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新参者の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.25pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全310件 141~160 8/16ページ
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| ドラマ新参者を見て、この小説を手にした。 ネタばれを優先するかどうか迷ったのだが、ドラマと小説のエンディングが異なるってこともある・・ 果たして小説の加賀恭一郎は、ドラマの阿部寛とそっくりではないか!阿部寛をモデルに書いたのか? それはさておき、この推理小説は独特の展開で進んでいく。 この人が犯人か?と思いきや、そうではない。普通なら、そこまで掘り下げないだろうってところを、 捜査と称して関わっていく。人生に関わっていく。そこが面白い。 加賀恭一郎を知るためには、シリーズの1から読み直す必要がある。 そんな価値のあるこだわりのある刑事だった。 ちなみに、タイ焼きには並んでいなかった。 | ||||
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| 人物や情景を思い描いて読み進められた。 都内人形町の商店街を、 まるで自分が刑事になって歩き、 聞き込みをしているようだった。 登場人物が多いわりに混同することもなく、 物語はテンポ良く展開されていくので、 スラスラを読み進められた点も気持ちが良い。 犯人の動機や周囲の人間の気持ちが丁寧に描かれていて、 かつストーリーや殺害動機などにも極端な点がない。 殺人事件の物語なのに変な言い方ですが、 物語として破綻なく非常にコンパクトにまとまっていて、 ストレスなく読み終えられました。 なるほどーと刑事の言動に納得することが多く、 加賀刑事は噂通りでしたね笑。 そんな主人公が刑事としては脇役で事件を捜査している点も、 痛快です。 上司に隠れてワンマン捜査をせずに、 正々堂々と正面から脇役の立場で事件を捜査する「いち刑事」 という主人公の位置づけも、 この物語を面白くしている要素と思います。 エピローグにやや物語の強引さを感じましたが、 本全体の評価に影響を与えるものではありませんでした。 この本全体の雰囲気や読後感は「面白い」と感じるそれです。 初めての加賀シリーズでしたので、 是非、弁護側の情状証人として出廷した事件などの、 他の加賀シリーズも読んでみたいと思います。 | ||||
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| 人物や情景を思い描いて読み進められた。 都内人形町の商店街を、 まるで自分が刑事になって歩き、 聞き込みをしているようだった。 登場人物が多いわりに混同することもなく、 物語はテンポ良く展開されていくので、 スラスラを読み進められた点も気持ちが良い。 犯人の動機や周囲の人間の気持ちが丁寧に描かれていて、 かつストーリーや殺害動機などにも極端な点がない。 殺人事件の物語なのに変な言い方ですが、 物語として破綻なく非常にコンパクトにまとまっていて、 ストレスなく読み終えられました。 なるほどーと刑事の言動に納得することが多く、 加賀刑事は噂通りでしたね笑。 そんな主人公が刑事としては脇役で事件を捜査している点も、 痛快です。 上司に隠れてワンマン捜査をせずに、 正々堂々と正面から脇役の立場で事件を捜査する「いち刑事」 という主人公の位置づけも、 この物語を面白くしている要素と思います。 エピローグにやや物語の強引さを感じましたが、 本全体の評価に影響を与えるものではありませんでした。 この本全体の雰囲気や読後感は「面白い」と感じるそれです。 初めての加賀シリーズでしたので、 是非、弁護側の情状証人として出廷した事件などの、 他の加賀シリーズも読んでみたいと思います。 | ||||
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| 東京の日本橋人形町で起こった殺人事件と、その解決に挑む所轄の日本橋署の加賀刑事を主人公とした連作短編。 各章を構成するのは、それぞれ事件の被害者と何らかの関わりを持っているが故に捜査の対象となった下町の人々。彼らはいずれも人情に溢れた人柄であり、自分の周囲の人のためによかれと思って行動しているのだが、それを口に出して相手に伝えるような無粋なことはしない。口に出さないのが美徳の下町なのだろうか。しかし、それ故に相手に伝わらず誤解されてしまうことも多い。加賀刑事は、殺人事件の捜査をしながら、ごく自然に彼らの中に入り込んで鋭い観察眼で彼らが口に出せない真相を見抜く。そして掛け違っているボタンをそっと掛け直して去っていく。下町の風景と人物の描写がうまく溶け合って絶妙な人情譚に仕上がっており、東野圭吾の手練の技にうならされた。 ところで、主人公の加賀刑事は、本書の中でもあまり具体的な描写がなく、30代半ば、彫りの深い顔立ちのTシャツに半袖の上着を羽織ったラフな服装であることくらいしか明かされていない。テレビドラマでは阿部寛をあてていたが、なかなか良いキャスティングだと感じた。 | ||||
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| 東京の日本橋人形町で起こった殺人事件と、その解決に挑む所轄の日本橋署の加賀刑事を主人公とした連作短編。 各章を構成するのは、それぞれ事件の被害者と何らかの関わりを持っているが故に捜査の対象となった下町の人々。彼らはいずれも人情に溢れた人柄であり、自分の周囲の人のためによかれと思って行動しているのだが、それを口に出して相手に伝えるような無粋なことはしない。口に出さないのが美徳の下町なのだろうか。しかし、それ故に相手に伝わらず誤解されてしまうことも多い。加賀刑事は、殺人事件の捜査をしながら、ごく自然に彼らの中に入り込んで鋭い観察眼で彼らが口に出せない真相を見抜く。そして掛け違っているボタンをそっと掛け直して去っていく。下町の風景と人物の描写がうまく溶け合って絶妙な人情譚に仕上がっており、東野圭吾の手練の技にうならされた。 ところで、主人公の加賀刑事は、本書の中でもあまり具体的な描写がなく、30代半ば、彫りの深い顔立ちのTシャツに半袖の上着を羽織ったラフな服装であることくらいしか明かされていない。テレビドラマでは阿部寛をあてていたが、なかなか良いキャスティングだと感じた。 | ||||
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|---|---|---|---|---|
| 少し時代に取り残されているが江戸情緒の残る東京の下町が舞台。そこで発生した殺人事件を日本橋署に勤務する新参者の加賀刑事が解決するのがメインストーリーだが、本書の面白さは第一章から第九章までが独立した短篇としても楽しめるよう基本的に1話完結になっている点だ。 殺人事件の聞き込みを行う加賀刑事が出会う下町の人たちは各々家庭内不和や小さな秘密といった問題を抱えているわけだが、加賀刑事は聞き込みをする中でそれらの問題についても答えや方向性が出すように動いていく。各々はちょっとした心暖まるようなエピソードなのだが、これらの積み重ねの中でメインとなる事件が解決する構成には本当にうまいなと感心させられた。 著者の作品は過去2作しか読んでいないが、さすが当代もっとも人気のある作家だけあって何れも面白かった。本作もよくできていて、安心して楽しめる質の高い娯楽小説だと思う。 | ||||
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| 少し時代に取り残されているが江戸情緒の残る東京の下町が舞台。そこで発生した殺人事件を日本橋署に勤務する新参者の加賀刑事が解決するのがメインストーリーだが、本書の面白さは第一章から第九章までが独立した短篇としても楽しめるよう基本的に1話完結になっている点だ。 殺人事件の聞き込みを行う加賀刑事が出会う下町の人たちは各々家庭内不和や小さな秘密といった問題を抱えているわけだが、加賀刑事は聞き込みをする中でそれらの問題についても答えや方向性が出すように動いていく。各々はちょっとした心暖まるようなエピソードなのだが、これらの積み重ねの中でメインとなる事件が解決する構成には本当にうまいなと感心させられた。 著者の作品は過去2作しか読んでいないが、さすが当代もっとも人気のある作家だけあって何れも面白かった。本作もよくできていて、安心して楽しめる質の高い娯楽小説だと思う。 | ||||
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| 東野圭吾さんの著書、さらには加賀恭一郎シリーズを始めて読む方にもおすすめです。 加賀という刑事のキャラクターを知らない方でも、(実際私もそうでしたが)楽しめます。 短編一つ一つの人情話のうまさ。そして加賀という刑事の観察眼と推理力(そしてキャラクター)。 さらに全体として一つの事件の謎になっているという構成のうまさ。 総合的に見て、抜群に優れているミステリー小説だとおもいます。 | ||||
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| 東野圭吾さんの著書、さらには加賀恭一郎シリーズを始めて読む方にもおすすめです。 加賀という刑事のキャラクターを知らない方でも、(実際私もそうでしたが)楽しめます。 短編一つ一つの人情話のうまさ。そして加賀という刑事の観察眼と推理力(そしてキャラクター)。 さらに全体として一つの事件の謎になっているという構成のうまさ。 総合的に見て、抜群に優れているミステリー小説だとおもいます。 | ||||
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| 長い間買わずに取っておいた。 ついに買ったが読まずに取っておいた。 ずっと書庫に置いておいたのだが ついつい手にとって読み始めてしまった。 第一章を読み終わった段階ですでに「またしてもやられた」と思った。 面白い。 この読み易さ。 ストーリーテリング。 東野圭吾 恐るべし。 最早 単なる流行作家、人気作家の範疇を超えた。 サスペンス、ミステリーと言うには犯人探しの面白さはそれほどでもない。 街を歩き 人情の響きを聴き 人々の心の扉を訪れる加賀刑事の物語である。 税抜き1600円。 これで至福の数時間が約束されている。 まさに本を買って来て読む と言う読書生活の醍醐味を感じさせてくれる。 「お勧め」 と言うのもおこがましい。 読むべし である。 | ||||
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| 長い間買わずに取っておいた。 ついに買ったが読まずに取っておいた。 ずっと書庫に置いておいたのだが ついつい手にとって読み始めてしまった。 第一章を読み終わった段階ですでに「またしてもやられた」と思った。 面白い。 この読み易さ。 ストーリーテリング。 東野圭吾 恐るべし。 最早 単なる流行作家、人気作家の範疇を超えた。 サスペンス、ミステリーと言うには犯人探しの面白さはそれほどでもない。 街を歩き 人情の響きを聴き 人々の心の扉を訪れる加賀刑事の物語である。 税抜き1600円。 これで至福の数時間が約束されている。 まさに本を買って来て読む と言う読書生活の醍醐味を感じさせてくれる。 「お勧め」 と言うのもおこがましい。 読むべし である。 | ||||
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| 最初の章だけを読んだあとでは、物足りない感じが残りますが、読み進んでいくうちの全て事象が絡み合い、どんどんはまって行きます。こんな小説もありかと言う感じで、東野圭吾の才能に驚かされます。お勧めですが、加賀恭一郎のほかのシリーズを読んでからのほうが、のめりこめると思います。 | ||||
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| 最初の章だけを読んだあとでは、物足りない感じが残りますが、読み進んでいくうちの全て事象が絡み合い、どんどんはまって行きます。こんな小説もありかと言う感じで、東野圭吾の才能に驚かされます。お勧めですが、加賀恭一郎のほかのシリーズを読んでからのほうが、のめりこめると思います。 | ||||
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| ミステリーを殆ど読まない私でも、この絡み合った糸がほどけていくような感覚に魅了されました。 奥付を見ると、異なる時期に書かれた短編なのですね。 それが、こうも一つの物語に纏め上げられるのはすごいことだと思いました。 色香立つ文章とか、修辞とかは余りありませんが、そのかわりに読者の心をぎゅっと掴むしかけや、舞台となる小さなエリアの人間関係が鮮やかに表現され、作者の得意とする表現方法が何であるのかがストレートに伝わってきます。 白夜行でも強く感じましたが、作者は「人が生きる上で本当に正しいことは決して分からない」というメッセージを発し続けているように感じます。 それを表現するために芸術作品があるのでしょうね。 | ||||
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| ミステリーを殆ど読まない私でも、この絡み合った糸がほどけていくような感覚に魅了されました。 奥付を見ると、異なる時期に書かれた短編なのですね。 それが、こうも一つの物語に纏め上げられるのはすごいことだと思いました。 色香立つ文章とか、修辞とかは余りありませんが、そのかわりに読者の心をぎゅっと掴むしかけや、舞台となる小さなエリアの人間関係が鮮やかに表現され、作者の得意とする表現方法が何であるのかがストレートに伝わってきます。 白夜行でも強く感じましたが、作者は「人が生きる上で本当に正しいことは決して分からない」というメッセージを発し続けているように感じます。 それを表現するために芸術作品があるのでしょうね。 | ||||
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| 衝撃を受けます。 この東野さんならではの下町の解釈とその表現方法に。 絶対に優しい文章と、それでいて飽きさせないサスペンス。 とてもじゃないけど追いつけません。 人形町に興味がある人もない人も、 東野さんのこのすごい技をしっかりと見る価値あり。 久しぶりに新刊を見ましたが、とてもよかった。 | ||||
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| あの加賀刑事が事件をきっかけに、被害者と人形町に暮らす人々との接点を つないでいく様子が面白いです。 被害者の身内に対する加賀の思いやりが、後半は特にじんわりと感じられる。 加賀の年齢は登場人物によって30代後半の設定となっているが、 どうみても40代のほうがふさわしく思える。 東野氏の小説が立て続けにドラマや映画化されたせいか、困ったことに 新作を読みすすめる度に、これが小説ではなく脚本に思えてくることがある。 この作品もすでに出版から半年でドラマ化されているので、時々、加賀が 阿部寛とだぶって見えてきたり。。 人に対して細やかな気配りのできる加賀だが、全体としては薄っぺらい人格に 感じられるのは、会話や表情といったしぐさだけで、どんな心情なのかが 全く描かれていないからかもしれない。 加賀刑事シリーズを読んでいる方にすれば、今回は人情に訴えすぎて かえって鼻白むんじゃないだろうか。 | ||||
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| あの加賀刑事が事件をきっかけに、被害者と人形町に暮らす人々との接点を つないでいく様子が面白いです。 被害者の身内に対する加賀の思いやりが、後半は特にじんわりと感じられる。 加賀の年齢は登場人物によって30代後半の設定となっているが、 どうみても40代のほうがふさわしく思える。 東野氏の小説が立て続けにドラマや映画化されたせいか、困ったことに 新作を読みすすめる度に、これが小説ではなく脚本に思えてくることがある。 この作品もすでに出版から半年でドラマ化されているので、時々、加賀が 阿部寛とだぶって見えてきたり。。 人に対して細やかな気配りのできる加賀だが、全体としては薄っぺらい人格に 感じられるのは、会話や表情といったしぐさだけで、どんな心情なのかが 全く描かれていないからかもしれない。 加賀刑事シリーズを読んでいる方にすれば、今回は人情に訴えすぎて かえって鼻白むんじゃないだろうか。 | ||||
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| 短編の一つ一つが、最後に鎖のようにつながる。 日本橋を舞台に、人情話が展開されていき、いずれもほろりとさせられる。 ただ、ミステリーとしてはどうか? 殺人事件の謎にいよいよ迫る後半では勢いと盛り上がりが増すことも無く、むしろややトーンダウンした感が否めませんでした。 良い話を読んだ、という読後感はあるのだけれど、『このミステリーがすごい!』1位と言うのは・・・どうなんでしょう? | ||||
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| 短編の一つ一つが、最後に鎖のようにつながる。 日本橋を舞台に、人情話が展開されていき、いずれもほろりとさせられる。 ただ、ミステリーとしてはどうか? 殺人事件の謎にいよいよ迫る後半では勢いと盛り上がりが増すことも無く、むしろややトーンダウンした感が否めませんでした。 良い話を読んだ、という読後感はあるのだけれど、『このミステリーがすごい!』1位と言うのは・・・どうなんでしょう? | ||||
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