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(短編集)
赫眼
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赫眼の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.86pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全28件 1~20 1/2ページ
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小学生が読む怖い話、そんな本に書いてあるような内容しかない。 なんか怖い事が起こる、あれはなんだったのだろうか、どうでしたか、ところで、この話を聞いたあなた、気をつけてくださいね。 こんな感じのお話。陳腐すぎ、これで怖がるのはせいぜい子供、小学生くらいだろうよ。 大人がこれ読んだ怖がる、そっちのほうが怖いわ。 | ||||
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怖くて面白かったけど何か他にも…中々なるほどとスッキリさせて くれない、下地にしてるだけか、いくつか出てくる特徴は…吸血鬼? 食糧(血)が無くて干からびて仮死状態、日の光を避ける、 招かれないと家の中に入れない、招き寄せる。 コウモリがいた…様な気がする。デヴィット・リンチだって 『マルホランド・ドライヴ』に10個もヒントくれてたが、 1つは謎のまま (当然分からない怖さもあるが) 何となく気にしながら読んでいたら洋ホラーになってしまった。 片眼赤いとグール?「赫」…遊びかなぁ、他の怪異が登場してくるやつ? | ||||
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三津田信三氏は「異形コレクション」シリーズでぱらぱらと短編を読んでいて、その後「のぞきめ」を気に入ったので他も読んでみたいと思いました。 ところがこちらを買ってみたら8編中6編がすでに「異形コレクション」に掲載済みのもので未読はたった2作のみでがっくり。「異形コレクション」ファンは要注意です。 それでも内容を忘れていたものもあり、初読の2編はどちらも凄みのある怪談でよかったので、まあ結果オーライです。 ホラーについては実話とうたっていても絶対創作が入っているだろうというものが多いですが、個人的にはおもしろければそのあたりはこだわりません。完全に実話だとオチがあまりにも無さすぎでつまらないものも多いですし。 こちらはたぶん著者が編集者をしていた時の経験に創作を加えたものでしょう。どれも凡庸ではないすぐれた怪奇譚だと思います。ふと平井呈一氏のタッチを思い出しました。ホラーというよりは怪奇小説という方がふさわしい正統派です。 特に、「赫眼」少女の住む小屋が建つ川原の荒涼とした風景や「灰蛾男の恐怖」に出てくる温泉旅館の裏山、まるで結界を超えて異界に入ってしまったようなその不気味さ、「後ろ小路の町屋」の京町屋、「死を以て貴しと為す」の廃屋となった真夜中の寺など、舞台設定とその風景描写がすばらしいです。 また、「怪奇写真作家」に出てくるサイモン・マースデンという英国人の写真集「幽霊城」は私がずっとほしいと思っている本で、トレヴィルも実在していた出版社です。実名をあげて書いているので、創作とわかっていながら著者が実際これに近い恐怖に出会ったのではないかという奇妙な現実感があり鳥肌が立ちました。 最近では郷内心瞳氏と並ぶめっけものでした。他の作品も読んでいきたいと思います。 | ||||
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京極夏彦の小説が好きで楽しんでいたけど、ほとんど全部買って読んじゃって、次は誰のを読めば良いんだろうと迷い続けて2.3年。サスペンス・ミステリー・ホラー辺りで探して、道尾秀介・内藤了・中山七里、等々と何作か買って読んだけどなかなか楽しめなくて、半ば諦めかけていたところで、この本が。 ミステリー要素よりはホラー小説なんだけど、情景描写も心理描写も文章が綺麗なんで、ページターナーというよりはじっくり読む感じ。構成もバラエティーに富んで飽きない。京極さんよりあっさりした仕立てと文体は、2回目も読んで楽しめそう。 探しに探して、やっと自分にとっての作家さんが見つかりました。 | ||||
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「赫眼」と「忌録」が私のホラーベストです。ちょっと怖すぎて読み返せずお蔵入りしてます。 | ||||
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表題になっている『赫眼』を含め8つの短編と「怪談奇談・四題」と題する実話風聞き書き怪談4編からなる作品集。各編は独立しており、その点で「頭三会」の「家」シリーズとは異なるが、冒頭の『赫眼』は後に出てくるある一編と呼応している。 全体としてまあとにかく怪談ではあるのだが、どうも引き込まれて乗ってゆけないもどかしさがあった。普通は怪談だとのめりこんでしまい、読書を中断することが極めて困難なのだが、本作(に限らず三津田氏の作品の多く)は、逆に読むのがしんどくてなかなか前に進めないのだ。例えて言えば、下り坂の自転車と、20kgの荷物を背負って登る真夏の長い尾根道の違いだ。一つには、描写、特に空間・情景描写が意味もなく細かすぎて疲れるというのがある。第二に、繰り返し感過多もある。『よなかのでんわ』の対話、『合わせ鏡の地獄』の「弟」の行動の描写など、「いい加減に端折って筋を進めてくれよ!」と言いたくなった。 唯一怪談らしくて楽しめたのは『灰蛾男の恐怖』だが、これも紙芝居とそれに絡む事件の描写はややうるさかった。『死を以て貴しと為す』は、小池真理子氏の怪奇短編によく見られるどんでん返し。 全体に、岡本綺堂の怪談を泉鏡花の文体に置き換えてしまったような心地の悪いねちゃねちゃ感があり、「良い怪談に出会った」という幸福感は味わえなかった。世の中には、編集者から作家に転じて大成し、秀作を生んだ人は少なくないが、残念ながら三津田氏はその列には入っていないようである。 | ||||
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評判がよい怖い短編集とのことでしたので、期待しましたが、全く怖くないので途中で読むのを止めてしまいました。 残念な作品です。 | ||||
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著者の体験を元にした作品だということが、よくわかる。実話怪談には明確なオチってないものだから。 ただ、著者はプロなので、わざとオチをつけないのかも?とも思うけど、まあね。だいじなのはリアリティだから、本当に実話かどうかは関係ない。 とても楽しめます。 「それで、それで、どうなるのかな?」と、どんどん読み進みたくなる。 想像をめぐらすのは楽しい。 | ||||
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短編集なので各小説の好みは分かれるのは仕方がない 自分的には 怪奇写真と後ろ小路の町屋がジワジワと来た 何を以ても 後ろから追いかけられるのは精神的に良くないw 死を以て貴しと為すは、在り来たりなストーリーなので「あぁ・・・なるほどね」と1番スッキリと読み終えた作品だった | ||||
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本書は雑誌ダヴィンチで「かなり怖い」と紹介されていたので手に取りました。 掲載されている話は短編12編で、物語は作者を投影したと思われる主人公の聞き取りという流れで進行します。 いわゆる百物語的な体験談として語られているのですが、描写が具体的で事実と虚実の境目が曖昧なために読んでいて背筋が寒くなりました。 時々怖いもの見たさでこうしたこうした本を手に取るのですが、いい年になってしまった自分が今さら怖いと思うなんて・・・思って気軽に本書のページをめくって、良い意味で期待を裏切られました。 特に最後の物語を読んだときにどことなく違和感を感じたのですが、冒頭の話に繋がっていることに気付いて怖さが倍増しました。 そうした意味で本書は精神衛生上決して良いとは思えませんが、著者は非常にうまく怖さを演出してくれるストーリーテラーだと思います。 怖い話に触れたくなった時に本書はおススメです。 | ||||
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物の怪に出会う、霊能力のある肉親に怒られる、外に出ては行けない、これを読んだ人のところに物の怪が来る。 ネット怪談を読んだことある方ならピンとくるキーワードですが表題作の赫眼はそのままの話でした。 赫眼以外にもこれらのキーワードは何度も登場します。 特に「これを読んだ人のところに物の怪がくる」というのは小学生並みの非常に幼稚な手法で読者を馬鹿にしていると思います。 文章は上手で読んでいると怖がらせてもらえましたが最後で興醒めさせられました。 全体としては面白い短編が多いのに残念です。 | ||||
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「七人の鬼ごっこ」がそこそこ楽しめたんですが、そのレビュー拝見したらこの作品の方が怖いみたいな評価があったので読んでみました。 頭から二本読みましたが…正直怖くも何ともありませんでガッカリ。まさかの挫折。 活字とホラーは相性良いと思ってただけにショック。 普段はミステリーしか読まないのですが著者の東城幻哉シリーズのファンだから多少は期待したのですが。 怖さを感じないとこの手のストーリーは嘘臭いというかいかにも作り物みたいな世界・印象しか残さないので残念でした。 一本あたりの文量が少ないのが原因かもしれません。これを素材に中編とまでいかなくてもある程度分量があれば各々楽しめる話になれたのではないかと思います。 | ||||
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古き良き日本の怪談が元のようだが、 間に所謂、怪談話を真か嘘か解らぬ程の日本的恐怖で演出してあり 小説として成り立っている部分よりも体験談のような文体で描写された場面が多い為、好みは別れると思う。 私には怖さより作者の演出の怪奇さが気になったが・・・ | ||||
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表紙の女の子に魅かれて読んでみました。 色気のような妖気のような不思議なものを感じました。子供の頃に感じていた暗闇に対する恐怖を思い出しました。 20〜30ページ程で短くまとまってるいので、手軽に読み返せます。不思議な世界観に何度もひたりたくなりました。 | ||||
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表紙からしていやーな怖さが漂うが、収められた各篇もまた非常に禍々しく、ヤな雰囲気を放射する。各篇いずれも作者の実体験、あるいはこれまで作者が蒐集した"実話"に基づくお話の態で語られるのだが、各々その語りのスタイルこそ違えど、いずれも「憑かれる」あるいは「追いかけられる」といった恐怖の煽り方が巧妙で、紙面を通じて読み手は確実にそのヤな空気に取り巻かれる。 表題作の"赫眼"はその「憑いてくる」系の筆頭で、ラストでは不意打ち的にこちらも突き落とされる。そして以降でも「読み手が傍観者でいられない」禍々しき仕掛けが各所で発動するのだ。いわく、ここにはこんな因縁が、、、とか、実はこの人はもう、、、という、ある意味では非常にオーソドックスな怪談ネタでもあるはずなのに、この作者はそこへ至るまでの前フリがなんだか周到なまでにいやらしく緻密で、だから、その伝聞を装った語りのリアルさにどうしようもなく怖くなる。就寝前に読んで、ヘンな夢見ましたわ。オススメ | ||||
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変なオカルト小説読むと、必ず思ってしまう事があります。「何が出来て何が出来ないんだよ、ユーレイ(神、宇宙人、妖精、妖怪でも可)」そう思わせる程、作中の不思議な事謎の事、全部ユーレイのせいにしとけと言わんばかりのお手軽なオカルト小説があります。しかしこの表題作は面白かったです。いやあな感じが残って怖かった。短篇のせいもあるのか。これで「あの少女をやっつけよう!」と主人公達が奮起したり、逆に少女が「この世界を滅ぼすぞ!」とか言い出したらまあ面白いんだけど、また違うジャンルの話になるからなあ。 | ||||
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変なオカルト小説読むと、必ず思ってしまう事があります。 「何が出来て何が出来ないんだよ、ユーレイ(神、宇宙人、妖精、妖怪でも可)」 そう思わせる程、作中の不思議な事謎の事、全部ユーレイのせいにしとけと言わんばかりのお手軽なオカルト小説があります。 しかしこの表題作は面白かったです。いやあな感じが残って怖かった。 短篇のせいもあるのか。 これで「あの少女をやっつけよう!」と主人公達が奮起したり、 逆に少女が「この世界を滅ぼすぞ!」とか言い出したら まあ面白いんだけど、また違うジャンルの話になるからなあ。 | ||||
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何も前知識が無く、手に取った一冊。初の作家さんだと言う事もあり、最初は戸惑った。創作なのか、実話なのか?そういう観点から読むと、実に怖い。普段使うことの無い「禍々しい」と言う言葉が、ピッタリとくる。不気味というか、薄ら寒いというか…。田舎の町に語り告がれるような、怖いお話。これこそ、ホラーとも言うべき一冊。●赫眼●怪奇写真作家●見下ろす家●よなかのでんわ●灰蛾男の恐怖●後ろ小路の町屋●合わせ鏡の地獄●死を以て貴しと為す書き下ろしのショートショートを除くと、上記の8編が収録されておりどれも秀作です。中でも「合わせ鏡…」は、小さい頃 祖母の三面鏡で同じような遊びをした事を思い出して心底ゾッとさせられました。夜に一人きりで読むと、怖さが増幅しますよ。 | ||||
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何も前知識が無く、手に取った一冊。 初の作家さんだと言う事もあり、最初は戸惑った。 創作なのか、実話なのか? そういう観点から読むと、実に怖い。 普段使うことの無い「禍々しい」と言う言葉が、ピッタリとくる。 不気味というか、薄ら寒いというか…。 田舎の町に語り告がれるような、怖いお話。 これこそ、ホラーとも言うべき一冊。 ●赫眼 ●怪奇写真作家 ●見下ろす家 ●よなかのでんわ ●灰蛾男の恐怖 ●後ろ小路の町屋 ●合わせ鏡の地獄 ●死を以て貴しと為す 書き下ろしのショートショートを除くと、上記の8編が収録されており どれも秀作です。 中でも「合わせ鏡…」は、小さい頃 祖母の三面鏡で 同じような遊びをした事を思い出して 心底ゾッとさせられました。 夜に一人きりで読むと、怖さが増幅しますよ。 | ||||
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「全て創作だ」または「頭のオカシイ小説家の妄想だ」とでも思わないと怖くて読んでられない話も混ざってます。三津田さん視点の話はゾッとするのばかりだし…他の話にも不気味な要素が満載だし…怪異譚が好きな自分は大満足でした。短編集ですが、順番どおりに読む事をオススメします。そのほうが楽しめるようになってますので… | ||||
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