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龍神の雨
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龍神の雨の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.98pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全77件 61~77 4/4ページ
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血のつながっていない親と暮らす2組の兄弟が出てきます。 血がつながっていないが故にわかりあえない、壁がある。 誤解と息苦しさの中で生きていて、それと「雨」がある事件を引き起こしてしまいます。 とにかくずーっと雨が降っている。 はじめから、この雨が陰湿な世界をすっぽりと作りこんで雰囲気作りがまずうまい! 一気にこの世界に取り込まれてしまいました。 登場人物のみんが勘違いしていて、考えすぎていて、嘘もついてる。 嘘に嘘が積み重ねられ、どんどん取り返しのつかない事態へ・・・。 で、彼らだけじゃなく読者もまんまと騙されちゃいます。 きちんと感想を書こうとするとネタバレになりそう。今回は多くを語らずにおこうと思います。 | ||||
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かなり期待して読み始めました。 複雑に絡み合う事象は、その一つ一つの人間関係をとってみるだけでも奥深く切ない。 また、「なるほど」と思えるミステリーの醍醐味が随所に仕掛けられていて、心地いい。 けれども今作品は最後の最後で結論を焦っているような感が否めなかった。「台風一過」 と言われるように最後はすがすがしく晴れやかに読み終えたかったがそうも行かなかった。 らしいと言えばらしいのですが、もう一声ほしかったと勝手に思ってしまう。 次回作も楽しみに待っています!! | ||||
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かなり期待して読み始めました。 複雑に絡み合う事象は、その一つ一つの人間関係をとってみるだけでも奥深く切ない。 また、「なるほど」と思えるミステリーの醍醐味が随所に仕掛けられていて、心地いい。 けれども今作品は最後の最後で結論を焦っているような感が否めなかった。「台風一過」 と言われるように最後はすがすがしく晴れやかに読み終えたかったがそうも行かなかった。 らしいと言えばらしいのですが、もう一声ほしかったと勝手に思ってしまう。 次回作も楽しみに待っています!! | ||||
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道尾さんの本はすべて読ませていただいていますが、次々といろいろな内容の作品を書かれて、その才能に驚きます。 さて、「龍神の雨」です。雨は作品の中に常に、BGMとなって降り続けます。スティーブン・キングの「it]を思い起こしました。 恐ろしいほどの雰囲気をもった作品ですので、何度か夜読むのは止そうかとも思いました。文学性はおそらく最高の作品だと思います。トリックもいつも通り驚かさせるもので、満足します。ただ、−− ここからはネタばれがありますから、未読の方は 作品をお読みになってから、どうぞ、 今までの道尾作品では読後感が素晴らしく、救われる想いがしていましたが、今回はそんな予想を裏切り、「いつも、なんとかなるとは、限らないんだぜ」と道尾さんが読者に罠を仕掛けたように感じました。「本当にこの状態でほっぽりだすの?」と助けを求めたくなる終幕です。で、続編があるのでは、と期待したり。また、ラジオ放送の内容から、お父さんは事故死で処理されて、警察への電話は不通で、などと、想像してしまいます。答えをください!いや、私の勝手な深読みの可能性も大です。 あなたも感想を聞かせてください。 | ||||
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道尾さんの本はすべて読ませていただいていますが、次々といろいろな内容の作品を書かれて、その才能に驚きます。 さて、「龍神の雨」です。雨は作品の中に常に、BGMとなって降り続けます。スティーブン・キングの「it]を思い起こしました。 恐ろしいほどの雰囲気をもった作品ですので、何度か夜読むのは止そうかとも思いました。文学性はおそらく最高の作品だと思います。トリックもいつも通り驚かさせるもので、満足します。ただ、−− ここからはネタばれがありますから、未読の方は 作品をお読みになってから、どうぞ、 今までの道尾作品では読後感が素晴らしく、救われる想いがしていましたが、今回はそんな予想を裏切り、「いつも、なんとかなるとは、限らないんだぜ」と道尾さんが読者に罠を仕掛けたように感じました。「本当にこの状態でほっぽりだすの?」と助けを求めたくなる終幕です。で、続編があるのでは、と期待したり。また、ラジオ放送の内容から、お父さんは事故死で処理されて、警察への電話は不通で、などと、想像してしまいます。答えをください!いや、私の勝手な深読みの可能性も大です。 あなたも感想を聞かせてください。 | ||||
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初読の作家さんでしたので、なんの先入観もなく読みはじめたのですが、 これがもうすぐにその世界に入り込んでしまい、 一気に読み終えました。 二組の兄弟を「糸」とするならば、雨という道具を使って、 すばらしい布を織り上げた感じ。 話の舞台としてだけでなく、 子どもたちの心の中にもずっと雨が降っているようでした。 雨、なくしては成立しない作品です。 トリックや伏線もすばらしく、 そうだったのか!まさか!そうか!という、驚きの連続でした。 静かなラストがまた、秀逸。 家族を思う気持ちに胸が詰まりました。 | ||||
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初読の作家さんでしたので、なんの先入観もなく読みはじめたのですが、 これがもうすぐにその世界に入り込んでしまい、 一気に読み終えました。 二組の兄弟を「糸」とするならば、雨という道具を使って、 すばらしい布を織り上げた感じ。 話の舞台としてだけでなく、 子どもたちの心の中にもずっと雨が降っているようでした。 雨、なくしては成立しない作品です。 トリックや伏線もすばらしく、 そうだったのか!まさか!そうか!という、驚きの連続でした。 静かなラストがまた、秀逸。 家族を思う気持ちに胸が詰まりました。 | ||||
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・・・この巨大な台風は、ロンワン(龍の王)と名付けられた。 どこまで行けば、最悪にたどり着けるのだろう? 愛する者を奪われ、また 今も傷つけられている彼ら。 それを終わらせるには? 巨大台風に見舞われた数日間、 崩壊しかけた家族の運命が 偶然に交錯し、最悪のシナリオへと向かう。 心の闇を抱える二組の兄弟が、多くの葛藤を経験しながら、たどり着いた先は? 「家族の事だけは、どんなことがあっても信じなけらばならない・・・。」 「ラットマン」に通じる、絶望と救いを感じました。 家族愛と 少年の成長を描いた、感動的な作品です。 龍は、水を支配する神。 人間に罰を与えることもあれば、恵みの雨を降らせることも・・・ | ||||
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・・・この巨大な台風は、ロンワン(龍の王)と名付けられた。 どこまで行けば、最悪にたどり着けるのだろう? 愛する者を奪われ、また 今も傷つけられている彼ら。 それを終わらせるには? 巨大台風に見舞われた数日間、 崩壊しかけた家族の運命が 偶然に交錯し、最悪のシナリオへと向かう。 心の闇を抱える二組の兄弟が、多くの葛藤を経験しながら、たどり着いた先は? 「家族の事だけは、どんなことがあっても信じなけらばならない・・・。」 「ラットマン」に通じる、絶望と救いを感じました。 家族愛と 少年の成長を描いた、感動的な作品です。 龍は、水を支配する神。 人間に罰を与えることもあれば、恵みの雨を降らせることも・・・ | ||||
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二転三転する事件に主人公達と同様に翻弄されながら一気に読んでしまいました。 悲しい結末でしたが最後に救いがあるのは良いですね。 ミステリーとしても完成度は高いのではないでしょうか。 雨が降る日にはこのお話を思い出してしまいそうです。 | ||||
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二転三転する事件に主人公達と同様に翻弄されながら一気に読んでしまいました。悲しい結末でしたが最後に救いがあるのは良いですね。ミステリーとしても完成度は高いのではないでしょうか。雨が降る日にはこのお話を思い出してしまいそうです。 | ||||
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同じような複雑な家庭環境の兄弟2組。冷たい雨が、まるで彼等の運命を狂わせて行く…。 ★切なく悲しいお話でした。★複雑な家庭の元で育つ子供達の心理描写が、とても巧いです。★救いがないように思われる境遇。でもそれは自分達の狭い枠に捕われてしまったためだったんですね。★一歩互いに歩みより信頼し心を開けば、もしかしたら明るい道を歩けたのかと思うと本当に切なくなってしまいました。★信じる事の大切さ、誰かに心を素直に打ち明ける事の大切が、ヒシヒシと伝わって来る1冊です。★そしてミステリとして見てもかなり完成度が高いです。中盤から急展開して行くのですが…。オチとしても個人的には意外性があり楽しめました。 | ||||
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同じような複雑な家庭環境の兄弟2組。冷たい雨が、まるで彼等の運命を狂わせて行く…。 ★切なく悲しいお話でした。★複雑な家庭の元で育つ子供達の心理描写が、とても巧いです。★救いがないように思われる境遇。でもそれは自分達の狭い枠に捕われてしまったためだったんですね。★一歩互いに歩みより信頼し心を開けば、もしかしたら明るい道を歩けたのかと思うと本当に切なくなってしまいました。★信じる事の大切さ、誰かに心を素直に打ち明ける事の大切が、ヒシヒシと伝わって来る1冊です。★そしてミステリとして見てもかなり完成度が高いです。中盤から急展開して行くのですが…。オチとしても個人的には意外性があり楽しめました。 | ||||
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ミステリーの範疇を超えた大胆な構成と繊細な心理描写によって 読者に幾重もの驚きと感動を与え続ける著者による最新作。 子が義理の父親を殺そうと計画している家族と 子が実の母を殺したという自責の念に駆られている家族 街が巨大な台風に見舞われた数日間を舞台に、 崩壊に瀕している二つの家族の運命が交錯するさまを描いた ミステリー調の作品です。 愛する家族を失ったがゆえの絶望と 家族を深く思うからこそ生じる心の闇― 個人と家族を重厚に描きつつも 誰もがだまされてしまう構成のトリック そして、家族への暖かいまなざしが緩衝材となり 読後感は決して重苦しいものになりません。 ミステリー、純文学、サスペンス あらゆるジャンルを包括する著者ならではのエンターテイメント作品 一人でも多くの方に読んでもらいたい!! 文句なしに、本心からおススメの一冊です☆☆☆ | ||||
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「家族ってのは爆弾なんだ。」 似た境遇を持つ2組の兄弟。家族の闇をかかえる彼らは、雨によって次第に運命の歯車を狂わされ、次第に交錯していく。 いっきに読ませる文章力は、さすがの一言。 家族というものに対し、それぞれの登場人物たちの心が揺れ動き、また葛藤していく様は、胸に刺さった。 サブストーリーとして描かれる幼い兄弟と継母との関係のくだりが、ぐいぐい読ませ、ストーリーを飽きさせないよう引き締めてくれている。読後は心地よい余韻に浸れた。 読んだ後、「ラットマン」に似た匂いを感じたのは、気のせいか。 | ||||
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「家族ってのは爆弾なんだ。」 似た境遇を持つ2組の兄弟。家族の闇をかかえる彼らは、雨によって次第に運命の歯車を狂わされ、次第に交錯していく。 いっきに読ませる文章力は、さすがの一言。 家族というものに対し、それぞれの登場人物たちの心が揺れ動き、また葛藤していく様は、胸に刺さった。 サブストーリーとして描かれる幼い兄弟と継母との関係のくだりが、ぐいぐい読ませ、ストーリーを飽きさせないよう引き締めてくれている。読後は心地よい余韻に浸れた。 読んだ後、「ラットマン」に似た匂いを感じたのは、気のせいか。 | ||||
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ミステリーの範疇を超えた大胆な構成と繊細な心理描写によって 読者に幾重もの驚きと感動を与え続ける著者による最新作。 子が義理の父親を殺そうと計画している家族と 子が実の母を殺したという自責の念に駆られている家族 街が巨大な台風に見舞われた数日間を舞台に、 崩壊に瀕している二つの家族の運命が交錯するさまを描いた ミステリー調の作品です。 愛する家族を失ったがゆえの絶望と 家族を深く思うからこそ生じる心の闇― 個人と家族を重厚に描きつつも 誰もがだまされてしまう構成のトリック そして、家族への暖かいまなざしが緩衝材となり 読後感は決して重苦しいものになりません。 ミステリー、純文学、サスペンス あらゆるジャンルを包括する著者ならではのエンターテイメント作品 一人でも多くの方に読んでもらいたい!! 文句なしに、本心からおススメの一冊です☆☆☆ | ||||
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