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暴雪圏



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【この小説が収録されている参考書籍】
暴雪圏
暴雪圏 (新潮文庫)

暴雪圏の評価: 3.68/5点 レビュー 38件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.68pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全23件 1~20 1/2ページ
12>>
No.23:
(5pt)

人間模様の妙

暴風雪吹き荒れる中で起きる、それぞれの決断と行動とその結果。
主人公もその中で、翻弄され、決断を迫られる。
作者の相変わらずの筆致で面白い。
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No.22:
(4pt)

面白いと思います。

読みやすく、ストーリー展開が奇抜で、一気に読み終えた。
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No.21:
(5pt)

さすが佐々木先生

文句なしで面白い。こういう構成。作者の狙いはわかるが、たしかにラストはもやもやする。
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No.20:
(5pt)

町や気象の描写がリアル

筆者は北海道札幌の小説家さんです。テレビ化された作品もありますが、特に道警舞台の作品は町の描写がリアルで、実在している町です。しかも、冬から春に変わる北海道のドカ雪、彼岸荒れの表現がこれまた凄い…。地方の駐在所が舞台。しかも札幌の刑事から駐在所に異動となった警官は、地域のしきたりに馴染めておらず、何となく「地方に行くとこんな柵があるのだろうなぁ…」と妙に納得しながら読んでいるうちにそのまま小説の世界に入り、読みふけってしまいました。秋の夜長にお勧めの警察小説です。
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No.19:
(4pt)

川久保巡査シリーズ

制服捜査に続く川久保巡査シリーズで図書館で借りて読みました。

制服捜査には及びませんが、そこそこ面白かったので、蔵書に加えるために購入しました。
内容的にちょっと無理があったのでマイナス☆1個です。
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No.18:
(4pt)

頁数は多いが、一気読み出来る作品。

面白かった。惹き込まれて一気に読み進められた。初めての佐々木譲作品で堅く難解といったイメージで避けていたが、こんなにも読みやすいとは意外だった。脈絡のない登場人物が、いつの間にか見えない糸に操られたかのように一本に結び付いていく構成は見事。
また別作品を読んでみたいと思う。
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No.17:
(4pt)

怖いですよ、吹雪

やたらめったら登場人物が多くて、
その人たちが暴雪のために同じペンションにたどり着いてと。
なかなかに無理のある設定なのに、
なぜかすいすいと読めます。
あほらしいと思いつつもついついのめり込んでしまいます。
まさに一気読みにふさわしい小説です。
幕切れもあっけないのいですが、
それはそれでまあいいかぁと。
まあ、吹雪の恐ろしさを知らない人にはちょっと実感がわかないかもと
思います。

はい、簡単に死ねますからねー

お時間があればそして中古1円とか図書館ならは゛
読んで損はないと思います。
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No.16:
(4pt)

雪嵐の到来で話しが始まる。

川久保巡査部長シリーズ第2作。
十勝平野を超大型爆弾低気圧が襲い、刻々と深刻になっていく天候を背景に、複数のストーリーが同時並行で進む。強盗殺人と逃亡犯、脅されて不倫の現場に行く人妻、会社の金を持ち逃げしようとする会社員、義父からの虐待から逃れようとする女子高生・・・。

雪の降る冬の日、モジュラー型のストーリーに、複数の事件に格闘する警官という構図に、R.D.ウィングフィールドの「フロストシリーズ」あたりを思い出すが、本作のほうが舞台になじみがある分、色鮮やかに見える。

リーダビリティが高いのも本作の特徴。
テンポよく話しが進み、ぜんぜん関係ないと思われれた複数のプロットは意外に早く収斂していく・・。

ラストにかけての展開は、雑誌連載による紙面的な制約からか、とは思ったが文庫版でも改稿されている訳ではなく、ややもったいないなという印象を受けた。
まあ作者が一番描きたかったのは、表題にもある暴力的な雪嵐だったとすると、嵐が収まるのにあわせてストーリーを閉じたのもむべなるかな、と思う。
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No.15:
(5pt)

おもしろいです。

この作者の北海道警シリーズが好きで集めています。状態がきれいで満足です。
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No.14:
(4pt)

読まされちゃいました。

「制服捜査」の川久保さんの続編です。川久保さんの続編とは知らず、
佐々木譲、しかも暴雪。この二つの言葉で私を引き込むには十分でした。

 暴力団宅への強盗殺人。出会い系サイトでの不倫。とある会社員の強盗劇。
寂しいお嬢さんの出会い。ペンション経営のご夫婦。そして川久保巡査長。
 舞台は、彼岸荒という、猛吹雪の十勝。

 雪国にお住まいでない方は、分からないでしょうけど。
 ホワイトアウト。
 真保さんの小説でも描かれていましたが、壮絶です。
 私の地方でも毎年?少なくとも二年に一回は事故になります。
 私自身もその恐怖。
 前を行く車のテールランプが見えない高速道路。一台また一台と路肩に
引き込まれるように、ガードレールに突っ込んでゆくアイスバーン。
 目の前が真っ白になって、どこが道だか分からない。アクセルを踏みたく
ない。ブレーキを踏めば滑ってゆく。 
 味わわざるを得ないあの恐怖。
 描かれています。

 確かに、尻切れトンボ。
 いくつかの話にも、登場人物にも、結末がないまま終わる。
 これじゃ良くないでしょ。って思うのも確かです。
 でも、私は読まされちゃいました。
 この吹雪を乗り切れば、ちょっとやそっとの犯罪なんて。って気持ちになっ
ちゃいました。すみません。
 その後の西田さんも心配ですが、吹雪が去り、一面が銀世界になった十勝って
きっと綺麗なんでしょうね。と思ってしまいました。

 70点。恩田さんのドミノを思わせるゴチャゴチャ感は、いただけなかったの
ですが、読まされちゃいました。ドミノは結局途中で放棄したのに比べて、
この作品では、吹雪の去った景色を思い浮かべてしまいました。
 雪国育ちでなければ40点でしょうね。
 猛吹雪の恐怖を味わいたい方、どうぞ。あまりお勧めしませんが。

 贅沢を言うと、志茂別のLocationをちょっと明かしていただきたい。浦河、
忠類、帯広、広尾と挙げて、236号線から、38号線を記していらっしゃいますが、
あまりに範囲が広すぎる。架空の地名にしても、イメージが湧かないのは、
読みにくい。広尾寄りだと、38号線まで遠すぎるし、浦河は襟裳越え。
帯広寄りとしたら、こんな景色はちょっと想像しにくいかなあ。更別あたり?
でしょうかね。でも、前作では、港町の設定だったような。今は336号線の
渡し舟は無くなったのかなあ。自転車ごと渡してもらったんですけど。


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No.13:
(4pt)

丁寧な丁寧な、だけど、ちょっと気になる所も

佐々木譲さんらしい丁寧な作品だと思いました。
現実は優しいものではないし、思い通りに行かない事も多い、ということを繰り返し思い起こさせられました。
それにしても、この作品を読んでいて、人生が嫌なものに見えるのはなぜでしょう。
ちょっと後味が悪かったです。
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No.12:
(4pt)

自然への畏怖

制服捜査に続く川久保巡査シリーズの第二弾ということで
期待大で読みました。
レビュー上では賛否両論のようですが、私は面白いと思いました。
とにかく自然は怖い、ということを思い知らされた一冊でした。
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No.11:
(4pt)

暴風雪の中の犯罪群像劇

北海道帯広近郊にある架空の町・志茂別を彼岸荒れと呼ばれる暴風雪が襲う中での犯罪群像劇。

犯罪者以外の多くの登場人物にもスポットライトを当て、暴風雪の中、思い通りにいかない様々
な人間模様を描いている。「制服警官」に続く川久保巡査部長シリーズではあるが、彼も登場
人物の一人に過ぎない。

閉じられた空間の中という展開は過去に多くの謎解きミステリーを生んできたが、この作品は
謎解きには重点を置いていない。暴風雪に閉じ込められたことにより、それぞれの登場人物たち
にもたらされる思わぬ展開に力点が置かれている。ある者は秘密を暴風雪と共に過去に追いやり、
ある者は犯罪を無きものにし、ある者は新しい出会いを手に入れる。

面白い作品とは思うが苦言を一つ。今まで色々な群像劇を読んできたが、これほど登場人物の
名前を覚えづらかった小説は珍しい。場面転換のたびに○○って誰だったか?と考えてしまった。
もう少しその辺の工夫が欲しかった。
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No.10:
(4pt)

読みやすいです。

佐々木譲さんの作品は初めてでしたが、読みやすく、終わりまで流れるように読んでしまいました。
登場人物の一人ひとりの設定が緻密に作られ、こまかく描写され、容易に感情移入しながら読むことが出来ました。
また、雪山の描写も、 真保裕一「ホワイトアウト」に引けをとらない現実味がありました。

後半から解決に向かっていく展開に疑問が残りましたが、
前記の2つをふまえて自信を持って人に勧めることができる一冊です。

余談ですが…
友人に聞くと佐々木譲「制服警官」と比べると…と言っていました。
時間を見つけてぜひ読んでみたいです。
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No.9:
(4pt)

読み応え十分

北海道の片田舎で地嵐の日に起きるいくつかの事件が
相互に絡まっていく物語。
これは結構考えさせられました。
一番緊迫感があるのは、暴力団組長宅を襲った
強盗殺人とその逃走犯の話。
不倫関係を清算したい人妻。
川岸で発見された女性の遺棄死体など、
事件は多彩です。
読み応えのある小説だと思います。
暴雪圏 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:暴雪圏 (新潮文庫)より
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No.8:
(4pt)

読み応え十分

北海道の片田舎で地嵐の日に起きるいくつかの事件が
相互に絡まっていく物語。
これは結構考えさせられました。
一番緊迫感があるのは、暴力団組長宅を襲った
強盗殺人とその逃走犯の話。
不倫関係を清算したい人妻。
川岸で発見された女性の遺棄死体など、
事件は多彩です。
読み応えのある小説だと思います。
暴雪圏Amazon書評・レビュー:暴雪圏より
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No.7:
(4pt)

現実のやりきれなさ

『制服捜査』と舞台が同じで、川久保篤巡査部長が登場するのですが、『制服捜査』とは全く違った傾向の作品だと思います。『制服捜査』では、閉鎖社会のなかで見え隠れする犯罪、その根元にある腐敗、それを外部からやってきてその社会の住人となった主人公が暴いていくことに面白さがあります。しかし、本書では、強烈な自然の猛威の前では、人間の計画や意思が打ち砕かれて、人間が無力であることを実感させられることの方が主となっているように思います。描かれた犯罪・腐敗に関しても、閉鎖社会に関わるものばかりではありません。また、いくつかの犯罪については、まったくその結果どころか、方向性さえも不明なままです。それでも、舞台となったペンション、グリーンルーフのオーナー夫妻が抱える問題解決が示唆されることや、家出をしようとしていた美幸が、いい出会いをしたことが感じ取れることに救われます。解決されない犯罪や問題が残るという意味において、『制服捜査』とは違った形で現実のやりきれなさを見据えた作品だと思います。
暴雪圏Amazon書評・レビュー:暴雪圏より
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No.6:
(4pt)

犯人対警察って、読んだらいけない!?

北海道の吹雪はどんなものかは知らない。でも、岩手の県庁所在地盛岡市の片はずれでも「昔は雪が吹雪くと人が死んだもんだ」と死んだばぁちゃんが教えてくれた。昭和一桁の時代でもだ。そういう意味では、雪に閉じ込められる恐さが身にしみてよくわかる。冒頭の雪で遭難した小学生のくだりが胸を揺さぶった。この小説は、強盗殺人犯と元刑事の巡査部長の対決のお話ではない。爆弾低気圧が引き起こす猛吹雪に人々が翻弄され、ある人は命を落としまたある人は希望を見つけたりするそんなお話だ。風速30mを超す冬の嵐の前では人はあまりにも無力だ。ひどい嵐の中の積雪50cmにどれだけ人が絶望してきたかを、この作品を読むだけで垣間見ることができる。暴雪圏とそこに生きる人々の営みや思いを、強盗殺人・不倫・多重債務者などの仕立てで、見事に一つの小説にした筆者に賞賛の拍手を送りたい。猛吹雪の中、自分の運転する車が路肩に転落して、携帯で119番や110番に電話がつながって、助けを呼んでも誰も助けに来てくれない恐怖。じわじわと交通網が遮断されていく閉塞感。ほんとに雪国って怖いんですから!
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No.5:
(4pt)

犯人対警察って、読んだらいけない!?

北海道の吹雪はどんなものかは知らない。でも、岩手の県庁所在地盛岡市の片はずれでも「昔は雪が吹雪くと人が死んだもんだ」と死んだばぁちゃんが教えてくれた。昭和一桁の時代でもだ。そういう意味では、雪に閉じ込められる恐さが身にしみてよくわかる。冒頭の雪で遭難した小学生のくだりが胸を揺さぶった。この小説は、強盗殺人犯と元刑事の巡査部長の対決のお話ではない。爆弾低気圧が引き起こす猛吹雪に人々が翻弄され、ある人は命を落としまたある人は希望を見つけたりするそんなお話だ。風速30mを超す冬の嵐の前では人はあまりにも無力だ。ひどい嵐の中の積雪50cmにどれだけ人が絶望してきたかを、この作品を読むだけで垣間見ることができる。暴雪圏とそこに生きる人々の営みや思いを、強盗殺人・不倫・多重債務者などの仕立てで、見事に一つの小説にした筆者に賞賛の拍手を送りたい。猛吹雪の中、自分の運転する車が路肩に転落して、携帯で119番や110番に電話がつながって、助けを呼んでも誰も助けに来てくれない恐怖。じわじわと交通網が遮断されていく閉塞感。ほんとに雪国って怖いんですから!
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No.4:
(5pt)

暴雪の恐怖がよく現れている

暴力団宅への強盗殺人
出会い系サイトでの不倫
振込み詐欺
冴えない会社員の冒険
義父に犯される娘
ペンション経営

突然の暴雪に振り回されながら、それぞれの人物を丁寧に
描きつつ交差させて行く。
ペンションが出て来た段階で予想も出来たが、大自然の猛威の
前になすすべがない登場人物たち。
隣近所でもおきていそうな人間の機微をテンポよく描き、
それで居て、シリーズでは実直で勤勉な主人公の活躍シーンも
登場してうまく収まった感じが印象的だった。
ちょっと出来すぎ感はありましたが。

暴雪圏 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:暴雪圏 (新潮文庫)より
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