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(短編集)
傍聞き
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傍聞きの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.60pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全90件 41~60 3/5ページ
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ミステリ要素が強い短編4つが集録されている。 個別に☆を付けてみた。 迷走☆3、傍聞き☆5、899☆3、迷い箱☆3。 この中でも傍聞きはかなり良かった。 相手に何か伝えたい時、直接話すより誰かに話しているところを聞かせた方が、より想いが伝わるのだとか。それを傍聞きというのだそうだ。 その傍聞きをキーワードに物語が見事に展開していく。読んでいて気持ちが良かった。おぉ〜と感嘆の声を上げることしばしば。短編であるにもかかわらずである。 | ||||
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ミステリーというとドロドロとした殺人事件の犯人探しが中心だが この本の話は そういう内容ではなく それぞれの話で微妙な心理描写で考えさせられる。 更生保護施設所長 消防隊員 刑事 救急隊員 その仕事もわかりやすく読みやすかった。 | ||||
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とても良い本でした。ミステリーとか警察小説とか書かれていて、難しいイメージを持ちつつ読み始めましたが、全くそのような感じでは無く、かえって身近な話として読めました。主人公が加害者や直接の被害者では無く、その家族や取り巻く関係者の話。更生施設の施設長、消防署ポンプ隊の隊員、救急隊員、警察署強行犯係の刑事、それぞれの人が被害者家族であり、そのなかに母子家庭の問題や幼児虐待、病院のたらいまわし、逆恨みでの犯行、自転車事故などなど、最近問題視されている事が、自然にお話の中に盛り込まれています。(でも風俗的なHな物は無かった様な…)そしてちゃんとお話もハッピーエンド?とは言えないかもしれませんが、決着を付けています。学校の図書館にあって良い本と言った感じでした。ただあまりにも前評判が良かったと言うか熱かった感じだったので肩すかしを食らった感じもあり、☆をひとつ減らさせてもらいました。 | ||||
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なぜここまで評価が高いのか僕には分かりません。 まったくつまらない訳では無いのですが、帯の売り文句に相応する内容では無いかと・・・・ 4話からなる短編集なのですが、話しを重ねるごとにつまらなくなっていきます。最後の話しは嫌々流し込むように読みました。 つまらないだけならまだ良いのですが、文章や表現も洗練されたものでは無く、意味が解らず読んだ行をまた読み返すという事がしばしばありました。 電車で読むなら良いんですかね・・・・ | ||||
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ここ最近、ミステリ小説を原作にしたドラマが飽和状態をとうに超えた印象があります。 たいていは変人の主人公たちのテンションで維持している感じですが、 そういうキャラ立ちミステリや本格ミステリに食傷気味な方に合った小説だと思います。 人が死なない、探偵も出てこない、そういう点に刺激不足からつまらなさを感じる方もいるかもしれませんが、 あまり大々的なトリックに期待せずに、むしろ人の気持ちを追った人情小説として読むと、 最後のオチに対しても驚きが増し、しみじみと物語に浸れるのではないかと思います。 作者の真摯な姿勢が、にじみ出た良作です。 | ||||
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なかなかやさしいミステリー小説です。 4つの短編がそれぞれ人間味があり、味わいがあります。 秋の夜長におすすめの一冊です。 | ||||
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通勤中の車内で、外食での順番待ちの間、就寝前のちょっと読書、、、。そんな時に読みたい推理小説です。著者があるインタビューで語ったそうですが、「なるほど」が詰まっています。 | ||||
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登場人物がたくさん出てくるような本が苦手な私にとって、とても読みやすい作品だったと思います。「次はどうなるんだろう、次は?」と夜も眠れなくなるような作品ではありませんが、「傍聞き」は「そうくるのか」という、最後で面白かったと思います。 ただ、次回作が出るまで待ち遠しいというような期待は持ちませんでした。 | ||||
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短編4編。 どれも小説のリアリズムがアイデアに平伏しています。 つっこみどころ満載だけれど、これから読む人のためにあまり具体的に指摘できません。 それでも言いたい一言居士の哀しい性。 こんなことは読書の歓びとはまったく関係ないんだけどね。 以下、主語が抜けたりする舌足らずな文章が続きますが、なんのことやら分からない方は、本作を読了後、ご覧くださいませ。 「迷走」部下に連帯責任を負わせないためとはいえ、事情くらい説明してもいいんじゃないのかな? 読者のために最後まで言わずに置いたとしか思えない。 「傍聞き」評判のこれが、一番文句が多いのです。 犯人を目撃したってことは、あなたの家の傍をそいつがうろちょろしてたってことでしょ、啓子さん。同じ姓だから啓子さんちと間違えてはってたのかもよ。私ならますます警戒をつよめるけど。刑事さんなのに、へんだなぁ。 80過ぎの老婆が新聞やテレビの情報から、こっちの捜査が手抜きになりゃしないかって思うかなぁ。 直接なぐさめればいいのに、わざわざ時間がかかり届かない可能性もある方法を選ぶかなぁ。 内部情報がいくらでも得られそうな犯人が、こんな鎌かけに慌てふためいて行動を起こすかなぁ。 「899」これには腹が立った。 数分救出が遅れたからって、改心する? たとえ半殺しにしても慌てて病院へ駆け込む、それが子を持つ親の心です。 うるさいからって叩いたり怒鳴ったりするのと違って、これはもう悪質、ぞっとする段階にまで進んでいる。あと一歩で殺しちゃうよ。病巣は深い。報告すべきところに速やかに報告して何らかの対策を促すのが、知ってしまった大人の義務だと思う。これで一件落着なんて、ちょっとお目出度すぎる。 あと、一刻を争う緊縛した場面で、救出するのに呼吸はあるか、怪我してないか、まず調べる義務はあるとしても、指の間まで丁寧に点検するかね。そのあとにした行為も、ちょっと信じられないくらい現実味がない。なんなんだ、これはって感じです。こんな場面でこんなこと、とっさに考えるかぁ? 信じられない アイデアや伏線を重んじるあまり、小説のリアリティを安易に考えているとしか思えません。 私、ちょっと怒ってます。 | ||||
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突飛なストーリー設定ではないが、ストーリーが起伏に富んでいて先が読めない、またこうなるかな?と思ってもひねりがきいて予想通りには進まない。そして短編にもかかわらず、話がきれいに収束し、読後感も悪くない。 久しぶりに上質の短編ミステリーを味わうことができた。 | ||||
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「国内ミステリー部門 ダントツの第1位!」 「この20年で最高の傑作! 仕掛けと感動の珠玉短編を堪能せよ」 「百万部売っても売り足りない!」 以上、帯より。 まずまずの内容でした。 ミステリのセオリー通りで、ミスリードしつつ、最後は違うところへ落とすという・・・。 救急救命士や警察官や消防士が職業柄持っている知識を使ったところが、私には斬新でした。 ただ、読み終えて、ああなるほどな〜と感心はするけど、帯で煽っているほどすごい作品かというとそうでもない。 文章も堪能できるほどの巧いレベルでもない。 帯に乗せられたな、と思いました。 そりゃ、出版不況の中、出版社も売りたくてたまらないんでしょうけど、あまりに大げさなアオリをやりすぎると、読者が期待しすぎて逆効果ということもありますよ。 編集者諸兄はここのレビューをご覧なさい。 そこまで酷評するほどでもないけど、期待させられるだけさせられて、それほどでもなかった読者の恨み節が満載です。 アオリとのギャップ分、辛口採点になっているような気がします。 こうなると作者が気の毒。 表題作の『傍聞き』は確かに良かったです。 「百万部売っても売り足りない!」ほどではないけど、良作だったと思いますよ。 | ||||
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随分と評判になった作品なので手に取って見たが、全くの期待ハズレ。「迷い箱」、「889」、「傍聞き」、「迷走」の4作を収めた中編集だが、どれも人物・舞台設定やストーリー展開に既視感を覚える物ばかりでガッカリした。登場人物達の人間模様や作品構成に新規性が感じられず、過去の同種の作品の寄木細工の様な印象を受けた。 また、描かれる物語に入る以前の主要登場人物の心理状態が既に不自然・不安定(書き込みも不足している)なので、物語に入ってからの登場人物達の心理の機微も非常に不自然に映ってしまった。読む側への説得力に欠けるのである。「迷い箱」において、"事件"を起こすまでに数日間待つだけの価値があったのだろうか ? 「889」において、火災現場で瞬時にこのような"比較"が出来る物だろうか ? 「傍聞き」において、人の命が掛かっている時にこのような"まだっるこしい"手段が取れる物だろうか ? 「迷走」に到っては現実離れし過ぎていて、作者の「迷走」振りの方が際立ってしまう。 どうしてこのような作品が話題となったのか理解不能。単なる時間潰しに終ってしまった。 | ||||
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結局、この作家もきちんと警察を取材していないのだろうなというのが分かるので、個人的には、もうそこでアウトですね。 実際に、刑事に取材ってものをしてるとは思えない。 作家自身がドラマや他の小説を見てこれが警察だって勝手に想像して書いているレベル。 ここから先はネタバレも含みます。 まず、刑事が、のこのこと鑑識の了解を取って保存されている現場に入ったりしないものである。これはまさにテレビの世界を真実だと思っているからの弊害。 そして、「怪しい人物がいた」なんてコメントはとらないし警察も内部でも言わない。怪しいかどうかなんてそういう主観には頼らない。 きわめつけは、家族には、事件の話は一切しない。これ基本中の基本です。 協会賞受賞作品だって言うけど、審査員たちはこんなことも知らないレベルなのだろか。 (審査員たち自体がそんなレベルなんだろう。これが日本の警察小説ミステリの限界) あまりに平和ボケというか、警察幻想ボケしてるんではないだろうか。 そろそろぬるま湯どっぷりの警察小説から抜け出さなくてはいけない。 リアリティがないことに誰かが警鐘をなさらなければならないのではないか。 警察を舞台にしなきゃ、御伽噺はかけないのか。 ミステリーって所詮そんなものなのか。 話を戻そう。 この作品について言えば、決算期だから出版社も必死なんだろう。だけれども、あまりに新聞広告や帯でアオってるほど面白くないぞ。これで警察小説?ちょっと興ざめだわ。かたえぎきの手法をほかの小説で使えないのかな。 | ||||
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ものすごい本屋のポップに思わず購入。 ただ、ポップにあったようにここ数十年の最高作とか、そこまでは感動しなかった。 設定がみな、消防士とか施設の担当者とかちょっと異色で、 しかもいきなり背景説明なく現場での会話からほぼ全作スタートするので、 一見分かりにくいのだ。 すべての文章が伏線で無駄がないと言っているけど、 あたしの感想はむしろ、伏線に周りの文章を乗せただけのように見えて、 ストーリーそのものの書き込みが少なく、動きが薄くて固く感じた。 全編、話の短さの割に登場人物が多く、やたらとその一人一人が喋るは動くわで、 地の部分の文章とかがあまりにもないせいだと思う。 情景や景色も楽しみたい人には勧めませんが、 とにかく無駄なくストーリーが進むのが好きならいいのかも。 傍聞きも、審査員大絶賛ということだけど、 あたしは一言、「あたしなら努力して、極力住所以外読まないです」 | ||||
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評判が良さそうだったので購入したのですが、お金返してと言いたいです。 とってもつまらない。 内容が薄っぺらで淡白で、「え・・・これで終わり?もうちょっと裏や奥ないの?」という驚きが 続いたので途中で本を閉じてしまいました。 今はなかなか本屋に行けない身なのでアマゾンで購入したのですが、店頭でしっかり選びたかった。 | ||||
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これまで読んだミステリーを振り返ると、憎しみ、復讐、殺人といった物騒な言葉を頭に思い浮かべるが、この短編ミステリー集はそれら言葉とは対極にあるような内容。 各作品とも人情や優しさ、思いやりに溢れ、これまで経験のないような「心地良いミステリー」に仕上がっている。 各作品に共通しているのは主人公が、人を助けるような公的色彩の強い職業(警察、消防、更生施設)に就いている点。 人の優しさや思いやりがこんなにも詰まっている短編ミステリー集は他にないはず。 強くお薦めしたい。 | ||||
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驚きました。こんな空気みたいな小説があったなんて。 なにか本はないかと探していて なんとなくこれでいいかと手に取った一冊。紙質のせいかとても軽い本でした。 「おすすめ文庫王国NO1」とかなんとか書いてありましたけど。 もう、衝撃です。 読み終わって思わず鼻で笑ってしまいました。 | ||||
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もう、こういう帯は(いや、本の雑誌増刊 おすすめ文庫王国ダントツの第1位 というんですけど)だまされるのを覚悟なので、 信じて買うっていうことはないんですけど、 これはいいですね! 全4編の短編集で約200ページだから あっとゆーまです。 そして、それぞれ救急救命士を筆頭に 人のために命と心を削る人たちの行動が 書かれてるんだけど、それを巡るとっさの判断 的なところから話がすこし入り組んで、 「あれ?あれ?どうしてそんなことするの…」 みたいな流れを経て、すとーんと収束するので いずれも気持ちいいです。 他のも読みたくなりました。 | ||||
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絶賛されてるので本マニア?の自分も自然と手にとりました。 日本推理受賞、おすすめNO1、などなど肩書きはすばらしい入り口だが読み終えると別に・・・って気持ちいなった。 この短編数でのストーリー運びからオチ、表現など悪い所なんてぜんぜんないのにおもしろくなかった。いやおもしろいのだが絶賛っていわれるほどハードルが上がって結果、自分みたいな読者が多いと思う。 登場人物の名前なんてどれも同じキャラに見えるし、少しだけ読者を置いてきぼりにし、すぐネタばらしのような比喩表現などばっかりで飽きた。 一、素人小説マニアの意見だが参考程度に。 | ||||
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ベストセラ−ランキングや書店の平積みで、よく見かける一冊。 評判も上々なので、買って読んでみた。 感想は、まあ悪くは無いが、パンチにかける・・・ 何が悪いのかは、よく分からない。 スト−リ−も壷を得ているし、文章も悪くない。 もしこの同じ題材を、浅田次郎や宮部みゆきが書いてしまうと、もっと泣かせる小説になるのだろうなぁ。と言うのが本音。 新幹線での雛潰し。 読書初心者の趣味への入り口 などには最適だと思うが、マニアにはちょっと物足りない。 | ||||
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