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暴雪圏
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暴雪圏の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.68pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全10件 1~10 1/1ページ
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本当に有るのは暴風雪の事。 小さな町でこんなに事件が同時多発したらパニックだね。 その関係者が暴風雪によって一箇所に集まっていく。 なのですがラストがあっさり。 後日談があっても良かったかな。 | ||||
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様々な事情を抱えた人たちが絡み合って話が進んでいきます 北海道ならではの彼岸荒れと呼ばれる爆弾低気圧の中で閉じ込められる人々 終盤までは読み手をぐいぐい惹き付けますが… いかんせんラストが「え?終わり?これで?」と声に出るくらいあっけなく 星がふたつ減っちゃいました… いつかエピローグ読んでみたいなあ | ||||
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制服捜査を読んで面白かったので買ってみましたが、 制服捜査のときに感じていたキャラクターの人柄や 味みたいな物が薄く感じました。それもあってか、 終盤までは何となく集中して読む事ができませんでした。 最後もしっかり完結しておらず、気になる事が 残されてしまいました。少し消化不良です。 でも、制服捜査が好きな方は期待せずに 読んでみてはどうでしょうか。 | ||||
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道東の春の嵐を題材にした作品。北海道出身の作者だけに、荒しの描写は非常に適切かつ現実的で、読ませる。 また、物語の構成も巧みで、ベテランの作家さんだけに、完成度は高いと言えるだろう。特に序盤から中盤にかけては。 ただ、小説の筋が今ひとつはっきりしないままに終わってしまった気がする。 特に「あれ?」と思ったのは、吹きだまりで死んだ7人の少女達の話が、どうも不完全燃焼のように感じたこと。 第一作を読んだ人は、これはかなり気になったのではないか。ペンションを舞台とする人間劇の前座的な位置づけとも とれるが、もう少しひねりようがなかったかなぁ、と感じてしまった。 最後は制服警官の活躍でフィナーレを迎える訳だが、いかにもな展開で、これもやや萎えた。犯人と胃痛の男との間で もう少しやり取りがあっても面白かったのに。 というわけで、設定は非常に見事だと思うし、そこそこ楽しめるが、上手く幕をしめる事ができなかったという印象を 受けた作品でした。 | ||||
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ちなみに、この著者の作品を読むのは初めてです 思い通りにいかない人生に翻弄される人間の描写は非常に巧みなのですが、 全体的なストーリー構成にあと一歩感が残りました 以下、ちょっとネタバレになります ストーリー展開について、絡み合った人間関係が爆発して最後の大詰め→フィナーレ、という感じではなく、 何か事件が起こるかと思いきや特に大きな事態にはならずすんなり事が進み、 最後には「あれ? これで終わり?」みたいな肩透かし感が残ります 他にも、物語の軸を掻き乱してくれそうな臭いがぷんぷんしていたキャラが ほとんど関わってこなかったり・・・・ 途中までは、緻密な情景描写によって小説の世界に引き込んでくれただけに 残念です | ||||
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ネタバレ注意! 事件解決に何も驚きも、そういうことだったのか!ということも無し。 登場人物のその後の想像もまったく出来ない。 暴雪の描写は秀逸です。 | ||||
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駐在所の川久保巡査部長を主人公に据えた『制服捜 査』の続編にあたります。ただし、前作が突然、駐在所勤 務になった主人公の戸惑い(『警察の紋章』での言葉を借 りれば、道警本部が「あつものに懲りて膾を吹いた」結果 です。)と周囲での事件で終わっていたのに、今度は主人 公を含む群像劇で、犯罪の仕掛けもずっと大がかりになっ ていて、作者の作家としての成熟を感じさせます。 お話しは、3月末に北海道志茂別町を爆弾低気圧が襲 った一昼夜の出来事です。最初に情報通の片桐老人が 語る、昭和32年の彼岸荒れによる小学生遭難事件が本 作の陰影に満ちたトーンを決定します。雪の下から発見 された死体に残った名刺と暴力団組長宅での強盗殺人 事件がクロスし、他方で不倫や義父の不義に苦しむ女達 の重く辛い人生が綴られます。この重層的な構成とその 間のバランスが絶妙で、読み応えがあります。そして、強 盗殺人の犯人と彼女らが豪雪と吹雪とで共に閉じ込めら れ、クライマックスを迎えます。やがて、それぞれの人々の 絶望と希望が交錯するなかで、主人公と犯人との決死の 銃撃戦が展開されます。 「『川久保巡査部長、そばにいたら応答してください。い ますか。どうなっていますか。』川久保はドアを開けて、マ イクに手を伸ばした。自分はここにいる。」 まるで、映画のストップモーションのような唐突の幕切れ も前作と同様です。一気読みしてしまいました。 | ||||
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駐在所の川久保巡査部長を主人公に据えた『制服捜 査』の続編にあたります。ただし、前作が突然、駐在所勤 務になった主人公の戸惑い(『警察の紋章』での言葉を借 りれば、道警本部が「あつものに懲りて膾を吹いた」結果 です。)と周囲での事件で終わっていたのに、今度は主人 公を含む群像劇で、犯罪の仕掛けもずっと大がかりになっ ていて、作者の作家としての成熟を感じさせます。 お話しは、3月末に北海道志茂別町を爆弾低気圧が襲 った一昼夜の出来事です。最初に情報通の片桐老人が 語る、昭和32年の彼岸荒れによる小学生遭難事件が本 作の陰影に満ちたトーンを決定します。雪の下から発見 された死体に残った名刺と暴力団組長宅での強盗殺人 事件がクロスし、他方で不倫や義父の不義に苦しむ女達 の重く辛い人生が綴られます。この重層的な構成とその 間のバランスが絶妙で、読み応えがあります。そして、強 盗殺人の犯人と彼女らが豪雪と吹雪とで共に閉じ込めら れ、クライマックスを迎えます。やがて、それぞれの人々の 絶望と希望が交錯するなかで、主人公と犯人との決死の 銃撃戦が展開されます。 「『川久保巡査部長、そばにいたら応答してください。い ますか。どうなっていますか。』川久保はドアを開けて、マ イクに手を伸ばした。自分はここにいる。」 まるで、映画のストップモーションのような唐突の幕切れ も前作と同様です。一気読みしてしまいました。 | ||||
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北日本では毎年春のお彼岸の頃、冬の終わりを告げる嵐が襲う。今年、志茂別を襲った彼岸荒れは十年に一度と言われる程の大暴風雪になった。午後から荒れだし「今年は例年になく荒れるぞ」と予感していた駐在所の川久保巡査の所に1本の電話が。「溶け始めた雪の下から人らしきものが見える」との通報だった。吹雪の中確認に向かうと・・・。発見された遺体に繋がる暴力団組長宅現金強奪殺人事件の犯人、胃がんの疑いを持った定年間近の男が先が短いのなら太く短く生きようと事務所にある二千万を持ち逃げし、夫に隠して不倫の清算をしようとする主婦、母の入院中に義父と居られず家を出た少女と雪の中トラックに乗せた青年、旅行中の老夫婦等が猛吹雪の中ペンショングリーンルーフに避難して来る。と、テレビのニュースに客の一人の顔が映し出され愕然する。暖房機の壊れたレストランは寒さとそれにまさる恐怖で充たされた。一夜が明けた時、嵐と共に恐怖も去る・・・? | ||||
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北日本では毎年春のお彼岸の頃、冬の終わりを告げる嵐が襲う。今年、志茂別を襲った彼岸荒れは十年に一度と言われる程の大暴風雪になった。午後から荒れだし「今年は例年になく荒れるぞ」と予感していた駐在所の川久保巡査の所に1本の電話が。「溶け始めた雪の下から人らしきものが見える」との通報だった。吹雪の中確認に向かうと・・・。発見された遺体に繋がる暴力団組長宅現金強奪殺人事件の犯人、胃がんの疑いを持った定年間近の男が先が短いのなら太く短く生きようと事務所にある二千万を持ち逃げし、夫に隠して不倫の清算をしようとする主婦、母の入院中に義父と居られず家を出た少女と雪の中トラックに乗せた青年、旅行中の老夫婦等が猛吹雪の中ペンショングリーンルーフに避難して来る。と、テレビのニュースに客の一人の顔が映し出され愕然する。暖房機の壊れたレストランは寒さとそれにまさる恐怖で充たされた。一夜が明けた時、嵐と共に恐怖も去る・・・? | ||||
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