだけで、両者の事件には基本的に何の関連性も無い。当然読者としては刑事による事件が挿入される事で、「どのようにふたつの事件が関連していくのだろう」という点に集中していたので、結局「無関係」というオチは肩透かしを食った気分。両者に関連があれば★満点でも良かったのですが。 | ||||
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次々と犠牲になっていく女子高生達。 一方で、素行に問題のある刑事が同僚を暴行し逮捕。 しかし、その後、逃走し逮捕の現場に居合わせた同僚達を次々に襲撃。 この二つの事件がどのように交差していくのか。 わくわくしながら読んでいきましたが、こういう結末を持ってきましたか。 悪くはなかったのですが、もう少し深みが欲しかったです。 なお、「狂う」という作品の姉妹作品でもありますので、 こちらが気に入られた方はあちらも手にされてみてはいかがでしょうか。 | ||||
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1998年に立風書房から出た単行本の文庫化。 超能力などは出てこない、普通の作品。それでもネジの外れてしまったような人たちはたくさん登場してくるので、西澤ワールドは存分に楽しめる。 入り組んだプロット、意外な犯人、残虐な殺し方と、持ち味もたっぷりと発揮されている。無差別殺人に見えながら、ちゃんと法則性が明らかにされたり、想像もしなかった動機が持ち出されたり、最後まで楽しめる一冊であった。 西澤作品としては、並レベルの作品と思う。 | ||||
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