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エナメルを塗った魂の比重 鏡稜子ときせかえ密室
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【この小説が収録されている参考書籍】
エナメルを塗った魂の比重 鏡稜子ときせかえ密室の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.59pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全22件 1~20 1/2ページ
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とても気に入りました。非現実な部分に対して自分自身のトラウマが蘇る場面があった反面、振り出しから見つめ直すきっかけになった素敵な本です。所々面白い描写も描かれているので過去の事は水に流せるそんな素敵な一冊でした。佐藤友哉さんの本は見方を変えれば年代問わず共感できる作品になっています。気配りや心遣いも感じられる一冊になっております。購入して良かったです。有難う御座いました。 | ||||
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鏡家サーガ。 高校生の頃読んでハマりましたが、残念ながら市場の需給バランスに勝てず消えてしまいました。ファンとしては悲しい限りです。 | ||||
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ミステリっぽく展開してさあ最後はどうなるのかと思いきや、予想以上に斜め上な 結末が待っているという前作同様ミステリとして読んだらガッカリな作品で、 前作を読んだ上で覚悟して読めば、ハチャメチャな結末もまあある種のエンターテインメントと して楽しめる可能性もある ただあくまで可能性があるだけで、普通の人には三割ぐらいしか楽しめない作品であり 前作を読んでこの作者が気に入った人以外は買わない方がいいだろう | ||||
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悪い批評も多いですが、夢野久作も出た当時、今も?一部の熱狂的読者にしか受け入れられませんでしたので気にしませんが 今で言うなら電波系のメタミステリーとしては面白いと思います。 只、一般受けはしないでしょう。 只のミステリーでは物足りない変人向けの作品、故に楽しめるかは、読者が全ての常識を捨てて楽しめるかに掛かっていると思います。 | ||||
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デビュー作のフリッカー式よりさらにバイオレンス(いじめ)、グロテスク(カニバリズム)を書きなぐった作品。ミステリっぽい密室殺人がでてくるがトリックも何もあったもんじゃない。登場人物の多くが「予言者」で、いじめられっこが黒幕ってドMか!と突っ込みたくなりました.このような支離滅裂で無茶苦茶な物でも商品になるのかとボーゼントします.特に後半の展開は思いつきの羅列のような幼稚なものでとてもストーリになっていません.それでも最後まで読めましたから星2つ分くらいのでき。子供の残酷さのような幼稚さを感じました.. | ||||
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作者の書きたいことを、一回りスケールアップして西尾維新が書いているので、作者としてはこの路線はここで打ち止めにして、「でんでら」のような伝記的な色彩の強い作品にシフトしにいったのではと思われます。 この作者はミステリーよりは伝記を書いたほうがいいと思います。 | ||||
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初めてこの作品を読んだのは二年前ですが、その年に最も衝撃を受けた小説となりました。 舞台は高校で、暴力と思春期に溢れた作品でした。 各章ごとに登場人物の視点が切り替わり、読んでて飽きることも全くありませんでした。 途中からいきなりな展開になり、愕然とするものの(悪い意味で)、私にはそれすら良しとさせ感動しました。 読んだ後に、爽快感と切なさと後味の悪さを感じます。 私は佐藤友哉の鏡サーガのなかでこの話が一番好きです。 他作品も期待して読んでみましたが、この作品の印象が薄れてしうだけかもしれないです。 シリーズ二作目ですが、個人的にはこれを読むだけで充分だと思います。 | ||||
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『鏡家サーガシリーズ』の2作目になる作品で,01年12月のノベルスの文庫化. 前作の鏡家三男から本作では次女がメインに,時間は約10年前となっています. とはいうものの,彼女自身の登場は少なく,それ以外の人物がはじまりから登場し, 物語も彼女のそばで起こるものの,登場の少なさからか少し離れたところという印象. また,いくつかの物語が並行して進むため,登場人物の把握がだいぶしづらく感じます. ほかにも物語の動きだしが遅く,上の理由も重なり序盤からスムーズに入っていけません. ほかにも,特別な能力がキモになっているのに,背景についてはまったく説明がされず, 「能力がある」「能力があるからこうなった」と語られるだけで置いて行かれたようです. そのため,前作以上にムチャクチャな終盤も,荒唐無稽なだけでまったくついていけません. コスプレをとおした作品の『テーマ』も,当たり前のことをただ大げさに言っているだけで, 前作以上とも思えるアニメネタの多さも,主人公の妙なテンションもあって疲れてしまいます. これ以外にも,読み手に語りかけるいわゆる『メタ的』な描写は好みがわかれるでしょうし, グロテスクや読むに耐えない陰湿さも,本当にそこまで必要だったのか疑問に残るところです. なお,解説(文庫版のみ)は上野浩平さん,前作のみと語っていたあとがきはやはりありません. | ||||
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加筆修正されたそうですが基本的には相変わらずなんです。どっかのレビューで佐藤作品は冷たいエンタメと評されていましたがまさしくその通り。もちろん細かい違いはあります。 その違いは読んでみてからということで、最も特筆すべきは解説があの上遠野浩平であることです。上遠野浩平と言えば電撃文庫のブギーポップシリーズで有名な小説家さんですが、何故この人なのかというとたぶんノベルス版の帯を書いたのが上遠野さんだったので、じゃ今度は解説を、みたいなことかもしれません。今度の解説もブギーポップではお約束になっている作者もどきの2人によるあとがき形式(わかりにくい表現ですが読めば納得するはずです)を書いています。 | ||||
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僕が求めていた世界観の全てがここにある。 ありえないくらい多数登場する「預言者たち」 未来が見える少女。 人を食す事でその人の記憶が読める少女。 存在を乗っ取られた少女。 自分以外の誰かに成りたいコスプレ少女。 ぐちゃぐちゃに虐められる少女。 そして。 そしてそして。 運命は加速する。 行く先は想定不能。 たどり着いた先に、かならず一段階進化した世界が見えてくるでしょう。 | ||||
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いじめっ子だのいじめられっ子だの二重人格だの探偵もどきだのコスプレ娘だの色々出てきて非常に素敵な作品に仕上がってます。('-,_ω-`)プッ 読んでいる間始終付きまとって来る陰鬱さに僕は心を奪われました。気が滅入るようないじめ描写。自分が標的にならないようにいじめっ子の後ろをまるで金魚の糞のように付きまとう傍観者達。 本当に嫌になります。嫌になるけど、読み勧めるのを止められません。人間とは上っ面だけは愛想良く振舞っていても、エナメルを剥がしたその裏にはおどろおどろしいまでの残酷さを秘めているんだなぁと思わされてしまいました。('-,_ω-`)プッ とにかくこれはオススメです。文章が文脈的に少しおかしな部分がありますが、まぁ気にならない程度でしょう。 メフィスト賞出身の作家の知名度では圧倒的に西尾維新が上回っていますが、僕はあえて佐藤友哉をオススメしますよ。ユヤタン最高。('-,_ω-`)プッ | ||||
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登場人物が多くて、今は誰の話でこれは誰の胸のうちかわからなくなった。そして、主人公は誰??って思った。 たくさん登場人物が出てくる中で、ラストはみんなつながるところがおもしろかった。ありえな〜いって思ったけど小説はありえないぐらいがおもしろいのか。。 佐藤友哉がどういう作家なのか理解してからじゃないと、 この話は理解できないと思う。読む前にamazonレビューを読んでおくべき。 | ||||
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フリッカー式よりは確かに成長した。ただ視点変えすぎ。もう少し固定したほうがいい。 だが、それにしても某キャラの一人称丁寧語、ちゃんとしてるけど結構怖い文体はなかなかいいと思った。 この作者はよくもわるくも他人が持っていないものを持っている。それに特化しているから、コアなファンしかつかない。日常の虚構、人間の虚構、世界の虚構。世界はどこもぐちゃぐちゃでどうしようもなく、エナメル一枚剥がせば終わりなんですね。 ただ、オチというか、トリック的な部分はどう考えてもつまらない。なので、もうミステリはやめてほうがいい。 純文学を書いたほうがいい。ファウストの私小説っぽいやつの方が光っているな。 | ||||
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う~ん…どうしたものか…。人肉しか食べることができなくなった少女・砂絵、コスプレをすることで自らのコンプレックスを解消する少女・羽美、イジメの中心にいながら何故か達観している少年・中村、ドッペルゲンガーに自らを取られたと訴える少女を保護した男・王田、そして鏡稜子。多彩な話のタネ、多くの語り手を駆使しながら物語を膨らませている辺りは巧いし、ちゃんと、それもしっかりとまとめられている。見事といえば見事だ。ただ、最初の設定の部分を見ればわかるように、そもそもの世界観がかなり特殊なだけにこういうのもアリだとは思うのだが、やはり「ミステリ」として見てしまえば違和感を感じざるを得ない。これでは、何でもアリ、という風になってしまうから。そういう意味では、「破綻している」という評価もあり得るだろう。『フリッカー式』も、それに近いところはあったが、今作はその度合いがさらに増しているように思う。評価は分かれて当然だろうな。また、作品内のイジメの描写、人食にまつわる描写はなかなかエグいところがある。そういうのが苦手な人にも、あまりお勧めはしない。 | ||||
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初めに色んな人間達の事件なり日常なりが描かれていて、「さあ、これらの事象が物語の中でどう絡まり繋がっていくのかな?」という期待を存分に持たせてくれる。けれど、実際に読み進めていくと、多少期待はずれというか、「え……? そういうのは、アリなの?」と少々拍子抜け。『多少SFなりファンタジーなり超能力なりの非現実的な部分がある』ってことをあらかじめ知っていないと、詐欺にあったような気分になってしまうかも。というか、初めに教えておいてほしかった。前半部で非常にゆったりと大きく広げた謎を、ラストで一気にまとめすぎてしまった感あり。描写力はとっても高くて、1つ1つのシーンは非常に質が高いのだけれど、1つの物語としては、少し不十分な点が多いと思う。個人的に、このテの話は好きなハズなんですか、この物語はどうにもイマイチ。 | ||||
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フリッカー式に続く鏡家サーガ第2段です!前作を読んでいない方、及び前作がきにいらなった方は買わない方が・・・前作は公彦のシスコンぶりが全開でしたが、今作は稜子さんの同人好きっぷりが全開?です。相変わらず純粋なミステリーファンには受け入れられないと思う作品ですが、私は好きです。 | ||||
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初めは読むスピードが遅かったですが、転校生が来た所から面白く感じました。佐藤氏の本を読む前に、西尾維新氏と滝本竜彦氏を読んだせいか、ちょうどその中間辺りの様な感じでした。最後の落ちに関しては、もうこの人独自の手法と考えます(笑あと、作中のギャグに関しては滑りまくりでした。それを狙ってるのかわかりませんが、たまにはこういう作者がいても良いと感じます。(もちろんいい意味です) | ||||
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オチになってません。破綻しているという意味では、『エヴァ』と同じかも知れませんが、如何せん、映像の場合は、訳が解んなくても感覚で分かればOK!なんでしょうが(リンチの『マルホランド・ドライブ』なんかもそう)、ミステリ小説という形式の場合には、どうなんでしょうか?じゃあ、SFホラーなら構わないのか、あるいはシュールレアリスムだとすれば?なんていうジャンル分けはどうでもいいのですが、納得できないという感覚がとても強く残ります。これが作者の見た悪夢だったとして、そのオゾマシイビジョンを無理やりつなげ合わせたんだけど、やはり無理があって、何だか途中でメンドクサクナッタという感じでしょうか。このオゾマシサはかなり好きなんですが。ということで星二つ。 | ||||
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「フリッカー式」の続編だということで読みました。最初の流れはまだいいかもしれませんが、後半ぐらいから「とりあえず無理やりまとめました」というような印象を受けます。つまりは文脈が滅茶苦茶だということなんですがね。下の方も言ってる方もいますが、本当に読んでて‘作者の嘆き’というものがヒシヒシと感じられます。精神的に凄く不安定な状況なのかもしれません。 | ||||
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非常に気持ち悪い。気持ちいいぐらい、気持ち悪い。荒廃していく常識。順応していく非常識。そんなんばっか。「嫌だ。そんな冷たい目で見ないでよ。認めてよ!」そんな叫びが脳髄刺激。狂人なんか、認められない?こんな馬鹿みたいなこと、よく続けられるね?お前のエナメル、剥がしてやろうか。協奏曲なんかありえない。そこにあるのは狂想曲。君に、貴方に包容できますか?途方も無いくらいに血迷っている登場人物達。疑う余地も無いくらいに確信的・狂信的な言動。そんなんばっか。 | ||||
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