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エナメルを塗った魂の比重 鏡稜子ときせかえ密室
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【この小説が収録されている参考書籍】
エナメルを塗った魂の比重 鏡稜子ときせかえ密室の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.59pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全5件 1~5 1/1ページ
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ミステリっぽく展開してさあ最後はどうなるのかと思いきや、予想以上に斜め上な 結末が待っているという前作同様ミステリとして読んだらガッカリな作品で、 前作を読んだ上で覚悟して読めば、ハチャメチャな結末もまあある種のエンターテインメントと して楽しめる可能性もある ただあくまで可能性があるだけで、普通の人には三割ぐらいしか楽しめない作品であり 前作を読んでこの作者が気に入った人以外は買わない方がいいだろう | ||||
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フリッカー式よりは確かに成長した。ただ視点変えすぎ。もう少し固定したほうがいい。 だが、それにしても某キャラの一人称丁寧語、ちゃんとしてるけど結構怖い文体はなかなかいいと思った。 この作者はよくもわるくも他人が持っていないものを持っている。それに特化しているから、コアなファンしかつかない。日常の虚構、人間の虚構、世界の虚構。世界はどこもぐちゃぐちゃでどうしようもなく、エナメル一枚剥がせば終わりなんですね。 ただ、オチというか、トリック的な部分はどう考えてもつまらない。なので、もうミステリはやめてほうがいい。 純文学を書いたほうがいい。ファウストの私小説っぽいやつの方が光っているな。 | ||||
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う~ん…どうしたものか…。人肉しか食べることができなくなった少女・砂絵、コスプレをすることで自らのコンプレックスを解消する少女・羽美、イジメの中心にいながら何故か達観している少年・中村、ドッペルゲンガーに自らを取られたと訴える少女を保護した男・王田、そして鏡稜子。多彩な話のタネ、多くの語り手を駆使しながら物語を膨らませている辺りは巧いし、ちゃんと、それもしっかりとまとめられている。見事といえば見事だ。ただ、最初の設定の部分を見ればわかるように、そもそもの世界観がかなり特殊なだけにこういうのもアリだとは思うのだが、やはり「ミステリ」として見てしまえば違和感を感じざるを得ない。これでは、何でもアリ、という風になってしまうから。そういう意味では、「破綻している」という評価もあり得るだろう。『フリッカー式』も、それに近いところはあったが、今作はその度合いがさらに増しているように思う。評価は分かれて当然だろうな。また、作品内のイジメの描写、人食にまつわる描写はなかなかエグいところがある。そういうのが苦手な人にも、あまりお勧めはしない。 | ||||
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初めに色んな人間達の事件なり日常なりが描かれていて、「さあ、これらの事象が物語の中でどう絡まり繋がっていくのかな?」という期待を存分に持たせてくれる。けれど、実際に読み進めていくと、多少期待はずれというか、「え……? そういうのは、アリなの?」と少々拍子抜け。『多少SFなりファンタジーなり超能力なりの非現実的な部分がある』ってことをあらかじめ知っていないと、詐欺にあったような気分になってしまうかも。というか、初めに教えておいてほしかった。前半部で非常にゆったりと大きく広げた謎を、ラストで一気にまとめすぎてしまった感あり。描写力はとっても高くて、1つ1つのシーンは非常に質が高いのだけれど、1つの物語としては、少し不十分な点が多いと思う。個人的に、このテの話は好きなハズなんですか、この物語はどうにもイマイチ。 | ||||
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文体が少しおかしい。あらゆる小説家(メフィスト賞デビューの)の文章のサンプリングであると言ってもいいかもしれない。しかし、そこには目をそむけたくなるようなぐちゃぐちゃの真実がある。コピー&ペーストで語られる「真実」が、この値段で手に入るなら。 | ||||
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