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カラスの親指 by rule of CROW's thumb
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カラスの親指 by rule of CROW's thumbの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.11pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全244件 161~180 9/13ページ
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みごとなどんでん返しで、気持ち良いくらい。 作家のいつものグロテスクさがないものの、 一人称で内面を描き、 時に共感させ、 時に突き放す手法は健在。 ラストの裏切り方が爽快な分、 途中おとなしいイメージは否めない。 ただ、結構はらはらする場面も多く、 その点では、作者らしい展開。 主人公や、ヒロインらのキャラクターが色濃く、 そういう意味ではエンターテインメントとしての楽しさがあった。 | ||||
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題名も知らずに買いましたが、満足しています。 同じ作者の本は前に一度読みましたが、面白いですね。 | ||||
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最後の最後でまさかこんなことが?ってほどびっくりします。 読後は悲しさというか切なさでいっぱいになってしまいました。 | ||||
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友達に薦められてよみました。 最初からヒントはあったのに、見事に最後まで騙されてしまいました。 非常に面白かったです。ありがとうございました(*'Д`*) | ||||
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前半、借金の返済のために家族を失い現在も不安定な生活をしている人たちが集まって、同じ目的を持つところまではとても一気に読めました。 けれど、目的に向かって行動を起こし始めた後半から緊迫感を感じなかったり、話もあれ?と思う部分やすんなり行き過ぎ?など思うところも出てきました。そして、ラストはずっと騙されていたにもかかわらず平和に穏やかに終わる。期待が空回ってしまった感が少しありました。 どんでん返しなどはいつも期待するところですが、騙されるならこんなにゆるい感じではなく、大きく揺さぶった後に鮮やかに騙されたいという想いがあるのであまり評価は良くないです。 | ||||
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中盤辺りは、冗長感も否めないが、基本的に詐欺ゲームの連続で楽しめる。 ラストには、まさかの展開。してやられた。 エンタメ小説が読みたい人には是非。 | ||||
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面白く読みました。この作者の小説を読むのは3作目です。と言うのも前に読んだ「向日葵の咲かない夏」「月と蟹」があまりにも後味が悪くてそれ以来遠のいていました。でもこの小説は前2作とは違い嫌な気持ちになったりしませんでした。もうすぐ映画化されるようですが、貫ちゃんがカッコよすぎでびっくりです。私の中の作品のイメージが壊れそうなので映画は遠慮します。 | ||||
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久しぶりにやられました。 僕はミステリーを読むとき犯人や展開を予想しながら読むので よく先の展開が分かってしまいます。 この小説もそうして読んでいると、 「ああここ実はこうなんだろうな」なんて得意気になっていたのですが、 物語が佳境に入るに連れて自分の予想にヒビが入り、それがミスリードだったことに気付いて完璧に鼻を折られました。 しかもその後に予想もしてないどんでん返しがあり それは気を抜いて歩いてたら硬い物に足の小指をぶつけ、痛みよりも自分が非常に間抜けに見えてしまう。まさにそんなカタルシスでした(笑) さらに参考文献には「人はなぜ簡単に騙されるのか ゆうきとも著 新潮社」とあり まるでこんな自分を嘲笑ってるような気がして変な笑いが出てしまった。 よく小説の展開を予想したりしながら読む人にはオススメの一冊です。 | ||||
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一般小説というと落ち着いた雰囲気のイメージですが、これに関しては展開の早さと人物の洒脱さが前面に推し出しており、まさしくエンターテイメントを貫いた作品でした。直木賞の「月と蟹」から作者に入っているので、余計にそう感じたのかもしれません。ラストに明かされる仕掛けの数々にも息を呑んでしまいました。退屈な小説ではありませんので、是非とも読んでほしい一作です。 テツさん、大好き! | ||||
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ミステリ読後としてはありえないこのほんわか感はなんだろう?? | ||||
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普段ほとんどミステリは読まないのですが、評価が良さそうだったので試しに読ませていただきました。 文章自体は読みやすく難しい言葉も表現もないため、引っかかることなくすらすらと読めました。あっさりと読み進むことができるぶん、記憶にも残らなさそう…。 最後のどんでん返しを評価されている方が多かったのですが、個人的にはどうにも納得がいかなかったです。読み手側にはあまりフェアじゃないというか…。 それと気に入らなかった点がもう一点。終盤に種明かしをひとつひとつご丁寧に説明してくれているのですが、箇条書きのようなこの書き方があまり好きではありませんでした。内容的にこうするより仕方がなかったのだろうか…。 軽い感じの小説が好きな方にはオススメします。 | ||||
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道夫秀介、彼こそが本物の詐欺師。 なんというトリックだろう。 想像もしていなかったラストの展開に もしやもしやと心がザワザワした。 そして不覚にもラストは涙ぐんでしまった。 映画化されたけど、この小説の流れを崩すような展開にはして欲しくないな。 現に映画の方の貫太郎が本のイメージとはかけ離れてかっこ良すぎ! もうその時点であかん!と思ってしまった。 映画を見る前に、ぜひ原作を読んで欲しい。 | ||||
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まあ割とストレートなエンタテイメント小説だなあ、と読み進めていたのですが・・・ヤラれました。イイ意味で。 以前「シャドウ」で、ヤケにこねくり回した複雑な内容だなあ、との感想を抱いたことを(もちろんイイ意味で)忘れておりました。 様々なレビューが見られますが、僕は非常に楽しめましたし映像化にも期待します。村上ショージさんのキャスティングは絶妙だ。 | ||||
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サブキャラクターの貫太郎が理想的なマジックと理想的な詐欺の違いについて語った台詞。「理想的な詐欺はですね、相手が騙されたことに気づかない詐欺なんですよ。それが完璧な詐欺なんです。でも、それと同じことがマジックにも言えるかというと、これが違う。まったくの反対なのです。マジックでは、相手が騙されたことを自覚できなければ意味がないのですよ。」 この作品は「理想的な詐欺」を目論む主人公達を描いた「理想的なマジック」のような小説と言えばよいでしょうか。 ヤミ金業者に人生を狂わされた主人公達が復讐の詐欺を企て実行して行くのですが、そこに大きなトリックが仕掛けられていて、結末はしてやられた感があります。 こんなプロットよく書けるよなぁと、その緻密な構想力に感心し、読了後には再度読み返して「ダブルミーニング」の台詞を楽しんだりしたのですが・・・。 残念なのは人間描写がやや平面的と言うか、人の生き様がやや平坦な感じがして、ミステリーとしては充分に面白いのですが、同時に人間ドラマとしての深さも求めてしまう私にとっては、やや物足りなさも残ってしまいます。 | ||||
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文体がコミカルすぎて、動作に重みがなくどきどき感が少なかった。 最後の落ちが、「これはすごい!」か「くだらね」と思うかで作品全体の評価が変わってくる。 自分は後者です。 | ||||
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とても楽しめました。道尾さんの作品は最後にどんでん返しがあるのでそれはわかった上で読んでるんですが、最後の50ページこんな展開になるとはまったく想像もできませんでした。今まで抱いていたイメージは何だったんですか(笑)他の作品とちがい本作はハッピーエンドで終えたところもよかったです。本作品を読めたことに感謝しています。 | ||||
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よくあるストーリー、映画化されたみたいだけど、ヒットは無理だろう。阿部 寛の経歴に汚点がつくかも | ||||
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道尾秀介では、初映画化作品。 ではありますが…他の作品にインパクトがあるので。。 こちらの作品は、良くも悪くも普通な感じ。 ドラマ的な話としては面白くなりそうです。 ただ、誘導しているのは誰かってのには意外性があったかな? 道尾作品に初めて触れるには、ちょうどいいのかもしれません。 | ||||
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思い切り騙されました。最後の最後で。 細かいところで色々と難点を指摘することはできるのかもしれませんが、私は素直に面白かったです。騙されて痛快という感じです。 ネタバレになるようなことを書いてしまったら読む面白みがなくなってしまうので、内容についての言及は避けますが、無理に分析的に読まないで、素直に読んで素直に騙されるのが、本書の最も幸福な読み方だと思います。 | ||||
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最近はミステリから純文学寄りの道尾秀介さんですが、 「カラスの親指」は世の中のミステリ作品の中でもとくにハイレベルな気がします。 ワンアイデアやキャラ立ちで引っ張るテレビ向きな「広義の」ミステリでもなく、 密室などの本格とも違う、大衆向け正統派ミステリといえる良作でした。 読者を何度もミスリードさせ、それを鮮やかに覆し、伏線は序盤から終盤まで緻密に いくつも張られています。こんなすごいプロット、よく思いつくものです。 しいて欲をいえば、ラスト、絶対悪と呼べる存在が一人くらい本当にいたほうがよかった。 そいつを懲らしめる痛快なラストだったら、文句なしに★5どころか、10個つけてもいいくらいです。 でも、オールハッピーエンドなのはうれしかった。 | ||||
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