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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.25pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全306件 121~140 7/16ページ
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ミステリにちょっといい話をからめた短編集。人の人情のからんだ小さな事件をめぐるやりとりはかつての半七捕物帖を思い出させる。本作も日本橋を舞台にあちこち主人公が動き回るのだがそのまま十手持ちにして舞台を江戸にしても違和感がないのではなかろうか。水準は高いが感動とか衝撃とまではいかない佳作といったところでしょうか。ミステリをよみつつ人情話にも触れたいという方にぜひ | ||||
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ミステリにちょっといい話をからめた短編集。 人の人情のからんだ小さな事件をめぐるやりとりは かつての半七捕物帖を思い出させる。 本作も日本橋を舞台に あちこち主人公が動き回るのだが そのまま十手持ちにして舞台を江戸にしても 違和感がないのではなかろうか。 水準は高いが 感動とか衝撃とまではいかない佳作 といったところでしょうか。 ミステリをよみつつ人情話にも触れたいという方にぜひ | ||||
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親が子を思う気持ちは何事にも変え難い。それをしみじみ感じさせられた。被害者、そして犯人、被害者の元夫や担当刑事に至るまで、「親子の絆」が共通項になっている。加賀が聞き込みに行く先々でのエピソードもとても心温まるものだった。都会に住む現代人が忘れがちな人との関わりあい、絆の温かさを思い出させてくれるような話だった。ストーリーも最初はそれぞれの短編かと思うように始まっていくが、次第につながりをもってきて中盤以降は一気に読ませてくれる。親を大切にしないといけないと改めて感じさせられる作品だった。 | ||||
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親が子を思う気持ちは何事にも変え難い。 それをしみじみ感じさせられた。 被害者、そして犯人、被害者の元夫や担当刑事に至るまで、 「親子の絆」が共通項になっている。 加賀が聞き込みに行く先々でのエピソードもとても心温まるものだった。 都会に住む現代人が忘れがちな人との関わりあい、絆の温かさを思い出させてくれるような話だった。 ストーリーも最初はそれぞれの短編かと思うように始まっていくが、 次第につながりをもってきて中盤以降は一気に読ませてくれる。 親を大切にしないといけないと改めて感じさせられる作品だった。 | ||||
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2010.4スラスラ読めました。ドラマが始まる前に読んでしまった。流星の絆と同じハメに・・・。さて、ドラマはどうしようか。 | ||||
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日本橋で発生した一件の殺人事件。担当刑事の加賀は事件現場周辺の商店を訪ね歩き、一見、殺人とは無関係に見える小さな謎を解明していく…。古き良き下町の人情に溢れたストーリー。みんなが良い人で「この中に殺人犯なんていてほしくない」と思ってしまう。特に、嫁姑の話がよかった。加賀さんの事件の片付け方がちょっとイヤだったので、★×4。舞台は夏だけれど、心がほっこり温まるので、これからの寒い時期にこたつで読むのがお勧めな本。 | ||||
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日本橋で発生した一件の殺人事件。 担当刑事の加賀は事件現場周辺の商店を訪ね歩き、 一見、殺人とは無関係に見える小さな謎を解明していく…。 古き良き下町の人情に溢れたストーリー。 みんなが良い人で「この中に殺人犯なんていてほしくない」と思ってしまう。 特に、嫁姑の話がよかった。 加賀さんの事件の片付け方がちょっとイヤだったので、★×4。 舞台は夏だけれど、心がほっこり温まるので、 これからの寒い時期にこたつで読むのがお勧めな本。 | ||||
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最初読んだ時は特筆すべき点はないと思いましたが、人形町が近所ということもありドラマの撮影風景などを見るにつけ、もう一度読んでみたところ、発見も多く、この作品のレベルの高さを認識しました。ただ、テレビドラマも見ておらず、これから本作を読もうという方にお勧めするのは、やはり加賀恭一郎シリーズですので、文庫化されている前作を読んでからが良いのではないかと思います。もしくは、本作を読んで、加賀シリーズを全部読み返すのもいいかもしれません。本作だけでは加賀恭一郎という男は人情味あふれる人形町の人々におされ、ただの切れ者という印象だけが残りがちですが、彼も色々と苦労して今の立場にいるという事を読み取るのも、別の意味で本作を楽しむ要素だと思います。 | ||||
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最初読んだ時は特筆すべき点はないと思いましたが、 人形町が近所ということもありドラマの撮影風景などを見るにつけ、 もう一度読んでみたところ、発見も多く、この作品のレベルの高さを認識しました。 ただ、テレビドラマも見ておらず、これから本作を読もうという方にお勧めするのは、 やはり加賀恭一郎シリーズですので、文庫化されている前作を読んでからが良いのではないかと思います。 もしくは、本作を読んで、加賀シリーズを全部読み返すのもいいかもしれません。 本作だけでは加賀恭一郎という男は人情味あふれる人形町の人々におされ、 ただの切れ者という印象だけが残りがちですが、 彼も色々と苦労して今の立場にいるという事を読み取るのも、別の意味で本作を楽しむ要素だと思います。 | ||||
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人情味溢れる伏線がとても印象深かった。 殺人事件の凄惨さが薄れるような、心温まるような話が多く、読後感が良かった。 | ||||
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人情味溢れる伏線がとても印象深かった。 殺人事件の凄惨さが薄れるような、心温まるような話が多く、読後感が良かった。 | ||||
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天才だ! その手腕に唸った! 個人的には「ガリレオシリーズ」が好きだが、 「加賀恭一郎シリーズ」の方が人気があるとの話もきき、 手に取った第1作が、この「新参者」だった。 すごかった。 1つ1つの個別のエピソードが連作になっている。 第1話、事件が解決していないのに話としては収まり、 さわやかな余韻。 "こういう終わりもありかな"と思っていた。 そして、第2話。 なんと!続いているではないか! ”こういう作品があるとは!"と驚いた! 1つ1つの話にちりばめられた伏線が、見事に花開いてゆく。 それらは、とても心温まる物語でもある。 息子が母の愛に気づき、成長してゆく過程は、とても共感できるものでもあった。 このあと「悪意」を読み、また「天才だ」と感嘆。 加賀恭一郎シリーズ、文句なしに面白い! | ||||
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天才だ! その手腕に唸った! 個人的には「ガリレオシリーズ」が好きだが、 「加賀恭一郎シリーズ」の方が人気があるとの話もきき、 手に取った第1作が、この「新参者」だった。 すごかった。 1つ1つの個別のエピソードが連作になっている。 第1話、事件が解決していないのに話としては収まり、 さわやかな余韻。 "こういう終わりもありかな"と思っていた。 そして、第2話。 なんと!続いているではないか! ”こういう作品があるとは!"と驚いた! 1つ1つの話にちりばめられた伏線が、見事に花開いてゆく。 それらは、とても心温まる物語でもある。 息子が母の愛に気づき、成長してゆく過程は、とても共感できるものでもあった。 このあと「悪意」を読み、また「天才だ」と感嘆。 加賀恭一郎シリーズ、文句なしに面白い! | ||||
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「加賀」作品は、傑作が多く、感情移入しやすい主人公であること も相まって、唸らせる作品が多い。 加賀が刑事であることを忘れてしまうような錯覚に陥り、 登場人物の心情を深く掘り下げて解説・代弁してくれる。 それに加えて、今作は、連作短編集のような構成の中に、 徐々に事件の真相に近づいていくプロットが見事。 確かに、人形町・義理人情という前提も効果を倍増 させているが、登場人物ひとりひとりの表現の仕方が 無二と言えるほど秀逸。 刑事としての、類まれなる視点の鋭さも相変わらず。 トリックや真相の驚愕さはないけれど、王道たる 進化をつづけている東野氏の手腕にはひたすら 脱帽した。 拙私は欲張りなので、もうそろそろ、湯川に登場してもらって、 「X」並みの度肝を抜かれるミステリーを堪能させてもらうか、 「トキオ」「秘密」「手紙」のような、感涙を味あわせてもらうか、 どっちでもいいので待ってます。 東野氏のことだから、また全く違う鋭い新兵器を 用意しているかもしれないけどね。 | ||||
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「加賀」作品は、傑作が多く、感情移入しやすい主人公であること も相まって、唸らせる作品が多い。 加賀が刑事であることを忘れてしまうような錯覚に陥り、 登場人物の心情を深く掘り下げて解説・代弁してくれる。 それに加えて、今作は、連作短編集のような構成の中に、 徐々に事件の真相に近づいていくプロットが見事。 確かに、人形町・義理人情という前提も効果を倍増 させているが、登場人物ひとりひとりの表現の仕方が 無二と言えるほど秀逸。 刑事としての、類まれなる視点の鋭さも相変わらず。 トリックや真相の驚愕さはないけれど、王道たる 進化をつづけている東野氏の手腕にはひたすら 脱帽した。 拙私は欲張りなので、もうそろそろ、湯川に登場してもらって、 「X」並みの度肝を抜かれるミステリーを堪能させてもらうか、 「トキオ」「秘密」「手紙」のような、感涙を味あわせてもらうか、 どっちでもいいので待ってます。 東野氏のことだから、また全く違う鋭い新兵器を 用意しているかもしれないけどね。 | ||||
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ドラマ新参者を見て、この小説を手にした。 ネタばれを優先するかどうか迷ったのだが、ドラマと小説のエンディングが異なるってこともある・・ 果たして小説の加賀恭一郎は、ドラマの阿部寛とそっくりではないか!阿部寛をモデルに書いたのか? それはさておき、この推理小説は独特の展開で進んでいく。 この人が犯人か?と思いきや、そうではない。普通なら、そこまで掘り下げないだろうってところを、 捜査と称して関わっていく。人生に関わっていく。そこが面白い。 加賀恭一郎を知るためには、シリーズの1から読み直す必要がある。 そんな価値のあるこだわりのある刑事だった。 ちなみに、タイ焼きには並んでいなかった。 | ||||
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ドラマ新参者を見て、この小説を手にした。 ネタばれを優先するかどうか迷ったのだが、ドラマと小説のエンディングが異なるってこともある・・ 果たして小説の加賀恭一郎は、ドラマの阿部寛とそっくりではないか!阿部寛をモデルに書いたのか? それはさておき、この推理小説は独特の展開で進んでいく。 この人が犯人か?と思いきや、そうではない。普通なら、そこまで掘り下げないだろうってところを、 捜査と称して関わっていく。人生に関わっていく。そこが面白い。 加賀恭一郎を知るためには、シリーズの1から読み直す必要がある。 そんな価値のあるこだわりのある刑事だった。 ちなみに、タイ焼きには並んでいなかった。 | ||||
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人物や情景を思い描いて読み進められた。 都内人形町の商店街を、 まるで自分が刑事になって歩き、 聞き込みをしているようだった。 登場人物が多いわりに混同することもなく、 物語はテンポ良く展開されていくので、 スラスラを読み進められた点も気持ちが良い。 犯人の動機や周囲の人間の気持ちが丁寧に描かれていて、 かつストーリーや殺害動機などにも極端な点がない。 殺人事件の物語なのに変な言い方ですが、 物語として破綻なく非常にコンパクトにまとまっていて、 ストレスなく読み終えられました。 なるほどーと刑事の言動に納得することが多く、 加賀刑事は噂通りでしたね笑。 そんな主人公が刑事としては脇役で事件を捜査している点も、 痛快です。 上司に隠れてワンマン捜査をせずに、 正々堂々と正面から脇役の立場で事件を捜査する「いち刑事」 という主人公の位置づけも、 この物語を面白くしている要素と思います。 エピローグにやや物語の強引さを感じましたが、 本全体の評価に影響を与えるものではありませんでした。 この本全体の雰囲気や読後感は「面白い」と感じるそれです。 初めての加賀シリーズでしたので、 是非、弁護側の情状証人として出廷した事件などの、 他の加賀シリーズも読んでみたいと思います。 | ||||
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人物や情景を思い描いて読み進められた。 都内人形町の商店街を、 まるで自分が刑事になって歩き、 聞き込みをしているようだった。 登場人物が多いわりに混同することもなく、 物語はテンポ良く展開されていくので、 スラスラを読み進められた点も気持ちが良い。 犯人の動機や周囲の人間の気持ちが丁寧に描かれていて、 かつストーリーや殺害動機などにも極端な点がない。 殺人事件の物語なのに変な言い方ですが、 物語として破綻なく非常にコンパクトにまとまっていて、 ストレスなく読み終えられました。 なるほどーと刑事の言動に納得することが多く、 加賀刑事は噂通りでしたね笑。 そんな主人公が刑事としては脇役で事件を捜査している点も、 痛快です。 上司に隠れてワンマン捜査をせずに、 正々堂々と正面から脇役の立場で事件を捜査する「いち刑事」 という主人公の位置づけも、 この物語を面白くしている要素と思います。 エピローグにやや物語の強引さを感じましたが、 本全体の評価に影響を与えるものではありませんでした。 この本全体の雰囲気や読後感は「面白い」と感じるそれです。 初めての加賀シリーズでしたので、 是非、弁護側の情状証人として出廷した事件などの、 他の加賀シリーズも読んでみたいと思います。 | ||||
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東京の日本橋人形町で起こった殺人事件と、その解決に挑む所轄の日本橋署の加賀刑事を主人公とした連作短編。 各章を構成するのは、それぞれ事件の被害者と何らかの関わりを持っているが故に捜査の対象となった下町の人々。彼らはいずれも人情に溢れた人柄であり、自分の周囲の人のためによかれと思って行動しているのだが、それを口に出して相手に伝えるような無粋なことはしない。口に出さないのが美徳の下町なのだろうか。しかし、それ故に相手に伝わらず誤解されてしまうことも多い。加賀刑事は、殺人事件の捜査をしながら、ごく自然に彼らの中に入り込んで鋭い観察眼で彼らが口に出せない真相を見抜く。そして掛け違っているボタンをそっと掛け直して去っていく。下町の風景と人物の描写がうまく溶け合って絶妙な人情譚に仕上がっており、東野圭吾の手練の技にうならされた。 ところで、主人公の加賀刑事は、本書の中でもあまり具体的な描写がなく、30代半ば、彫りの深い顔立ちのTシャツに半袖の上着を羽織ったラフな服装であることくらいしか明かされていない。テレビドラマでは阿部寛をあてていたが、なかなか良いキャスティングだと感じた。 | ||||
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