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カラスの親指 by rule of CROW's thumb
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カラスの親指 by rule of CROW's thumbの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.11pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全244件 221~240 12/13ページ
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ミステリーとすれば、星は2。 群像劇なら4。 ミステリーとして読むと、後出しがこれほど多い小説も珍しく、中には腹を立てる人もいるかもしれない。 しかし、中年オヤジと若者たちの再生への群像劇と見るなら人情味もあり面白いと思う。ただ2回は読めないと思った。 | ||||
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ミステリーとすれば、星は2。 群像劇なら4。 ミステリーとして読むと、後出しがこれほど多い小説も珍しく、中には腹を立てる人もいるかもしれない。 しかし、中年オヤジと若者たちの再生への群像劇と見るなら人情味もあり面白いと思う。ただ2回は読めないと思った。 | ||||
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ペーパームーンやレオンなどと同じ父娘もののヴァリエーションの一つ。謎解きに重点のおかれた本格派ミステリーでありながら、登場人物同士の微妙な距離感と思いやりの交差がなかなか。でも最後の謎解きはちょっとくどかったかな。読者を信用して、もう一回はじめから読んでみさせるくらいのつもりで書いて欲しいかも。とはいえ、最初から最後までとても楽しく読めた。伏線のはり具合もなかなか。これは伏線と思わせておいてはずれだったり、裏の裏があったり。 | ||||
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ペーパームーンやレオンなどと同じ父娘もののヴァリエーションの一つ。謎解きに重点のおかれた本格派ミステリーでありながら、登場人物同士の微妙な距離感と思いやりの交差がなかなか。でも最後の謎解きはちょっとくどかったかな。読者を信用して、もう一回はじめから読んでみさせるくらいのつもりで書いて欲しいかも。とはいえ、最初から最後までとても楽しく読めた。伏線のはり具合もなかなか。これは伏線と思わせておいてはずれだったり、裏の裏があったり。 | ||||
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第140回の直木賞候補の一作である。 このレビューがアップされる頃には直木賞の結果が出てることと思うが きっとこの作品は落選であろうと思う。 スト−リー仕立てに何か問題があるわけでもない。 それぞれの登場人物のキャラクターもよく書けている。 作品の主題も悪くはない。 だけどどこかもの足りなさを感じるのはなぜだろう。 何かを取り戻そうとするそれぞれの人物 世を捨てて生きなければ自らの存在すら希薄になるような 危うげな中年男性にある種の感情移入はできる。 痛快に展開していく物語はエンターテーメント小説の真髄 ぐいぐいと話に引き込んでくれる。 ある意味で予定調和などんでん返しも それはそれで楽しく読める。 だけど何かもうひとつ足りないものがあるように思う。 | ||||
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第140回の直木賞候補の一作である。 このレビューがアップされる頃には直木賞の結果が出てることと思うが きっとこの作品は落選であろうと思う。 スト−リー仕立てに何か問題があるわけでもない。 それぞれの登場人物のキャラクターもよく書けている。 作品の主題も悪くはない。 だけどどこかもの足りなさを感じるのはなぜだろう。 何かを取り戻そうとするそれぞれの人物 世を捨てて生きなければ自らの存在すら希薄になるような 危うげな中年男性にある種の感情移入はできる。 痛快に展開していく物語はエンターテーメント小説の真髄 ぐいぐいと話に引き込んでくれる。 ある意味で予定調和などんでん返しも それはそれで楽しく読める。 だけど何かもうひとつ足りないものがあるように思う。 | ||||
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<このミステリーがすごい!2009>トップ10に 2作品がランクインするなど、 注目の作家であることから、 かなり期待をして本作品を読み始めました。 コン・ゲームを中心としたストーリー展開は、 分かりやすい文章で、スラスラと読めます。 ラストのどんでん返しがどんなものかと、 期待はいやがうえにも高まりました。 しかし・・・。正直なところ、 あまり驚きはありませんでした。 同じ発想の仕掛けが凝らされた作品を 読んだことがあるからです。 その作品とは題材も作風も違いますが、 似たような趣向に、「またか」という感は否めません。 ストーリー展開は巧みで面白かったのですが、 ラストが残念な作品です。 | ||||
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<このミステリーがすごい!2009>トップ10に 2作品がランクインするなど、 注目の作家であることから、 かなり期待をして本作品を読み始めました。 コン・ゲームを中心としたストーリー展開は、 分かりやすい文章で、スラスラと読めます。 ラストのどんでん返しがどんなものかと、 期待はいやがうえにも高まりました。 しかし・・・。正直なところ、 あまり驚きはありませんでした。 同じ発想の仕掛けが凝らされた作品を 読んだことがあるからです。 その作品とは題材も作風も違いますが、 似たような趣向に、「またか」という感は否めません。 ストーリー展開は巧みで面白かったのですが、 ラストが残念な作品です。 | ||||
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前半の闇金に追い詰められていく人間描写が素晴らしく、ぐいぐい引き込まれただけに、後半に進むにつれ話しが漫画チックになり、オチのどんでん返しは「それやっちゃったらなんでもあり」になってしまうというレベルだったのが残念。 あれだけ面白い前半と魅力的な人物設定なだけに、後半に期待しすぎてしまったかも‥。というのが素直な感想。 | ||||
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前半の闇金に追い詰められていく人間描写が素晴らしく、ぐいぐい引き込まれただけに、後半に進むにつれ話しが漫画チックになり、オチのどんでん返しは「それやっちゃったらなんでもあり」になってしまうというレベルだったのが残念。あれだけ面白い前半と魅力的な人物設定なだけに、後半に期待しすぎてしまったかも‥。というのが素直な感想。 | ||||
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詐欺をしている二人組みとスリで生計を立てている少女がひょんなことから共同生活をすることになったのだが、それぞれ過去に同じヤミ金組織に苦しめられたという共通点があった。そんな生活に我慢できず、ヤミ金組織への復讐を計画するのだが、最後の最後までどんでん返しがあっておもしろかった。きちんと伏線も張られていたので、注意深く読んでいれば気付けたかもしれないが、すっかり騙されてしまった。 また、テツさんがタケさんに話した「お母さん指だけだと赤ちゃん指にくっつけられないけど、お父さん指をお母さん指にくっつけてやると赤ちゃん指にくっつく。お父さん、お母さんのどっちも揃っているのが一番いい」というの言葉が印象に残った。 | ||||
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詐欺をしている二人組みとスリで生計を立てている少女がひょんなことから共同生活をすることになったのだが、それぞれ過去に同じヤミ金組織に苦しめられたという共通点があった。そんな生活に我慢できず、ヤミ金組織への復讐を計画するのだが、最後の最後までどんでん返しがあっておもしろかった。きちんと伏線も張られていたので、注意深く読んでいれば気付けたかもしれないが、すっかり騙されてしまった。 また、テツさんがタケさんに話した「お母さん指だけだと赤ちゃん指にくっつけられないけど、お父さん指をお母さん指にくっつけてやると赤ちゃん指にくっつく。お父さん、お母さんのどっちも揃っているのが一番いい」というの言葉が印象に残った。 | ||||
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道尾秀介といえば、あっと驚く騙しの仕掛けでしょう。でもその仕掛けを成立させるために作られたような作品も少なくありません。それはそれで面白いのですが・・・ いつもの作者からすると、この作品はあっと驚く仕掛けは薄いです。その代わり、登場人物の造形や会話が素晴らしい。トリックなどにこだわらなくても面白く読めるはずです。はっきり言ってこの作者に、ここまで物語性豊かな作品が書けるとは思っていませんでした。批判する人もいるでしょうが、これは間違いなく彼の最高傑作だと思います。 | ||||
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道尾秀介といえば、あっと驚く騙しの仕掛けでしょう。でもその仕掛けを成立させるために作られたような作品も少なくありません。それはそれで面白いのですが・・・ いつもの作者からすると、この作品はあっと驚く仕掛けは薄いです。その代わり、登場人物の造形や会話が素晴らしい。トリックなどにこだわらなくても面白く読めるはずです。はっきり言ってこの作者に、ここまで物語性豊かな作品が書けるとは思っていませんでした。批判する人もいるでしょうが、これは間違いなく彼の最高傑作だと思います。 | ||||
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詐欺師の中年二人とスリの女の子とその姉とその彼氏。 それぞれに想いを抱える5人が、ひょんなことから共に生活をすることになる。 そして、ある時、あることをみんなで決行することになる。 終盤まで読んだ時点で、まずまずな感じで話が終わるのかと思いきや、最後まで読んだ時、 この小説の印象がガラリと変わり、最初から読み直したくなりました。 全体の8割まで読んで、なんとなく結末を想像して投げ出そうとする人が、もしいたら、 ぜひ!あと少し、ラストまで読んでください。 ネタばれになるので理由は書きませんが、本のタイトルも素晴らしいネーミングです。 | ||||
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詐欺師の中年二人とスリの女の子とその姉とその彼氏。 それぞれに想いを抱える5人が、ひょんなことから共に生活をすることになる。 そして、ある時、あることをみんなで決行することになる。 終盤まで読んだ時点で、まずまずな感じで話が終わるのかと思いきや、最後まで読んだ時、 この小説の印象がガラリと変わり、最初から読み直したくなりました。 全体の8割まで読んで、なんとなく結末を想像して投げ出そうとする人が、もしいたら、 ぜひ!あと少し、ラストまで読んでください。 ネタばれになるので理由は書きませんが、本のタイトルも素晴らしいネーミングです。 | ||||
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ひょんな事から一緒に暮らし始めた詐欺師の中年男二人。そこにさらにかわいい女の子とその姉、姉の恋人がくわわり、おかしな共同生活が始まる。 暗い過去を持つ主人公、闇金とやくざ、と来たもんだからこれは私の苦手な「ハードボイルド系」かと思いきや、ちょっと違うタイプ。コメディタッチで笑える所も沢山。 登場人物はみんな過去に重いものを抱えつつ、ユーモラスで温かい。そしてその抱えた傷を作者が丁寧に浮き彫りにしていく。読む側は思わず主人公の気持ちに同化していくのだ。 そしてハラハラさせる大計画。その中で次々とあらわになる事実。 とにかく退屈させず、ページをめくる手が止まらない。そして色々予想していたにもかかわらず、予想を越える結末は秀逸。 でも、読んだ後、「面白かった!」だけで終わらず、家族とは何か、人を思う気持ちとは何かをゆっくりを考えさせられるのは、初めから最後まで作者が、重い荷物を背負った登場人物たちの心を丁寧にやさしく描いているからだろう。 | ||||
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ひょんな事から一緒に暮らし始めた詐欺師の中年男二人。そこにさらにかわいい女の子とその姉、姉の恋人がくわわり、おかしな共同生活が始まる。 暗い過去を持つ主人公、闇金とやくざ、と来たもんだからこれは私の苦手な「ハードボイルド系」かと思いきや、ちょっと違うタイプ。コメディタッチで笑える所も沢山。 登場人物はみんな過去に重いものを抱えつつ、ユーモラスで温かい。そしてその抱えた傷を作者が丁寧に浮き彫りにしていく。読む側は思わず主人公の気持ちに同化していくのだ。 そしてハラハラさせる大計画。その中で次々とあらわになる事実。 とにかく退屈させず、ページをめくる手が止まらない。そして色々予想していたにもかかわらず、予想を越える結末は秀逸。 でも、読んだ後、「面白かった!」だけで終わらず、家族とは何か、人を思う気持ちとは何かをゆっくりを考えさせられるのは、初めから最後まで作者が、重い荷物を背負った登場人物たちの心を丁寧にやさしく描いているからだろう。 | ||||
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道尾秀介の作品はほとんど読んでいるが、共通していることは、毎回どんでん返しがあるのは良いが落ちの衝撃度が弱いということである。今回の話も最後にどんでん返しがありタイトルの意味もわかるのだが、やはり個人的には衝撃度が弱かった。「えっ」となるのではなく、「ふーんそうだったのか」といった感じか。 ただ、ストーリー自体はとても面白く満足いくものだったので悪くはないと思う。 衝撃度でいえば、安孫子武丸の「殺戮にいたる病」や麻耶雄高の「神様ゲーム」、綾辻行人の「十角館の殺人」の作品レベルを今後期待したい。 | ||||
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道尾秀介の作品はほとんど読んでいるが、共通していることは、毎回どんでん返しがあるのは良いが落ちの衝撃度が弱いということである。今回の話も最後にどんでん返しがありタイトルの意味もわかるのだが、やはり個人的には衝撃度が弱かった。「えっ」となるのではなく、「ふーんそうだったのか」といった感じか。 ただ、ストーリー自体はとても面白く満足いくものだったので悪くはないと思う。 衝撃度でいえば、安孫子武丸の「殺戮にいたる病」や麻耶雄高の「神様ゲーム」、綾辻行人の「十角館の殺人」の作品レベルを今後期待したい。 | ||||
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