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新参者



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【この小説が収録されている参考書籍】
新参者
新参者 (講談社文庫)

新参者の評価: 8.45/10点 レビュー 29件。 Sランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点8.45pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全29件 1~20 1/2ページ
12>>
No.29:3人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

新参者の感想

東野圭吾氏の作品にハマるきっかけとなった作品。
ドラマから見てハマり、本は読んでなかったので、何となく内容は分かっていながら読了。
加賀恭一郎の良さが余す所なく描かれており、最後の章の展開に至っては、これまでの流れが集約され、感動。最高の作品でした。
改めて加賀シリーズが好きになる作品。

▼以下、ネタバレ感想

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白髭9
BK2OMGW4
No.28:3人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

新参者の感想

ドラマより小説のほうが良かった
全体で伏線が張られてるのが、良くわかった。
そして、人情が温かく描かれてる

mick
M6JVTZ3L
No.27:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

新参者の感想

加賀恭一郎シリーズ。日本橋で起きた一人暮らしの女性の殺人事件。1章から9章までに分かれ各章の登場人物のエピソードでほろっとされ、最後につながっていく。
犯人を捜しながら事件で傷ついた人も救う加賀さんの捜査のあたたかさ。下町の人情を感じさせる作品。

くっち
4QZYGZFW
No.26:3人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

新参者の感想

数年ぶりに東野圭吾作品を読書。
著者作品はドラマや映画化している有名どころ。これらは敢えて読まないでもいいかな。という心理が勝手に働いて未読でした。久々に読むと流石に巧すぎるという気持ち。やはり有名作品はそれなりに面白いという事を改めました。

事件の描き方、着目する視点が凄い。
ミステリの殺人事件自体を検証するのではなく、事件が起こった町の人々が主点。日本橋という小舞台の中で生きる人々。各々に接点はなくとも同じ町で暮らしていれば何かしら繋がりがでてくる。この繋がりが見えた所はミステリの謎が解けたような晴れやかさを感じました。

各章の登場人物達のエピソードには陰鬱さはなく、日常の謎と人情味を感じるエピローグで構成されており、読んでて悪い気分はしません。万人向けのミステリとして質の高さを感じました。

敢えて難をいうと、尖がったものがないので、面白いけど心に残ったり揺さぶったりするものがない印象でした。これは個人の好みの話。作品の質はとても高く久々の加賀シリーズとしても面白かった。

egut
T4OQ1KM0
No.25:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

新参者の感想

加賀恭一郎の魅力満載、しかもひとつひとつのエピソードが面白い。まさに人情の嵐。全てのエピソードが少しずつ繋がっていて、人間ってひとりじゃないんだな…ってしみじみ思いました。ラストがまたすてきでした。絶対読むべき一冊です!

はつえ
L7BVQMDY
No.24:5人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

1人の死に介在する人々もまたそれぞれの事件を抱えている

2010年度『このミス』で堂々1位に輝いた本書は加賀恭一郎シリーズでも異色の構成で物語は進む。

日本橋署に赴任したばかりの加賀が携わるのは小伝馬町で起きた1人暮らしの女性の殺人事件。その捜査過程で彼は被害者三井峯子の遺留品を手掛かりに捜査を進めていくのだが、彼が訪れる先々ではそれぞれがそれぞれの問題を抱えており、加賀はそれらに対しても対処していく。
その問題は市井の人々ならば誰しもが抱える問題で、いわばこれらは殺人事件が起きない日常の謎なのだ。つまり殺人事件の謎を主軸に加賀恭一郎は日常の謎を解き明かしていくのだ。

まず1章の「煎餅屋の娘」では被害者宅に残された保険のパンフレットを手掛かりに保険外交員の足取りを追うが、そこに空白の30分があることに気付く。
その外交員が最後に訪れたのが人形町の甘酒横丁にある煎餅屋だった。加賀はその空白の30分が外交員が殺人を犯す時間だったのではと疑うが、捜査をするうちに煎餅屋が抱えるある哀しい真実に行き当たる。

第2章「料亭の小僧」では被害者宅に残された人形焼き、しかも餡入りと餡抜きが混在した奇妙な構成から人形町の料亭に加賀は行き当たる。
その容器に残された指紋は3つあり、1つは人形焼き屋の店員、1つは被害者の女性だが残る1つは不明だった。主人の愛人への手土産にいつも同種の人形焼きを買いに行かされる修行中の小僧はその愛人こそが被害者なのではと疑うが、その人形焼きの1つにわさび入りの物が含まれていたことから、料亭の女将のある仕返しが浮かび上がる。

第3章「瀬戸物屋の嫁」では三井峯子が最後に送ったメールの宛先が商店街の瀬戸物屋『柳沢商店』の嫁麻紀だったことから加賀は彼女を訪ねる。
そこはひょんなことから嫁と姑の仲は最悪で、息子の尚哉はその板挟みでいつも苦しんでいた。麻紀は顔馴染みの客だった三井にキッチンバサミを数件先の刃物専門店『きさみや』で買うように頼んだのだった。なぜそんな不可解な事を客に頼むのか。調べていくうちに加賀は男には解らない女心の裏腹さを知らされる。

第4章「時計屋の犬」では三井峯子のパソコンに残された書きかけのメールに彼女が小舟町の時計屋の主人にあったと記されたことからその時計屋を訪れることになる。
何の変哲もないそのメールの内容はしかし時計屋の主人が彼女に逢ったと云っている浜町公園では主人以外誰も見かけた人がいないという奇妙な状況があった。しかし生粋の江戸っ子である頑固親父の時計屋の主人は頑として自分の証言を覆さない。加賀は犬の散歩コースを一緒に辿ることであることに気付く。

第5章「洋菓子屋の店員」では三井峯子が過去に離婚した経験があり、彼女には既に成人した息子弘毅がいることが明かされる。
彼は俳優になると家を飛び出し、その後夫の清瀬直弘とは離婚したのだった。加賀は三井峯子の小伝馬町の家を訪ねてきた弘毅に彼女がつい最近になってここに引っ越してきたことを知らせる。そして彼女の部屋には育児雑誌が置かれていたが、彼女が妊娠した節はなかった。三井峯子が突然小伝馬町に引っ越し、そして育児雑誌や安産で有名な水天宮を訪れていた理由について加賀は知ることになる。それは哀しい錯誤であった。

第6章「翻訳家の友」では三井峯子の死体の発見者で友人の吉岡多美子がそれ以来自責の念に駆られる日々を送っている。
家庭に不満を持っている三井峯子を翻訳業へ誘い、離婚させたのが彼女であり、その自分が今度は恋人と結婚してロンドンへ移住しようとしているのだ。無論のこと、峯子は彼女に対して不平と不安を表出し、再度の話合いに向かった日、恋人と指輪を買うために約束の時間を1時間遅らせたために峯子が死んだのだと吉岡は思い込んでしまった。そんな時に彼女の許を訪れた加賀から三井峯子の隠された吉岡への思いを知らされる。

第7章「清掃会社の社長」は三井峯子の元夫、清瀬直弘に焦点が当てられる。
それは三井峯子が友人の翻訳家が海外へ移住することになったため、収入が不安定になることから慰謝料の請求を弁護士と相談していたことが発覚する。そして最も有力な方法は離婚前に直弘が浮気をしていたような証拠を突き止める事だった。そして直弘には最近になって若い秘書を雇入れていた。その女性宮本祐理は実は元ホステスだった。つまり周囲は社長の愛人だと噂していた。しかし加賀はある点に気付き、直弘の意外な過去を導き出す。

8章「民芸品屋の客」は最終章に向けての布石の章だ。
甘酒横丁の民芸品屋『ほおづき屋』を訪れた加賀はそこに売っている独楽を買った客について訊き込みをしていた。訝る店員に小伝馬町の事件と何か関係があるのかと尋ねられた加賀はこの店の独楽が関係ないことが重要だと謎めいた言葉を残す。清瀬直弘の会社の税理士をしている岸田要作は息子夫婦の許をしばしば訪れていた。加賀はその家を訪れ、事件のあった6月10日にも岸田が訪れたかどうかを訊くと、義理の娘は確かに家を訪れ、独楽を置いていったというのだが、その独楽は『ほおづき屋』のそれとは違っていた。

そして最終章「日本橋の刑事」で事件は解決される。

突然の癌発症、主人の浮気、嫁姑問題、勘当した娘、生き別れた息子との再会、友人の死、若い頃の過ち、クレジットカード借金の滞納、愚息の尻拭いと各章で明かされる各家庭が抱える秘密や問題は我々市井の人間にとって非常に身近で個人的な問題だ。そんな些末な、しかし当事者にとってはそれらはなかなか深刻な問題である。
普通に暮らしている人々の笑顔の裏には誰もがこのような問題を抱えている。それは表向きは当事者以外にしか解らない。従ってその問題がひょんなことで表出した時に謎が生まれる。そんな謎を加賀は細やかな観察眼と明晰な推理力で解き明かす。それらは家族の中でも一部の人間しか知らされていない、実に人間らしい家庭の秘密である。

1章では店の前を往来するサラリーマンのある特徴から保険外交員の空白の30分の真相とそれを招いた煎餅屋の哀しい事実を解き明かす。

2章では事件現場に残された人形焼きの中にわさび入りが1つ混じっていたことから、気丈夫の料亭の女将が抱える女性ならではの苦悩を解き明かす。

3章では犬猿の仲のように見えた瀬戸物屋の嫁と姑が他人に頼みごとをする嫁の不可解な行動からそれぞれが秘める互いを気遣う気持ちを表出させる。

4章では駆け落ちして高校卒業と共に家を飛び出した娘に対して憤懣やるかたない時計屋の主人が殺人事件の被害者の遺したメールの内容から実は密かに娘の動向を確認していた優しさを知る。

5章では三井峯子の母親としての優しさを知る。

6章では死体の第一発見者であり、彼女を離婚させ、翻訳業の道に誘った友人吉岡多美子を通じてさらに三井峯子の人間としての優しさを浮き彫りにする。

7章では被害者の元夫に焦点を当てられる。

8章では解決編となる最終章に向けての布石が語られる。

そして最終章では親の子を思う、愚かなまでの愛情が明かされる。
そしてそれは加賀の捜査の相棒となった捜査一課の上杉が抱える苦い過去をも浄化させることになる。

このどれもが人間の心の不可解さを表している。それは他者を思う気持ちを表面に出さない江戸っ子の人情ゆえの歪んだ愛情とも云えよう。
日本橋署に赴任したばかりの“新参者”加賀恭一郎にとってそれらは殺人事件の捜査の過程で出逢った謎でありながら、実に興味深い物であったことだろう。

しかし全てが明かされると、この世界は人間の優しさや人情で出来ているのだと温かい気持ちになるから不思議だ。

小伝馬町のワンルームマンションの一角で起きた離婚歴のある45歳の女性の孤独な死。その真相に至るまでに煎餅屋、料亭、瀬戸物屋、時計屋、洋菓子屋、翻訳家、清掃会社、役者志望の若者、税理士、建設コンサルタントの面々が直接的、間接的に事件に関わっていることが物語の最終で明らかになってくる。この構成が素晴らしい。
そしてそれらの事件を通して被害者三井峯子の人物像が浮き彫りになってくる。たった1人の女性に対してこれだけたくさんの人たちの人生が交錯し、またすれ違っていることを教えられる。

また特筆なのはこの事件を通してシリーズキャラクターとして読者にはお馴染みである加賀恭一郎の人となりが今まで以上に鮮明に浮き上がってくることだ。

日本橋署に赴任したばかりの一介の刑事が人と人の間を練り歩き、事件とは関係のない謎を解き明かすことで1人の人間の死が及ぼしたそれぞれの小さな事件を知り、1つの大きな絵が見えてくる。それを飄々とした態度で、明晰な観察眼と頭脳で解き明かす加賀の優秀さ、いや清々しさがじんわりと読者の心に満ちてくるのだ。

特に第7章で被害者の元夫である清瀬直弘と対峙した時に加賀が清瀬に告げた家族の力の強さは、以前の加賀からは決して出なかった台詞だろう。これはやはり長年確執があった父の死を超えた加賀だからこそ云えた言葉だった。

本書は家族への愛を色んな形と角度から描いたミステリだ。人の心こそミステリだと宣言した東野氏がこんなにも心地よい物語を紡いだのは一つの到達点だろう。
『秘密』、『白夜行』、『容疑者xの献身』が彼にとって単なる通過点に過ぎなかったことを改めて知らされた。
いやはやどこまで行くのだ、この作家は。


▼以下、ネタバレ感想

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Tetchy
WHOKS60S
No.23:3人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

人情ドラマが折り重なりが、事件を解決へと導いていく

日本橋の江戸情緒の残る町で発生した殺人事件。
新たに着任した刑事・加賀恭一郎は老舗商店街を舞台に聞き込み調査を行うが、そこに住む下町気質溢れる人々の「人情」が捜査を一筋縄ではいかなくさせる。
そしてそこには、事件とはまた異なる一人一人の物語があった……

殺人事件の捜査のために主人公である加賀刑事が「煎餅屋の娘」「料亭の小僧」「瀬戸物屋の嫁」……各章ごとに町に住むさまざまな人々の話を聞いていくという流れですが、章ごとに見てもそれぞれ独立した短編として成立しているという形式が面白く、またそれらが繋がっていくことで一つの事件の解決に向かうという構成が秀逸でした。

通常のミステリだったら、あるいは現実の警察にとっても、事件解決の上で情報提供者とは情報提供者以上の意味や価値はなく、その個々人の人格や事情は無視されがちなのですが、一人の人間である以上、事件とは別に彼らの感情や人生がそこにあるということを思い出させてくれるような作品でした。
そして加賀刑事が目先の事件解決にのみとらわれ、それをないがしろにしなかったからこそ、解決した事件と言えるでしょう。

本格ミステリ、推理小説としては少し物足りなさを感じるかもしれませんが、各章のそれぞれ見ても完成度の高い人情物語や、作品通してのテーマなどの面を評価すべき作品と感じました。
しかし、人々の心を懐柔する一方で、論理的にもスルスルと謎を解いていく加賀がちょっと完璧超人すぎて逆に人間味を感じない気がしてしまったので、もう少し「人情」の壁に悩まされる彼の様子などが見たかった気もします。



▼以下、ネタバレ感想

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マリオネットK
UIU36MHZ
No.22:4人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

短編集だと思ったのは私だけではないはずだ

目次を見て「なんだ短編集か」と思ったのは私だけではないはずだ。
二話目を読み始めたら「まだ続いてる!」と思った時に思わず興奮した。
ある一つの殺人事件を捜査する際の捜査対象となった家族や人物に焦点を当て、容疑を晴らすと一話が終了する。
後半になるにつれ、手掛かりも増え事件は核心に迫っていく。
このような手法に初めて出会った本で、東野さんにあっぱれである。

加賀恭一郎シリーズは全て読破しているが、これほど人情味溢れる、温かく優しい気持ちになれたのは初めてだ。
こんな刑事が所轄で埋もれてるなんておかしい。もっと評価されてもいいだろう。
テレビドラマでは阿部寛が演じているが、人格容貌とも完全にシンクロする。
また、タイトルにも納得。
加賀刑事が日本橋署に移動してきたばかりなので自分を「新参者」と呼んでいる。

書き方、登場人物、事件の真相、全てに感服した東野氏後期のベスト本である。未読の方には是非お勧めしたい。

yoshiki56
9CQVKKZH
No.21:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

人情劇

1つの殺人事件から、ざまざまな怪しい点が現れてきて、それを加賀刑事が解決していくという話。わざわざ関係者に謎解きを披露するあたりはハードボイルドな探偵のようですが、そこには人情深い解決があります。殺人事件をめぐる出来事、背景全てが人間の心を感じさせてくれる物語でした。

登場人物が多いので、覚えるのは少し大変かもしれません。

陰気な私は地球を回さない
L1K3MG03
No.20:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

新参者の感想

予備知識は無く、時間をかけて少しずつ読んでいました。日常の謎的な下町人情物短編集だと思っていたのが、3章くらいでやっと同じ殺人事件を追っている事に気づき最初から読み直す事に。なるほどこれはもう傑作じゃ無いですか!このミスも文春も1位だったんですねぇ。犯人当ての本格ミステリーとしては少々雑ですが、構成の見事な人情話として高く評価したいと思います。

なおひろ
R1UV05YV
No.19:3人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

新参者の感想

加賀恭一郎シリーズの有名作品です。
この小説の最大の魅力は単純なフーダニットやホワイダニットを巡る推理小説としてよりも、
加賀恭一郎を中心として描かれる様々な登場人物の群雄劇にあると言えます。
各章が連作短編のような繋がりをみせる見事な構成で、
人情味溢れるストーリーは読んでいて非常に心地が良いです。
ドラマを見ていたので大体の話はわかっていたのですが、
そのことが逆に東野さんの文章力の凄さをを見せられた気がします。

歌舞伎蝶
LMC3R9P9
No.18:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

新参者の感想

面白かった!おすすめです!

marebear
FLDW4YE1
No.17:4人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

日本橋人形町の良さを知る

このシリ-ズを読むのは本作が初めてで、著者が好きだからとか有名作だから読んだのではなく、この小説の舞台になっている日本橋人形町が自分にとって馴染み深く、興味があったから読んでみました。

他のレビュ-でもある通り推理小説というよりは、一編毎に事件に関わるお店や人との人情話として完結していてそれが全編通して読むとひとつの事件としての物語となっている。このあたりはさすがと思うし、街の雰囲気が小説ににじみ出ているところも良かった。ただ、ミステリ-として読むと物足りなさはあると思う。

有名作だけど、人情話+ミステリ-の高次元の融合は本作しか体験出来ないだろうな。


タカタソン
HU0OGV5Q
No.16:3人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

新参者の感想

加賀恭一郎の人情味溢れる話に完全にヤられました。

マグル
ZH9M7YFR
No.15:3人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

新参者の感想

湯川より加賀のキャラクターが好き。
舞台となるこの町の描写も良い。
最後の一行で爽やかな気持ちになった。

Haru Stingray
RFEPGY0B
No.14:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

新参者の感想

心温まった。

▼以下、ネタバレ感想

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みい
XL0AKYF3
No.13:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

加賀シリーズ8作目

加賀シリーズ9作の中で一番好きです。
とても感動しました。

ケムマキ
ZSK2LC2B
No.12:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

新参者の感想

一つの事件から、色々なエピソードがあり、
きれいにまとめられていた。

magnum
3BLY1DHH
No.11:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

ノンストップ!

パズルのピースを組んでいく快感。サイコーです!
作者と加賀恭一郎のファンになりました。

かたじけない
H1OW5Y9S
No.10:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

新参者の感想

伊坂幸太郎を意識したのではないかと思わせる章構成で、シュールな要素を排除しその分人情をスパイスにしている感じ。
トリックを暴くといった作品でありません。
各章ごとに捜査の対象となる人物が異なっており、彼らは少なからずの「隠し事」を持っています。
加賀が、一人一人としっかり向き合う事で、彼らの人間性が非常によく描けています。
トリックを暴くのではなく、「隠し事」の真意を明らかにして少しづつ可能性を潰していくという趣向です。
「歩いて行く方向と、上着の有無」とか「無糖ブラックコーヒー」といった、些細な事への着目も、どこか新鮮さが感じられました。
派手さはありませんが、心打たれるエピソードもあります。
ガリレオシリーズは映像で見たい作品ですが、このシリーズは文字で追った方が味があると思いますね。

梁山泊
MTNH2G0O

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