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(短編集)
傍聞き
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傍聞きの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.60pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全90件 81~90 5/5ページ
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4編からなる短編集です。 消防士だったり、救命救急士だったり、 一般的に人に尽くす職業に就いている、4人の物語です。 それぞれに悩みを抱えながらも頑張っていて、 最後にはそれを克服するという、 ハートウォーミング・ストーリーとも言えます。 ただどの作品も、物語の背景についての説明が乏しく、 あらかじめその職業に詳しい人には、 すぐ話に入って行けるのかもしれませんが、 なじみのない私のような人間は、 内容を理解するまで時間がかかってしまいました。 もう少し誰にでもわかるような説明を加えてほしかったです。 全体的に文字数が少ないというか、 さらっと終わっている印象です。 ただ、心の洗われる結末ばかりで後味は良かったので、 次回作も読みたいと思いました。 | ||||
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4編からなる短編集です。 消防士だったり、救命救急士だったり、 一般的に人に尽くす職業に就いている、4人の物語です。 それぞれに悩みを抱えながらも頑張っていて、 最後にはそれを克服するという、 ハートウォーミング・ストーリーとも言えます。 ただどの作品も、物語の背景についての説明が乏しく、 あらかじめその職業に詳しい人には、 すぐ話に入って行けるのかもしれませんが、 なじみのない私のような人間は、 内容を理解するまで時間がかかってしまいました。 もう少し誰にでもわかるような説明を加えてほしかったです。 全体的に文字数が少ないというか、 さらっと終わっている印象です。 ただ、心の洗われる結末ばかりで後味は良かったので、 次回作も読みたいと思いました。 | ||||
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表題作の「傍聞き」は、 第61回日本推理作家協会賞短編部門を 受賞した作品です。 この作品集には、 4つの短編が納められていますが、 いずれも小市民と呼べる人たちが主人公です。 「迷い箱」は更正保護施設の施設長、 「899」は消防士、 「傍聞き」は所轄の刑事、 「迷走」は救命救急士、というように。 そして、彼らの前に立ちはだかる事件は、 密室殺人や死体消失というような 派手なものではありません。 彼らが仕事上で巡り会った小さな謎が、 物語のラストに解き明かされるという 展開になっています。 いわゆる「日常の謎」と 呼ばれるものに近いと言えます。 作品は全体的に地味な感じです。 でも、それがマイナス要因になっているかと言えば、 そうではありません。 それは、いずれの作品も、 人情味豊かな人間の心理が 明かされるという展開になっているから。 派手さはないけど、 「人情噺」と言いたくなるような物語ばかりで、 読後感は爽やかです。 心温まる小説を読みたい人に、 是非読んでもらいたい作品集です。 | ||||
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表題作の「傍聞き」は、 第61回日本推理作家協会賞短編部門を 受賞した作品です。 この作品集には、 4つの短編が納められていますが、 いずれも小市民と呼べる人たちが主人公です。 「迷い箱」は更正保護施設の施設長、 「899」は消防士、 「傍聞き」は所轄の刑事、 「迷走」は救命救急士、というように。 そして、彼らの前に立ちはだかる事件は、 密室殺人や死体消失というような 派手なものではありません。 彼らが仕事上で巡り会った小さな謎が、 物語のラストに解き明かされるという 展開になっています。 いわゆる「日常の謎」と 呼ばれるものに近いと言えます。 作品は全体的に地味な感じです。 でも、それがマイナス要因になっているかと言えば、 そうではありません。 それは、いずれの作品も、 人情味豊かな人間の心理が 明かされるという展開になっているから。 派手さはないけど、 「人情噺」と言いたくなるような物語ばかりで、 読後感は爽やかです。 心温まる小説を読みたい人に、 是非読んでもらいたい作品集です。 | ||||
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内容的には非常に食い足りない。 特に表題作はこれで終わりなの?と思わず漏らしてしまった。 短編集なので致し方ない面もあるだろうが、もう少し深みのあるものを読みたかった。 | ||||
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内容的には非常に食い足りない。 特に表題作はこれで終わりなの?と思わず漏らしてしまった。 短編集なので致し方ない面もあるだろうが、もう少し深みのあるものを読みたかった。 | ||||
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インフルエンザに罹患した長女の診療に付き合あった 折、待合室で読みました。読み終わらず、帰途の信号 待ちの時間にも続きを読みました。ちょっとした謎かけ で盛り上げ、最後にストンと落とすその手際が見事だっ たからです。 表題作の「傍聞き」は、被疑者と主人公の刑事、そし て彼女と娘の二重の関係になっているところに工夫が ありました。更生保護施設の施設長の苦衷を記した「迷 い箱」、消防士の機転を書いた「899」共、最後は人へ の信頼が蘇ってくるのにホッとしました。 切れ味鋭いスパイ小説、柳広司『ジョーカー・ゲーム』 と並び、今年の短編小説の双璧だと思います。 | ||||
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インフルエンザに罹患した長女の診療に付き合あった 折、待合室で読みました。読み終わらず、帰途の信号 待ちの時間にも続きを読みました。ちょっとした謎かけ で盛り上げ、最後にストンと落とすその手際が見事だっ たからです。 表題作の「傍聞き」は、被疑者と主人公の刑事、そし て彼女と娘の二重の関係になっているところに工夫が ありました。更生保護施設の施設長の苦衷を記した「迷 い箱」、消防士の機転を書いた「899」共、最後は人へ の信頼が蘇ってくるのにホッとしました。 切れ味鋭いスパイ小説、柳広司『ジョーカー・ゲーム』 と並び、今年の短編小説の双璧だと思います。 | ||||
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”傍聞き”とは、直接話を聞かされるより、誰かに話しているところを、聞くつもりもなく、横で聞いた方が本当のことと信じやすい、ということを表した言葉。表題作は、子持ちの女性刑事が軸となって、大小の事件を解決していく話。傍聞きが、アイテムとして上手に使われている。 他の3作も、更生施設の所長、消防士、救急隊員といった、社会を支えている人たちの周りの事件。やや地味な感じで、テンポが今ひとつだが、短編で読みやすく、読後感もおおむねよい。 ただし、4作目の救急隊員の話は、医療関係者として、いろいろと引っかかるものを感じたので、4。 | ||||
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”傍聞き”とは、直接話を聞かされるより、誰かに話しているところを、聞くつもりもなく、横で聞いた方が本当のことと信じやすい、ということを表した言葉。表題作は、子持ちの女性刑事が軸となって、大小の事件を解決していく話。傍聞きが、アイテムとして上手に使われている。 他の3作も、更生施設の所長、消防士、救急隊員といった、社会を支えている人たちの周りの事件。やや地味な感じで、テンポが今ひとつだが、短編で読みやすく、読後感もおおむねよい。 ただし、4作目の救急隊員の話は、医療関係者として、いろいろと引っかかるものを感じたので、4。 | ||||
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