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(短編集)
傍聞き
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傍聞きの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.60pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全90件 21~40 2/5ページ
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本屋のオススメ-文庫No.1!というのに惹かれて手に取ったが、そこまでいうほどか?帯の呼び込みコメントへの信頼度が下がった…秀作ではあるが、ネタもアイディアも地味すぎ、わざわざ買う程ではない。次作に期待。 | ||||
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期待したほどじゃない、という言葉につきます。 大森さんが解説!?しかもいいこと書いてる!なんか帯にもすごいこと書いてる!これはワクテカって感じでよむと裏切られます。 普通に平積みもされてなくて、ふと手にとって、読んでみたら「おぉ、なるほどねーいい本発掘したわー」ってなるんですけどねー。ヒットを飛ばすメジャー路線ではない作品だから変な風にもちあげられて損してる。 良作なのに。 ミスリードしきれてない?ってか作者はミスリードを狙って書いてる風でもないような・・・ | ||||
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新刊を買うのも、もったいないので中古を読むのには、何ら差支えありません。 | ||||
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ネタバレです ちょっと筋展開に無理があるのが一つ、二つある。 消防士がいて、恋している人がいて、たまたまその人の家が燃えるとか。 たまたまその女が、乳児を家に放置しているとか、 そして、自分がヒーローで救いに入るとか。 携帯小説? ベタなテレビドラマ? そういうのって、現実にはどのぐらいの確率なんだろう。 そして、虐待のあとを見つけても知らんぶりで、 「数分発見を遅らせて焦らせてやる」という同僚の思惑だって、 待っている母からすれば、全然伝わらないんでないのって思う。 本物の虐待母であった場合、むしろ「いっそ死んでくれれば、ほっとする」と内心で 思っていることだってありえるわけで、その可能性を考えれば単純に「母の気持ちを取り戻す」なんて 地味~な計画を、ほんの僅かでも不手際が起これば死んでしまうような状況で、 できるかどうか。だって同僚からすれば見知らぬ他人なわけですし。 虐待を知っても、なおかつ、恋心が冷めない消防士。 虐待をしていた…(それも乳児に、蚊取り線香で)は、「まあ、母ちゃんストレスたまったりすればしょうがないよね」 的に処理されていたりして。 なんかね、 「乳児は単なるドラマの道具」って感じなのが嫌なんですよ。 乳児からすれば。火災時に袋をかぶせて、クローゼットの上に放置、理由は、きわめて曖昧な 消防士の妄想的判断って、 マジで勘弁してって感じじゃないの? いい話にしよう、しようってのが見えすぎて ご都合主義も多くって、 だからちょっと減点して3で。 | ||||
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こんなに呆れたのは初めてです 陳腐なトリックを、むりやり稚拙な文章でつなぎ合わせただけ。 こんな登場人物はぜったい人間界にはいません。 星一つの皆様へ・・・まったく同意見です。 | ||||
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教場がやたらと読みやすかったので、こちらも?と思ったら案の定(笑) なんか2時間足らずで読み終えられる読みやすさ。 いい意味でも、悪い意味でも心にはあまり残らないかな? 爽やかと言えば爽やか。 なんていうの?江戸人情ものを現代に持ってきたような感じといえばどうかしら? 「ふーん、そうなんだー。まあ、良かったねぇ」 はい、お終い。 つまらないわけではないけどね・・・ あっさりしすぎて物足りない。 たぶん定価で買っていたら「なんか損した」って思いそう(笑) | ||||
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インパクトの弱い横山秀夫みたいといったところだろうか それなりの人間ドラマや起承転結が楽しめるも、どうにも全体的に今ひとつ 悪い作品ではないがあっさりすぎている気がしないでもない 全編傍聞きレベルならもっと評価できた実に惜しい作品 | ||||
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楽しく読ませてもらった************************ | ||||
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短編で よみやすい おもしろかったです。 いい話が多くて,心があらわれます。 | ||||
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いつも最後は正義が勝つ。全ての結末がこれではひと時代前の水戸黄門の様です。細かく調べ上げてっていううか、作者が元銀行員ということで5作程読みましたがもういいかなという感じ。 | ||||
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新聞の書評で絶賛していたので期待して買って読んでみましたが…駄作です。 我慢して3本目を読んだところでギブアップ。『リアル鬼ごっこ』と同じくらいひどかったです。 「このシチュエーションは何兆分の1の確率で発生したんですか?」 「なぜこの人がこの行動をとる必然性があるんですか?」 ご都合主義の見本のような本でした。 | ||||
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ジャンルでいうなら、短篇推理小説が4篇。 オリジナリティーが求められる、一番難しいジャンルだとおもいます。 そこで賞を取っている。 期待しながら読みました。 主人公は救急隊員、警察官、消防官、保護施設職員。 結構読ませますが…、ちょっと作り過ぎの感じがぬぐえません。 ストーリー、ディテールにこだわり過ぎて、作為感が澱になって淀みます。 それぞれの題名からして少し凝り過ぎです。 | ||||
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本書には、4編の短編が収められているが、中でも表題作「傍聞き」が出色の出来である。 表題に絡めて2つのトリックがメインプロットとして織り込まれ、その背景に母子家庭の親子間の感情の襞、父親の亡くなった経緯、親戚代わりだった近所のお婆さんの存在といった道具立てが、表題名が表す主題を支え、浮き立たせる。 身近な人々に誤解を抱かせるのも構わずに、自分にとって大切な人に真情を貫く、という主要登場人物の行動を読んで、自分は山本周五郎の短編「釣忍(つりしのぶ)」を思い出した。山本周五郎の短編の中では、この作品が最も好きなのだが、本作「傍聞き」は、「釣忍」に匹敵する名作だと思う。 緻密なプロットと、巧みなストーリーテリングで、最後はほろりとさせる、一級のエンターテイメント小説だ。 | ||||
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迷走・傍聴き・899・迷い箱、4つの珠玉の人間ドラマが収められた短編集。 魅力的な主人公達の悩み・生き様が、どれも感動的な作品。 4作とも遜色のない良作です。 個人的には、タイトルにもある「傍聴き」がお奨め。 親子関係がテーマの作品ですが、人を動かすにも役立つ内容でした。 | ||||
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帯に釣られて買いました。 同時に数冊買った中で楽しみにして後で読む部類に入れ(いつも何冊か買っては面白そうな本を後のお楽しみにとっておく癖があるため)さて数冊の本を満足のうちに読み終えていよいよこの本に取り掛かったのでありますが。 「・・・・・・・」「何だこれは?」「一話目はひどい・・・」「もう少しましな出来の話もきっとあるのだろう・・そうでなくっちゃ・・このままでは活字にした意味もわからない・・・・」二話目、三話目、・・・・。 諦めきれず最後まで読みましたが結局全滅でした。 ストーリーも面白くなければ、人間も薄っぺら、品もない。 辛辣すぎるかのようですが、全くひどい出来の小説です。 | ||||
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落語のサゲに合わせて前振りをしておくように、「傍聞き」という言葉について解説をしておく。で、終盤になるほど、と縦糸の謎解きで感心するとともに横糸にも謎解きがある。やられたというほどの驚きはないが、なるほどね、というくらいの切れ味のある構成だ。 「迷い箱」のいい年をした男女の純情にも、なかなかの味わいがある。 | ||||
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子の短編集には、異常な人物はひとりも登場せず、 消防士、刑事、救急隊員、更生保護士という、 「自分を犠牲にしても他人を助ける職業の現場を舞台にして、ある登場人物がとった不可解な行動がミステリの核」 (大森望の解説より)になっている。 どの小説も滋味があり、深い余韻とともに、人の運命や性(さが)に思いを致さざるを得ない。 狭義のミステリーというジャンルを超え、文学を読んだ、という充足感をもたらす。 粒ぞろいの短編集だが、 更生保護施設の女性経営者と、元受刑者である殺人犯の心の交流を描いた「迷い箱」の余韻の深さは、まさに感動ものである。 表題作の「傍聞き」に登場する女性刑事と娘は、新作でも登場し、シリーズ化の構想もあるということで楽しみだ。 小学校6年生の娘がとった奇妙な行動と、それを読み解く母親の思いが、付近で起こる犯罪事件を背景にしながら語られる構造は、間然とすることろがなく、緻密で、しかも意外感がある。 派手な事件、酸鼻な殺人、ねじくれた構成と、異常な登場人物が頻出する多くの推理小説にも、すぐれた作品があることは言うまでもない。 しかし、主流から外れたところで静かな感動を紡ぐ長岡弘樹の小説は、 読んで溜息をつかせるような安心感がある。 3年以内に長岡弘樹が直木賞を受賞しても、 私はまったく驚かない。 | ||||
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少し面白く読めたのは、表題の作品のかた聞きだけで、ほかの3篇は、読み流しただけ、なで、評価が高くて、賞までとったのか、不思議。 | ||||
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初めて長岡弘樹さんの作品を読みました。 こちらの「傍聞き」、約50ページの短編ミステリが4作収録されています。 どの作品も、1人の登場人物が起こす不可解な行動を中心に展開される物語です。 私が特に関心した点は、描写に無駄がないこと。 全ての描写に意味があり、真相に繋がっていきます。(タイトルも同じく) それはつまり、人間の行動には全て意味があるということと同じ。 長岡さんいわく「私は怒りや悲しみといった感情よりも、人間の持つ"知"や"理"という側面に、より惹かれている」のだそう。 本作はそのことがよく表れていると思います。 また、私は登場人物が起こす行動の全てに、人間の温かみがある点にも感動しました。 ミステリとして構成が上手いだけでなく、心情の描写も非常に丁寧にされています。 完成度の高いミステリを手軽に読める作品なので、是非手にとって頂きたい。 | ||||
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腰巻が凄い!『この20年で最高の傑作!仕掛けと感動の珠玉短編を堪能せよ』。^^ 確かに、非常に短編らしい短編。最初の一行目から無駄なく話が進み、 我々は作者の意図通り騙されて、お約束通り綺麗に落ちる。 但、ミステリとあるが、どちらかと言うとO・ヘンリー型の人情噺の様な読後感だった。 やや地味な物語設定であることを除けば、帯の謳い文句に偽りはないが、如何せん二百頁四話は余りにも分量不足。 著者の文体のリズムに乗る前に読み終わってしまった。この三倍位のボリュームが欲しいところ。 ところで『傍聞き』って言葉を初めて知った。 | ||||
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