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殺人鬼フジコの衝動
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殺人鬼フジコの衝動の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.11pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全133件 101~120 6/7ページ
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まず第一に全編通して残虐・下品な描写が多いので注意が必要です。 このタイトルでハートフルなヒューマンドラマを想像する人がいるとは思えませんが、 人によっては最後まで読み続けるのも難しいくらいの読んでて胸糞の悪くなる話です。 しかしこの胸糞の悪い世界に慣れてしまえば、作者の巧みな文章運びにより すいすいと読めてしまいます。 ともすればダレそうな展開なのですが、うまい塩梅で緩急がつけ分けられており 調度良い尺で盛り上がったまま話自体は終わっています。 そして、最後を締めるあとがき。 いわゆる「帯バレ」していたのでかなりハードルが上がっていましたが… 個人的には「う〜ん、それだけ?」というレベルでした。 予想の範疇を出ませんでしたし、 はしがきとあとがき自体がリアリティを持たせようとしすぎてあざとい印象を受けました。 とはいえ、レディコミなんかをもっと暗くドロドロさせたような話自体は やはり(それらに耐性のある)女性に受けそうな気がしますし、 しっかり最後まで読ませてくれる快作だと思います。 | ||||
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文庫版の帯紙が何とも秀逸で興味をかき立てられて購入した。 私と同じく帯買いした人が、かなり多いのではないかと思う。 帯製作者の勝利と言えよう。 けれど、 >あとがきまでが物語りです >頭をガツンと殴られたような衝撃が待っています とかの煽り文句は、興味を惹くと同時に、読む前から大どんでん返しを警戒させてしまう。 したがって、叙述トリックは半分も読まないうちに大体の見当がついてしまった。 ネタばれするから余り書けないが、 どの登場人物についても警戒心があるので、もう一つの落ちも意外では無かった。 帯買いしたけど帯害でもある。 しかし、叙述トリックなど無くても十分に面白い。 アクが強くて、ねっとり、どろどろした展開に夢中になって読み進めた。 好みの問題と思うが、少なくとも私は、この後味の悪さ、不愉快さが、とても満足できる。 この作品に出会う機会を与えてくれた帯製作者に敬意。 | ||||
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この本は知人から頂いたので読んだのですが、正直とても酷い作品でした。 他の作品はどうか分かりませんが、これに関しては駄作と言えます。 もしこれが頂き物でなければ即刻に売り飛ばしていたところです。 帯には大層な事が書いてありましたが…。 読まないと後悔?少なくとも私は読んで後悔しました。 文章が幼稚でまるで中身がない。 読んでいて不愉快でした。 私が今まで読んできた小説でワースト1です。 | ||||
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他のレビューを見ると、まさに賛否両論ですね。 ひとついえるのは、ここまで読者を不快にして最悪とまで言わせる作品はそうそうないと思います。 私も、いやだいやだと思いながら、最後まで読んじゃいました。 こういう読書体験は初めて。 ある意味、すごいのかもしれませんので星5つ | ||||
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新聞の広告で気になって読んでみましたがなかなかの秀作。 肉体的、精神的に残酷な描写は確かに多く、読みながら痛々しい気分にはなりましたが、一気に引き込まれて読みました。 単純に楽しめる作品ではないが、思ったよりも低評価が多くてちょっとびっくり。 自分としては終わり方はいくつかのどんでん返しがあり、そのどれを最終的な悪(と呼ぶのが正しい表現か難しいが。。)と結論にするかは読者に委ねられているように思いました。 個人的な見解と感想は、稚拙にはなりますが、著者はカルト宗教に何か思うところでもあるのかな。。と感じてしまいました。 | ||||
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新聞の広告で興味を持ち、書店の店頭に平積みされて いたので買って読んでみましたが、一言で言って一昔前に 女性週刊誌に連載されていた悪女の一生のようなコミックを そのまま文章化したような作品に感じました。 一応、小説なんでしょうけれどとても小説として語れる ような作品ではないのではと。 | ||||
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先がどうなるのかと引っ張られるように読んでしまいました。 本書は、怖いもの見たさで、つい見てしまうホラー映画と同じだと思いました。 その役目はしっかり果たしています。 でもそれだけの本で、何の感慨もなく、現実的でもありません。 | ||||
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いろいろ言われてるけど私は面白かったと思います。 思わず一気読みをしてしまったくらい。 ただ「ミステリー」としてカテゴライズしていいのかというと疑問符が浮かんでしまいます。 とにかく読んでて気持ちのいい作品ではないです。 でもページを捲る手は止められない。謎のスピード感。 そして一番「気持ち悪い!」と思ったのはフジコ小学生時代の「へいき?へいき?」のシーンです。 これにはとにかく怖気が走った。下手なホラーより怖いです。 しかし、全体としては非常に中途半端な立ち位置の作品だと思います。 ホラーでもなけりゃミステリーでもない・・・ですが、人間のドロッとした澱んだ部分を見たいのならオススメしておきます。 | ||||
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店頭で見かけた時、 「あとがきまでが物語です。」という 本の帯を読んで少し気になり買いました。 ジャンルはホラーです。 ホラーと聞くとオバケのイメージがありますが この本は、どちらかと言うと生ナマしい感じの殺人ホラーです。 注意としては、文中に殺人の瞬間がリアルに書かれているため 苦手な人にはオススメ出来ません。 しかし、この本は怖い物見たさに読みたくなりました。 物語の主人公は、フジコと言う少女です。 彼女の小学生から物語はスタートし、 中学、高校、そして大人になったフジコは結婚、妊娠、逮捕まで物語は進みます。 正直、この物語は "金"と"男"に振り回された結果、このような殺人が生まれる! という物で、女の嫉妬が垣間見れます。 「うわぁ〜」と「ぞわっ」とされたい方に、オススメです。 本は分厚いですが、スイスイ読める本でした。 最後に最初の話に戻しますが、 「あとがき」 このあとがきが、この物語のエッセンスになっており ラーメンのこしょうみたいな、あとがきを読む事で今までの物語が引き立つ! そんな仕掛けもあるので、気になった方はどうぞ! | ||||
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奇抜な作品やグロテスクな作品が好きな方は、楽しめると思います。 人間の心理真相をえぐり出すような作品を求めている方には、メッセージ性が弱い、、というか、無い、と思います。 サスペンス好きとしては、イマイチです。ドラマティックな展開や結末は魅力的に見えますが、冷静に検証すると、綺麗にまとまっていません。 2重解釈や3重解釈のできるサスペンスも好きですが、これは、ちょっと終わり方がスッキリしないというか、、広げた風呂敷が畳めずに終わってしまった感が否めません。 他の方のレビューも参考に、読むかどうかを身長に決められた方が良いかと思います。私のように、読んでからモヤモヤに後悔する可能性もありますから。 | ||||
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大量殺人犯の女性の半生を描いた作中作の形式をとったミステリー. いくらなんでも主人公の殺人犯がバカすぎる. 短絡的かつ場当たり的に人を殺していくが, バカすぎてリアリティがまるで感じられない. 異常殺人者の精神世界を描くことをテーマにしているのだとしたら まったく成功していない. 他のレビューワーも書いている通りで猟奇的な「嫌われ松子」である. (蛇足だが,「嫌われ松子」もひどい作品だった) 最後にちょっとしたサプライズが用意されているが, 一部の殺人の黒幕が明かされるだけで, 事件の全体像を覆すようなものではない. こんなとってつけたようなオチならない方がよい. | ||||
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家族全員を殺された被害者の少女が、やがて殺人鬼に変貌していく。 この筋書きだけ聞いた時には、ラノベにありがちな美少女ダークヒロインみたいな感じかと思っていましたが 内容は真逆でしたね。 他人によく見られたい、ちやほやされたい、 空っぽの自分を取り繕うためどんどん泥沼にハマってゆき、殺人を犯すことも何も思わなくなっていく藤子。 醜くて惨めで必死で痛々しいのだけど、 でも彼女のような見栄っ張りの部分って、誰でも少しは持ち合わせていますよね。 だから異常なはずの藤子の心理が真に迫って感じられるのだと思います。 そんな藤子の生涯を描き出しただけでも十分面白い作品ではあるのですが、 ラストの「どんでん返し」によって、違った側面が見えてくる。 この辺りが本当に上手かった。 あと最後に、あまりネタバレにならないように書きますが、最後まで読んで思ったことを一つ。 この作品の要所要所で、藤子に説教めいたことを言ってくる藤子の叔母さん。 一見藤子の生き方を否定し戒める対極の存在のように見えますが、 そんな彼女は「カルト教団の熱心な信者」であり、多額のお布施をしています。 …彼女も実は藤子と同じ「人形」なのではないか? 教団内でちやほやされたいがために、気前よくお金をばらまいているのではないか? それに気づいたとき、この本の持つ真の闇を垣間見たように思いました。 | ||||
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ミステリーじゃないので 何とも言えませんが、 「実はこの人はこういう人だった」 「実はこの人はこういう変質的なところがあった」 と、後で続々情報を出されても、ねえ〜 そういう意味で 、 勢いはあるけど、 細かいこととか矛盾点とか、考えずに ちょっと面白味のある中高生が、 ノリで考え出して教室で披瀝するお話しという イメージです。 ところどころ失笑します。 「嫌われ松子・・」のほうが よほど 完成度高いです。 | ||||
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書店ではしがきの冒頭を読み、面白そうだったので購入しました。 レビューをのぞいていると、「こんな学校ないよ」との声も多くありますが、こういういじめ、あったと思います。 年代も、今ではないので……。 それが始まるきっかけのばかばかしさ、そこに子供だからこその残酷さが出ていて、気持ち悪かったです。 読みながら湧き上がるのは、あらゆる登場人物への嫌悪感で、描写の痛々しさに目を背けたくもなるのですが、不思議と本を置けず、そのまま読み進め、一気に読み終えてしまいました。 嘘や矛盾や、登場人物の行動の異常さ、「この部分の記述は現実に起きたことなのか? 夢だったのか?」 判断つかずに翻弄されながら読みました。 あとがきや解説までしっかり読む私にしてみると、「あとがきまでが物語」、これ、知らないままで読みたかったです。 はしがきを読んだ人ならあとがきまで読むと思うのですが。 でも手書きの帯に目を惹かれたのも事実です。 あと文庫版の解説がよかった。 | ||||
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「精緻に組み立てられた謎のタペストリ」というのは書店側の宣伝文句であり、 実際はただ、人が興味を引くような負の事象が綴られていくのみ。 あとがきを匂わせるような伏線はどこにもないのに、無理矢理あとがきを付けて、 「後からミステリアス」に仕立て上げた、という感じです。 古典になりますが、A・クリスティの「アクロイド殺し」などは、読み返せば 事実に通ずる伏線が巧妙にしかけられており、やられたという気になったものですが、 そういう驚きは一切ない。気持ち悪いだけです。 ぞっともしない。 子供にスキャンダラスな行為を行わせることは、小説の世界ですからありだとは 思いますが、結局ゴシップ週刊誌のねつ造記事とさして変わらないレベルで終わっている。 ですから、プロットに期待するとがっかりします。 「解説」の著者のように負の虚構世界を垣間見たい方にはいいかもしれません。 | ||||
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今年読んだ本の中で、ぶっちぎりのワースト・ワン。 テーマ・筆力・展開・オチ、すべてにおいて「幼稚でありきたり」。 フジコが人生をどのように転落していくかというエピソードを延々と読まされた(しかも非現実的で、何度もツッコミを入れたくなる)挙句に、タイトルにある「フジコが殺人鬼となった」あとの部分は、はっきり言って書き飛ばし。 エグい描写やシーンで誤魔化すのも、あざとい。 今年ワタシが払ったお金の中でも、最大の無駄遣いでした。 | ||||
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私が読んだことのある真梨作品の中では、きれいな(?)作品です。 孤中症や更年期少女みたいにちょっとトラウマになりそうな気持ち悪さはないです。 後半になると、ぎゅっぎゅ人を殺しまくったり雑だな〜と感じ、いつもの様に救われないラストと思いきやまさかの「〇〇オチ」。。。 | ||||
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途中まではぐいぐい読まされましたが、後半、子持ちには辛いですね。かわいそうで。 叙述トリックはよくあるパターンで、「やっぱりそうか」という感想です。(ちゃんとあとがきまで読みましたよ。) 帯には 「後味悪くて読んで後悔<読まないと後悔」 って書いてありましたが、私は読んで後悔しました。後味悪い上に、トリックはたいしたことないし・・・げっそりです。 | ||||
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なんともねっとりと皮膚にへばりつくような読後感がたまらんです。 最後の最後でまた突き落とします。。。ああ、つらい、でもMな私には心地よい・・・ | ||||
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なんだかなぁ〜 リアル感を出そうとして 前半ですでに失敗してませんか? このような小説を読んでみようと手に取る読者は、 グロテスクでおぞましい内容ならば何でも良い訳ではないと思うのですがね。。。だったら大人しくホラー読むわ この子はなぜ、殺人鬼に至ったか? が、どうもしっくりこない。 こんな小学校 無いやろ〜〜〜 こんな小賢しいクラスメイト すっげえ不自然ー こんなわざとらしいグループ勢力図ww アホかいなー こんな...親?...ねぇ?... 居るかなぁー の連続で、 空っぽの殺人鬼フジコが ただの知恵遅れの娘に思えただけでした。 この作家は いじめられた事あるんでしょうか? | ||||
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