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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.25pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全306件 161~180 9/16ページ
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帰ってくるは、やっぱり東野圭吾。 ということでしょうか? ミステリーは謎解きの妙を楽しむ文学です。 犯人探し、トリック崩し等々謎解きにはいろいろあります。 巨匠宮部が、ありとあらゆる視点を編み出し新鮮みを見せ、 桐野女史が、結局犯人を指定しない手法を発表し、 以来、新鮮味のある構成が久しくなかったのではないでしょうか。 ついに新境地を東野が出してしまいました。 日常の謎解きをパラレルストーリーに据え、尚且つ、 ベテラン読み手をも、楽しませる事件も同時に追うというもの。 読後の清涼感を味わいください。 また、ドラマはなかなかいいですね配役が、そろいましたね。 それに引き換え、ゼネラルルージュの悲惨な脚本とキャストは 目を覆うばかりです。もと本がすばらしいだけに残念至極です。 | ||||
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帰ってくるは、やっぱり東野圭吾。 ということでしょうか? ミステリーは謎解きの妙を楽しむ文学です。 犯人探し、トリック崩し等々謎解きにはいろいろあります。 巨匠宮部が、ありとあらゆる視点を編み出し新鮮みを見せ、 桐野女史が、結局犯人を指定しない手法を発表し、 以来、新鮮味のある構成が久しくなかったのではないでしょうか。 ついに新境地を東野が出してしまいました。 日常の謎解きをパラレルストーリーに据え、尚且つ、 ベテラン読み手をも、楽しませる事件も同時に追うというもの。 読後の清涼感を味わいください。 また、ドラマはなかなかいいですね配役が、そろいましたね。 それに引き換え、ゼネラルルージュの悲惨な脚本とキャストは 目を覆うばかりです。もと本がすばらしいだけに残念至極です。 | ||||
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加賀刑事シリーズの前作、『赤い指』を読んでも思ったことだが、東野圭吾は、もはや事件(犯罪)そのものを描くことに情熱を失っているのではないか。 この『新参者』という小説は、確かに表面的には抜群に面白い。まず事件の詳細を描写せず、事件の関係者(関係が浅いか深いかは色々だが)に加賀刑事が聞き込みに回る、その会話から、事件が少しずつ読者に見えてくる構成が見事だし、日本橋の人々の小さな謎(必ずしも事件とは直接関係なくても)が、一つずつ解き明かされる、連作短編としての楽しさには称賛を惜しまない。 しかし、最終的に事件が解決してみれば、別に加賀刑事が日本橋を歩き回らなくても、警察が被害者の周辺を普通に捜査すれば、簡単に解決する事件ではないか? 平凡な犯人、平凡な動機でしかないように思うのだが。 つまり、東野圭吾が描きたかったのは事件とその謎ではなく、事件、または被害者と何らかのつながりを持った日本橋の人々と加賀刑事の、日常のミステリーということなのだろう。 それはそれでいい。しかし、東野圭吾が、普通に殺人事件の謎を解く「本格」ミステリーでないものを書こうとしたなら、所轄の刑事としての加賀刑事の仕事を、真正面から描くべきだったのではないか。傷害や窃盗程度の「小さな」事件を題材にしても、基本的にこの作品は成立したはずである。 また、この作品では、基本的に加賀刑事は単独行動なのだが、それは刑事として正規の仕事なのか、それとも、本来業務を終えた後、趣味として動いている部分が多いのか、実はよくわからない(故意に曖昧に書かれているように思う)。そのことにも、私は疑問を感じるのだが、それを言うのは野暮だろうか。 | ||||
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加賀刑事シリーズの前作、『赤い指』を読んでも思ったことだが、東野圭吾は、もはや事件(犯罪)そのものを描くことに情熱を失っているのではないか。 この『新参者』という小説は、確かに表面的には抜群に面白い。まず事件の詳細を描写せず、事件の関係者(関係が浅いか深いかは色々だが)に加賀刑事が聞き込みに回る、その会話から、事件が少しずつ読者に見えてくる構成が見事だし、日本橋の人々の小さな謎(必ずしも事件とは直接関係なくても)が、一つずつ解き明かされる、連作短編としての楽しさには称賛を惜しまない。 しかし、最終的に事件が解決してみれば、別に加賀刑事が日本橋を歩き回らなくても、警察が被害者の周辺を普通に捜査すれば、簡単に解決する事件ではないか? 平凡な犯人、平凡な動機でしかないように思うのだが。 つまり、東野圭吾が描きたかったのは事件とその謎ではなく、事件、または被害者と何らかのつながりを持った日本橋の人々と加賀刑事の、日常のミステリーということなのだろう。 それはそれでいい。しかし、東野圭吾が、普通に殺人事件の謎を解く「本格」ミステリーでないものを書こうとしたなら、所轄の刑事としての加賀刑事の仕事を、真正面から描くべきだったのではないか。傷害や窃盗程度の「小さな」事件を題材にしても、基本的にこの作品は成立したはずである。 また、この作品では、基本的に加賀刑事は単独行動なのだが、それは刑事として正規の仕事なのか、それとも、本来業務を終えた後、趣味として動いている部分が多いのか、実はよくわからない(故意に曖昧に書かれているように思う)。そのことにも、私は疑問を感じるのだが、それを言うのは野暮だろうか。 | ||||
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最初は短編集かと思ったのだが、そうではなく、一つの殺人事件を軸として、その捜査をする加賀恭一郎が現れるちょっとした謎を次々と解いていくという設定である。新趣向だ。加賀が解き明かしていく謎は、ハートウォーミングなエピソードばかりである。ミステリーといえば大体が殺人事件で、人情話とは縁が薄い。もちろんこの作品も殺人事件の捜査が基本なのだが、それぞれの章では、少しホッとさせてくれる話が続く。殺伐とした事件の捜査に潤いを与えてくれる。 ミステリーとしては、特別に優れているとはいえない。ミステリーというよりは、人情がメインテーマになっているからだ。しかし、こういう小説も悪くない、と感じさせる作品ではある。 加賀が言う。「事件によって心が傷つけられた人がいるのなら、その人も被害者だ。そういう人を救うのも、刑事の役目です」加賀の人間性、仕事に対する姿勢が最もよく表れたセリフである。たとえ小説の中で脇役に過ぎない人物でも、その当人にとっては、その人生はかけがえのないものなのだ。そんなことを伝えようとする試みだったのだろう。 事件が終わった、と思われた後、ちょっとしたエピソードがあるのだが、それも人情味を感じさせる。どこまでも温かい物語である。 | ||||
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最初は短編集かと思ったのだが、そうではなく、一つの殺人事件を軸として、その捜査をする加賀恭一郎が現れるちょっとした謎を次々と解いていくという設定である。新趣向だ。加賀が解き明かしていく謎は、ハートウォーミングなエピソードばかりである。ミステリーといえば大体が殺人事件で、人情話とは縁が薄い。もちろんこの作品も殺人事件の捜査が基本なのだが、それぞれの章では、少しホッとさせてくれる話が続く。殺伐とした事件の捜査に潤いを与えてくれる。 ミステリーとしては、特別に優れているとはいえない。ミステリーというよりは、人情がメインテーマになっているからだ。しかし、こういう小説も悪くない、と感じさせる作品ではある。 加賀が言う。「事件によって心が傷つけられた人がいるのなら、その人も被害者だ。そういう人を救うのも、刑事の役目です」加賀の人間性、仕事に対する姿勢が最もよく表れたセリフである。たとえ小説の中で脇役に過ぎない人物でも、その当人にとっては、その人生はかけがえのないものなのだ。そんなことを伝えようとする試みだったのだろう。 事件が終わった、と思われた後、ちょっとしたエピソードがあるのだが、それも人情味を感じさせる。どこまでも温かい物語である。 | ||||
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読み終えてから、ドラマで近々放送されることをしりました。 読みながらも、これってドラマ向きだよなーと思いながら。 ただし、キャストを見る限り余計なノイズも多いような気もするが…。 一話完結なのかな?と思いきや読み進めていくうちに謎が解けていく。 前の話が次の回に出てきて、「ああ、この人知ってる」と話の上に話が積み木のように積み上がっていきます。 一話ずつなので時間をみて読み進められます。 あんなに切れ者の刑事はいるのだろうか?見てみたいものです。 実際は権力を持っていると勘違いしたチンピラばかりでしょう? | ||||
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読み終えてから、ドラマで近々放送されることをしりました。 読みながらも、これってドラマ向きだよなーと思いながら。 ただし、キャストを見る限り余計なノイズも多いような気もするが…。 一話完結なのかな?と思いきや読み進めていくうちに謎が解けていく。 前の話が次の回に出てきて、「ああ、この人知ってる」と話の上に話が積み木のように積み上がっていきます。 一話ずつなので時間をみて読み進められます。 あんなに切れ者の刑事はいるのだろうか?見てみたいものです。 実際は権力を持っていると勘違いしたチンピラばかりでしょう? | ||||
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1章、1章ごとに独立しているストーリーであるが、最後にうまく繋がっていく。工夫していると思う。新鮮に感じた。 欲を言えば、その一つひとつが緩やかに流れていくので、起伏の激しいものもあっても良かったのではないか? | ||||
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「赤い指」の後に出るのなら、やはりこういう人と人とのコミュニケーションがテーマの話になるのは当然なのかも。 とにかく緻密に各章ごとの各々の話がメインの事件に絡みあっているのは本当に鮮やかな感じだが、相当にしっかり読まなきゃ途中で分からなくなる様な気がした。今回は特に。 後、他の作品に比べて加賀の登場頻度がかなり高いので、今回は彼のダンディーな所を堪能できます。 慎重に読まなければラストが消化不良になる可能性も高いので、要注意。 | ||||
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1章、1章ごとに独立しているストーリーであるが、最後にうまく繋がっていく。工夫していると思う。新鮮に感じた。 欲を言えば、その一つひとつが緩やかに流れていくので、起伏の激しいものもあっても良かったのではないか? | ||||
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「赤い指」の後に出るのなら、やはりこういう人と人とのコミュニケーションがテーマの話になるのは当然なのかも。 とにかく緻密に各章ごとの各々の話がメインの事件に絡みあっているのは本当に鮮やかな感じだが、相当にしっかり読まなきゃ途中で分からなくなる様な気がした。今回は特に。 後、他の作品に比べて加賀の登場頻度がかなり高いので、今回は彼のダンディーな所を堪能できます。 慎重に読まなければラストが消化不良になる可能性も高いので、要注意。 | ||||
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「今さら東野圭吾?」と書かれた挑発的な帯を見て、私は思わずギクリ。東野さんの作品は読みますが、加賀恭一郎 主役のモノは何と「新参者」が初めてでした。 独り暮らしの45歳の女性が自宅マンションで絞殺された事件を加賀らが捜査する。 《煎餅屋の娘》から物語は始まり、人々の周囲で起こった出来事を通し、事件の全貌が次第に浮かび上がります。 加賀恭一郎はもちろん、描かれた人々も人間らしくて魅力的だったのですが、それだけに犯人が残念だった気がします。 ただ、本書の雰囲気を考えると仕方ないと思うので個人的な感想です。 | ||||
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この方の作品は、最近、ストーリーがパターン化しているような なんとなく似たような作品が続いてるような 気がしますがその中でも秀逸です。 このペースで本を出し続けて、しかもどれもクオリティーが高いのには 驚かされます。 | ||||
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「今さら東野圭吾?」と書かれた挑発的な帯を見て、私は思わずギクリ。東野さんの作品は読みますが、加賀恭一郎 主役のモノは何と「新参者」が初めてでした。 独り暮らしの45歳の女性が自宅マンションで絞殺された事件を加賀らが捜査する。 《煎餅屋の娘》から物語は始まり、人々の周囲で起こった出来事を通し、事件の全貌が次第に浮かび上がります。 加賀恭一郎はもちろん、描かれた人々も人間らしくて魅力的だったのですが、それだけに犯人が残念だった気がします。 ただ、本書の雰囲気を考えると仕方ないと思うので個人的な感想です。 | ||||
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この方の作品は、最近、ストーリーがパターン化しているような なんとなく似たような作品が続いてるような 気がしますがその中でも秀逸です。 このペースで本を出し続けて、しかもどれもクオリティーが高いのには 驚かされます。 | ||||
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宮部みゆきのように、丁寧な人物描写はないのですが、さらりとした文体で登場人物の生きざまを表現してしまう力が、この人のすごいところですね。個々の事象をちりばめておいて、徐々に収束させ答えを出すうまさは、一見無関係で単純な数式をちりばめて、いつの間にか答えが出ていたような不思議さがあります。殺人事件なのだけど、なんとなくスッキリ爽やかな気持ちも感じてしまう、そんな素敵な作品です。 | ||||
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宮部みゆきのように、丁寧な人物描写はないのですが、さらりとした文体で登場人物の生きざまを表現してしまう力が、この人のすごいところですね。個々の事象をちりばめておいて、徐々に収束させ答えを出すうまさは、一見無関係で単純な数式をちりばめて、いつの間にか答えが出ていたような不思議さがあります。殺人事件なのだけど、なんとなくスッキリ爽やかな気持ちも感じてしまう、そんな素敵な作品です。 | ||||
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今まで通り、頭の切れる加賀恭一郎だが、「嘘をもうひとつだけ」の頃のようなクールさがなく、優しいお兄さんになってしまった。 人情ものと言っても、取り立てて評価すべきところは無い。 大したトリックも、感動的な話もない。 あくまでも、普通のお話です。 | ||||
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今まで通り、頭の切れる加賀恭一郎だが、「嘘をもうひとつだけ」の頃のようなクールさがなく、ただの優しいお兄さんになってしまったと、読みかけの頃は思っていましたが、最後に、「赤い指」で見た情熱的な彼であって、ほっとしました。 ただ、あれほど表面的なものではなく、内に秘めた熱情です。 今回も小さな社会悪も見逃さない厳しい加賀恭一郎が描かれ、爽快感があります。 ただ、「聖女の救済」の時同様、「実はこんな人いました」「実はこんな過去がありました」的な急展開が今回もあるのが、やや不満です。 | ||||
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